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2012年10月23日火曜日

欧州市場サマリー(22日)


1328GMT 19日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.3050 1.3021

ドル/円<JPY=> 79.830 79.300

ユーロ/円<EURJPY=> 104.17 103.26

<p />22日終値 前営業日終値

株 FT100 5882.91(‐13.24) 5896.15

クセトラDAX 7328.05(‐52.59) 7380.64

金 現物午後値決め 1726.75 1737.00

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.53 (‐0.01) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 124.97 (‐0.07) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 140.02 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 129.42 (‐0.34) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.123 (0.115) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.641 (0.612) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.613 (1.581) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.440 (2.404) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロがドルに対して上昇、対円では5カ月半ぶり高値をつけた。

週末に行われたスペイン地方選の結果を受け、同国が財政支援要請に踏み切る障害が取り除かれたとの見方が広がった。

円はドルに対しても弱含んだ。

9月の輸出が落ち込み、日銀が来週、一段の刺激策を講じるとの期待が膨らんだ。

ドル/円は一時、7月半ば以来の高値水準となる1ドル=79.86円をつけた。

<株式> ロンドン株式市場は続落。

これから本格化する主要企業決算への懸念が高まり、地合いが悪化した。

製薬株が売られ、シャイア<SHP.L>は1.8%安。

アストラゼネカ<AZN.L>は0.5%値を下げた。

トムソン・ロイター・スターマインによると、欧州企業の8%がこれまで決算を発表しており、そのうち約半数近くが市場予測に届かなかった。

スターマインのアナリストは第3・四半期利益の伸びを前年比7.6%と見込んでいるが、これまで決算を発表した企業は平均で4.2%の減益となっている。

前週末売られた鉱山株は底堅い動きとなった。

市場関係者によると、モルガン・スタンレーが、相対的な株価の割安感や中国経済見通しの改善を理由に、素材株の中で鉱山株を選好するとの見解を示したことが追い風となった。

金鉱大手ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>は2.7%上昇。

金価格の上昇やソシエテ・ジェネラルによる目標株価引き上げが支援した。

欧州株式市場は続落。

この日決算を発表した米重機大手キャタピラー<CAT.N>が、通年利益見通しを引き下げたことが嫌気された。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.43ポイント(0.40%)安の1107.42。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は11.14ポイント(0.44%)安の2531.10。

キャタピラーの第3・四半期決算は予想を上回る増益となったものの、売上高は市場予想に届かなかった。

また、世界の景気が予想以上に速いペースで減速していることを理由に、通年利益見通しを下方修正した。

見通し引き下げは今年に入り2回目。

企業の決算発表が本格化するなか、ここ数週間で多くの企業から同様の見解が示されている。

IGのセールス・トレーダー、ウィル・ヘデン氏は、キャタピラーのニュースについて「企業決算というよりも、マクロ経済ニュースとみなされた。

ニュースが薄いなか、警戒感が強まった」と述べた。

一方、銀行・保険株は逆行高となった。

スペイン地方選で、与党・国民党がラホイ首相の出身地であるガリシア州で予想以上の議席を獲得。

スペインが国際支援の要請に一歩近づいた可能性がある。

<ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが上昇した。

同国銀行支援をめぐり、欧州連合(EU)内で意見に隔たりが生じ、ラホイ首相側の勝利に終わった地方選のプラス効果を打ち消した。

北西部のガリシア州で21日投開票された地方議会選は、ラホイ首相の所属する中道右派の与党・国民党が勝利、緊縮策への支持を得ると同時に、財政支援申請への障害が取り除かれた格好となった。


ただ、ドイツが欧州安定メカニズム(ESM)による銀行への直接資本注入を遡及的に実施することはないとの立場を示したことが嫌気された。

あるトレーダーは「支援や欧州中央銀行(ECBの国債買い入れ)が見込まれる一方で、過去からの(銀行)資産に関する全体の問題が懸念材料となっている。

現在のところは複雑な状況だ」と分析した。

スペインの10年債利回りは8ベーシスポイント(bp)上昇して5.44%となった。

2年債利回り も9bp上がって2.89%だった。

市場では、スペインの支援要請時期やECBの国債購入策の詳細に対する警戒感が広がり、周辺国国債の上昇を抑えた。

ドイツ連邦債は堅調に推移したものの、下げに転じた。

ECBのアスムセン専務理事が、ユーロが後戻りできないことを示すため、ECBの権限の下であらゆることを行う決意を示したことが背景。

連邦債先物は24ティック安の139.87で清算した。

10年債利回りは1.3bp上昇して1.61%となった。

[東京 23日 ロイター]

小幅続落〔ロンドン株式〕(22日)


【ロンドン時事】週明け22日のロンドン株式市場の株価は、企業決算待ちとなる中を小幅続落し、FT100種平均株価指数は前週末終値比13.24ポイント(0.22%)安の5882.91で終了した。


IGマーケッツのアナリスト、クリス・ボーチャンプ氏は、「英石油大手BPがロシア合弁のTNK―BP持ち分をロスネフチに売却したとのニュースが出たが、非常に閑散商いだ」と指摘。

「様子見ムードとなっている」と語った。

個別銘柄では、石油大手BPは6.95ペンス安の443.45ペンス。

金融大手バークレイズが1.55ペンス高の235.40ペンス。

製薬大手グラクソスミスクラインが5.50ペンス安の1415.00ペンス。




円軟調、3カ月ぶり安値〔ロンドン外為〕(22日)


【ロンドン時事】週明け22日のロンドン外国為替市場の円相場は、日本の上半期貿易赤字が過去最高となるなど、円売り材料が相次ぎ、1ドル=79円80銭付近と7月12日以来3カ月ぶりの安値水準に下落した。


午後4時現在では、79円75~85銭と前週末午後4時(79円35~45銭)比40銭の円安・ドル高。

貿易赤字拡大のほか、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の財政健全化が示されなければ一段の格下げを検討すると表明したことや、日銀の白川方明総裁が追加金融緩和の方針を示したことが伝えられるなど、「円に対するネガティブなニュースが断続的に続いた」(邦銀筋)。


ただ、「輸出筋のドル売りもこれ以上の円安水準では継続的にあり、ドル円の上値は重い」(同)との声が聞かれた。

ある市場関係者は、「円の対ドル相場に関してはトレンドが(上伸傾向から下落傾向に)変わったと見ている人は多い」と指摘。

「仮に自民党政権になれば、一段と円安誘導が行われるのではないかとの見方も増えている」と話した。

この日は、欧州株がさえず、オーストラリア・ドルなどリスク通貨の値動きも重い中、円単独での動きが目立った。

前出の関係者は「80円台に突入してもおかしくない」との見通しを示した。

ユーロは円安が進む中を強含み。

午後4時現在では、1ユーロ=104円25~35銭(前週末午後4時は103円40~50銭)と、前週末比85銭の円安・ユーロ高。

対ドルでは、同1.3065~3075ドル(1.3025~3035ドル)。

他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.6030~6040ドル(1.6015~6025ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9255~9265フラン(0.9275~9285フラン)。




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