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2012年10月20日土曜日

NYダウ、200ドル超下落 米企業業績への懸念高まる


【ニューヨーク=畑中徹】19日のニューヨーク株式市場は、米企業業績への懸念が高まり、大企業で構成するダウ工業株平均は急落した。

終値は、前日より205.43ドル(1.52%)安い1万3343.51ドル。

終値としての下落幅は今年4番目の大きさだった。

マクドナルドやゼネラル・エレクトリック(GE)、マイクロソフトなど主要企業の今年7~9月期決算で、市場の予想を下回る内容が相次いだ。

米景気の先行きに不安が広がり、幅広い銘柄に対し売り注文が集まった。

取引時間中での下げ幅は、一時236ドルまで拡大した。

ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数も、大幅に下落した。

終値は、前日より67.25ポイント(2.19%)低い3005.62と、8月上旬以来、約2カ月半ぶりの安値水準となった。

取引時間中には3000.27まで下がり、3000の大台割れ寸前だった。

米グーグルなどが前日発表した7~9月期決算が低調で、IT関連の株式が売られやすかった。



<NY株>終値205ドル安 企業業績の先行き懸念


【ワシントン平地修】週末19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米企業業績の先行き懸念が広がったことで急落し、前日終値比205.43ドル安の1万3343.51ドルで取引を終えた。


下げ幅は今年4番目の大きさで、終値で1週間ぶりの安値水準。

ハイテク銘柄主体のナスダック総合指数も、67.25ポイント安の3005.62で終了した。

ナスダック指数は8月上旬以来、約2カ月半ぶりの安値水準。

この日はロンドンやフランクフルトなど欧州の株式市場も軒並み下げた。

18日夕発表されたマイクロソフトの12年7~9月期決算が減収減益だったほか、19日もマクドナルドが減益と市場予想を下回った。

米インターネット検索大手グーグルも前年より減益となり、米経済のけん引役だったハイテク分野が伸び悩んでいるとの見方が広がり、売りが加速した。



NYダウ、200ドル超下落 米企業業績への不安高まる


【ニューヨーク=畑中徹】19日のニューヨーク株式市場は、米企業業績への不安が大きく高まり、大企業で構成するダウ工業株平均は大幅な下落だった。

終値は、前日より205.43ドル(1.52%)安い1万3343.51ドルで取引を終えた。

ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数も、大きく下落。

終値は、前日より67.25ポイント(2.19%)低い3005.62と、2%以上の値下がりで、3千の大台割れ寸前となった。

25年前の10月19日は、ニューヨーク株式市場の株価が大暴落した「ブラックマンデー」だった。



NY株続落、一時181ドル安=米企業決算に失望〔米株式〕(19日午後0時半)


【ニューヨーク時事】週末19日の米株式市場は、低調な米企業の決算を嫌気し、続落している。

優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時前日終値比181ドル安まで下落。

午後0時半現在、175.73ドル安の1万3373.21ドルで推移している。

ハイテク株中心のナスダック総合指数が62.35ポイント安の3010.52。

米ファストフード大手マクドナルドが朝発表した2012年7~9月期決算は、純利益が前年同月比3%減の14億5500万ドルとなった。

また、米マイクロソフト(MS)が前日発表した同期決算の純利益は22.2%減の44億6600万ドルで、いずれも市場予想を下回った。

米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の同期決算も売り上げの伸びがいまひとつで、米株価は安寄り後下げ幅を拡大した。

米不動産業者協会(NAR)が発表した9月の中古住宅販売件数は前月比1.7%減の475万戸と市場予想(ロイター調べ)通りの結果で、市場の反応は限定的。



NY株続落、一時105ドル安=米企業決算に失望〔米株式〕(19日午前)


【ニューヨーク時事】週末19日午前の米株式市場は、低調な米企業の決算や軟調な欧州株価を受け、続落している。

優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時前日終値比105ドル安まで下落。

午前10時15分現在、101.74ドル安の1万3447.20ドルで推移している。

ハイテク株中心のナスダック総合指数が23.56ポイント安の3049.31。

米ファストフード大手マクドナルドが朝発表した2012年7~9月期決算は、純利益が前年同月比3%減の14億5500万ドルとなった。

また、米マイクロソフト(MS)が前日発表した同期決算の純利益は22.2%減の44億6600万ドルで、いずれも市場予想を下回った。

米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の同期決算も売り上げの伸びがいまひとつで、米株価は失望売りが先行している。

