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2012年9月20日木曜日

円、78円台前半〔NY外為〕(20日午前8時)


【ニューヨーク時事】20日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、午前8時現在1ドル=78円16~26銭と前日午後5時(78円32~42銭)比16銭の円高・ドル安で推移している。


一方ユーロは、同時刻現在1ユーロ=1.2950~2960ドル(前日午後5時は1.3044~3054ドル)、対円では同101円29~39銭(同102円16~26銭)。

東京マーケット・サマリー(20日)


<外為市場>



ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>



午後5時現在 78.20/22 1.2963/67 101.39/42



NY午後5時 78.37/39 1.3044/46 102.24/31



午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の78円前半。
日銀の追加緩和から一夜明けたこの日、ドルの地合いは弱く、78.20円以下ではストップを巻き込んで下げが加速した。
ドル売りの主体は前日活発なドル買い/円売りを実施した短期筋だった。
クロス円ではモデル系ファンドによる売りが目立ち、豪ドル/円、ユーロ/円とも1円を超える下げ幅となった。


<株式市場>



日経平均 9086.98円(145.23円安)



9079.19円─9215.57円



東証出来高 19億0025万株



東証売買代金 1兆2924億円



東京株式市場で日経平均は反落。
前日の日銀追加緩和に対する海外市場での評価は厳しく、米欧での強烈な緩和姿勢よりも消極的だとして、外為市場では円高が再び進行。
上海総合株価指数<.SSEC>をはじめとするアジア株安も重しとなり、日経平均は4営業日ぶりに終値で9100円を割り込んだ。
自動車や電機など輸出関連株が軟調となったほか、前日に上昇した反動から海運株などの景気敏感株や金融株、不動産株が売られた。


東証1部騰落数は、値上がり270銘柄に対し、値下がりが1295銘柄、変わらずが115銘柄だった。


<短期金融市場> 17時11分現在



無担保コール翌日物金利 0.081%(速報ベース)



3カ月物国庫短期証券流通利回り ──



ユーロ円3カ月金利先物(13年6月限) 99.735(+0.015)



安値─高値 99.720─99.740



無担保コール翌日物は0.075─0.08%付近で取引された。
主な取り手は地銀。
当座預金残高が高水準で推移する中、国債大量償還を迎えたことで、資金需要は限られた。
レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートは、0.10%付近。
ユーロ円3カ月金利先物は債券高などで強含み。


財務省が実施した3カ月物国庫短期証券の入札結果は、市場予想通りとなった。
余剰資金の運用ニーズが強まる中、しっかりした入札になり、国内勢、海外勢ともに需要を集めた。


<円債市場>



10年国債先物中心限月・12月限(東証) 143.80(+0.23)



安値─高値 143.65─143.81



10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.800%(─0.015)



安値─高値 0.805─0.800%



国債先物は反発。
前日の米債高の流れを引き継いで短期筋からの買い戻しが優勢となった。
後場に入ると、さえない中国関連指標を受けてリスク回避ムードが強まり、日経平均株価が下落幅を広げると、中心限月12月限は一段高となった。
外為市場でのドル安/円高基調も影響した。
現物債は総じて強含みで推移した。
もっとも、長期金利0.8%割れへの抵抗感が強く、5年債利回りも節目の0.2%を割らなかった。
投資家の中には、中間決算期末を意識するところもあり、買い進むまでには至らなかった。
流動性供給入札の結果が市場予想より弱めとなったことで、超長期ゾーンは一時売りが優勢になる場面があったが、終盤に保険会社の平準買いなどで切り返した。
日銀が実施した残存期間1年以上2年以下、および2年超3年以下を対象にした国債の買入(基金)オペは2本とも札割れを回避した。
下限金利の撤廃を決定した措置が奏功したとの見方が出ていた。


