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2013年1月21日月曜日

円、89円台半ば〔ロンドン外為〕(21日正午)

【ロンドン時事】週明け21日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、22日の日銀金融政策決定を控えて調整的な買いが入り、1ドル=89円台半ばとなった。
正午現在では、89円50~60銭と前週末午後4時(89円90銭~90円00銭)比40銭の円高・ドル安。
ドル円は前週、1ドル=90円台に乗せたことで、利益確定の円買いドル売りが出た。
一方、日銀の追加金融緩和が既に織り込まれる中、22日の政策決定を受けた市場の反応に関しては、金融緩和姿勢継続による円売り、イベントをこなしたことでいったん円買いという2方向で見解が割れる。
ただいずれにせよ、「円上伸があったとしても限定的という見方が大勢」(邦銀筋)という。
もっとも、これまでの円安のスピードが速すぎたため、「今後は一本調子の円安にはならない」(同)との声が聞かれた。
ユーロは対ドルでは方向感に乏しく、1ユーロ=1.3310~3320ドル(前週末午後4時は1.3285~3295ドル)。
ユーロは債務危機に対する懸念後退もあり、依然底堅い値動き。
対円では119円20~30銭(119円50~60銭)。
他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.5875~5885ドル(1.5860~5870ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9310~9320フラン(0.9350~9360フラン)。

さくら投資顧問(1/21)

●相場概況 - 週末終値(前週末比)
 日経平均     10913.30(+111.73)
 NYダウ     13649.70(+161.27)
 米ドル/円    90.06(+0.89)
 ユーロ/円    119.92(+0.94)
 ユーロ/米ドル  1.3316(-0.0025)
 米国債(10年) 1.838%(-0.024)
 米国債(30年) 3.021%(-0.023)
 WTI原油先物  95.56(+2.00)
 NY金      1687.00(+26.40)
今週の注目指標
●1/21(月)
休場(NY)
●1/22(火)
日銀金融政策決定会合
前回 → 0.00-0.10%
結果 →
1月ZEW景況感調査(独)19:00
前回 → 6.9
結果 →
11月小売売上高 [前月比](加)22:30
前回 → +0.7%
結果 →
12月中古住宅販売件数(米)24:00
前回 → 504万件
結果 →
●1/23(水)
第4四半期消費者物価 [前期比](豪)9:30
前回 → +1.4%
結果 →
第4四半期消費者物価 [前年比](豪)9:30
前回 → +2.0%
結果 →
12月失業率(英)18:30
前回 → 4.8%
結果 →
12月失業保険申請件数(英)18:30
前回 → -0.30万件
結果 →
BOE議事録(英)18:30
(前回)
・政策金利の据え置きを9対0で決定
・資産購入枠の維持を8対1で決定
・資産買い入れプログラムの250億ポンド規模拡大を主張(マイルズ委員)
加中銀政策金利発表(加)24:00
前回 → 1.00%
結果 →
1月消費者信頼感・速報(ユーロ)24:00
前回 → -26.5
結果 →
●1/24(木)
1月PMI製造業・速報(独)17:30
前回 → 46.0
結果 →
1月PMIサービス業・速報(独)17:30
前回 → 52.0
結果 →
1月PMI製造業・速報(ユーロ)18:00
前回 → 46.1
結果 →
1月PMIサービス業・速報(ユーロ)18:00
前回 → 47.8
結果 →
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 33.5万件
結果 →
SARB政策金利発表(南ア)
前回 → 5.00%
結果 →
●1/25(金)
1月IFO景況指数(独)18:00
前回 → 102.4
結果 →
第4四半期GDP・速報値 [前期比](英)18:30
前回 → +0.9%
結果 →
第4四半期GDP・速報値 [前年比](英)18:30
前回 → 0.0%
結果 →
12月消費者物価指数 [前月比](加)22:30
前回 → -0.2%
結果 →
12月消費者物価指数 [前年比](加)22:30
前回 → +0.8%
結果 →
12月新築住宅販売件数(米)24:00
前回 → 37.7万件
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)

