2012年10月15日月曜日
ダウ、続伸=ナスダックは反発〔米株式〕(15日朝)
【ニューヨーク時事】週明け15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、午前9時35分現在は前週末終値比36.36ドル高の1万3365.21ドルで推移している。
ハイテク株が多く取引されているナスダック総合指数は同時刻現在13.05ポイント高の3057.16。
円、78円台後半〔NY外為〕(15日午前8時)
【ニューヨーク時事】週明け15日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、午前8時現在1ドル=78円69~79銭と前週末午後5時(78円40~50銭)比29銭の円安・ドル高で推移している。
一方ユーロは、同時刻現在1ユーロ=1.2964~2974ドル(前週末午後5時は1.2947~2957ドル)、対円では同102円07~17銭(同101円55~65銭)。
円、78円台後半〔ロンドン外為〕(15日正午)
【ロンドン時事】週明け15日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、東京市場に続き円売り・ドル買いが優勢、1ドル=78円台後半で強含みに推移した。
正午現在は78円65~75銭と、前週末午後4時(78円30~40銭)比35銭の円安・ドル高。
格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が発表した日本の格付けに関する悲観的なリポートを背景に、東京市場から円売り・ドル買いが優勢。
また携帯大手ソフトバンクの米社買収発表を受け、市場では「買収のための巨額のドル資金調達が改めてドル買い材料として意識された」(邦銀筋)格好となり、当市場入り後も円はじりじりと水準を切り下げた。
一方、東京市場で売られたユーロは堅調、対円では1週間ぶりに1ユーロ=102円台を回復した。
引き続き、スペイン情勢をめぐる不透明感が上値を抑えているものの、堅調な欧州株式市場をにらんで短期筋の買い戻しが入った。
ユーロの対ドル相場は正午現在1ユーロ=1.2960~2970ドル(前週末午後4時は1.2965~2975ドル)。
対円では同102円00~10銭(101円55~65銭)。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.6050~6060ドル(1.6080~6090ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9325~9335フラン(0.9315~9325フラン)。
東京マーケット・サマリー(15日)
レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
午後5時現在 78.57/59 1.2946/50 101.72/76
NY午後5時 78.41/45 1.2951/55 101.58/61
午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の78円半ば。
各国株価の落ち着きを背景にクロス円が持ち直すと、ドル/円も上昇して1週間ぶりの高値を付けた。
ソフトバンク<9984.T>の大型買収にからむ思惑買いもドル/円を支援した。
レポート全文:
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<株式市場>
日経平均 8577.93円(43.81円高)
8488.14円━8595.11円
東証出来高 16億2371万株
東証売買代金 1兆0494億円
東京株式市場で日経平均は5日ぶり反発。
7月26日以来、約2カ月半ぶりに節目の8500円を割り込む場面があったが、対ドルで再び円安傾向となったほか、中国の景気減速に関する過度な懸念が和らいだことが相場を下支えした。
トヨタ<7203.T>やキヤノン<7751.T>などの輸出株が買い戻されたほか、海運や鉄鋼など景気敏感株も堅調。
TOPIX<.TOPX>は続伸。
東証1部騰落数は、値上がり994銘柄に対し、値下がりが516銘柄、変わらずが161銘柄だった。
<短期金融市場> 17時24分現在
無担保コール翌日物金利 0.081%(速報ベース)
<p />3カ月物国庫短期証券流通利回り ──
<p />ユーロ円3カ月金利先物(13年6月限) 99.740(+0.005)
<p />安値─高値 99.740━99.745
無担保コール翌日物は0.075─0.08%を中心に取引された。
主な取り手は地銀や信託。
準備預金の積み最終日に加え、国債の発行要因が重なることから、朝方は0.08%付近から始まった。
取り一巡後は、年金定時払いのため、金融機関の資金調達意欲は後退した。
レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートは、0.10%付近。
ユーロ円3カ月金利先物は債券高を受け強含み。
日銀が実施した資産買入等基金による国庫短期証券の買い入れ結果は、応札倍率が6.23倍となり、前回の5.49倍を上回る高水準となった。
