2012年10月14日日曜日
若手会社員、貯金は平均338万円 先行き不安反映か
転職サイト「DODA(デューダ)」などを展開する人材会社インテリジェンスが、22~34歳の会社員の貯金額を調べたところ、平均額は前年より18万円多い338万円で、調査開始から3年連続で増えた。
同社は「先行きに不安を抱え、意識的に貯金する人が増えている」と分析している。
3月にインターネットを通じて、全国5千人を調べた。
貯金額は「50万円未満」が23%で最も多く、「100万~200万円未満」が18%、「50万~100万円」が14%と半分以上が200万円未満。
一方、「500万~1千万円」が12%、「1千万円以上」が7%いて平均を引き上げた。
貯金額は年収に応じて多くなる傾向があったが、「年収800万~900万円未満」は、その上の年収層より多かった。
年収900万円以上では、使わなかったお金を貯金していると答えた人が多かったが、900万円未満では節約や運用で意識的に増やそうとしている人が多かったという。
2012年10月13日土曜日
欧州市場サマリー(12日)
1556GMT 11日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2946 1.2926
ドル/円<JPY=> 78.290 78.320
ユーロ/円<EURJPY=> 101.37 101.27
12日終値 前営業日終値
株 FT100 5793.32(‐36.43) 5829.75
クセトラDAX 7232.49(‐49.21) 7281.70
金 現物午後値決め 1766.75 1769.00
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.69 (+0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (+0.25) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.79 (+0.64) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 132.70 (+1.28) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.047 (0.045) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.497 (0.530) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.453 (1.495) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.287 (2.334) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルと円に対して若干上昇した。
ただ、スペインが実際に支援要請に踏み切るのか、踏み切るとしたらいつになるのか、不透明感が払しょくされていないことから、このところのレンジ内での動きにとどまった。
ドルは対円でやや上昇。
ソフトバンク<9984.T>が米携帯電話3位のスプリント・ネクステル<S.N>に出資することで協議を行っていることが明らかになったこと、前日発表の週間新規失業保険申請件数が大幅に減少したことなどがドルの押し上げ要因となった。
<株式> ロンドン株式市場は反落して終了した。
企業の業績懸念に加え、中国経済の失速懸念が重しとなった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は36.43ポイント(0.62%)安の5793.32で取引を終えた。
ハイテク素材メーカーのモルガン・クルーシブル<MGCR.L>は11%下落。
中国経済の減速と欧州需要の低迷を理由に通年業績が予想を下回る恐れがあるとし、人員削減策も発表したことが嫌気された。
業績懸念による売りはエンジニアリング関連株にも広がり、GKN<GKN.L>、IMI<IMI.L>、メルローズ<NYN.L>は2.4─3.3%安となった。
また、鉄鋼メーカーのエブラズ<EVRE.L>が需要低迷を理由にチェコの生産ラインを停止すると明らかにしたことで世界的な景気減速懸念が意識され、鉱山関連株にも売りが出た。
HSBCやクレディ・スイスが鉱山セクターの目標株価を引き下げたことも売り要因となった。
FT100種総合指数は6月初旬以降、約700ポイント上昇するなど大きく上げていたが、ユーロ圏債務危機に加え、企業業績や景気先行き見通しなどが重しとなり、過去4週間は変動幅が200ポイント程度にとどまる小動きとなっている。
SEBのテクニカル・ストラテジスト、アンダーズ・ソダーバーグ氏は、頭打ち状態は今も続いているとの見方を示し、「近いうちにある程度の下げがある」と予想。
「9月の高値を下回る水準で推移している限り、相場は下向くと見ている」と述べた。
欧州株式市場は反落。