■ やはり民主党とは違うのだよ
先週は政府要人などの発言が飛び交いましたが、
つくづく、"上手いな自民党"と思いました。
決して自民党をひいきするわけではないのですが、
実際に、民主党との違いが随所に出ております。
安住前大臣等が大量のお金を市場にばら撒いては注視してと、
無駄にお金を使っていた頃に比べると、
安倍総理や自民党要人の発言だけで10円以上も円安になる。
やはり政治とは、信頼や安定ということでしょうか、
単にお金を市場にばら撒けば良いというわけではないのです。
おそらく、民主党が同じことをやっても円安には動かなかったでしょう。
まさに民主党退場が最大の景気対策だったわけですね。
それでは、先週の発言などを踏まえて
時系列で簡単に確認してみたいと思います。
(1) 1/14〜1/17(円高)
甘利経済再生大臣
「過度な円安は輸入物価に跳ね返り、国民生活にマイナスの影響もある」
石破茂幹事長
「(最近の円相場の下落について)産業によっては困る企業も出てくる」
これによりUSD/JPYは89円台から88円台に、
EUR/JPYは120円付近から117円付近まで円高に傾く、
いわゆる"甘利ショック"。
(2) 1/17〜1/18(円安)
甘利ショックにより一度円安にブレーキをかけて
円安過熱感を沈静し、そのクッションを使ってさらに円安へ。
してやったり甘利戦略が大成功。
浜田内閣官房参与
「95円または100円への円安進行について懸念する必要はない」
「100円くらいが良い水準ではないか」
USD/JPYは88円から90円台へ、EUR/JPYは117円台から
120円台半ばまで円安が進む。
(甘利発言等を叩いていたマスコミや偽エコノミストは涙目)
(3) 1/18〜
天井よりはやや円高に傾き先週は終了。
22日「日銀政策会合」の行方は?
ということで今週は、22日に日銀政策会合が控えております。
現在考えられる内容は以下のとおり。
・追加の金融緩和
・インフレ目標2%設定の明記
今回の目玉は「インフレ目標2%設定の明記」ですが、
すでに麻生財務大臣、甘利経済財政大臣、日銀白川総裁で
政府・日銀共同合意文章を固めているので、これはほぼ決定でしょう。
また、追加の金融緩和もありそうですが、
ここまでは既に織り込み済みかと思います。
注目すべき点は、これ以上のサプライズ要素が出てくるのか?です。
おそらく、想定されている内容以下の結果はなく、
そのために失望となることもないと思いますので、
あるとすれば、サプライズでさらに上昇か?
想定内の内容により一時的な利益確定で一旦円高へか?と思います。
それに対する私の基本的な戦略は後編にて。
それにしても、"アベノミクス"による円安の動きですが、
諸外国やマスコミ関係がちょこちょこと非難してきていますが
遠慮する必要はないと思います。
まず、諸外国に関しましては、
「散々今まで通貨安をやってきたのだから非難される筋合はない!」
特に対中国・対韓国に遠慮は無用です。
ドンドン行きましょう。
そしてマスコミは単なる安倍叩きです。
「円安になると物価上昇、ガソリン代上がる、家計にダメージが…」
どうせ円高のままでも"なんとかしろ"と叩くのでしょう。
円高でも円安でもどのみち非難、
正直どっちでもイイんですね、この連中は…。
先週の注目指標(結果)
●1/14(月)
11月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)19:00
前回 → -1.4% (修正 -1.0%)
結果 → -0.3%
●1/15(火)
12月消費者物価指数 [前月比](英)18:30
前回 → +0.2%
結果 → +0.5%
12月消費者物価指数 [前年比] (英)18:30
前回 → +2.7%
結果 → +2.7%
1月NY連銀製造業景気指数(米)22:30
前回 → -8.10 (修正 -7.30)
結果 → -7.78
12月小売売上高 [前月比](米)22:30
前回 → +0.3% (修正 +0.4%)
結果 → +0.5%
12月小売売上高 [前月比:除自動車](米)22:30
前回 → 0.0% (修正 -0.1%)
結果 → +0.3%
12月生産者物価指数 [前月比](米)22:30
前回 → -0.8%
結果 → -0.2%
12月生産者物価指数 [コア:前月比](米)22:30
前回 → +0.1%
結果 → +0.1%
12月生産者物価指数 [前年比] (米)22:30
前回 → +1.5%
結果 → +1.3%
12月生産者物価指数 [コア:前年比](米)22:30
前回 → +2.2%
結果 → +2.0%
●1/16(水)
12月消費者物価指数 [前月比](米)22:30
前回 → -0.3%
結果 → 0.0%
12月消費者物価指数 [コア:前月比](米)22:30
前回 → +0.1%
結果 → +0.1%
12月消費者物価指数 [前年比](米)22:30
前回 → +1.8%
結果 → +1.7%
12月消費者物価指数 [コア:前年比](米)22:30
前回 → +1.9%
結果 → +1.9%
11月対米証券投資 [ネット長期フロー](米)23:00
前回 → +13億USD
結果 → +523億USD
11月対米証券投資 [ネットフロー合計](米)23:00
前回 → -567億USD (修正 -589億USD)
結果 → +278億USD
12月鉱工業生産 [前月比](米)23:15
前回 → +1.1% (修正 +1.0%)
結果 → +0.3%
米ベージュブック
(前回)
・個人消費:緩やかなペースで拡大
・多数の地区で「財政の崖」をめぐり不安表明化
・製造業:減速(7つの地区)
(今回)
・経済活動:全地区で緩やかに拡大
・製造業:6地区で拡大、3地区で縮小
●1/17(木)
12月新規雇用者数(豪)9:30
前回 → +1.39万人 (修正 +1.71万人)
結果 → -0.55万人
12月失業率(豪)9:30
前回 → 5.2% (修正 5.3%)
結果 → 5.4%
ECB月例報告(ユーロ)18:00
(前回)
・景気は2013年中には緩やかに回復傾向へ向かう見込み
・インフレは、来年には2%未満に低下する
・景気の弱さは2013年に入っても継続
(今回)
・2013年中に景気は緩やかに回復
・各国政府は財政・構造の不均衡を是正すべき
12月住宅着工件数(米)22:30
前回 → 86.1万件
結果 → 95.4万件
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 37.2万件 (修正 37.2万件)
結果 → 33.5万件
1月フィラデルフィア連銀景況指数(米)24:00
前回 → 8.1 (修正 4.6)
結果 → -5.8
第4四半期消費者物価 [前期比](NZ)30:45
前回 → +0.3%
結果 → -0.2%
第4四半期消費者物価 [前年比](NZ)30:45
前回 → +0.8%
結果 → +0.9%
●1/18(金)
12月小売売上高指数 [前月比](英)18:30
前回 → +0.1% (修正 +0.2%)
結果 → -0.3%
12月小売売上高指数 [前年比](英)18:30
前回 → +2.0%
結果 → +1.1%
1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)23:55
前回 → 72.9
結果 → 71.3