2日間の日程で行われた欧州連合(EU)首脳会議は、ユーロ圏諸国の銀行監督一元化を来年1月から導入することで合意したものの、ギリシャやスペインなどの救済案に関して目立った進展がなかった。


これを受け、欧州株価が軟調に推移していることも、米株価の下押し材料となっている。

米不動産業者協会(NAR)が発表した9月の中古住宅販売件数は前月比1.7%減の475万戸と市場予想(ロイター調べ)通りの結果で、市場の反応は限定的。

個別銘柄では、ダウ銘柄はほぼ全面安。

マイクロソフト(1.93%安)やインテル(0.58%安)、ヒューレット・パッカード(1.76%安)などIT関連株の下げが目立つ。

人員削減を発表したアドバンスト・マイクロ・ディバイシズも、7.25%安。

マクドナルド(3.16%安)やGE(2.90%安)も軟調。



2012年10月19日金曜日

<東証>一時9000円台回復 円安傾向を好感


19日午前の東京株式市場は、世界経済の回復期待や日銀の追加金融緩和観測を背景とした円安傾向を好感した買いが優勢となり、日経平均株価が一時、前日終値比34円04銭高の9016円90銭まで上昇した。


9000円台の大台を回復するのは、取引時間中では9月25日以来、約3週間ぶり。

ただ、その後は利益を確定するための売りも出て、8900円台半ばに反落している。

米国で景気の最大の足かせとなってきた住宅市場の底打ち観測が台頭。

最近の経済指標が改善していることもあり、米景気の回復期待が高まったほか、スペインの10年物国債の利回りが低位安定するなど欧州債務危機への懸念も和らぎ、世界的に投資家の間でリスク資産を買い戻す動きが強まっている。


さらに、19日の東京市場では「日銀が30日の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切る」との観測が拡大。

円相場が1ドル=79円台前半と円安水準で推移していることを材料に、自動車や電機など輸出関連銘柄を中心に買いが優勢となった。

【浜中慎哉】

65歳まで働ける会社、過去最高の割合に 厚労省調べ


厚生労働省は18日、希望すれば65歳まで働ける企業が今年6月1日時点で48.8%あったと発表した。

前年より0.9ポイント増え、過去最高だった。

従業員が31人以上いる約14万社について調べた。

65歳まで働ける企業を規模別にみると、従業員300人以下の中小企業は51.7%と過半数だったが、301人以上の大企業は24.3%だった。

中小企業は若年者の採用が少なく、年齢による賃金の差が小さいためだとみられる。



グーグル決算フライング発表 予想下回りNYダウ下落


【ニューヨーク=畑中徹】18日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均は4営業日ぶりに値下がりした。

終値は、前日より8.06ドル(0.06%)安い1万3548.94ドルで取引を終えた。

ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数は、前日より31.25ポイント(1.01%)低い3072.87だった。

取引終了後に発表される予定だった米グーグルの決算が、誤って取引時間中に開示され、市場予想を下回っていたことから大幅に下落した。



NY株、4日ぶり反落=グーグル決算を嫌気〔米株式〕(18日)


【ニューヨーク時事】18日のニューヨーク株式相場は、インターネット検索最大手グーグルの決算が取引時間中に誤って開示されたことをきっかけに売りが優勢となり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比8.06ドル安の1万3548.94ドルと4営業日ぶりに反落した。


ハイテク株中心のナスダック総合指数は同31.25ポイント安の3072.87だった。



欧州市場サマリー(18日)