平均落札レートが0.100%になることを想定して札を多めに入れた向きがいたとの声が聞かれた。
<円債市場>
10年国債先物中心限月・12月限(東証) 144.32(+0.10)
安値─高値 144.20━144.32
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.750%(─0.010)
安値─高値 0.760━0.755%
国債先物は反発。
前週末の米債が横ばい圏となったことや、今週は5年債や20年債の入札が相次ぐことから、投資家の動きは鈍かった。
終盤にショートカバーで上昇幅を広げる場面が見られた程度。
現物債も小動き。
先物周りが強含むと長期ゾーンが小じっかりしたが、金利低下は小幅にとどまった。
超長期ゾーンは入札を前に調整地合い。
中期ゾーンは横ばいで推移した。
消費者物価指数(CPI)など中国の重要経済指標、日本の長期信用力に関するS&Pのリポート、幹事長会談などは材料視されず、直接的な相場への影響は見られなかった。
国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比10銭高の144円32銭。
10年最長期国債利回り(長期金利)も同1.0bp低下の0.750%。
<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 2.0─3.0bp 銀行債(みずほ)5年 15─16bp
地方債(都債) 10年 3.0─4.0bp 電力債(東電)10年 ─ ─ ─bp
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、ソフトバンク<9984.T>に275─350ベーシスポイント(bp)と、横ばい圏の気配が観測された。
米携帯電話3位のスプリント・ネクステル<S.N>の買収による財務内容の悪化が避けられず、格下げ圧力もかかりやすい状況にあるが、資金繰りについては十分カバーできるとの見方もあり、プレミアムは追加の材料待ちから方向感が出にくくなっているという。
<スワップ市場>
スワップ金利(18時19分現在の気配)
2年物 0.29%─0.19%
3年物 0.29%─0.19%
4年物 0.31%─0.21%
5年物 0.35%─0.25%
7年物 0.50%─0.40%
10年物 0.81%─0.71%
[東京 15日 ロイター]
下値抵抗も戻りは鈍い〔東京株式〕(15日、続き)☆差替
日経平均株価は下値を模索した後に切り返し、「抵抗感の強さがうかがえる」(大手証券)。
世界的な景気の先行きに対する警戒感は根強く、取引開始直後には8500円を割り込んだ。
しかし、連日の値下がりで自律反発機運が高まりやすく、売り注文が一巡した後は買い戻しが入った。
投資尺度の一つである株価純資産倍率(PBR)が0.9倍近辺とボトム圏にあることも、下支え要因として意識された。
もっとも、戻りを試すほどの勢いが感じられないのも確か。
円高に一服感はあるものの、「高止まり状態」(銀行系証券)に変わりはなく、企業業績の下方修正懸念は払拭(ふっしょく)されていない。
10、11月は海外の投資信託やヘッジファンドの決算月に当たるため、需給不安も付きまとう。
投資意欲の積極化が期待しにくい中では、「日経平均の戻りは限られる」(銀行系証券)との見方が支配的だ。
下値を売りたたく雰囲気にはならず〔東京株式〕(15日前場、続き)☆差替
前週末の欧米株式市場がさえない展開となったため、日経平均株価も続落歩調で始まった。
いったん小反発したが、指数影響度の大きいソフトバンクが売り直されるとともに日経平均も再び下値を模索。
取引時間中としては7月26日以来約2カ月半ぶりに、8500円を割り込んだ。
円相場が対ユーロで強含んだことも投資家心理を冷え込ませ、一時50円近く値下がりした。
ただ、下値を売りたたく雰囲気にはならず、売り注文が一巡した後は小戻した。
連日の下落で、テクニカル面では「自律反発が期待できる」(大手証券)状況。
投資尺度の一つである株価純資産倍率(PBR)がボトム圏に達していることも、下値抵抗感につながっている。
日経平均はじりじりと値を戻し、再びプラス圏に浮上。
底堅さを印象付ける値動きだった。
小幅続落=手掛かり難で買い見送り〔東京株式〕(15日前場寄り付き)
【第1部】手掛かり材料難から買い見送り気分が強く、日経平均株価は小幅続落して始まった。
東証株価指数(TOPIX)は小反落。
ファナックが安く、ソニー、シャープ、ニコンは甘く、トヨタ、日産自が弱含み。
三菱UFJ、三井住友が小緩み、野村、大和証Gや第一生命はさえない。
NTT、KDDIが売り物がちで、JR3社株や三井不、菱地所の不動産株といった内需関連株も軟調。
半面、ファーストリテが反発し、ソフトバンクは底堅い。
コマツが締まり、ホンダはしっかり。
京セラ、オリンパスが小高く、東エレク、アドバンテスは続伸歩調。
中部電、関西電が値を上げている。
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