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2012年10月25日木曜日

NY株、続落=企業業績なお警戒〔米株式〕(24日)


【ニューヨーク時事】24日のニューヨーク株式相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明がほぼ予想通りの内容となる中、米企業業績への警戒感が引き続き重しとなり、続落した。

優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比25.19ドル安の1万3077.34ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同8.76ポイント安の2981.70で終了した。



欧州市場サマリー(24日)


1338GMT 23日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.2966 1.2985

ドル/円<JPY=> 79.750 79.840

ユーロ/円<EURJPY=> 103.41 103.66

24日終値 前営業日終値

株 FT100 5804.78(+6.87) 5797.91

クセトラDAX 7192.85(+19.16) 7173.69

金 現物午後値決め 1706.50 1711.00

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (+0.01) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.61 (+0.06) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 125.35 (+0.22) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 140.58 (+0.23) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 129.78 (+0.08) <FGBXZ2><0#FGBX:>

現物利回り

独連邦債2年物 0.080 (0.109) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.567 (0.603) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.557 (1.577) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.417 (2.419) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロがドルと円に対して小幅安となった。

ドイツの指標が予想外に弱く、同国経済が後退に向かう可能性があるとの懸念が強まった。

ロイター・データによると、ユーロ/ドルは一時、1週間ぶり安値となる1ユーロ=1.2918ドルをつけた。

対円でも、1週間ぶり安値となる1ユーロ=102.96円をつける場面があった。

ドル指数<.DXY>は一時、2週間ぶり高水準となる80.151をつけた。

<株式> ロンドン株式市場は小反発した。

日用品のレキット・ベンキーザー<RB.L>の堅調な決算が追い風となった。

ただ、企業収益への懸念から一段の上昇は限られるとの見方も出ている。

レキット・ベンキーザーは3.7%高で上げが目立った。

弱い企業決算が相次ぐ中、第3・四半期の既存店ベースの売上高が伸びたことが好感された。

一方、運輸のナショナル・エクスプレス<NEX.L>は12.6%下落した。

2013年について厳しい見通しを示したことを嫌気した。

フランクリン・テンプルトンのファンドマネジャー、コリン・モートン氏は、弱い企業決算や世界経済の減速への懸念から、鉱山などの景気循環株よりも、公共事業や食品など下落局面に抵抗力があるとされる銘柄を好んでいると述べた。


JNファイナンシャルのシニアトレーダー、リック・ジョーンズ氏は、FT100種総合指数が5810付近から5790に下がる展開を予想する。

欧州株式市場は4営業日ぶりに反発。

中国発の堅調な指標を手がかりに石油・鉱山株が上昇したほか、ハイテク株に好決算をはやした買いが入った。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.00ポイント(0.46%)高の1093.71。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.66ポイント(0.51%)高の2490.58。

企業向けソフトウエアメーカー大手の独SAP<SAPG.DE>は4.2%上昇し、ハイテク株全体を押し上げた。

予想を上回る業績が好感された。

エネルギー株は1%高、資源株は0.7%高。

HSBCが日発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は3カ月ぶりの高水準に持ち直し、同国の経済が緩やかなペースで回復していることが浮き彫りとなった。

ノルウェーの通信企業テレノール<TEL.OL>は6.1%高。

同社が事業を展開するアジアの主要市場での業績が第4・四半期に上向くとの見通しを示した。

10月のIFO独業況指数が2010年2月以来の低水準に落ち込んだものの、新興市場国をめぐる明るいニュースが投資家のセンチメントを支える格好となった。

<ユーロ圏債券> ユーロ圏経済の低迷深刻化を示す経済指標を受け、独連邦債の価格が上昇し、同国の10年物国債入札にも強い需要が集まった。

マークイットが発表した10月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は45.8と前月の46.1から低下し、2009年6月以来の低水準となった。

また、ドイツのIFO経済研究所が発表した10月の独業況指数は100.0と、前月の101.4から低下し、2010年2月以来の低水準を記録した。

これらのさえない指標に加え、格付け会社ムーディーズが今週スペイン5州を格下げしたことなどを背景に安全資産への需要が高まり、33億ユーロの独連邦10年債入札には強い需要が集まった。


独連邦債先物は12ティック高の140.47で清算。

ギリシャの財政目標達成期限をめぐり当局者が食い違う見解を示したことから値動きは不安定で、一時は下落する場面もあった。

ギリシャのストゥルナラス財務相は24日、同国に対する金融支援について、国際支援機関が財政目標の達成期限延長を受け入れたと明らかにしたが、欧州当局者はそれとは食い違う見解を示した。


スペイン10年債利回りは5.1ベーシスポイント(bp)低下の5.59%。

同2年債利回りは3.03%。

5年債利回りは4.43%となった。

[東京 25日 ロイター]

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