日経ニュース・夕版(1/21)

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ドル反落、89円台半ば近辺=日銀会合控え調整売り〔東京外為〕(21日午後5時)

週明け21日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀金融政策決定会合を控えたポジション調整の売りが強まり、反落した。
午後5時現在は1ドル=89円58~59銭と前週末(午後5時、90円02~02銭)比44銭のドル安・円高。
朝方の東京市場は、緩和期待を背景に90円20銭前後で始まった。
しかし、仲値前にポジション調整が進み、ストップロスを巻き込みながら一時89円40銭台まで急落した。
売り一巡後は89円80銭前後まで上昇する場面も見られたが、午後に入ると再び調整売りに押された。
欧州勢が参加し始める時間帯には、89円60銭台を中心にもみ合っている。
市場では、22日の金融政策発表を前に「緩和結果を先取りした利益確定の売りが強まった」(大手外銀)とみられている。
「日経平均株価の下落が安全資産としての円買いのきっかけになった」(外為ブローカー)との指摘もある。
日銀の金融政策については、2%上昇の物価目標導入と資産買い入れ等基金10兆円増額が市場のコンセンサス。
発表後は利益確定の売りが出るとみられているが、「緩和期待は夏の参院選まで続く。
円買い戻しは一時的な動き」(先の大手外銀)との声もある。
欧米時間には、ユーロ圏財務相会合やワイトマン独連銀総裁の講演などが予定されている。
米国はキング牧師生誕記念日で休場。
ユーロは下落して始まった後は、対円では軟調、対ドルでもみ合い。
ポジション調整の円買い戻しのほか、ドイツ国政与党の地方選敗北がユーロ売りの材料になった。
午後5時現在は1ユーロ=119円35~37銭(前週末午後5時、120円57~60銭)、対ドルで1.3321~3325ドル(同1.3392~3397ドル)。