ヘルスケアや必需品セクターに買いが入ったものの、景気をめぐる懸念から商品株が下落した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.47ポイント(0.50%)安の1093.33。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.99ポイント(0.72%)安の2469.09。
インジーニアス・アセット・マネジメントの首席ストラテジスト、ピーター・クラーク氏は「主要国中銀による先の行動は相場を支える見通しだが、根本的な問題解決にはならず、債務や経済成長をめぐる問題は長期間続くだろう」と話した。
石油大手<.SXEP>が引き続きアンダーパフォームし、資源株指数<.SXPP>は1%安となった。
クレディ・スイスは大手資源会社の1株利益予想を15─40%引き下げた。
ただ、今後半年で成長見通しは改善するとの見方を示した。
カザキミス<KAZ.L>は4.1%安、アングロ・アメリカン<AAL.L>は1.7%安。
PSAプジョー・シトロエン<PEUP.PA>は2.3%高。
米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>との欧州合弁を検討しているとの報道が材料視された。
半導体大手のSTマイクロエレクトロニクス<STM.PA>は分社化を検討しているとの報道を受けて一時17%超急伸。
その後、同社が報道を否定したことから上げ幅を削り、6.4%高で終了した。
<ユーロ圏債券> 域内17カ国の国債利回りがそろって低下した。
企業決算への不安感を背景に安全資産とされる独連邦債が買われる一方、欧州中央銀行(ECB)による国債買い入れ観測が追い風となり、スペイン国債利回りも低下した。
ただ商いは低調で、市場関係者はとりわけ財政不安国の国債の値動きを歪めている可能性があると指摘している。
独10年債利回りは4.6ベーシスポイント(bp)低下の1.463%。
利回りは過去2カ月間、1.3―1.7%のレンジで推移している。
独連邦債先物は57ティック上昇の141.72。
モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オズワルド氏は「企業決算の見通しが芳しくないため、独連邦債は株式投資家の受け皿になっている」と指摘した。
また危機対応をめぐる当局者の意見の対立により、安全資産の投資妙味が高まったとの見方も出ている。
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、急激な財政再建はかえって逆効果であり、南欧諸国の財政建て直しに一段の時間的猶予を与えるべきとの見解を示したが、ドイツは緊縮財政の手綱を緩めれば信認を損なうだけとしこれを批判した。
スペインの全面支援要請をめぐる不透明感から、域内の債券市場はこのところこう着状態にある。
モニュメント・セキュリティーズのオズワルド氏は「スペインは支援要請を急がない」ため、国債市場は今後も小動きとなる公算が大きいと見込んでいる。
スペイン10年債は13bp低下の5.65%。
ECBによるスペイン国債の買い入れ観測が支援しており、投資家は身動きが取りづらい状況にあるという。
あるトレーダーは「昨日はスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による格下げを受けて、スペイン国債をショートにしようとする動きが見られたが、この日は巻き戻しが出ているようだ」と述べた。
[東京 13日 ロイター]
NY株、あと続落〔米株式〕(12日午前)
【ニューヨーク時事】週末12日午前の米株式市場は、ウェルズ・ファーゴなど米金融大手の業績を嫌気した売りに押され、マイナス圏に沈んだ。
午前11時55分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比12.21ドル安の1万3314.18ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が4.58ポイント安の3044.83と続落している。
ウェルズ・ファーゴが発表した同期決算は、純利益が前年同期比21.8%増と、四半期ベースの過去最高を更新した。
しかし、総収入が予想に届かず、利ザヤも縮小したため、同社株は売り込まれた。
これを受けて、米金融大手の業績に不安が広がり、金融関連銘柄は全体的に売りが出ている。
2012年10月12日金曜日
反発〔ロンドン株式〕(11日)
【ロンドン時事】11日のロンドン株式市場の株価は、米新規失業保険申請件数が減少したことなどを好感して反発、FT100種平均株価指数は前日終値比53.04ポイント(0.92%)高の5829.75で終了した。
ハーグリーブス・ランズダウンの株式トレーディング部門責任者、リチャード・ハンター氏は、「反発したが何か大きいニュースの裏付けがあったわけではない」と指摘。
来週の米企業決算本格化が試金石になるとの見通しを示した。
個別銘柄では、石油大手BPは2.70ペンス高の438.75ペンス、金融大手バークレイズが10.65ペンス高の232.65ペンス。
製薬大手グラクソスミスクラインは8.50ペンス安の1427.50ペンス。
欧州市場サマリー(11日)
1348GMT 10日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2932 1.2874
