2012年10月26日金曜日
NY株、小反発=売られ過ぎで〔米株式〕(25日)
【ニューヨーク時事】25日のニューヨーク株式市場は、前日までに株式が売られ過ぎたとの見方から買いが入り、優良株で構成するダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反発した。
ダウは前日終値比26.34ドル高の1万3103.68ドルで終了。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は4.42ポイント高の2986.12。
欧州市場サマリー(25日)
1348GMT 24日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2973 1.2971
ドル/円<JPY=> 80.270 79.800
ユーロ/円<EURJPY=> 104.12 103.51
25日終値 前営業日終値
株 FT100 5805.05(+0.27) 5804.78
クセトラDAX 7200.23(+7.38) 7192.85
金 現物午後値決め 1715.50 1706.50
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.60 (+0.00) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.25 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 140.32 (‐0.15) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 129.16 (‐0.50) <FGBXZ2><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.086 (0.080) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.585 (0.567) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.582 (1.557) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.444 (2.417) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ドル/円が4カ月ぶり高値をつけた。
一連の米指標や日銀が来週、金融緩和を行うとの期待からドルが買われた。
ドル/円は一時、6月25日以来の高値となる1ドル=80.33円をつけた。
ユーロも円 に対して上昇した。
<株式> ロンドン株式市場はほぼ横ばいで終了した。
第3・四半期の国内総生産(GDP)が好調だったことで銀行株に買いが入ったものの、企業決算がまちまちの結果となったことで、相場の上値は抑えられた。
英国立統計局はこの日、第3・四半期の実質GDP伸び率は速報値で前期比プラス1.0%となったと発表。
2007年第3・四半期以来の高い伸びとなり、リセッション(景気後退)からの脱却が確認された。
これを受け銀行株に買いが入り、銀行株指数<.FTNMX08350>は0.8%高となった。
ただ英経済の見通しに対する慎重な見方は根強く、デュネディン・インカム・グロウス投資信託のマネジャー、ジェレミー・ウイットリー氏は、「GDP統計は予想を上回り、英経済に期待をもたらした。
ただ、単期の統計でしかなく、持続的な回復の始まりを示すものではない」との見方を示した。
世界最大の広告グループの英WPP<WPP.L>は2.3%安。
通年の増収率見通しを下方修正したことが嫌気された。
一方、日用品大手ユニリーバ<ULVR.L>は2.9%高。
新興市場の堅調な需要が追い風となり、第3・四半期は実質5.9%の増収となったことが好感された。
欧州株式市場は小幅続伸。
仏製薬サノフィや英蘭系の日用品ユニリーバの底堅い業績が追い風となった。
ただ、トレーダーの間からは、ユーロ圏をめぐる懸念が今後上値を押さえ込む可能性があるとの声が聞かれた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.19ポイント(0.20%)高の1095.90。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.15ポイント(0.29%)安の2483.43。
サノフィ<SASY.PA>は1.4%上昇し、FTSEユーロファースト300の上昇分の大半を占めた。
第3・四半期決算が予想を上回ったほか、2012年通年の利益が予想ほど減少しないとの見通しを示した。
KBLスイスのフィリーペ・カレット最高投資責任者(CIO)は、ユーロ圏およびスペインの債務危機をめぐる懸念から、ヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄を選好すると述べた。
また、スペインの問題解決に向けた明確な道筋が見えない中、「相場は調整局面を迎える可能性がある」と予想した。
スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は0.2%安。
減益決算を発表した同国のサンタンデール銀<SAN.MC>は0.6%下落した。
ユニリーバ<UNc.AS>は2.6%高。
第3・四半期は実質5.8%の増収となり、市場予想を上回った。
半面、フランステレコム<FTE.PA>は5.2%安。
減配方針を示したほか、2013年は厳しい年になると警告した。
欧州企業の決算内容は強弱まちまちとなっている。
トムソン・ロイター・スターマインのデータによると、これまでに決算を発表している欧州企業の47%が市場予想を下回った。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が売られた。
英国の第3・四半期国内総生産(GDP)伸び率が5年ぶりの高水準となったことで、リスク資産への買い意欲が高まった。
独10年債利回りは一時、1.625%まで上昇。
だがその後は利回り上昇を受けて買い戻しが入り、午後終盤には1.58%に低下した。
独連邦債先物も8ティックの下げにとどまり、140.39で清算した。
ある市場関係者は「独連邦債はレンジ取引にとどまっている。
(利回りが)1.60%を上回る水準はレンジの下限で、この辺りではかなりの需要が見られる」と述べた。
またスペインによる全面支援の要請が不透明な情勢なため、独国債が大きく売られる公算は小さいとみられている。