証券ディーラー「プロの視点」(1/21)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■外部要因に大きな変化はなく、前営業日の大幅上昇から利益確定売りの出た本日の株式相場ですが、株価指数は明日の金融政策イベントを控えて水準を探る動きに。
全体観を傾け難いなか、投資資金は需給妙味の強い銘柄に向かっています。

日経平均株価は反落。
買い先行の立ち上がりも前述の通りに売り圧力に押されると、節目10900円、10800円を割り込んできました。
ただ、前場の下押し局面でも5日移動平均線(10750.04円)付近で踏み止まり、終値も直近の調整時に下値を支えたボリンジャーバンド+1σ(10706.57円)を上回る水準にあるなど、基調としてはまだ上向きとも判断できます。

さて、前営業日配信版では「要人発言が相場揺るがす 来週の日銀会合前まで神経戦か」と題していました。

当欄では、明日に政策結果が伝わる日銀金融政策決定会合について、政策結果前では円安加速のポジティブ、出尽くしのネガティブのリスク両面を考慮しておくスタンスを紹介。
前営業日の相場浮上で「会合前に期待感が先行している面もあり、出尽くしのネガティブリスクを留意しておくべきでしょう」とも記していましたが、さすがに本日は前営業日の大幅上昇、イベント警戒の売りに押されています。

今晩の米国市場は祝日休場となるため、今晩の外部要因の変化は限られるものの、明日は金融政策結果の伝わる午後に向けて思惑が交錯しそう。
昼休みから市況ニュースを確認しつつ、為替相場を中心に政策結果後の反応を見極めたいところ。
もちろん、反応に関しては円安加速のポジティブ、出尽くしのネガティブの両面を想定しておきましょう。

物色対象としては「イベント確認までは外部要因や全体相場の影響を受け難く、需給妙味の強い銘柄を手掛けるのが無難か」とも記していましたが、本日では前営業日に人気化したソニー<6758>のほか、アイフル<8515>など低位金融、株価100円台の低位株、そしてガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の新興市場銘柄が賑わいました。

会員情報では、1月16日のインターネット会員A情報で買い推奨していたワイヤレスゲート<9419>が上伸し目標株価を達成。
また、昨年12月11日に配信した厳選5銘柄付きレポート「ハイリターン期待の"ボーナス株"で資産倍増を目指せ!」の注目銘柄・エニグモ<3665>も人気化。
レポートの目標株価を達成するなど、当欄で挙げていた「新興市場銘柄」がディーリング資金を取り込んでいます。

ただ、前営業日にも「イベント通過後は全体相場の方向性を探りつつ、現在集計中の決算開示を先回りする動きが強まりそう」と締めていたように、明日の日銀金融政策決定会合の政策結果確認以降は、全体相場の先行きが注目されるほか、今週後半から始まる決算開示を睨んだ個別注視の流れとなるのではないでしょうか。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■先週末の米国市場は上昇。
財政問題進展期待が高まったほか、決算売りも限られたことで、全般底堅い展開となっています。

下院共和党が翌週にも政府の借り入れ権限を3カ月間延長する案を採決する計画を明らかにしたことで、財政問題のさらなる進展期待が高まり、相場の押し上げ要因となりました。

また、決算を明らかにしたインテルが下落したものの、ハイテク売りにつながらず、モルガン・スタンレー、GEらが決算評価の買いを集めたことも支援材料となっています。

ダウ平均株価は、前営業日比53.68ドル高の13,649.70ドル。
ナスダック総合指数は1.30ポイント安の3,134.71ポイントで取引を終えました。

為替相場では、東京時間帯からの円安基調から大きな変化はなく、週明けの東京時間帯早朝では、1ドル90円台前半、1ユーロ120円台前半の水準で取引されています。

東京株式市場では、米国市場の上昇を好感した買いが先行。
日経平均株価は10941円の続伸スタートに。

寄り付き後は、為替相場で東京時間帯から円買いが見られており、前営業日大幅上昇からの利益確定売りを誘う流れ。
日経平均株価は寄り付き天井から前日比マイナス圏に沈みました。

