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2012年12月12日水曜日

証券ディーラー「プロの視点」(12/12)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■外部要因進展とともに株価指数は浮上、一旦は低下したボリュームも戻ってきた本日の株式相場ですが、場中の株価指数伸び悩みにはイベント警戒による買い手控えも垣間見え、イベント前に突然訪れた好地合いに対して、市場参加者の戸惑いも感じられたのではないでしょうか。

日経平均株価は反発。
前述の通りに日中推移は前場、後場とも伸び悩む動きが見られたものの、寄り付きと後場中頃には節目9600円乗せも確認されました。
結果的には寄り付きの9606.25円が日中高値となっています。

市場参加者の物色意欲を示す「物差し」として、当欄では日々の取引ボリュームの推移を紹介していましたが、前営業日には低下傾向を見せていたものの、外部要因の進展も相まって東証1部の売買代金は大台1兆円台を回復。
売買高も前営業日の15億株台から19億株台に戻してきました。

前営業日配信版では「ボリュームは低下傾向 イベント警戒が次第に強まる」と題していたように、今後は重要イベントが相次ぐなか、ポジションを傾け難い状況を紹介していたと思います。

また、SQ算出週として、基本線ではオプション行使価格でもある9500円を軸に下方では9250円、上方では9750円をターゲットとする変動が意識されやすいレンジも紹介していました。

ただ、前回のメジャーSQ前においても、イベントを控えながらも急速に水準を切り上げた経緯や「三日新甫」の共通点から、算出水準を安易に決めつけ難くく、今回もイベント前から外部要因の進展とともに水準を切り上げてきており、昨日にも紹介したように「一応の波乱警戒を持ち合わせておくべき」かもしれません。

それでも全市場の売買代金上位では、シャープ<6753>が最上位に進出。
アイフル<8515>、パナソニック<6752>、ソニー<6758>、SUMCO<3436>など、直近で材料性が伝わっていた銘柄や大幅調整を余儀なくされていた銘柄が賑わいを見せるなど、値動きの良い銘柄に物色が偏っている面もあります。

とくにシャープ<6753>は、9月25日に配信した『厳選5銘柄付きレポート』「バブル相場で狙える株!【2012】」で提供。
当時から一旦は水準を切り下げていたものの、材料性を伴って大きく戻してきました。

全体観は、場中の株価指数伸び悩みに見られるように、イベント警戒と外部要因の進展が交わってチグハグな印象。
最大のポイントとなっている総選挙まではポジションを積み増すのはリスクを伴うだけに、短期的には、イベント警戒のなかで行き場を無くした投資資金を取り込んでいる材料株、そしてIPO好発進で短期物色の目立つ新興銘柄が狙い目となるとの見方に変わりません。

ただ、目先では手仕舞いの可能性も考慮されるだけに、安易に大きなポジションを構築せず、イベント通過後の方向感を探る局面と位置付けましょう。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は上昇。
欧州経済指標が好感されたほか、財政問題に対する進展期待も相場を下支えしています。

欧州で伝わった12月のドイツ景況感指数は6.9ポイントとなり、前月のマイナス15.7ポイントから回復したことで、18カ国全てで主要株価指数は上昇。
米国市場でも買い材料視されました。

また、米下院議長が財政交渉の年末までの合意はまだ「望みがある」と述べ、財政問題進展期待も高まる格好に。
ダウ構成銘柄の下落は4銘柄に限られています。

ダウ平均株価は、前営業日比78.56ドル高の13,248.44ドル。
ナスダック総合指数は35.34ポイント高の3,022.30ポイントで取引を終えました。

為替相場では、欧州時間帯で経済指標好感のユーロ買いが入り、米国時間帯からもドルが底堅い動きに。
東京時間帯早朝では、1ドル82円台半ば、1ユーロ107円台半ばの円安水準で取引されています。

東京株式市場では、欧米株式市場の上昇、為替相場での円安推移を受けて買いが先行。
日経平均株価は9606円の反発スタートに。

寄り付き後は、前営業日も軟調に推移したようにイベントに対する警戒感は根強く、日経平均株価は9600円台での寄り付きから伸び悩み。
北朝鮮のミサイル発射の影響を見極めたいとの買い手控えもあり、寄り付き天井となりました。

ミサイル発射の影響も限定的となり、昼休みを挟んで為替相場が円安方向で推移するなど、後場寄りから買いが優勢に。
日経平均株価は前場寄り付き以来の9600円乗せを見せましたが、寄り付き高値は上抜けずに終わっています。

日経平均株価終値は、56.14円高の9,581.46円。
東証1部の売買代金は概算で1兆627億円。
東証1部の売買高は概算で19億3972万株。
値上がり銘柄は911(53%)に対し値下がりは593(35%)、変わらずは185(10%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■欧米株式市場上昇に円安推移と外部要因進展を受けて、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、キヤノン<7751>ら国際優良株やファナック<6954>、ファーストリテイリング<9983>の日経平均株価構成比率上位が上昇。
株価指数を押し上げています。

また、三井物産<8031>、コマツ<6301>の市況関連、為替感応度の高い任天堂<7974>、ニコン<7731>など外需関連が買われました。

売買代金上位では、材料人気の続くシャープ<6753>が最上位に進出。
アイフル<8515>、パナソニック<6752>、ソニー<6758>、SUMCO<3436>などもランクインするなど、業績復調期待の高い低株価銘柄の活躍が確認されています。

セクターでは、前営業日に値下がり上位に入っていた三菱地所<8802>、三井不動産<8801>の不動産、野村ホールディングス<8604>の証券など、金融関連が買い直されて業種別株価指数騰落の値上がり上位に進出。

三菱マテリアル<5711>、住友鉱山<5713>の非鉄、日本郵船<9101>、商船三井<9104>の海運、JFEホールディングス<5411>の鉄鋼などが続き、中核業種でもある日立<6501>、東芝<6502>の電気機器、デンソー<6902>、日産自動車<7201>の輸送用機器なども上位に並びました。

一方、値下がりはアステラス製薬<4503>の医薬品、アサヒグループホールディングス<2502>、キリンホールディングス<2503>の食料品、第一生命<8750>、東京海上ホールディングス<8766>の保険、ディー・エヌ・エー<2432>のサービス業の4業種となっています。

個別では、経営効率化報道で三菱自動車<7211>、好業績観測のネクソン<3659>、格上げのアマダ<6113>、日本写真印刷<7915>、目標株価引き上げでウシオ電機<6925>などが買い材料視されました。

新興市場では、新規上場のenish<3667>が初値形成から大商い。
ただ、連想買いを集めていたサイバーエージェント<4751>、ミクシィ<2121>らは軟調。
短期資金は低位のジーエヌアイ<2160>、材料性でトレンダーズ<6069>、直近IPOのテクノスジャパン<3666>、IBJ<6071>らに流れています。

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