ドル/円<JPY=> 78.530 78.170
ユーロ/円<EURJPY=> 101.56 100.63
<p />11日終値 前営業日終値
株 FT100 5829.75(+53.04) 5776.71
クセトラDAX 7281.70(+76.47) 7205.23
金 現物午後値決め 1769.00 1761.25
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.81 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.69 (+0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.69 (+0.11) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.46 (+0.23) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.88 (+0.28) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.045 (0.045) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.530 (0.526) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.495 (1.480) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.334 (2.317) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルや円に対して上昇した。
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事がギリシャやスペインなど危機に直面する欧州の国々は、財政赤字削減に向けてさらなる時間を与えられるべきとの考えを示したことを好感した。
円はドルに対しても下落した。
米新規失業保険週間申請件数が4年半ぶりの水準に減少したことや、日銀が円高対策に踏み切るとの観測が広がったことで売られた。
城島光力財務相はラガルド専務理事との会談で、一層の円高進行が日本経済の下振れリスクであり懸念していると伝えたことを明らかにしている。
<株式> ロンドン株式市場は4日ぶりに反発。
米新規失業保険申請件数の減少を受けて世界景気の回復期待が高まり、商品株や金融株が上昇を主導した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は53.04ポイント(0.92%)高の5829.75。
一時、1日以来の安値をつける場面もあったが、その後切り返した。
米指標で世界成長見通しへの懸念が和らぎ、銅価格が堅調に推移し、鉱山株<.FTNMX1770>が上昇した。
金属の最大消費国、中国が追加刺激策を講じるとの期待も追い風となった。
英高級ファッションブランドのバーバリー<BRBY.L>は、13.3%高で上げが目立った。
先月、業績見通しについて悲観的な見方を示したものの、第2・四半期(7─9月)の既存店売上高が1%増加したことなどから買われた。
投資家のリスク選好が強まり、景気循環の影響を受けにくいとされる製薬株や醸造株、公共事業株などが値を下げた。
欧州株式市場は反発して終了した。
米国の新規失業保険申請件数が約4年半ぶりの水準に減少したことに加え、スペインの格付けが引き下げられたことで同国が近く支援申請に踏み切るとの観測が高まったことが背景。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は8.77ポイント(0.80%)高の1098.80。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は30.54ポイント(1.24%)高の2487.08。
英バーバリー<BRBY.L>が売上高のトレンドについて前向きな見通しを示したことで、高級ブランド株に買いが入った。
バーバリーは13%、仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>は3.8%、スイスのリシュモン<CFR.VX>は4.5%、それぞれ上昇した。
格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が前日、スペインの格付けを「BBBプラス」から「BBBマイナス」に2段階引き下げたことで、スペインが支援申請に一歩近づいたとの見方が強まった。
これを反映し、イタリアがこの日実施した3年債入札では底堅い需要が見られた。
タレンス・ジェスションのファンドマネジャー、Alexandre Le Drogoff氏は、「景気の足取りは依然として重いが、欧州中央銀行(ECB)が用意した安全網は効果を発揮するとみている。
これは大きな安心感につながる」と述べた。