昼休みを挟んで円買い圧力も弱まり、後場も安値もみあいが継続。
今晩の米国市場が祝日休場で全体観を傾けにくく、明日の日銀金融政策決定会合での政策結果を見極めようとする流れが強まり、大引けにかけて手仕舞い売りも出ています。

日経平均株価終値は、165.56円安の10,747.74円。
東証1部の売買代金は概算で1兆7949億円。
東証1部の売買高は概算で33億149万株。
値上がり銘柄は877(51%)に対し値下がりは690(40%)、変わらずは131(7%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■為替相場の円買い、利益確定売りによる指数続落で、前営業日に買われていたトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、キヤノン<7751>の国際優良株、三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>のメガバンク、野村ホールディングス<8604>の証券業が反落しています。

日経平均株価の構成比率上位でもあるファナック<6954>が格下げで安く、指数を押し下げる格好に。
一方でソニー<6758>、パナソニック<6752>ら電気機器の一角が見直し買いを集めました。

売買代金上位では、アイフル<8515>、オリコ<8585>の低位金融が進出。
株価100円台のミヨシ油脂<4404>、井筒屋<8260>、新興市場のガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>も全市場の売買代金上位に入るなど、明日に日銀金融政策決定会合の政策結果を控え、全体観を傾け難いなか、値動きの大きい銘柄にディーリング資金が向かっています。

セクターでは、JXホールディングス<5020>、出光興産<5019>の石油製品が業種別株価指数騰落の値上がり最上位に。
国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業も続き、地政学的リスクの高まりに反応しました。

一方、所属全銘柄が下落した保険業が値下がり最上位に入り、野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券、JT<2914>の食料品なども売られています。

また、東芝機械<6104>、アマダ<6113>の機械、任天堂<7974>のその他製品、ブリヂストン<5108>、横浜ゴム<5101>のゴム製品なども値下がり上位に入りました。

個別では、格上げの丸井グループ<8252>、好業績観測のユナイテッドアローズ<7606>、ディー・エヌ・エー<2432>との業務提携でネクソン<3659>、三菱商事<8058>によるTOBで米久<2290>らが材料物色を集めています。

新興市場では、全市場の売買代金上位にも進出したガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が強く、軽量級のニューフレアテクノロジー<6256>、エニグモ<3665>、ワイヤレスゲート<9419>も人気化。
バイオ関連のUMNファーマ<4585>、タカラバイオ<4974>、ナノキャリア<4571>、ジーンテクノサイエンス<4584>、そーせい<4565>、リニカル<2183>、スリー・ディー・マトリックス<7777>の活躍も目立ちました。
■■ 〜 本日の注目銘柄シューティング! 〜 ■■<6758>ソニー 1,187円 前日比+38円(+3.31%)
連騰。
前営業日に米国子会社が本社ビルを売却し、6億ドルを超える売却益を計上する見通しが好感されたほか、同業のパナソニック<6752>とともに出遅れ循環物色に乗っているようだ。
前営業日に続いて、全市場の売買代金上位に進出している。

<6954>ファナック 14,350円 前日比−580円(−3.88%)
反落。
シティグループ証券が投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げており、先週にみずほ証券、ゴールドマン・サックス証券が格下げを行った経緯もあり、調査機関の投資判断を嫌気した売りが続いている。
日経平均株価構成比率上位でもあり、株価指数を押し下げる格好となった。

<8515>アイフル 622円 前日比+27円(+4.54%)
急伸。
全体相場が前営業日の浮上から利益確定売りに押され、明日に日銀金融政策決定会合の政策結果を控え、全体観を傾け難いなか、値動きの大きい同社株に資金が還流している。
同じく低位金融のオリコ<8585>も反騰、株価100円台のミヨシ油脂<4404>、井筒屋<8260>、新興市場のガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>もディーリング資金を集め、売買代金上位に入った。

ドル反落、89円台半ば=日銀会合控えて水準調整〔東京外為〕(21日午後3時)

