為替ニュース

直近の決算発表予定

2012年11月28日水曜日

NYダウ、続落=米財政協議に懸念〔米株式〕(27日)☆差替

【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク株式相場は、米財政をめぐる大統領・議会の協議に進展が見られないことへの懸念から下落した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比89.24ドル安の1万2878.13ドルと続落、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同8.99ポイント安の2967.79と7営業日ぶりに下落して終了した。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5438万株増の6億8475万株。

米経済指標はおおむね堅調。
9月のケース・シラー住宅価格指数は8カ月連続で上昇したほか、11月の米消費者信頼感指数は4年9カ月ぶりの高水準に上昇。
さらに、10月の耐久財受注額も横ばいながら市場予想を上回り、企業の投資冷え込みへの懸念がやや和らいだ。

ただ、今週から再開した「財政の崖」をめぐる与野党協議で具体的な進展がないことへの不安が相場を圧迫。
民主党のリード上院院内総務が「議論はほとんど進んでいない」と発言したことなどが米メディアで伝わると、ダウ平均は下げ幅を拡大した。
市場関係者からは、「協議の具体的なやりとりがほとんど見えず、どちらにも動きにくい」(準大手証券)との指摘が聞かれた。

個別銘柄では、ヒューレット・パッカード(HP)が3.0%安。
不正会計が発覚したとしていた英子会社との間で、主張の不一致が表面化したことが嫌気された。
食品大手コナグラ・フーズは同業ラルコープ・ホールディングスの買収発表が好感され4.7%高で引けた。

NYダウ、続落=米財政協議に懸念〔米株式〕(27日)

【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク株式相場は、米財政をめぐる大統領・議会の協議に進展が見られないことへの懸念から下落した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比89.24ドル安の1万2878.13ドルと続落、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同8.99ポイント安の2967.79と7営業日ぶりに下落して終了した。

欧州市場サマリー(27日)

