●相場概況 - 週末終値(前週末比) 日経平均 10913.30(+111.73)
NYダウ 13649.70(+161.27)
米ドル/円 90.06(+0.89)
ユーロ/円 119.92(+0.94)
ユーロ/米ドル 1.3316(-0.0025)
米国債(10年) 1.838%(-0.024)
米国債(30年) 3.021%(-0.023)
WTI原油先物 95.56(+2.00)
NY金 1687.00(+26.40)
今週の注目指標
●1/21(月) 休場(NY)
●1/22(火) 日銀金融政策決定会合
前回 → 0.00-0.10%
結果 →
1月ZEW景況感調査(独)19:00
前回 → 6.9
結果 →
11月小売売上高 [前月比](加)22:30
前回 → +0.7%
結果 →
12月中古住宅販売件数(米)24:00
前回 → 504万件
結果 →
●1/23(水) 第4四半期消費者物価 [前期比](豪)9:30
前回 → +1.4%
結果 →
第4四半期消費者物価 [前年比](豪)9:30
前回 → +2.0%
結果 →
12月失業率(英)18:30
前回 → 4.8%
結果 →
12月失業保険申請件数(英)18:30
前回 → -0.30万件
結果 →
BOE議事録(英)18:30
(前回)
・政策金利の据え置きを9対0で決定
・資産購入枠の維持を8対1で決定
・資産買い入れプログラムの250億ポンド規模拡大を主張(マイルズ委員)
加中銀政策金利発表(加)24:00
前回 → 1.00%
結果 →
1月消費者信頼感・速報(ユーロ)24:00
前回 → -26.5
結果 →
●1/24(木) 1月PMI製造業・速報(独)17:30
前回 → 46.0
結果 →
1月PMIサービス業・速報(独)17:30
前回 → 52.0
結果 →
1月PMI製造業・速報(ユーロ)18:00
前回 → 46.1
結果 →
1月PMIサービス業・速報(ユーロ)18:00
前回 → 47.8
結果 →
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 33.5万件
結果 →
SARB政策金利発表(南ア)
前回 → 5.00%
結果 →
●1/25(金) 1月IFO景況指数(独)18:00
前回 → 102.4
結果 →
第4四半期GDP・速報値 [前期比](英)18:30
前回 → +0.9%
結果 →
第4四半期GDP・速報値 [前年比](英)18:30
前回 → 0.0%
結果 →
12月消費者物価指数 [前月比](加)22:30
前回 → -0.2%
結果 →
12月消費者物価指数 [前年比](加)22:30
前回 → +0.8%
結果 →
12月新築住宅販売件数(米)24:00
前回 → 37.7万件
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)
■ やはり民主党とは違うのだよ
先週は政府要人などの発言が飛び交いましたが、
つくづく、"上手いな自民党"と思いました。
決して自民党をひいきするわけではないのですが、
実際に、民主党との違いが随所に出ております。
安住前大臣等が大量のお金を市場にばら撒いては注視してと、
無駄にお金を使っていた頃に比べると、
安倍総理や自民党要人の発言だけで10円以上も円安になる。
やはり政治とは、信頼や安定ということでしょうか、
単にお金を市場にばら撒けば良いというわけではないのです。
おそらく、民主党が同じことをやっても円安には動かなかったでしょう。
まさに民主党退場が最大の景気対策だったわけですね。
それでは、先週の発言などを踏まえて
時系列で簡単に確認してみたいと思います。
(1) 1/14〜1/17(円高)
甘利経済再生大臣
「過度な円安は輸入物価に跳ね返り、国民生活にマイナスの影響もある」
石破茂幹事長
「(最近の円相場の下落について)産業によっては困る企業も出てくる」
これによりUSD/JPYは89円台から88円台に、
EUR/JPYは120円付近から117円付近まで円高に傾く、
いわゆる"甘利ショック"。
(2) 1/17〜1/18(円安)
甘利ショックにより一度円安にブレーキをかけて
円安過熱感を沈静し、そのクッションを使ってさらに円安へ。
してやったり甘利戦略が大成功。
浜田内閣官房参与
「95円または100円への円安進行について懸念する必要はない」
「100円くらいが良い水準ではないか」
USD/JPYは88円から90円台へ、EUR/JPYは117円台から
120円台半ばまで円安が進む。
(甘利発言等を叩いていたマスコミや偽エコノミストは涙目)
(3) 1/18〜
天井よりはやや円高に傾き先週は終了。
22日「日銀政策会合」の行方は?
ということで今週は、22日に日銀政策会合が控えております。
現在考えられる内容は以下のとおり。
・追加の金融緩和
・インフレ目標2%設定の明記
今回の目玉は「インフレ目標2%設定の明記」ですが、
すでに麻生財務大臣、甘利経済財政大臣、日銀白川総裁で
政府・日銀共同合意文章を固めているので、これはほぼ決定でしょう。
また、追加の金融緩和もありそうですが、
ここまでは既に織り込み済みかと思います。
注目すべき点は、これ以上のサプライズ要素が出てくるのか?です。
おそらく、想定されている内容以下の結果はなく、
そのために失望となることもないと思いますので、
あるとすれば、サプライズでさらに上昇か?
