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2012年11月2日金曜日

米雇用統計、2カ月ぶり高い伸び オバマ氏再選に追い風

米労働省が2日発表した10月の米雇用統計によると、景気動向を敏感に映し出す指標として市場の関心が高い「非農業部門の就業者数」(季節調整済み)は、前月比で17万1千人の増加となった。
2カ月ぶりの高い伸びで、再選を目指すオバマ大統領にとっては追い風となりそうだ。
失業率は前月から0.1ポイント上昇して7.9%。
市場予想も同じだった。
就業者数の増加幅は事前の市場予想(約12万5千人の増加)を大きく上回り、雇用環境が明らかに改善に向かっていると市場が判断する「月20万人増」にも近い数値となった。

日経平均終値、約1週間ぶりに9千円台回復

2日の東京株式市場は、日経平均株価が10月25日以来、約1週間ぶりに9千円台を回復して取引を終えた。
終値は、前日よりも104円35銭(1.17%)高い9051円22銭。
上げ幅が120円を超える場面もあった。
前日大幅に値上がりした欧米市場の流れを引き継ぎ、外国為替市場で円安傾向になっていることも好感した。
東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同8.77ポイント(1.18%)高い752.09。
出来高は18億8千万株。

日経平均、一時9000円台回復

2日の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値に比べて100円を超えて値上がりし、9049円22銭で取引が始まった。
取引時間中に9000円台を回復したのは5営業日ぶり。
米国や中国の堅調な経済指標が相次いで公表され、前日の欧米市場が大幅に値上がりした流れを引き継いでいる。

企業3割が業績下方修正 13年度通期予想 海外停滞で

【湯地正裕】東京証券取引所第1部に上場する企業で、2013年3月期の業績予想を引き下げる動きが相次いでいる。
売上高では3社に1社が、純損益では3割を超える企業が予想を下方修正。
1日もシャープやソニーが予想の引き下げを発表した。
欧州の債務(借金)危機や中国経済の減速で、日本企業の業績にブレーキがかかっている。
9月中間決算の発表がピークを迎えた10月31日までに発表を終えた469社(全体の39.7%。
金融を除く)を対象に、SMBC日興証券が集計した。
13年3月期通期の売上高予想を下方修正したのは、集計企業全体の37%にあたる175社。
純損益の予想は32%の148社が引き下げた。
本業のもうけを示す営業損益は145社が下方修正。
当初、東証1部企業全体(金融を除く)は、営業利益が昨年より15.5%増えると見込んでいたが、今回の集計企業では下方修正で9.1%増に鈍化。
製造業に限ると、当初の24.9%増から12.9%増へとほぼ半減した。

NY株、136ドル高=雇用拡大に期待〔米株式〕(1日)

【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク株式市場では、雇用拡大への期待感から優良株で構成するダウ工業株30種平均が反発した。
ダウは前日終値比136.16ドル高の1万3232.62ドルで終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は42.83ポイント高の3020.06。

欧州株式市場サマリー(1日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5861.92(+79.22)
前営業日終値 5782.70(‐67.20)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7335.67(+75.04)
前営業日終値 7260.63(‐23.77)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3475.40(+46.13)
前営業日終値 3429.27(‐30.17)
<ロンドン株式市場> 商いを伴って急反発した。
好調な企業決算が追い風となったほか、市場では月初に当たり、新たにポジションを形成する動きが活発化した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は79.22ポイント(1.37%)高の5861.92。
上昇率は10月1日以来の大きさとなった。
銀行株<.FTNMX8350>だけで同指数を20ポイント近く押し上げた。
ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は8.2%急伸し、銀行株の上昇をけん引した。
同日発表した第3・四半期決算で、不良債権へのエクスポージャーが減少したことが好感された。
モニュメント・セキュリティーズのセールス部門責任者、アンディ・アッシュ氏は「この日が11月最初の取引であることが重要」とし、「ファンドが10月のポジションを手仕舞い、11月に向けて新たなポジションを形成したことが大きい」と述べた。
通信大手BT<BT.L>は6.8%値を上げた。
同社が発表した第2・四半期決算は収入が市場予想を下回ったものの、市場関係者は利払い・税・償却前利益(EBITDA)などが材料視されたと指摘している。
衛星放送大手BスカイB<BSY.L>も決算が好感され、7.1%急伸した。
<欧州株式市場> 反発。
底堅い企業決算に加え、米国および中国発の堅調な指標が相場を支援した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は13.61ポイント(1.24%)高の1109.99。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は30.23ポイント(1.21%)高の2533.87。
英BTグループ<BT.L>やロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>などが発表した底堅い決算を受け、通信株<.SXKP>は1.4%上昇、金融株<.SX7P>は2.2%上昇した。
BTグループは7%高。
コスト削減が奏功し、通年の利益見通しを据え置いた。
ロイズは8.3%高。
第3・四半期決算で、返済保証保険の不適切な販売をめぐる追加引当金を計上したものの、再建計画で進展がみられることが注目された。
高級ブランド株<.SXQP>も高い。
スイスのリシュモン<CFR.VX>は4.9%高。
バンク・オブ・アメリカ・メリル・リンチによる投資判断引き上げを好感した。
中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が上向いたことも、同セクターを支援した。
中国国家統計局とHSBCがそれぞれ発表した10月のPMIはともに前月から上昇し、中国経済が回復傾向にあるとの見方を強める内容となった。
同指標は、自動車株<.SXAP>への需要も押し上げ、独BMW<BMWG.DE>は3%高。
米指標も、センチメントの改善につながった。
新規失業保険申請件数が改善したほか、10月の米ADP民間雇用者数が8カ月ぶりの高い伸びとなり、2日の米雇用統計の発表を控え、幸先の良い結果となった。
[東京 2日 ロイター]

ダウ反発、一時150ドル高〔米株式〕(1日午前)

【ニューヨーク時事】1日午前の米株式市場は、良好な内容の米経済指標を好感し、反発している。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時150ドル余り上昇。
午前10時40分現在、前日終値比145.00ドル高の1万3241.46ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が36.40ポイント高の3013.63。

米株価は堅調な米雇用関連統計を受け、高寄りした。
米労働省が発表した10月27日までの1週間の新規失業保険申請は前週比9000件減の36万3000件で市場予想(ロイター通信)の37万件を下回った。
また、米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した10月の全米雇用報告で非農業部門の民間就業者数は前月比15万8000人増と、市場予想(同)の13万5000人を上回った。

その後発表された米経済指標を受け、米株式相場は一段と上げ幅を拡大。
米サプライ管理協会(ISM)が発表した10月の米製造業景況指数が51.7と前月から改善し、2カ月連続で景気拡大・縮小の境目となる50を超えたほか、市場予想の51.2も上回った。
米民間有力調査会社コンファレンスボードが発表した10月の米消費者信頼感指数は72.2と前月から上昇した。

個別銘柄では、AT&T(1.16%高)やベライゾン・コミュニケーションズ(1.50%高)など通信株は堅調に推移。
マイクロソフト(1.96%高)やヒューレット・パッカード(1.31%高)、インテル(2.03%高)といったIT関連株も買われている。
低調な決算を受け、ファイザー(1.49%安)やエクソンモービル(0.16%安)は下げが目立つ。
ウォルマート・ストアーズも0.85%安と軟調。

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