1249GMT 17日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.3100 1.3117

ドル/円<JPY=> 79.250 78.920

ユーロ/円<EURJPY=> 103.83 103.53

<p />18日終値 前営業日終値

株 FT100 5917.05(+6.14) 5910.91

クセトラDAX 7437.23(+42.68) 7394.55

<p />金 現物午後値決め 1743.00 1749.00

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (+0.01) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.55 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 124.96 (‐0.05) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 139.81 (+0.06) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 128.80 (+0.34) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.108 (0.104) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.642 (0.650) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.631 (1.641) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.472 (2.491) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロが対ドルで下落。

スペインの実施した国債入札が非常に好調だったものの、米新規失業保険申請件数が予想を上回る増加となり、米雇用市場をめぐる不透明感が強まった。

ユーロは対円では上昇している。

ユーロ/円はスペイン入札を受け、一時5月初旬以来の高値となる104.07円に上昇した。

この日スペインが実施した3―10年債入札で利回りが軒並み低下し、発行額も目標を上回ったことがユーロを支援した。

ニューヨーク市場の取引開始後に発表された新規失業保険申請件数は、38万8000件と前週の34万2000件から増加し、予想の36万5000件を上回った。

<株式> ロンドン株式市場は続伸し7カ月ぶり高値で引けた。

中国の国内総生産(GDP)統計を受けた景気見通しの改善で鉱山株が上昇した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は6.14ポイント(0.10%)高の 5917.05と、3月19日以来の高値で終了した。

この日発表された中国の第3・四半期国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比7.4%と、鈍化はしたものの依然堅調な数字となった。

同時に発表された9月の鉱工業生産と小売売上高も予想を上回った。

この日の経済指標は総じて中国経済が最悪期を脱し第4・四半期に回復することを示した。

鉱山株ではカザキミス<KAZ.L>は2.7%高となった。

リオ・ティント<RIO.L>も 2.4%高。

ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ<ENRC.L>は2.2%値上がりした。

自動車・航空機部品製造のGKN<GKN.L>は3.4%高。

買収観測のほか、最近売り込 まれていたことから安値拾いの買いが入った。

リスク資産が買われる一方、たばこや醸造メーカーなどディフェンシブ銘柄が売られた。

銀行株<.FTNMX8350>も弱かった。

バークレイズ<BARC.L>が、支払保障保険(PPI)を誤って販売した顧客への補償金をカバーするための引当金をさらに7億ポンド(11億3000万ドル)積み増したと明らかにしたことが重しとなった。


バークレイズは1.5%安。

ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は0.6%安。

欧州株式市場は4日続伸した。

スペインが近く支援要請に踏み切り、ユーロ圏危機 をめぐる緊張が引き続き和らぐとの観測が広がった。

たださえない企業決算が上値を抑えた。

スイスの食品大手ネスレ<NESN.VX>は1.7%下落。

1─9月期の売上高の伸びが市場 予想を下回ったことが嫌気された。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.94ポイント(0.17%)高の1120.56。

9月半ばにつけた1年2カ月ぶり高値の1122.76に迫った。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.36ポイント(0.17%)高の 2574.19。