想定内の内容により一時的な利益確定で一旦円高へか?と思います。
それに対する私の基本的な戦略は後編にて。
それにしても、"アベノミクス"による円安の動きですが、
諸外国やマスコミ関係がちょこちょこと非難してきていますが
遠慮する必要はないと思います。
まず、諸外国に関しましては、
「散々今まで通貨安をやってきたのだから非難される筋合はない!」
特に対中国・対韓国に遠慮は無用です。
ドンドン行きましょう。
そしてマスコミは単なる安倍叩きです。
「円安になると物価上昇、ガソリン代上がる、家計にダメージが…」
どうせ円高のままでも"なんとかしろ"と叩くのでしょう。
円高でも円安でもどのみち非難、
正直どっちでもイイんですね、この連中は…。
先週の注目指標(結果)
●1/14(月) 11月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)19:00
前回 → -1.4% (修正 -1.0%)
結果 → -0.3%
●1/15(火) 12月消費者物価指数 [前月比](英)18:30
前回 → +0.2%
結果 → +0.5%
12月消費者物価指数 [前年比] (英)18:30
前回 → +2.7%
結果 → +2.7%
1月NY連銀製造業景気指数(米)22:30
前回 → -8.10 (修正 -7.30)
結果 → -7.78
12月小売売上高 [前月比](米)22:30
前回 → +0.3% (修正 +0.4%)
結果 → +0.5%
12月小売売上高 [前月比:除自動車](米)22:30
前回 → 0.0% (修正 -0.1%)
結果 → +0.3%
12月生産者物価指数 [前月比](米)22:30
前回 → -0.8%
結果 → -0.2%
12月生産者物価指数 [コア:前月比](米)22:30
前回 → +0.1%
結果 → +0.1%
12月生産者物価指数 [前年比] (米)22:30
前回 → +1.5%
結果 → +1.3%
12月生産者物価指数 [コア:前年比](米)22:30
前回 → +2.2%
結果 → +2.0%
●1/16(水) 12月消費者物価指数 [前月比](米)22:30
前回 → -0.3%
結果 → 0.0%
12月消費者物価指数 [コア:前月比](米)22:30
前回 → +0.1%
結果 → +0.1%
12月消費者物価指数 [前年比](米)22:30
前回 → +1.8%
結果 → +1.7%
12月消費者物価指数 [コア:前年比](米)22:30
前回 → +1.9%
結果 → +1.9%
11月対米証券投資 [ネット長期フロー](米)23:00
前回 → +13億USD
結果 → +523億USD
11月対米証券投資 [ネットフロー合計](米)23:00
前回 → -567億USD (修正 -589億USD)
結果 → +278億USD
12月鉱工業生産 [前月比](米)23:15
前回 → +1.1% (修正 +1.0%)
結果 → +0.3%
米ベージュブック
(前回)
・個人消費:緩やかなペースで拡大
・多数の地区で「財政の崖」をめぐり不安表明化
・製造業:減速(7つの地区)
(今回)
・経済活動:全地区で緩やかに拡大
・製造業:6地区で拡大、3地区で縮小
●1/17(木) 12月新規雇用者数(豪)9:30
前回 → +1.39万人 (修正 +1.71万人)
結果 → -0.55万人
12月失業率(豪)9:30
前回 → 5.2% (修正 5.3%)
結果 → 5.4%
ECB月例報告(ユーロ)18:00
(前回)
・景気は2013年中には緩やかに回復傾向へ向かう見込み
・インフレは、来年には2%未満に低下する
・景気の弱さは2013年に入っても継続
(今回)
・2013年中に景気は緩やかに回復
・各国政府は財政・構造の不均衡を是正すべき
12月住宅着工件数(米)22:30
前回 → 86.1万件
結果 → 95.4万件
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 37.2万件 (修正 37.2万件)
結果 → 33.5万件
1月フィラデルフィア連銀景況指数(米)24:00
前回 → 8.1 (修正 4.6)
結果 → -5.8
第4四半期消費者物価 [前期比](NZ)30:45
前回 → +0.3%
結果 → -0.2%
第4四半期消費者物価 [前年比](NZ)30:45
前回 → +0.8%
結果 → +0.9%
●1/18(金) 12月小売売上高指数 [前月比](英)18:30
前回 → +0.1% (修正 +0.2%)
結果 → -0.3%
12月小売売上高指数 [前年比](英)18:30
前回 → +2.0%
結果 → +1.1%
1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)23:55
前回 → 72.9
結果 → 71.3