週明け21日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀金融政策決定会合を控えて水準調整の動きが強まり、1ドル=89円台半ばに反落している。
午後3時現在、89円57~59銭と前週末(午後5時現在は90円02~02銭)比45銭のドル安・円高。
朝方は、前週末の海外市場の堅調地合いを受け継いで買いが優勢だったが、その後は調整的な売りが強まり、一時89円台前半に落ち込む場面があった。
「途中でストップロスの売りが巻き込まれたため、下げがきつくなった」(大手邦銀)という。
午後に入ってからは、89円台半ばを中心としたもみ合いとなっているが、「調整売りの余韻が残り、上値は重い印象」(別の大手邦銀)と指摘されている。
市場関係者は「日銀決定会合は追加緩和が予想されるが、会合後はいずれにせよ材料出尽くしでドル円は売られる可能性があり、きょうは早めの調整売りが出たのではないか」(大手金融機関の為替アナリスト)と受け止めている。
ユーロも対円、対ドルで反落した後は上値が重い。
ドル円に連動してユーロ円が大きく下げた一方、ユーロドルは朝方に比べると横ばい圏となっている。
午後3時現在、1ユーロ=119円27~31銭(前週末午後5時、120円57~60銭)、対ドルで1.3315~3317ドル(同1.3392~3397ドル)。

反落=利益確定売りに押される〔東京株式〕(21日前場)

【第1部】前週末までの上昇で高値警戒感が出ていた中、為替が円高方向に振れたため、主力銘柄中心に利益確定売りが出た。
日経平均株価は前営業日比92円71銭安の1万0820円59銭、東証株価指数(TOPIX)は同2.78ポイント安の908.66と、ともに反落。
東証1部銘柄の36%が下落、55%が上昇。
午前の出来高は19億0130万株、売買代金は9712億円。
業種別株価指数(33業種)では、保険業、電気・ガス業、海運業、機械などが下落。
上昇は石油・石炭製品、その他金融業など。
トヨタ、ホンダの自動車株が小安く、ファナックは反落。
キヤノン、東芝、コマツは軟調だった。
商船三井は弱含み。
三菱UFJが値を下げ、野村、第一生命、住友不は売られた。
ソフトバンク、ファーストリテ、関西電も下落。
半面、JFEが堅調で、JXは続伸。
三菱商はしっかり。
7&iHDが買われ、菱地所は値を上げた。
アイフル、オリコは上伸。
ソニーは強含み。
▽取引開始直後に値を消す
前週末の米シカゴ市場では、米国の債務上限問題に対する警戒感が後退したことなどから日経平均先物が上昇していたため、東京市場も寄り付きは買いが優勢だった。
しかし、寄り後すぐに為替が円高方向に傾くと、指数先物にまとまった売りが続き、現物市場も大型株中心に売り優勢となった。
過熱感が広がる東京市場は、「何らかのきっかけで利食いが出やすい状況だった」(銀行系証券)といい、為替の動きをきっかけに、一気に売りに傾いたようだ。
前場の日経平均は1月17、18日の下げ幅の半値押し水準でひとまず踏みとどまった。
「分母が大きくなっているぶん、多少振れ幅が大きくなることもあろう」(大手証券)とされ、市場関係者の間で不安感が強まっている様子はないが、日銀の決定会合後に材料出尽くし感が広がる可能性もあるため、午後も積極的な買いは入りにくいかもしれない。

日経ニュース・昼版(1/21)

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<外為>東京=10時 1ドル=89円84~89銭

21日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時現在、1ドル=89円84~89銭で、前週末(18日)の午後5時時点と比べ18銭の円高・ドル安になった。

<株式>東証=始値 1万941円45銭

21日の東京株式市場の日経平均株価は、前週末(18日)の終値と比べ28円15銭高の1万941円45銭で取引を始めた。

日経ニュース・朝版(1/21)

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みんなの外為 !今日の重要経済指標(1/21)

   
予想(コンセンサス) :
   
ユーザー予想    :
上昇 42% 下落 58%
   
関連指標の動向   :
上昇50% 下落38%
   
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:3.0pips
上昇時平均幅:1.0pips
下落時平均幅:-5.0pips
下落時安値幅:-7.0pips
   
予想(コンセンサス) :-0.1%/+1.7%
   
ユーザー予想    :
上昇 75% 下落 25%
   
関連指標の動向   :
上昇22% 下落26%
   
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:4.0pips
上昇時平均幅:3.0pips
下落時平均幅:-2.0pips
下落時安値幅:-3.0pips

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