週間では昨年12月初め以来の高値水準となる勢いだ。

欧州中央銀行(ECB)の新たな国債買い取りプログラムで、域内債務危機の解決に向けて前進するとの期待から同指数は7月終わりから20%上昇している。

スイス・ライフ・プライベート・バンクの株式部門責任者、ザビール・レスピナス氏は「短期金融市場や債券から得られる運用益は低く、株式が魅力的に映る。

金融市場や債券への投資規模は大きく、少ない資金が株式に回るだけでも、株式には大きな追い風となる」と話した。

DJユーロSTOXX50種指数の平均配当利回りは3.7%で、ドイツ10年債利回りの約1.6%を大きく上回る。

アルテディア・インベストメント・コンサルティング(パリ)のアナリスト、フィリッペ・デ・バンディエール氏も同意見だ。

その上で「問題は前向きな材料が無くなってきており、欧州のマクロ状況は引き続き暗いということだ」と話した。

フィンランド携帯電話機大手のノキア<NOK1V.HE>は一時10%高まで急伸する場面もあったが、結局1%高で取引を終えた。

第3・四半期決算の赤字幅が市場予想を下回ったことが支援した。

<ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが6カ月半ぶりの低水準に下がった。

この日行われた10年債などの入札が好調で、ムーディーズが格付けを据え置き、同国に対する投資家心理が改善したことを示した。

コメルツ銀行のストラテジスト、マイケル・ライスター氏は「当面、(スペインに)新たなチャンスを与える意思が市場にある」と話した。

入札後、スペイン10年債の利回りは11ベーシスポイント(bp)低 下して5.39%だった。

低下が進み、4月初め以来の低水準となった。

これまでスペインの債券を避けていた海外の投資資金が一時的に戻ってきたことが大きい。

ただ、引き続き財政支援への期待に支えられている。

ノルディアの首席アナリスト、ニールズ・フロム氏は「債券が上昇し続けるには、支援や、欧州中央銀行(ECB)が市場で動く状態に近づいているという確固としたシグナルが必要」と話した。

19日まで開かれている欧州連合(EU)首脳会議では、スペインは主要議題でなく、域内の銀行同盟創設が焦点となっており、スペイン支援に関するシグナルは期待できないとの見方が出ている。


このため、一部投資家は安全資産とされるドイツ連邦債を手放すことに慎重で、先物は7ティック上昇の139.82で清算した。

[東京 19日 ロイター]

4日続伸〔ロンドン株式〕(18日)


【ロンドン時事】18日のロンドン株式市場の株価は、米経済指標の改善などをにらんで小幅ながら4日続伸、FT100種平均株価指数は前日終値比6.14ポイント高の5917.05で引けた。


中国の鉱工業生産の改善を背景に、序盤から堅調。

米国の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで値を消す場面も見られたが、米フィラデルフィア連銀の製造業景況指数の回復も材料に、終盤はプラス圏で推移した。

一方、欧州ではこの日夕方から欧州連合(EU)首脳会議が開催されており、様子見姿勢も強い。

これに関しIGマーケッツのアナリスト、クリス・ボーチャンプ氏は「投資家はさほどEU首脳会議の結果を懸念しておらず、リスク志向が強いように見える」との見方を示した。

個別銘柄では、石油大手BPが3.70ペンス高の452.05ペンス、携帯のボーダフォンが2.05ペンス高の176.80ペンスと買われたほか、スーパーのテスコも4.25ペンス高の320.55ペンスとしっかり。


半面、銀行大手バークレイズは3.70ペンス安の240.70ペンスと売られた。



円、79円台前半=ユーロは一時104円台〔ロンドン外為〕(18日)


【ロンドン時事】18日のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加金融緩和観測を背景に売られ、一時1ドル=79円47銭と約2カ月ぶりの円安水準まで下落した。

午後4時現在は79円20~30銭と、前日午後4時(78円70~80銭)比50銭の円安・ドル高。

円は対ユーロでも下落、一時1ユーロ=104円14銭と5月8日以来約5カ月ぶりに104円台をつけた。

同時刻現在は同103円70~80銭(103円25~35銭)。

ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.3085~3095ドル(前日午後4時は1.3115~1.3125ドル)。

政府の経済対策策定方針を受けて市場では日銀の追加金融緩和観測が高まっており、円が主要通貨に対し売られる展開。

また米フィラデルフィア連銀が発表した10月の製造業景況総合指数が5.7と半年ぶりにプラス圏に回復したことも、円売り・ドル買いにつながった。

一方、ユーロは午後に入り対ドルで上値を削られた。

市場では、この日から始まった欧州連合(EU)首脳会議で「スペインの追加支援要請に向けた進展は期待出来ない」(市場筋)との見方が広がっており、目先筋の利食い売りも出た格好。

ただ一部からは、「首脳会議への期待値が下がっている割にはユーロの下値は固く、市場は安定している」(邦銀筋)との声も聞かれた。

他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.6130~6140ドル(1.6160~6170ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9230~9240フラン(0.9225~9235フラン)。



