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2013年5月2日木曜日

証券ディーラー「プロの視点」(5/2)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■米国株安を嫌気した売りに押された本日の株式相場ですが、売買代金上位ではディーリング対象の短期売買が目立ち、大型連休後半直前で手掛けにくい中核銘柄からの資金シフトを誘う格好。
前営業日開示の決算材料株の売買対象が限られたこともディーリング対象の支援材料となったのではないでしょうか。

日経平均株価は続落。
前営業日に攻防の見られた節目13800円を下抜いたことで、手仕舞い売りを集めて水準を切り下げてきました。
ただ、大引け前に下げ渋った辺りは前営業日同様に節目13700円に対する意識も確認できます。

もう一方の株価指数でもあるTOPIXも続落しましたが、日経平均株価と同じく場中推移は1150ポイントの節目攻防が確認される格好。
前営業日にも記していたように、株価指数の節目意識には金融当局のETF購入、各国中銀による金融緩和政策の効果もあり、本日の調整には前営業日同様に下値を売り込むよりもポジション調整の意味合いが強いのではないでしょうか。

さて、前営業日配信版では「買い手控え、手仕舞い優位の地合い 決算材料株狙いで」と題していました。

外部要因軟化とともに株価指数は水準を切り下げてきましたが、昨日にも「明日の立ち上がりは、FOMC声明や経済指標発表を確認した今晩の米国市場、為替相場の反応が影響。
その後はまだまだ重要海外イベントの控える週末四連休に備える動きも見られていくのではないでしょうか」とも記していたように、事前より本日の調整可能性に備えていた方も多かったのではないでしょうか。

やはり目先でも海外時間帯で利下げ観測の高まっているECB理事会があり、明日の米国では重要指標・米雇用統計の発表が控える状況。
昨晩発表のADP雇用統計が振るわなかったこともあり、米雇用統計前に買い手控え、手仕舞い優位となるのは致し方ないところ。
もちろん国内では週末4連休となるだけに、休場期間中の外部要因軟化に備えた動きとも言えます。

一方、連休の谷間という特殊な需給環境から、物色対象としては保有期間を短くする「短期ディーリング」の優位性を挙げ、すでに材料性が表面化している決算銘柄を対象としたトレードスタンスを紹介していました。

前営業日引け後に決算開示を行い、内容を踏まえて前営業日インターネット会員A情報で買い推奨したシミックホールディングス<2309>がわずか1営業日で目標株価を達成しましたが、始値2,166円から高値2,490円まで15%近い上昇率となり、東証1部の値上がり率5位、寄り付きからの値上がり率は2位となるなど人気化を捉えています。
引き続き開示情報など具体的な手掛かりのある材料株を物色対象とするスタンスに変更はありません。

大型連休の後半では、休場期間中の外部要因の変化を確認しつつ、過去の大型連休中に見られた波乱発生を警戒しながら、決算絡みの材料株を短期視点で手掛けていきましょう。
ちょうど時間の余裕も生まれますし、休場中は新たな取引手法を学ぶ機会に充てても良いかもしれません。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は反落。
軟調な雇用指標が嫌気されたほか、FOMC声明も大方の想定通りに金融緩和方針の維持にとどまり、見切り売りに押されています。

4月の米ADP雇用統計では、米民間部門の雇用者数が前月比で11万9000人の増加にとどまり、市場予想の15万人の増加を下回ったほか、増加幅も昨年9月以降で最小の内容に。
前月も速報の15万8000人増から13万1000人増に下方修正されるなど、軟調な雇用指標を嫌気した売りに押されました。

また、4月のISM製造業総合景況指数は50.7ポイントとなり、市場予想の50..5ポイントを上回るも前月の51.3ポイントから低下。
午後に伝わった米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明も毎月850億ドルの債券購入を継続していく方針を伝えるのみにとどまり、市場予想通りの内容で見切り売りも出ています。

ダウ平均株価は、前営業日比138.85ドル安の14,700.95ドル。
ナスダック総合指数は29.66ポイント安の3,299.13ポイントで取引を終えました。

為替相場では、軟調な経済指標や金融緩和継続でドルが軟調。
株安でユーロ、豪ドルも軟化しており、東京時間帯早朝では、1ドル97円台前半、1ユーロ128円台前半の水準で取引されています。

東京株式市場では、米国市場の下落に為替相場での円高推移を嫌気した売りが先行。
日経平均株価は13727円の続落スタートに。

寄り付き後は、日経平均株価で前営業日に攻防の見られた節目13800円を下抜いてきたことから、ひとまずは下値模索の動きに。
リバウンド期待の買いも海外イベント、大型連休後半の週末四連休を控えて鈍く、手仕舞いや戻り売りに押されました。

後場からも手仕舞い売りで日経平均株価が日中安値を形成するなど、連休後半に備える動きに。
ただ、前営業日に節目13800円攻防が見られたように、節目13700円割れからは下げ渋っています。

日経平均株価終値は、105.31円安の13,694.04円。
東証1部の売買代金は概算で2兆1791億円。
東証1部の売買高は概算で27億3675万株。
値上がり銘柄は728(42%)に対し値下がりは869(50%)、変わらずは113(6%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■指数大幅続落でトヨタ<7203>、日産自動車<7201>、東芝<6502>、コマツ<6301>の国際優良株が安く、米金融緩和策継続で三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>のメガバンクは底堅く推移するも証券業の大和証券<8601>、SBIホールディングス<8473>は振るわず、株価指数を押し下げています。

海外イベント、大型連休前で全体観を傾け難いなか、需給妙味に着目したディーリング物色が再燃。
ジャスダック所属のガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が全市場の売買代金最上位となるなど、短期資金が集中しました。

値動きの軽い東京電力<9501>、バイオ関連の報道が伝わったタカラバイオ<4974>も上位を占めたほか、追加融資報道のシャープ<6753>、増額人気のコロプラ<3668>なども活発な商いとなっています。

セクターでは、東京電力<9501>、電源開発<9513>の電気ガス、日本航空<9201>の空運、武田薬品<4502>、大塚ホールディングス<4578>の医薬品などが業種別株価指数騰落の値上がり上位に並びました。

一方、新日鉄住金<5401>、JFEホールディングス<5411>の鉄鋼、王子ホールディングス<3861>、日本製紙<3863>の紙パルプ、オリックス<8591>、クレディセゾン<8253>のその他金融が値下がり上位となっています。

ブリヂストン<5108>、横浜ゴム<5101>のゴム製品、三井倉庫<9302>、住友倉庫<9303>の倉庫運輸、コマツ<6301>、日立建機<6305>の機械株も軟調でした。

個別では、決算銘柄の島精機製作所<6222>、シミックホールディングス<2309>、目標株価引き上げのパル<2726>などが物色されています。

新興市場では、全市場の売買代金上位に入っていたガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、タカラバイオ<4974>、コロプラ<3668>が前営業日の調整をこなして活況高。
軽量級の地盤ネット<6072>、オルトプラス<3672>、バイオ関連のメドレックス<4586>、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>なども人気化しました。

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