<クレジット市場>



政保債(地方公)10年 2.0─3.0bp 銀行債(みずほ)5年 18─19bp



地方債(都債) 10年 3.0─4.0bp 電力債(東電)10年 ─ ─ ─bp



クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、きょうから新指標として取引が始まったiTraxxJapanシリーズ18のプレミアムは200ベーシスポイント(bp)台前半から210bpを下回る水準で推移した。
旧指標のシリーズ17と比べると、シリーズ18は20bp程度ワイドな水準になるが、償還が3カ月延びたことが主因という。
株安、中国景気悪化などの不安材料が出ているが、20日に限ってはさほど材料視されることはなかった。


<スワップ市場>



スワップ金利(16時58分現在の気配)



2年物 0.31%─0.21%



3年物 0.31%─0.21%



4年物 0.34%─0.24%



5年物 0.39%─0.29%



7年物 0.55%─0.45%



10年物 0.84%─0.74%



[東京 20日 ロイター]

ドル続落、78円台前半=中国経済の減速懸念も嫌気〔東京外為〕(20日午後5時)


20日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀の追加金融緩和を受けた買いが海外市場で一巡し、下落基調で始まった。
その後は、中国経済の減速懸念を背景に続落している。
午後5時現在は1ドル=78円20~20銭と前日(午後5時、79円05~05銭)比85銭のドル安・円高。


前日の日銀追加緩和決定で進んだドル高・円安の流れは海外市場で途絶え、朝方の東京市場では78円40銭前後に下落して始まった。
8月の貿易統計は2カ月連続の赤字となったが、市場は反応薄。
仲値にかけては、しばらくもみ合った後、輸出企業の売りに押されて弱含んだ。
その後、9月のHSBC中国製造業PMI速報値を受けて上海総合指数などアジア株が大きく下落。
このため、午後にかけてクロス円が徐々に値を下げてドル円の圧迫要因になり、一時78円05銭前後まで売り込まれた。


市場では「前日にドル円の上値をトライしたが、結局抜けなかった」(大手邦銀)ことなどから、ドル安・円高への懸念が強まっている。
半期末となる最終週を控え、米国の重要経済統計が相次ぐこともあり「きょうが正念場」(同)と警戒する声が聞かれた。


欧米時間には、スペイン国債入札、最新週の米失業保険申請件数、8月の米景気先行指数、9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数などが予定されている。


ユーロは対円、対ドルで大きく値を下げて始まった後、徐々に下げ足を速める展開。
アジア株が軟調に推移する中、市場のリスク回避姿勢が強まってユーロなどクロス円が売られた。
「ユーロは買われすぎていた。
イベントをこなし、ポジションを解消する動きが出ている」(外為ブローカー)との声が聞かれた。
午後5時現在は1ユーロ=101円38~39銭(前日午後5時、103円30~30銭)、対ドルで1.2963~2964ドル(同1.3062~3065ドル)。

軟調=円高を嫌気〔東京株式〕(20日前場)☆差替


【第1部】為替相場の円高進行を嫌気し、主力株中心に売りが広がった。
日経平均株価は前日比64円44銭安の9167円77銭、東証株価指数(TOPIX)も同4.17ポイント安の760.63と、ともに反落。


東証1部の下落銘柄は61%、上昇銘柄は29%。
出来高は7億8652万株、売買代金は5281億円。


業種別株価指数(33業種)は、海運業、鉱業、電気・ガス業が値下がりした半面、情報・通信業、食料品は上昇した。


個別では、京セラ、キヤノン、東芝が売られ、トヨタ、ホンダ、日産自は軒並み軟調。
三菱UFJ、三井住友は安く、大和証G、野村は弱含み。
第一生命、東京海上も甘い。
新日鉄、住金は下落。
ディーエヌエーは値を消した。
東電、中部電も安い。
半面、武田、アステラス薬の薬品株はしっかり。
NTT、KDDIは買われ、アサヒ、JTも底堅い。
JAL、ファーストリテ、シャープは上伸した。


【第2部】強含み。
北越メタルが急伸し、ニホンフラッシュ、宇部マテリアは続伸。
半面、アトムは軟調だった。
出来高1365万株。


【外国株】閑散商状。
出来高4600株。
(続)