2012年10月18日木曜日

<株・為替>1カ月ぶり円安水準 東証は8900円台回復


18日の東京外国為替市場は、日銀の追加緩和観測や米国の経済指標の回復などが好感され、ドルを買って円を売る動きが加速した。

対ドルの円相場は一時、79円20銭台を付け、1カ月ぶりの円安・ドル高水準。

対ユーロでも1ユーロ=103円台後半を付け、5カ月ぶりの円安・ユーロ高水準となった。

中国経済の減速に伴う輸出・生産の停滞を受け、日銀は30日の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切るとの見方が強まっており、「海外勢を中心に緩和期待が高まって円が売られた」(みずほ銀行の福島亮一為替トレーディングチーム次長)。


欧州では16日、大手格付け会社ムーディーズがスペイン国債の格付けを据え置き、17日には10年物国債の利回りが5%台半ばまで低下(価格は上昇)。

今年4月上旬以来最低の水準となり、債務問題の好転に期待が高まり、ユーロ高が進んだ。

ただ、「市場の関心は不安国の破綻危機から、低迷している欧州の経済成長の行方に移りつつある」(バークレイズ銀行の山本雅文チーフFXストラテジスト)ことから、欧州景気の先行き次第では再びユーロが売られる可能性もある。


また、円安の流れを好感した東京株式市場では、輸出関連株などが買われ、日経平均株価の終値は前日比176円31銭高の8982円86銭と続伸。

9月27日以来3週間ぶりに8900円台を回復した。

17日発表の9月の米国の住宅着工件数が市場の想定を上回ったこともあり、「リスク資産の株が買われる条件がそろった」(三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケットストラテジスト)という。

【竹地広憲】

米の住宅着工、リーマン前水準に回復 9月・87万戸


【ワシントン=山川一基】米商務省が17日発表した9月の住宅着工件数が、リーマン・ショック前の2008年7月以来4年2カ月ぶりの高い水準となった。

米景気低迷の大きな要因だった米住宅市場が回復基調にあることを示している。

9月の住宅着工件数は年率換算(季節調整済み、速報値)で87万2千戸。

前月比では15%増、前年同月比では35%増となった。

一戸建ては前月比11%増の60万3千戸、集合住宅は25%増の26万9千戸だった。

また、先行指標となる住宅着工許可件数は前月比で12%増、前年同月比で45%増の89万4千戸。

同じく08年7月以来の高水準だ。



NYダウ終値、小幅に上昇


【ニューヨーク=畑中徹】17日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均は小幅に値上がりした。

終値は、前日より5.22ドル(0.04%)高い1万3557.00ドルで取引を終えた。

ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数は、前日より2.95ポイント(0.10%)高い3104.12と、小幅に上昇した。



円、1カ月ぶり79円台〔NY外為〕(17日午後4時)


【ニューヨーク時事】17日午後のニューヨーク外国為替市場の円相場は、約1カ月ぶりに1ドル=79円台に下落した。

円は一時79円06銭を付け、午後4時現在は78円95銭~79円05銭と、前日午後5時(78円84~94銭)比11銭の円安・ドル高。

一方、終日強含みで推移したユーロは、対ドルで一時1ユーロ=1.3140ドルと、約1カ月ぶりの高値を付けた。

同時刻現在は、対ドルで1.3120~3130ドル(前日午後5時は1.3048~3058ドル)、対円では同103円60~70銭(同102円93銭~103円03銭)。



欧州市場サマリー(17日)


1546GMT 16日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.3134 1.3052

ドル/円<JPY=> 78.730 78.860

ユーロ/円<EURJPY=> 103.40 102.97

<p />17日終値 前営業日終値

株 FT100 5910.91(+40.37) 5870.54

クセトラDAX 7394.55(+18.28) 7376.27

<p />金 現物午後値決め 1749.00 1746.50

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.79 (+0.00) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.57 (‐0.05) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 124.96 (‐0.43) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 139.68 (‐1.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 128.52 (‐1.98) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.104 (0.082) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.650 (0.564) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.641 (1.540) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.491 (2.390) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロがドルと円に対して1カ月ぶり高値をつけた。

スペインが来月、財政支援を要請するとの観測が強まったほか、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、スペインの政府債格付けを「Baa3」で据え置いたことを好感した。