こうしたなかユーロ圏の銀行株が買われ、仏ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)<SOGN.PA>は4.9%、ウニクレディト<CRDI.MI>は3.9%、コメルツ銀行<CBKG.DE>は2.7%、それぞれ上昇した。
<ユーロ圏債券> 、スペイン国債利回りが一時上昇した後、終盤に入り低下した。
前日のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の格下げを受けて一時売られたものの、買い戻しが入った。
スペイン国債10年物利回りは4.4ベーシスポイント(bp)低下し5.78%。
一時5.96%まで上昇した。
同2年物利回りは5.3bp低下し3.27%。
一時3.58%となった。
S&Pは10日、スペインの格付けを「BBBプラス」から2段階引き下げ、投資適格等級の最低ランクである「BBBマイナス」とした。
格付け見通しは「ネガティブ」としている。
アナリストは、スペインが支援を要請すれば欧州中央銀行(ECB)が無制限の国債買い入れを実施するとみられていることから、投資家にとってはスペイン国債の売り持ちを維持するのは難しいとの見方を示した。
利回り上昇は買い戻す好機とみられたという。
トレーダーの1人は「米国の大口の買い手が市場を制している。
格下げを受けた序盤の売りで現在はショートスクイーズが出ている。
短期債が買われている」と話した。
ECBの新たな国債買い入れ措置は、この日実施されたイタリアの3年債入札も支援したとアナリストは指摘した。
イタリアが11日実施した3年債入札は、利回りが前回入札から若干上昇したものの、底堅い需要がみられ、目標レンジの上限である37億5000万ユーロを調達した。
流通市場のイタリア国債10年物利回りは5.03%に低下。
2年物利回りも低下し2.48%となった。
ドイツ連邦債先物は8ティック下落し141.15で清算した。
米国債の下落を受けて売り圧力が強まった。
[東京 12日 ロイター]
2012年10月11日木曜日
<NY株価>大幅続落 1カ月ぶり安値
【ワシントン平地修】10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、世界経済減速への懸念が高まっていることを背景に前日に続いて大幅に下落し、前日比128.56ドル安の1万3344.97ドルで終了した。
9月中旬以来約1カ月ぶりの安値水準。
ハイテク銘柄主体のナスダック総合指数の終値は、13.24ポイント安の3051.78。
国際通貨基金(IMF)による世界経済の景気見通し引き下げに続き、アルミ最大手、アルコアが今年7~9月期の決算で大幅赤字を計上し、世界のアルミ需要見通しを下方修正。
世界経済の減速が米企業の業績に与える影響が懸念され、素材やエネルギー関連株を中心に売りが広がった。
債務危機の余波が続く欧州の銀行が13年末までに2.8兆ドルの総資産を縮小する可能性があると報告したIMFの発表も市場の重しとなっている。
欧州市場サマリー(10日)
1344GMT 9日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2876 1.2884
ドル/円<JPY=> 78.300 78.230
ユーロ/円<EURJPY=> 100.85 100.80
<p />10日終値 前営業日終値
株 FT100 5776.71(‐33.54) 5810.25
クセトラDAX 7205.23(‐29.30) 7234.53
金 現物午後値決め 1761.25 1774.00
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.81 (+0.00) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.68 (+0.00) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.66 (+0.07) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.46 (+0.08) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.96 (+0.28) <FGBXZ2><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.045 (0.039) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.526 (0.531) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.480 (1.472) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.317 (2.319) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルに対してほぼ変わらずとなった。
債務を抱えるスペインがいつ財政支援を要請するのかが注目されている。
ドル指数<.DXY>は一時、9月11日以来約1カ月ぶりの高水準となる80.186をつけた。
