週明け25日の東京金融市場は、欧州連合(EU)のユーロ圏諸国がキプロス支援で合意したことを受け、円安・株高が進んだ。
キプロスの財政破綻や、欧州中央銀行(ECB)からの資金繰り支援のストップ、ユーロ圏からの離脱といった「最悪のシナリオ」がひとまず回避され、投資家に安心感が広がった。
キプロス支援合意が明らかになったのを受け、25日の外国為替市場では安全通貨とされる円を売って、ユーロやドルを買い戻す動きが活発化。
午後5時時点の円相場は、ユーロに対して前週末比93銭円安・ユーロ高の1ユーロ=122円94~98銭、対ドルでは2銭円安・ドル高の1ドル=94円60~61銭。
円安傾向を好感し、東京株式市場では幅広い銘柄に買い注文が集まった。
日経平均株価は、前週末比207円93銭高の1万2546円46銭と大幅高で取引を終えた。
ユーロ買い戻しと株高の背景には、キプロス問題が深刻化しても、財政不安の連想からスペインやイタリアの金利が急騰(国債価格は急落)しなかったことがある。
キプロスの国内総生産(GDP)が、ユーロ圏全体の0.2%に過ぎない「小国」であることに加え、「最終的にEUはキプロスを見捨てないという安心感があった」(第一生命経済研究所の田中理(おさむ)主席エコノミスト)ためだ。
ただ、金融支援合意後も、キプロスでの預金流出と一層の金融機関の経営悪化の懸念は消えておらず、いつまでもユーロ圏が支援し続けられる保証はない。
イタリアなどの政治混乱は続いており、財政健全化の道筋がはっきりしたわけでもない。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作シニア為替・債券ストラテジストは「一段とユーロ買いが進む状況にはない」と指摘。
欧州危機再燃への警戒感は依然、根強い。
【浜中慎哉】
キプロスの財政破綻や、欧州中央銀行(ECB)からの資金繰り支援のストップ、ユーロ圏からの離脱といった「最悪のシナリオ」がひとまず回避され、投資家に安心感が広がった。
キプロス支援合意が明らかになったのを受け、25日の外国為替市場では安全通貨とされる円を売って、ユーロやドルを買い戻す動きが活発化。
午後5時時点の円相場は、ユーロに対して前週末比93銭円安・ユーロ高の1ユーロ=122円94~98銭、対ドルでは2銭円安・ドル高の1ドル=94円60~61銭。
円安傾向を好感し、東京株式市場では幅広い銘柄に買い注文が集まった。
日経平均株価は、前週末比207円93銭高の1万2546円46銭と大幅高で取引を終えた。
ユーロ買い戻しと株高の背景には、キプロス問題が深刻化しても、財政不安の連想からスペインやイタリアの金利が急騰(国債価格は急落)しなかったことがある。
キプロスの国内総生産(GDP)が、ユーロ圏全体の0.2%に過ぎない「小国」であることに加え、「最終的にEUはキプロスを見捨てないという安心感があった」(第一生命経済研究所の田中理(おさむ)主席エコノミスト)ためだ。
ただ、金融支援合意後も、キプロスでの預金流出と一層の金融機関の経営悪化の懸念は消えておらず、いつまでもユーロ圏が支援し続けられる保証はない。
イタリアなどの政治混乱は続いており、財政健全化の道筋がはっきりしたわけでもない。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作シニア為替・債券ストラテジストは「一段とユーロ買いが進む状況にはない」と指摘。
欧州危機再燃への警戒感は依然、根強い。
【浜中慎哉】
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