ユーロ/ドルは一時、9月中旬以来の高値となる1ユーロ=1.3139ドルをつけた。

<株式> ロンドン株式市場は続伸。

中国第3・四半期国内総生産(GDP)の発表を18日に控えて、リスクに敏感な商品株が買われ相場を押し上げた。

FT100種総合株価指数<.FTSE>の終値が5900を上回ったのは9月14日以来。

中国のGDP発表で、商品需要に弾みがつくとの期待から、鉱山株<.FTNMX1770>やエネルギー株 <.FTNMX0530> が上昇した。

英豪資源大手BHPビリトン<BHP.AX><BLT.L>は3.3%高。

中国の経済見通しが不透明な中でも、鉄鉱石増産を打ち出したことを好感した。

石油メジャーのBP<BP.L>は2.9%高と上げが目立った。

ロシアの石油合弁会社TNK─BP<TNBP.MM>の今後に関するニュースに期待が膨らんだ。

サクデン・ファイナンシャル・プライベート・クライアンツのトレーダー、マイク・メーソン氏は、FT100種指数が約1カ月ぶりに5900を上回って引けたことについて「5900は主要なテクニカル水準ではないが、投資家にとって心理的に重要だ。


この水準を突破したことで、心理改善に重要となる可能性がある」と分析した。

欧州株式市場は続伸し、主要株価指数は3週間ぶりの高値を付けた。

格付け機関のムーディーズが前日、スペインの格付けを「Baa3」に据え置き、投機的(ジャンク)等級に引き下げなかったことが好感され、銀行株を中心に買いが入った。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3週間ぶり高値をつけ、5.48ポイント(0.49%)高の1118.62で取引を終えた。

ただ、1年ぶり高値を付けた9月中旬以降続いている上下35ポイント以内の狭いレンジでの取引から、この日も抜け出すことはできなかった。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は21.93ポイント(0.86%)高の2569.83。

ムーディーズは、スペインがいずれは支援要請に踏み切り、それを受け欧州中央銀行(ECB)がスペイン国債の買い入れを開始するとの見通しに基づき、同国の格付けを維持。

ショレ・デュポンの首席ストラテジスト、ビンセント・グエンツィ氏は、スペインに対する支援はいつかは実施されるとの見方を示し、このため、欧州の株式に対するポジションを引き上げる必要があると述べた。


アッシュバートンの欧州株式ファンドマネジャー、リチャード・ロビンソン氏は、ユーロ圏が抱える問題が改善しつつあるとの見通しから、スペインのバンキンテル<BKT.MC>、およびイタリアのインテサ・サンパオロ<ISP.MI>を自身のポートフォリオに加えたことを明らかにしている。


この日に米商務省が発表した9月の住宅着工件数が予想を上回り、2008年7月以来の高水準となったことも、欧州株式相場の上昇要因となった。

仏食品大手ダノン<DANO.PA>は3%安。

スペインやイタリアで主力の乳製品事業が不振となったことで、第3・四半期の売上高が10%以上減少したことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> 格付け機関のムーディーズが前日、スペインの格付けを「Baa3」に据え置いたことを受け、同国の国債利回りが4月初旬以来の水準に低下した。

スペイン10年債利回りは5.50%と、前日から32ベーシスポイント(bp)低下。

独10年債との利回り格差は約6カ月ぶりに400bpを下回る水準に縮小した。

ムーディーズがスペインの格付けを据え置いたことで、スペインの格付けが投機的(ジャンク)等級に引き下げられるとの懸念が緩和。

見通しは「ネガティブ」とされているものの、格付けが確認されたことで、18日に行われる10年債を含む最大45億ユーロのスペイン国債入札は堅調な需要を集めると見られている。

クレディ・アグリコルの債券戦略部門責任者、デビッド・キーブル氏は、「18日の入札はリトマス試験のようなものになるが、大きな問題にはならないと見ている」と述べた。

スペイン国債利回りの低下に歩調を合わせ、イタリア国債利回りも低下。

イタリア10年債利回りは4.771%と、3月以来の低水準となった。

独連邦債先物は約1ポイント安の139.75で清算した。

同先物が140を下回るのは3週間ぶりとなる。

現物市場では独10年債利回りが1.637%と、9bp上昇した。

[東京 18日 ロイター]

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