<株式> ロンドン株式市場は続落した。
世界経済の成長をめぐる不安が広がった。
エアバスの親会社EADS<EAD.PA>と英防衛大手BAEシステムズ<BAES.L>の合併交渉決裂も重しとなった。
BAEは1.4%安となった。
これまでは米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が景気減速への対応策を表明して、市場を下支えしてきた。
しかし、投資心理の押し上げ効果は特にユーロ圏を中心に弱まっている。
国際通貨基金(IMF)は9日、世界金融システムへの信頼回復に向けて、欧州の政策決定者が一定の切迫感を持って取り組みを強化するよう求めた。
ガーディアン・ストックブローカーの株・デリバティブ(金融派生商品)取引担当者、アティフ・ラティフ氏は「リスクオンが続いた主因の一つが、(各国中銀による追加)国債買い入れだったことは間違いない」と分析。
その上で「さえない経済指標が出ており、短期的には相場に対して強気になれる理由が無い」と話した。
米アルミ大手アルコア<AA.N>は、中国の需要が弱含むとして、今年の世界アルミ消費見通しを引き下げた。
また米石油大手シェブロン<CVX.N>は、第3・四半期の利益が前四半期を「かなり下回る」との見通しを示した。
これらがロンドン市場で鉱山株<.FTNMX1770>や石油関連株<.FTNMX0530>の重しとなった。
欧州株式市場は3日続落。
米決算シーズンがさえないスタートとなったことを受け、欧州の企業決算に対しても弱気の見通しが広がった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.92ポイント(0.54%)安の1090.03。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は15.69ポイント(0.63%)安の2456.54。
エアバスの親会社EADS<EAD.PA>と英防衛大手BAEシステムズ<BAES.L>が合併交渉を打ち切ったことが大きな材料となり、EADSは5.3%上昇、BAEは1.4%下落した。
デンマークのオーディオ機器メーカー、バング&オルフセン<BO.CO>は商いを伴って3.8%下落。
高級品への需要後退が響き、四半期決算が予想を大幅に上回る赤字となったことを嫌気した。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)傘下キャピタルIQの欧州担当首席ストラテジスト、ロバート・クイン氏は「決算シーズンは大きく失望する結果になるだろう」と述べ、「マクロ経済要因が依然ネガティブで、政策面でも大きな弾みは期待できないことから、(最近の株価上昇が)反転する可能性もある」との見方を示した。
<ユーロ圏債券> スペインが全面支援要請に踏み切る時期をめぐる不透明感を背景に薄商いとなり、スペイン国債と独連邦債の利回りが小幅なレンジで推移した。
スペインをめぐる根強い不透明感から質への逃避が再び強まる中、ドイツがこの日実施した31億ユーロの5年債入札は堅調な需要を集めた。
ただ、スペインが全面支援を要請すれば、欧州中央銀行(ECB)が制限を設けない新たな債券買い入れに踏み切ることが予想されるため、投資家はスペイン国債やイタリア国債に売り圧力を掛ける動きにも消極的だ。
RBCキャピタル・マーケッツの欧州金利戦略部門責任者ピーター・シャフリク氏は「中期的には(スペインが)支援要請に踏み切り、ECBが利回り上昇を抑制するはず」とし、「(スペイン国債の)利回りが大きく上昇すれば買いのチャンスだ」との見方を示した。
スペイン10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の5.83%。
市場では、ラホイ首相の地元ガリシア州で21日に予定される地方選以降、政府が支援要請に踏み切る可能性が高まるとの見方も一部で出ている。
ある市場筋は「持久戦の状態で、少なくとも(10月下旬の)最初の地方選までは現在のレンジにとどまるだろう」と話した。
イタリア10年債利回りは5.11%で変わらず。
イタリア財務省は11日、最大60億ユーロの2015─25年償還債入札を実施する。
財務省の債務管理責任者は9日、今年の借入所要額が当初予定を上回ったことを明らかにしている。
10日に実施されたイタリア1年債入札は利回りが1.94%と、8月中旬以来の高水準となった。
ただ、6月中旬の入札で記録した4%弱の水準は大きく下回っている。
ドイツの5年債入札は応札倍率が2.2倍となり、今年の平均である1.9倍を上回った。
流通市場で5年物独連邦債利回りはほぼ横ばいの0.54%。
10年物利回りは2.2b上昇の1.50%となった。
独連邦債先物は15ティック安の141.23。
[東京 11日 ロイター]
NY株、3日続落=企業業績に警戒感〔米株式〕(10日)
【ニューヨーク時事】10日のニューヨーク株式相場は、アルミ最大手アルコアの決算発表を受けて企業業績に対する警戒感が高まり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比128.56ドル安の1万3344.97ドルと3営業日続落して終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同13.24ポイント安の3051.78と4日続落した。
