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2012年10月27日土曜日

欧州市場サマリー(26日)


1348GMT 25日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.2928 1.2933

ドル/円<JPY=> 79.750 80.280

ユーロ/円<EURJPY=> 103.14 103.85

26日終値 前営業日終値

株 FT100 5806.71(+1.66) 5805.05

クセトラDAX 7231.85(+31.62) 7200.23

金 現物午後値決め 1716.00 1715.50

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (+0.00) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.68 (+0.08) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 125.63 (+0.35) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 141.03 (+0.64) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 130.40 (+1.02) <FGBXZ2><0#FGBX:>

現物利回り

独連邦債2年物 0.046 (0.086) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.524 (0.585) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.522 (1.582) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.398 (2.444) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロが対ドルで4日続落し、2週間ぶり安値をつけた。

ギリシャが債務削減目標を達成できない可能性があるとの懸念や、緊縮策をめぐる政治的な不透明感が重しとなった。

円は対ドルで4カ月ぶり安値から反発したものの、日銀の追加緩和観測を背景に売られやすいとみられている。

<株式> ロンドン株式市場は小幅高で終えた。

ただ鉱山株の上げを金融株が打ち消し、独仏など他の欧州主要市場をアンダーパフォームした。

さえない企業決算や世界経済減速への懸念で、来週の相場は弱含むとの見方が出ている。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は1.66ポイント(0.03%)高の5806.71で終了。

週足では1.5%下落した。

アングロ・アメリカン<AAL.L>が高い。

株価低迷を背景に、最高経営責任者(CEO)が辞任したことが好感され、4.1%値を上げた。

金融株指数<.FTNMX8350>は0.5%安。

市場関係者は、弱地合いとなれば、英銀はとりわけその影響を受けやすいとみている。

欧州株式市場は小幅続伸。

企業のさえない業績見通しを受けて地合いが悪化したものの、米国内総生産(GDP)統計が予想を上回ったことが追い風となった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.45ポイント(0.13%)高の1097.35。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.67ポイント(0.51%)高の2496.10。

企業関連では、スウェーデンのエリクソン<ERICb.ST>や仏ルノー<RENA.PA>の決算がさえない内容となり、市場の警戒感が高まった。

ただ、第3・四半期の米GDPが前期比年率2%増と、予想の1.9%増を上回ったことを受け、午後になると地合いが改善した。

しかし、IGのセールス・トレーダーは「企業決算をめぐる疑問があまりに多いことから、上昇が持続する公算は小さい」との見方を示した。

エリクソンは3.9%安。

第3・四半期決算は実質利益の減少幅が42%と予想より小幅にとどまったものの、世界的な景気減速に対応するため一段のコスト削減を図る方針を示した。

オランダの人材サービス大手ランスタッド<RAND.AS>は4.7%安。

前日に欧州での収入減少を明らかにしたことを受け、アナリストが投資判断や業績見通しを引き下げた。

<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇。

さえない企業決算や、スペインの失業率が過去最高に達したことを手がかりに、安全資産とされる独連邦債の買いが膨らんだ。

ただ、第3・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回る2.0%増になったことを受け、上値は重かった。

仏ルノー<RENA.PA>やスウェーデンのエリクソン<ERICb.ST>のほか、25日米株式市場引け後に発表されたアップル<AAPL.O>やアマゾン<AMZN.O>など、一連の企業決算が精彩を欠く内容となったことで、リスク資産を手放し、債券を求める動きが高まった。


スペイン国家統計局(INE)が発表した第3・四半期の失業率は25%と前四半期から悪化し、過去最高を更新。

スペイン10年債利回りはこの日、ほぼ変わらずの5.60%で終了したものの、最近確認されていたスペイン債への投資意欲の回復はファンダメンタルズに基づくものではなく、欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ期待による可能性が高いことを浮き彫りにした。


格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が前日、仏銀を取り巻く経済リスクの高まりを理由に、BNPパリバ<BNPP.PA>を格下げし、クレディ・アグリコル<CAGR.PA>やソシエテ・ジェネラル(ソジェン)<SOGN.PA>など10行の格付け見通しを引き下げたことも、独連邦債への逃避買いを支えた。


独連邦債先物は46ティック高の140.85で清算。

独連邦債10年物利回りは5ベーシスポイント低下の1.53%。

RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は、さえない米企業決算や欧州指標を受け、ここ1週間ほどでリスク回避の動きが高まり、主要国の債券に買いが入っていることを指摘。


「来週発表される米雇用統計や製造業関連指標が焦点となる。

米景気が持ちこたえている兆候が確認され、さらにスペインが確実に支援要請に近づいている確証が得られれば、独連邦債には悪材料となるが、周辺国債は安定化するだろう」と述べた。

[東京 27日 ロイター]

横ばい〔ロンドン株式〕(26日)


【ロンドン時事】週末26日のロンドン株式市場の株価は、資源大手アングロ・アメリカンが急伸したものの金融株が軟調となるなどまちまちな値動きとなり、FT100種平均株価指数は前日終値比1.66ポイント高の5806.71と、横ばいにとどまった。


ハーグリーブズ・ランズダウンのアナリスト、キース・ボウマン氏は、「この日は非常に閑散だった」とした上で、「来週は景況指数の発表が相次ぎ、動意をもたらすだろう」と語った。

個別銘柄では、金融大手バークレイズが0.35ペンス安の232.50ペンス。

一方、石油大手BPは0.50ペンス高の431.60ペンス、製薬大手グラクソスミスクラインが3.50ペンス高の1410.00ペンスとなった。

CEO辞任を発表したアングロ・アメリカンは76ペンス高の1933.50ペンス。



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