NY株、続伸=住宅統計を好感〔米株式〕(19日)☆差替


【ニューヨーク時事】19日のニューヨーク株式市場では、優良株で構成するダウ工業株30種平均が好調な住宅関連統計を受けた買いから続伸し、前日終値比13.32ドル高の1万3577.96ドルで終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は3営業日ぶりに反発、4.82ポイント高の3182.62ポイント。


ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1017万株増減の6億3988万株。


8月の中古住宅販売件数は前月比7.8%増と、予想を大幅に上回った。
同月の住宅着工件数も2.3%増とプラスに回復した。
これを受けて安心感が広がり、買いが先行。
日銀が決めた追加金融緩和も地合いを押し上げた。


ただ、ダウは4年9カ月ぶり高値付近にあり、利益確定売りが出やすく、上値は重い。


世界規模で事業を展開する企業の一部からは、業績に関する慎重な見方が示されているが、市場では「不安要素がある限り、当局から何らかのアクションが起こされる」(日系証券)との見方がある。


個別では、住宅統計を受けて関連株が買われ、住宅建設大手DRホートンが4.1%高。
一方、原油安を受けてエネルギー株が売られ、エクソンモービルが1.2%安。


新型スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」の予約が好調なアップルは0.03%高と6日続伸し、上場来高値を更新した。

3日ぶり反発〔ロンドン株式〕(19日)


【ロンドン時事】19日のロンドン株式市場の株価は、日銀の追加金融緩和などを好感して3営業日ぶりに反発、FT100種平均株価指数は前日終値比20.32ポイント高の5888.48で引けた。


引き続き当面の利益を確保する売りが上値を抑えているものの、日銀を含めた主要中銀の緩和姿勢を背景に底堅い展開。
また市場予想を上回った米国の住宅着工許可件数なども好感された。


もっともETXキャピタルのマーク・プリースト氏は「日銀の金融緩和を背景に強い地合いとなったが、市場は依然としてスペイン問題への懸念を抱いている」と指摘した。


個別銘柄では石油大手BPが4.80ペンス高の443.75ペンスと買われたほか、通信のBTも0.60ペンス高の227.70ペンスと小反発した。
半面、銀行大手のバークレイズは0.25ペンス安の225.15ペンスと軟調。
携帯のボーダフォンも0.95ペンス安の174.45ペンスと小反落した。

円、78円台前半〔ロンドン外為〕(19日)


【ロンドン時事】19日のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加金融緩和を受けた円売りが一巡し、1ドル=78円台前半へじり高の展開となった。
午後4時現在は78円25~35銭と、前日午後4時(78円55~65銭)比30銭の円高・ドル安。


日銀はこの日の金融政策決定会合で追加金融緩和を決定、国債などを買い入れる基金の規模を10兆円拡大した。
これを受け東京市場では、「予想以上の追加緩和」(市場筋)として円売りが加速、ドル円は一時79円20銭台と約1カ月ぶりの安値水準まで下落した。


ただ中間期末を迎えた輸出企業の円買い・ドル売り圧力も強く、当市場入り後はじりじり下値を切り上げる展開。
米国の緩和姿勢を背景とするドル売りも根強く、結局前日と比べて円高方向に振れた。
もっとも市場からは、「今回の追加緩和により政府・日銀は円売り・ドル買い介入に踏み切りやすくなる」(邦銀筋)として円の上値は限られるとの見方が出ていた。


一方、朝方売られたユーロは、スペインやイタリア国債の利回り低下もにらみ午後に入って買い戻された。
スペインによる欧州中央銀行(ECB)の国債購入要請をめぐる不透明感があるものの、積極的に売り込む動きは見られず、むしろ1ユーロ=1.30ドル台近辺での底堅さを示す格好となった。


ユーロの対ドル相場は午後4時現在1ユーロ=1.3050~3060ドル(前日午後4時は1.3050~3060ドル)。
対円では同102円15~25銭(102円60~70銭)。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.6215~6225ドル(1.6250~6260ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9270~9280フラン(0.9280~9290フラン)。

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