3日続落〔ロンドン株式〕(10日)
【ロンドン時事】10日のロンドン株式市場の株価は、企業決算への懸念から売られ3日続落、FT100種平均株価指数は前日終値比33.54ポイント安の5776.71で引けた。
アルミ最大手アルコアが前日発表した2012年7~9月期決算は、純損失が1億4300万ドルとなり、2四半期連続の赤字となった。
これを受け、今後本格化する企業決算への警戒感が台頭。
さらに同社がアルミ需要予測を下方修正したことで非鉄金属市場でアルミが大幅安となり、当市場でも商品株の足を引っ張った。
もっともレドメイン・ベントリーのデービッド・バターズビー氏は、「平均株価指数の上値抵抗線が6000と目される中を適正水準で推移しており、私自身は引き続き強気な見方を持っている」と述べた。
個別銘柄では、欧州航空・防衛大手EADSとの合併交渉打ち切りを発表した英同業のBAEシステムズが4.50ペンス安の320.90ペンス。
資源大手リオ・ティントも29.00ペンス安の3001.00ペンス、石油大手BPも1.55ペンス安の436.05ペンスと売られた。
半面、銀行大手バークレイズは0.45ペンス高の222.00ペンスとしっかり。
NY株、続落〔米株式〕(10日午前)
【ニューヨーク時事】10日午前の米株式市場は、米企業決算への警戒感や根強い欧州債務問題を背景に続落している。
午前10時20分現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比38.31ドル安の1万3435.22ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が1.03ポイント安の3063.99。
アルミ最大手のアルコアが前日発表した2012年7~9月期の純損益は1億4300万ドルと2四半期連続の赤字となった。
特殊要因を除けば1株当たりの損益は0.03ドルの黒字で、市場予想(ロイター調べ)の0.00ドルを上回ったが、同社は業績の先行きに慎重な見方を示した。
同社は米産業界の動向を代表する企業とみなされているため、今後の米企業決算発表への警戒感が強まり、米株価は軟調に推移している。
また、ギリシャやスペインの先行き不透明感を背景に欧州株価が軟調に推移していることも米株価の圧迫材料。
さらに米連邦準備制度理事会(FRB)が午後に発表する地区連銀景況報告(ベージュブック)を控え、市場の様子見姿勢も強い。
個別銘柄では、アルコア(3.18%安)のほかキャタピラーも(1.75%安)など景気敏感銘柄の下げが目立つ。
業績見通しを下方修正したシェブロンは3.08%安となっている。
一方で、「ケンタッキー・フライド・チキン」などを展開するヤム・ブランズは好調な決算を受け、6.93%高。
マクドナルド(1.15%高)やウォールマート(1.75%高)も堅調。
2012年10月10日水曜日
欧州市場サマリー(9日)
1343GMT 8日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2918 1.2969
ドル/円<JPY=> 78.310 78.320
ユーロ/円<EURJPY=> 101.16 101.58
<p />9日終値 前営業日終値
株 FT100 5810.25(‐31.49) 5841.74
クセトラDAX 7234.53(‐56.68) 7291.21
金 現物午後値決め 1774.00 1773.50
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.81 (+0.00) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.69 (+0.01) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.61 (+0.00) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.44 (+0.05) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.74 (‐0.04) <FGBXZ2><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.039 (0.044) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.531 (0.541) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.472 (1.476) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.319 (2.322) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルや円に対して下落した。
スペインやギリシャを取り巻く不透明感や、国際通貨基金(IMF)が世界経済成長見通しを下方修正したことを嫌気した。
