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2012年11月7日水曜日

ドル、80円台前半=一時急落、大統領選通過で買い戻し〔東京外為〕(7日午後5時)

7日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、オバマ米大統領の再選を受けて一時急落する場面も見られたが、その後はイベント通過で買い戻しが入った。
午後5時現在は1ドル=80円26~28銭と前日(午後5時、80円07~07銭)比19銭のドル高・円安。

朝方の東京市場は、80円30銭前後で始まった後、米大統領選の結果待ちで軟調に推移。
正午前にオバマ大統領の優勢が伝えられると、ロムニー勝利を見込んでドルを買っていた向きが売り戻し、一時79円80銭前後まで急落した。
「オバマ勝利で『財政の崖』問題が意識された」(大手外銀)こともドル売りを後押しした。
午後に入ってオバマ勝利が確定すると、米大統領選が無事に通過して目先の不透明感が払しょくされたことから買い戻しが入り、80円30銭前後まで値を上げた。

市場では「次は財政の崖が焦点になる」(大手邦銀)との声が多い。
米国の財政問題の解決が難航すれば、ドル売り材料になる可能性がある。
ただ、「米国の景気自体は底堅い」(別の大手邦銀)として、ドルは対円で堅調に推移するとみられている。

ユーロは対円、対ドルで堅調で始まった後、オバマ再選を受けて急伸した。
その後、対円ではさらに値を上げている。
午後5時現在は1ユーロ=103円28~31銭(前日午後5時、102円35~37銭)、対ドルで1.2867~2869ドル(同1.2782~2784ドル)。

選挙結果の見極めはこれから〔東京株式〕(7日、続き)☆差替

前日の欧米株は軒並み上昇。
為替相場も朝方は対ドル、対ユーロともに円高一服の動きが見られたため、前場の日経平均は9000円台を回復して寄り付いた。
その後は、米大統領選結果の様子見姿勢から上値は重く、円相場の反発に伴って日経平均はマイナス圏に沈んで前場の取引が終了した。

前場終了後から、選挙の開票状況が明らかになるにつれ、先物主導で大きく乱高下。
後場は安値(8924円41銭)で始まったが、オバマ大統領の再選が確実となると、再び買い戻しが入り、以降は小動きとなった。

もっとも、大統領選の結果が判明したとはいえ、米議会のねじれ現象など、「『財政の崖』問題をどう解決するか、不透明な要因は払拭(ふっしょく)されていない」(インターネット証券)との声が出ており、選挙結果を消化できていないようだ。

ドル反発、80円台前半=米大統領選の結果待ち〔東京外為〕(7日午前9時)

7日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前日の海外市場で買い戻しが優勢となった流れを受け継ぎ、1ドル=80円台前半に反発している。
午前9時現在、80円28~32銭と前日(午後5時、80円07~07銭)比21銭のドル高・円安。

前日の欧米市場では、米大統領選の結果を見極めるムードが強い中、ドル円はじり高となった。
東京市場では一時80円を割り込む場面もあったが、欧米時間には「米株の反発で米長期金利が上昇し、ややリスクオンに傾いた」(大手邦銀)とされ、ドル円も東京時間に売られた分が戻される展開となった。

東京市場の早朝は80円35銭前後で取引された後、午前9時に向けてはやや弱含みとなっている。
市場関係者は「大統領選の結果待ちとなる中、全般的にはポジション調整が続く」(別の大手邦銀)とし、大勢が判明とするみられる昼すぎまでは80円台前半のレンジ圏が続くとの見方が多い。

オバマ氏かロムニー氏かの結果次第で「ドル円は上下に振れやすい」(FX業者)とみられるが、「大統領選というイベントの通過で不透明感が払拭(ふっしょく)する面もあり、結果的にはリスクオンに傾くのではないか」(銀行系証券アナリスト)とみられる。

ユーロは対円、対ドルで小幅高。
ユーロも前日に売られた分の水準調整で買い戻しが入っているが、東京市場の早朝は買い戻しは一巡し、やや上値が重い。
午前9時現在、1ユーロ=102円80~82銭(前日午後5時、102円35~37銭)、対ドルで1.2805~2806ドル(同1.2782~2784ドル)。

反発〔ロンドン株式〕(6日)

【ロンドン時事】6日のロンドン株式市場の株価は、まずまずな英企業決算を受けて反発し、FT100種平均株価指数は前日終値比45.84ポイント(0.79%)高の5884.90で終了した。

ETXキャピタルのアナリスト、イシャク・シディキ氏は、「一部の企業決算を受けて堅調となった。
米大統領選の結果も若干見えてきており、市場はオバマ大統領の勝利を織り込んでいる」と語った。

個別銘柄では、金融大手バークレイズが5.05ペンス高の242.55ペンス。
石油大手BPは3.00ペンス高の444.20ペンス。
一方、製薬大手グラクソスミスクラインが15.50ペンス高の1399.50ペンスとなった。

スーパー大手マークス・アンド・スペンサーは10.80ペンス高の398.70ペンス。

円、80円台前半〔ロンドン外為〕(6日)

【ロンドン時事】6日のロンドン外国為替市場の円相場は、米大統領選を前に様子見姿勢も見られる中、このところの上伸分の巻き戻しが出て、1ドル=80円台前半で弱含んだ。
午後4時現在では80円25~35銭と、前日午後4時(80円10~20銭)比15銭の円安・ドル高。

市場は米大統領選を前に、動きづらい状況となっている。
ある邦銀筋は「オバマ米大統領が再選されれば、現行政策の継続でドル売りとの見方があるが、正直どう反応するのか読めない」と語った。
市場では、大統領選後の減税措置の失効と自動的な歳出削減が重なる「財政の崖」問題への懸念が根強い。

ユーロは、対ドルでは「売られ過ぎ感から」(前出の邦銀筋)、1ユーロ=1.28ドル台に戻した。
別の市場関係者は、「株が買われ、ユーロは買い戻され、円も売り戻されるなど、大統領選をにらんで巻き戻しとなった」と指摘した。

対ドルは同1.2800~2810ドル(前日午後4時は1.2780~2790ドル)。
対円では1ユーロ=102円75~85銭(102円45~55銭)となった。

他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.5975~5985ドル(1.5970~5980ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9430~9440フラン(0.9440~9450フラン)。

NY株、続伸〔米株式〕(6日午前)

【ニューヨーク時事】6日午前のニューヨーク株式市場は、この日投票が始まった米大統領選挙の開票待ちとなる中、続伸した。
午前10時20分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比77.44ドル高の1万3189.88ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は2.34ポイント高の3002.00。

米大統領選挙当日となったこの日は、金融政策、税制などをめぐり見解が異なる民主・共和党両候補の接戦をにらみ、金融市場全体の注目が一段と強まった。
直前の世論調査では、現職のオバマ大統領がわずかに共和党のロムニー候補をリードしているものの、最終結果の判明まで緊張感の続く状況となった。

企業関連では、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を運営するNYSEユーロネクストが、第3四半期決算で減収減益となったことを受け4%以上下落。
その他個別銘柄では、ボーイング、キャタピラーなど景気敏感株が堅調。
バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースなど銀行株もしっかり。
一方、ディレクTV、ディッシュ・ネットワークがそれぞれ発表した弱い内容の決算を眺めて売られた。
AT&T、ベライゾンなど通信関連銘柄も弱含んだ。

ダウ、ナスダックともに続伸〔米株式〕(6日朝)

【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、午前9時35分現在は前日終値比48.30ドル高の1万3160.74ドルで推移している。
ハイテク株が多く取引されているナスダック総合指数は同時刻現在3.15ポイント高の3002.81。

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