1458GMT 26日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2937 1.29721
ドル/円<JPY=> 82.160 82.060
ユーロ/円<EURJPY=> 106.31 106.44
27日終値 前営業日終値
株 FT100 5799.71(+12.99) 5786.72
クセトラDAX 7332.33(+40.30) 7292.03
金 現物午後値決め 1746.25 1750.50
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.82 (+0.00) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.78 (‐0.05) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 126.16 (‐0.14) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 142.23 (‐0.20) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 132.08 (‐0.04) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.021 (0.001) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.455 (0.429) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.437 (1.421) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.327 (2.327) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロが対ドルで下落。
ギリシャ支援合意を好感し、アジア時間の取引では1カ月ぶり高値まで買われていたが、その後失速した。
ユーロ圏全般の見通しをめぐり、懐疑的な見方がユーロを圧迫している。
また自民党の安倍晋三総裁がこの日、大胆な金融緩和と財政出動をあらためて求めたことを受けて、円はドルに対し値を下げている。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
ギリシャ支援合意を好感し、銀行株が上昇を主導した。
ただ経済協力開発機構(OECD)による世界経済成長見通しの引き下げがエネルギー関連銘柄を圧迫し、上値を抑えた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は12.99ポイント(0.22%)高の5799.71。
英銀行株<.FTNMX8350>は0.7%高。
英銀は独・仏銀などよりもギリシャへのエクスポージャーは低いものの、ユーロ圏金融システム全体へのエクスポージャーを抱えており、今回の合意は追い風となる。
BGCパートナーズの市場アナリスト、マイク・イングラム氏は合意について「解決策としては力不足だが、欧州市場のシステミックリスクを一部取り除く。
これは株を含め、リスク資産にはプラスだ」と述べた。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は3.5%高と、FT100種を押し上げた。
RBSは英銀の中でもギリシャへのエクスポージャーが大きい銀行の1つ。
ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は2.9%高。
HSBCホールディングス<HSBA.L>は0.2%上昇した。
第3・四半期の英国内総生産(GDP)伸び率(改定値)が、速報値から変わらずの前期比プラス1.0%となったことも相場を支援した。
欧州株式市場は反発。
ギリシャ支援合意を受けて、地合いが改善した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.00ポイント(0.27%)高の1107.65。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.93ポイント(0.04%)高の2543.45。
ただ市場関係者の間では、ギリシャの財政再建達成能力など、支援合意の詳細をめぐり懐疑的な見方がくすぶっており、包括的な危機対策の欠如に対する懸念が根強い。
XBZの欧州株オプションブローカー、マイク・ターナー氏は「かすかな希望の光が見えるが、市場にはそれ以上のものが必要だ」と指摘。
「地合いは弱含みで、中期的にはせいぜい横ばい」との見方を示した。
独クセトラDAX指数<.DAX>は0.6%高の7332.33で終了。
だがJNフィナンシャルの投資マネジャー、エドワード・スミス氏は「DAXが7450の水準を下回っている限り、(DAXに対し)ロングよりもショートにより価値があると考える」と語った。
ネスレ<NESN.VX>、ノバルティス<NOVN.VX>がFTSEユーロファースト300種を押し上げており、ディフェンシブ銘柄が選好されていることを示唆している。
<ユーロ圏債券> ギリシャ支援合意を好感し、同国国債が上昇した。
ユーロ圏財務相と国際通貨基金(IMF)は、対ギリシャ融資の実施や債務削減策で合意。
ギリシャ債務を400億ユーロ削減し、2020年までに同国債務を国内総生産(GDP)比124%に引き下げることを目指す。
合意を受けて、安全資産とされる独連邦債は売られたが、地合いの本格的な好転には至っていない。
ギリシャ10年債は0.5セント高の1ユーロ当たり34.8セントとなった。
ただ市場関係者はこの日のギリシャ国債上昇について、合意によりギリシャ債務が持続可能な軌道に是正されるとの信頼感からではなく、合意に盛り込まれた債務削減策の1つであるギリシャ国債買い戻しを好感した動きとしている。
INGのストラテジスト、アレッサンドロ・ジャンサンティ氏は債券買い戻しについて「短期的にはギリシャ国債への圧力を軽減するが、ギリシャ債務の対GDP比率の持続可能性という、核心の問題は解決しない」と指摘した。
IMFはギリシャ支援融資について、債券買い戻しの完了を条件に、実施する方針を示している。
独連邦債先物はギリシャ支援合意を受けた下げから持ち直し、20ティック安の142.23で清算した。
市場の警戒感が根強いことを示している。
地合い改善の恩恵を受け、スペイン10年債利回りも引き続き低下。
8ベーシスポイント(bp)低下の5.55%と1カ月ぶりの水準をつけた。
ギリシャの目先のデフォルト(債務不履行)リスクが後退したことで、市場の焦点はユーロ圏全体が抱えるリセッション(景気後退)や重債務の問題に移るとみられている。
そうなれば支援要請の有無を含め、景気低迷と財政悪化に苦しむスペインに注目が集まる公算が大きい。
[東京 28日 ロイター]

NY株、続落〔米株式〕(27日午前)

【ニューヨーク時事】27日午前の米株式市場は、欧州債務不安が和らぐ中、米国の財政問題への警戒感から売りが優勢となり、続落している。
午前10時半現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比49.84ドル安の1万2917.53ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が9.15ポイント安の2967.63。

欧州連合(EU)ユーロ圈諸国は前日、ブリュッセルで財務相会合を開いた。
27日未明まで続いた協議の末、財政危機のギリシャに対する融資再開で合意。
これを受けて、欧州債務不安が後退し、買いが入っている。

米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した11月の米消費者信頼感指数が73.7と、市場予想を上回ったことも相場の下支え要因となっている。

ただ、米国の「財政の崖」問題をめぐる投資家らの不安は根強く、相場の上値は重い。
経済協力開発機構(OECD)が同日発表した経済見通しで、欧米の財政問題を取り上げ「世界経済見通しに重大な結果をもたらす恐れがある」との見方を示したことも投資家心理の悪化につながっている。

個別銘柄では、食品大手のコナグラは4%超高。
同業のラルコープ・ホールディングスの買収が好感された。
今週末に新型「iMac(アイマック)」の販売を開始するアップルは、小幅安にとどまっている。

ダウ、続落=ナスダックは小反落〔米株式〕(27日朝)

【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、午前9時40分現在は前日終値比17.59ドル安の1万2949.78ドルで推移している。
ハイテク株が多く取引されているナスダック総合指数は同時刻現在2.05ポイント安の2974.73。

ブログ アーカイブ