一方、EBSによると、ユーロはスイスフランに対して、3週間ぶりの高値となる1ユーロ=1.21435スイスフランをつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は、続落した。
欧州債務問題への警戒感や、さえない世界景気指標が企業決算シーズンの悪い前兆になるとの懸念が広がった。
8月の英製造業生産指数は前月比で予想以上の落ち込みとなったほか、輸出も大きく減少、国内外の景気悪化を示した。
また、国際通貨基金(IMF)は2012年の英国の経済成長率予測を下方修正した。
世界的な景気減速に伴うものとしている。
こうした背景から、米アルミ大手アルコア<AA.N>や、ケンタッキーフライドチキン(KFC)などを運営する米ファストフード大手のヤム・ブランズ<YUM.N>を皮切りに始まる第3・四半期決算シーズンへの懸念が強まった。
BTIGの欧州株戦略部門の責任者、ニック・サンダース氏は「決算シーズンへの慎重な見方が広がっている」と指摘。
「今夜になれば、相場の方向感がつかめるだろう。
アルコア(決算)からは英鉱山各社の動向が分かり、ヤム(の決算)は中国の成長を見る上で非常に興味深いものとなるだろう」と話した。
スペインが、欧州中央銀行(ECB)が国債買い入れを始めるのに必要な正式な財政支援要請に踏み込まないことから、同国の国債利回りは小幅上昇、ユーロ圏を取り巻く懸念が引き続き根強い。
欧州株式市場は薄商いのなか続落して終了した。
国際通貨基金(IMF)による世界経済成長見通しの引き下げや米決算シーズンを控えた警戒感を背景に、幅広い銘柄に売りが広がった。
米決算は、この日引け後に予定されているアルミ大手アルコア<AA.N>を皮切りに本格化する。
デンマークの海運・石油大手APモラー・マースク<MAERSKb.CO>は商いを伴って2.1%下落。
同社は世界的な景気減速や過剰能力を理由に、コンテナ輸送業界へのエクスポージャーを減らす方針を明らかにした。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.07ポイント(0.46%)安の1095.95。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は23.86ポイント(0.96%)安の2472.23。
スペインが全面支援の要請を渋っていることで、ユーロ債務危機をめぐる懸念が引き続き地合いを圧迫している。
スペイン10年債利回りはこの日上昇し、同国の主要株価指数IBEX <.IBEX>は1.9%値を下げた。
景気敏感株の中でも資源株<.SXPP>は1%上昇し、全体のトレンドに逆行した。
リオ・ティント<RIO.L>が向こう数年の銅生産について、堅調な伸びを予想したことが追い風となった。
中国人民銀行がこの日、2650億元(約421億5000万ドル)の資金を金融市場に供給したことに加え、中国当局が大規模なインフラ投資を行うとの観測も支援した。
リオ・ティントは1.5%高となった。
<ユーロ圏債券> スペインの国債利回りが上昇。
同国政府が全面支援の要請を踏みとどまる中、債務問題の早期解決に対する期待が後退した。
国際通貨基金(IMF)はこの日発表した各国の財政状況に関する報告で、スペインは2012年と13年の財政赤字目標を達成できず、13年には債務が対国内総生産(GDP)比90%超に跳ね上がるとの見通しを示した。
一方、ユーロ圏財務相は8日の会合で、スペインは経済改革を実施するとともに金融市場で順調に資金を調達しているとして、現時点で財政支援を必要としていないとの見解を示した。
投資家はスペインがいずれ支援要請に追い込まれると予想しており、欧州中央銀行(ECB)による債券購入プログラム(OMT)の開始を見込んで既に同国債に買いを入れている。
しかし、スペインが近いうちに支援を要請する構えを見せない中、独連邦債とスペイン国債は現在の水準近辺での推移がしばらく続く見通しだ。
9日の取引でスペイン10年債利回りは10ベーシスポイント(bp)上昇し、5.83%となった。
7月につけた7.8%の水準は大きく下回っているものの、OMTへの警戒感からスペイン国債に売り圧力を掛ける向きも少なく、小幅な動きにとどまっている。
独連邦債先物も10ティック高の141.49と、上値の重い展開となった。
アナリストによると、独連邦債はここ1週間、比較的安定したレンジで推移しており、10日に実施される5年債入札ではこれが需要を支える可能性がある。
最近の独連邦債入札では、流通市場での不安定な値動きが新発債への需要を圧迫していた。
総額180億ユーロ規模の償還とクーポン支払いも入札の支援材料になるとみられている。
[東京 10日 ロイター]
日経平均終値、2カ月ぶりに8600円割れ
10日の東京株式市場は、日経平均株価が8600円を下回り、前日終値よりも173円36銭(1.98%)安い8596円23銭で取引を終えた。
終値が8500円台をつけたのは8月3日以来、約2カ月ぶり。
東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同10.84ポイント(1.49%)低い716.84。
出来高は15億9千万株だった。