第3・四半期の英GDP伸び率は前期比プラス1.0%と、前期比伸び率としては2007年第3・四半期以来5年ぶりの高水準を記録した。
ロンドン五輪などが押し上げ要因となり、英国は3四半期連続のマイナス成長から脱した。
また米新規失業保険申請件数も(季節調整済み)は前週比2万3000件減の36万9000件となった。
スペイン10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)上昇の5.62%。
今週に入り20bp程度上昇している。
2年債は3.11%、5年債利回りは4.5%となった。
スペイン経済・競争力省のイニゴ・フェルナンデス・デメサ国庫金融政策総局長は24日、今年の資金調達計画はほぼ完了したとした上で、政府は来年の国・地方向け資金調達を始める用意があるとの考えを示した。
[東京 26日 ロイター]
欧州株式市場サマリー(25日)
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5805.05(+0.27)
前営業日終値 5804.78(+6.87)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7200.23(+7.38)
前営業日終値 7192.85(+19.16)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3411.53(‐14.96)
前営業日終値 3426.49(+19.99)
<ロンドン株式市場> ほぼ横ばいで終了した。
第3・四半期の国内総生産(GDP)が好調だったことで銀行株に買いが入ったものの、企業決算がまちまちの結果となったことで、相場の上値は抑えられた。
英国立統計局はこの日、第3・四半期の実質GDP伸び率は速報値で前期比プラス1.0%となったと発表。
2007年第3・四半期以来の高い伸びとなり、リセッション(景気後退)からの脱却が確認された。
これを受け銀行株に買いが入り、銀行株指数<.FTNMX08350>は0.8%高となった。
ただ英経済の見通しに対する慎重な見方は根強く、デュネディン・インカム・グロウス投資信託のマネジャー、ジェレミー・ウイットリー氏は、「GDP統計は予想を上回り、英経済に期待をもたらした。
ただ、単期の統計でしかなく、持続的な回復の始まりを示すものではない」との見方を示した。
世界最大の広告グループの英WPP<WPP.L>は2.3%安。
通年の増収率見通しを下方修正したことが嫌気された。
一方、日用品大手ユニリーバ<ULVR.L>は2.9%高。
新興市場の堅調な需要が追い風となり、第3・四半期は実質5.9%の増収となったことが好感された。
<欧州株式市場> 小幅続伸。
仏製薬サノフィや英蘭系の日用品ユニリーバの底堅い業績が追い風となった。
ただ、トレーダーの間からは、ユーロ圏をめぐる懸念が今後上値を押さえ込む可能性があるとの声が聞かれた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.19ポイント(0.20%)高の1095.90。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.15ポイント(0.29%)安の2483.43。
サノフィ<SASY.PA>は1.4%上昇し、FTSEユーロファースト300の上昇分の大半を占めた。
第3・四半期決算が予想を上回ったほか、2012年通年の利益が予想ほど減少しないとの見通しを示した。
KBLスイスのフィリーペ・カレット最高投資責任者(CIO)は、ユーロ圏およびスペインの債務危機をめぐる懸念から、ヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄を選好すると述べた。
また、スペインの問題解決に向けた明確な道筋が見えない中、「相場は調整局面を迎える可能性がある」と予想した。
スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は0.2%安。
減益決算を発表した同国のサンタンデール銀<SAN.MC>は0.6%下落した。
ユニリーバ<UNc.AS>は2.6%高。
第3・四半期は実質5.8%の増収となり、市場予想を上回った。
半面、フランステレコム<FTE.PA>は5.2%安。
減配方針を示したほか、2013年は厳しい年になると警告した。
欧州企業の決算内容は強弱まちまちとなっている。
トムソン・ロイター・スターマインのデータによると、これまでに決算を発表している欧州企業の47%が市場予想を下回った。
[東京 26日 ロイター]
NY株、反発=米指標を好感〔米株式〕(25日午前)
【ニューヨーク時事】25日午前のニューヨーク株式相場は、良好な内容の米経済指標が並んだことから、反発している。
午前10時20分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比72.57ドル高の1万3149.91ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同19.36ポイント高の3001.06。
米商務省が発表した9月の耐久財受注額は前月比9.9%増と、2010年1月以来2年8カ月ぶりの高い伸び率となった。
労働省が発表した前週まで1週間の新規失業保険申請件数は前週比2万3000件減の36万9000件と、市場予想(ロイター通信調べ)の37万件をわずかに下回った。
9月の全米活動指数も前月から改善。
市場のリスク選好が戻る中、株式を物色する動きにつながった。
また、この日は大手決算が目白押し。
米家庭用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の7~9月期決算は、減収減益となったものの市場予想を上回ったことで、大幅高。
米穀物大手ブンゲも、増収増益を受けて買いを集めた。
一方、米通信大手スプリント・ネクステルは赤字幅が拡大したことで下落、米航空大手ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスと米先物取引大手CMEグループも、それぞれ減収減益となったことで、売り込まれた。
その他個別銘柄では、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェースなど金融銘柄がしっかり。
ファイザー、メルク、ジョンソン・アンド・ジョンソンなど医薬・健康関連銘柄も買われた。
ボーイングは下落。
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