NY株、続落=IT関連株に売り〔米株式〕(9日)
【ニューヨーク時事】9日のニューヨーク株式相場は、世界的な景気減速などを背景とした業績への懸念からIT関連株を中心に売られ、続落した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比110.20ドル安の1万3473.45ドルで終わった。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同47.33ポイント安の3065.02で終了した。
NY株、小幅続落〔米株式〕(9日午前)
【ニューヨーク時事】9日午前のニューヨーク株式市場は、世界的な景気先行き不安が続く中、小幅続落した。
午前10時10分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比9.56ドル安の1万3574.09ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は20.54ポイント安の3091.81。
前日に売り優勢地合いとなった米株相場は、この日も小安く寄り付いた。
国際通貨基金(IMF)はこの日、欧州経済をめぐる不透明感から2012年の世界経済の成長見通しを下方修正した。
加えて、ルクセンブルクで開かれた欧州連合(EU)ユーロ圏財務相会合では、ギリシャの緊縮策などが協議されたものの、焦点となっているスペインの支援要請は無く、市場の先行き不安があおられた。
この日は主要米経済指標の発表もなく、これらの材料が重しとなった。
個別銘柄では、インテルが、投資判断の引き下げを材料に売り込まれた。
その他マイクロソフト、オラクル、アップルなども安く、ハイテク関連銘柄の下げが目立つ。
一方、アルコアやフリーポート・マクモラン、ユナイテッド・ステーツ・スチール(USスチール)など素材系がしっかり。
2012年10月9日火曜日
NYダウ、下落 利益確定売りが強まる
8日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均が4営業日ぶりに下落した。
前週末比26.50ドル(0.19%)安い1万3583.65ドルで取引を終えた。
ダウ平均は、前週末に4年10カ月ぶりの高値水準を回復しており、利益を確定しようとする売り注文が優勢だった。
今週から米主要企業の四半期決算発表が本格的に始まるため、その内容を見極めようと積極的な売買は控えられた。
ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数も、前週末比23.84ポイント(0.76%)低い3112.35だった。
株式時価総額が大きい米アップル株が前週末より2%超値下がりし、指数を押し下げた。
(ニューヨーク=畑中徹)
2012年10月8日月曜日
ダウ、反落=ナスダックも続落〔米株式〕(8日朝)
【ニューヨーク時事】週明け8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、午前9時35分現在は前週末終値比44.46ドル安の1万3565.69ドルで推移している。
ハイテク株が多く取引されているナスダック総合指数は同時刻現在23.13ポイント安の3113.06。
円、78円台前半〔ロンドン外為〕(8日正午)
【ロンドン時事】週明け8日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、特段の材料が見当たらない中を強含み、1ドル=78円台前半となった。
正午現在では、78円15~25銭と前週末午後4時(78円65~75銭)比50銭の円高・ドル安。
東京市場が体育の日、米市場もコロンブスデーで休場となり、市場は全般に薄商い。
アジア株や欧州株の軟調を眺め、比較的安全な資産の逃避先とされる円が買われたもようだ。
また前週末、円が対ドルで売られた巻き戻しが出たとの見方もあった。
ユーロはユーロ圏財務相会合を控えて弱含み。
「ユーロは対円での下落主導で、対ドルでも下げた」(邦銀筋)との声も聞かれた。
正午現在、対円では1ユーロ=101円20~30銭(前週末午後4時は102円75~85銭)、対ドルでは同1.2945~2955ドル(1.3055~3065ドル)。
他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.6045~6055ドル(1.6190~6200ドル)、スイス・フランは1ドル=0.9345~9355フラン(0.9280~9290フラン)。
円、78円台前半〔ロンドン外為〕(8日午前9時)
【ロンドン時事】週明け8日朝のロンドン外国為替市場の円相場は、ユーロがじり安となる中をやや強含み、1ドル=78円台前半となっている。
午前9時現在では、78円30~40銭と前週末午後4時(78円65~75銭)比35銭の円高・ドル安。
ユーロはユーロ圏財務相会合を控えて弱含み。
対円では1ユーロ=101円55~65銭(前週末午後4時は102円75~85銭)、対ドルでは同1.2970~2980ドル(1.3055~3065ドル)。
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