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2013年9月23日月曜日

Weekly相場通信

相場概況 - 週末終値(前週末比)
日経平均14,742.42(+337.75
NYダウ15,451.09(+75.03
米ドル/円99.35(-0.04
ユーロ/円134.36(+2.26
ユーロ/米ドル1.3524(+0.0232
米国債(10年)2.732%(-0.166
米国債(30年)3.760%(-0.087
WTI原油先物104.81(-3.79
NY金1,343.00(+25.00
今週の注目指標
休場(東京)
9月PMI製造業・速報(独)16:30前回 → 51.8
9月PMIサービス業・速報(独)16:30前回 → 52.8
9月PMI製造業・速報(ユーロ)17:00前回 → 51.4
9月PMIサービス業・速報(ユーロ)17:00前回 → 50.7
9月IFO景況指数(独)17:00前回 → 107.5
7月小売売上高 [前月比](加)21:30前回 → -0.6%
8月貿易収支(NZ) 7:45前回 → -7.74億NZD
8月耐久財受注 [前月比](米)21:30前回 → -7.3% (修正 -7.4%)
8月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器](米)21:30前回 → -0.6% (修正 -0.8%)
8月新築住宅販売件数(米)23:00前回 → 39.4万件
新規失業保険申請件数(米)21:30前回 → 30.9万人
9月消費者物価指数・速報 [前月比](独)21:00前回 → 0.0%
9月消費者物価指数・速報 [前年比](独)21:00前回 → +1.5%
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)米国、まさかの金融緩和縮小見送り先週のFOMC政策金利発表では、金融緩和の縮小がほぼ決定的であるという市場予想でしたが、まさかの「縮小見送り」となりました。
バーナンキ議長、相変わらずです…。これまでも何度か揺さぶりはありましたが、ここまでやるとは私も思いませんでした。今回は、市場も金融緩和縮小は既成事実のような感じで動いていましたので、まんまと米国とバーナンキにしてやられた形です。
先週月曜の週レポフォロー(会員向け)にこう書きました。> 最近は、ドル高とドル安の材料が入り混じっており、> 方向性がハッキリと見えてこない相場ですが、> 今週のFOMC政策金利発表で、ドルの方向性がある程度見えてくるでしょう。何故かドル高になりやすい材料ばかりが揃っているのにずっと違和感があったのですが、こういうことだったのですね。
やはり米国は"ドル高の仮面をかぶったドル安"だったわけで、市場はまんまと利用されていたわけです。シリア問題を引っ張ったのもこれが狙いだったのかもしれませんし、サマーズ氏の候補辞退も思惑があったのでしょうね。
とりあえず終わったことはさておき、次はどうなるかを考えていきましょう。バーンナキ議長のコメントを見てみます。
〜バーナンキ議長〜
・失業率は容認できる水準よりも高い・経済成長は緩やか・FOMCは緩和的な政策を継続・経済データは緩和縮小を正当化しない・失業率が6.5%を下回らない場合、利上げを行わない可能性がある・量的緩和縮小への第一歩は年内に可能

これを見る限りでは、どうやら雇用が焦点になりそうなのと、年内には金融緩和縮小へ動く気持ちはあるようです。ということは来月以降、劇的に雇用統計を良くしないと金融緩和を縮小できないということですので、来月以降の雇用統計には要注意です。
さらに言えば、年内のFOMCは10月と12月しかありません。ですから10月(もしくは11月)に縮小するには、10月の雇用統計が好結果でなければいけません。10月を見送ればあとは12月しかないので、年末の金融緩和縮小に向けて市場は動くはずです。そういう意味でも10月の雇用統計は注意深く見る必要があります。10月以降は雇用統計を好結果にしなければいけないので、そのために、ドル安に一所懸命になっているのかもしれません。
ただし、相変わらずの"二枚舌"で揺さぶってくるので、年内の金融緩和縮小自体を無かったことにしてしまうことも考えられます。特にサマーズ氏が後任候補から外れたので、イエレン氏であればハト派的な金融政策は継続でしょうから、なにも、バーナンキ議長の退任前に焦る必要はないわけです。話半分程度で聞いておく方が良いかもしれません。
利上げに関しては、当分はないでしょう。順番としては、"金融緩和縮小⇒利上げ"です。
最近のバーナンキ議長は特にコメントがコロコロ変わりますが、もちろん、米国の政策ありきの戦術上でのことです。あまりやり過ぎるとオオカミ少年のようにもなりかねませんが、そこは世界の経済を牛耳る米国の、金融の総本山ですからバーナンキの発言には注目せざるを得ないのです。
なかなか判断が難しい部分ではありますが、私が以前から伝えているように「米国の狙いは何か?いま、ドル安(またはドル高)にしたい理由はなにか?」この着眼点を見失わなければ、おおよそ流れが見えてくると思います。相場をチェックする際には、米国の動向を探る作業に時間の9割を使っても良いと思います。そうすれば、他の通貨ペアについても連動して見えてきます。
それでは最後に、先週公開された各国の議事録も確認しておきます。
RBA議事録(豪)(前回)
・さらなる利下げの可能性は閉ざさないが、差し迫ってはいない・豪ドルレートは過去の基準では依然として高い・8月の会合では利下げが適切と判断・為替レートの動向が政策決定で重要(今回)・さらなる利下げの可能性は閉ざさないが、差し迫ってはいない・豪ドルのレートは下落したが、依然として高い

前回と同様に「さらなる利下げの可能性は閉ざさないが、差し迫ってはいない」としながらも、「豪ドルのレートは下落したが、依然として高い」ともあり、まとめると「利下げは急がないが通貨安の手は緩めない」というスタンスなのでしょう。
BOE議事録(英)(前回)
・9対0で資産購入枠の維持を決定・9対0で政策金利の据え置きを決定・8対1でフォワード・ガイダンスの導入を決定(今回)・9対0で資産購入枠の維持を決定・9対0で政策金利の据え置きを決定

最近の英国指標は好調で、先週のGBP/JPYは160円に迫る勢いとなり、GBP/USDに至っては1.6000台を越えました。議事録は特に変化なしですが、金融緩和の動きは後退です。
現在は全体的に"リスクオン"の方向へ動いております。FOMCで市場を翻弄した米国に比べて、ユーロの材料には弱さが目立ちます。今後は、米国の力がさらに強くなる相場となりそうです。
週明けの東京市場はお休みですが、先週、先々週と大きく窓を開けて始まっています。ドイツ総選挙の件もありますので、週明けの動きには注意が必要です。
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先週の注目指標(結果)
休場(東京)
9月NY連銀製造業景気指数(米)21:30前回 → 8.24結果 → 6.29
8月鉱工業生産 [前月比](米)22:15前回 → 0.0%結果 → +0.4%
RBA議事録(豪)10:30・さらなる利下げの可能性は閉ざさないが、差し迫ってはいない・豪ドルのレートは下落したが、依然として高い
8月消費者物価指数 [前月比](英)17:30前回 → 0.0%結果 → +0.4%
8月消費者物価指数 [前年比](英)17:30前回 → +2.8%結果 → +2.7%
9月ZEW景況感調査(独)18:00前回 → 42.0結果 → 49.6
8月消費者物価指数 [前月比](米)21:30前回 → +0.2%結果 → +0.1%
8月消費者物価指数 [コア:前月比](米)21:30前回 → +0.2%結果 → +0.1%
8月消費者物価指数 [前年比](米)21:30前回 → +2.0%結果 → +1.5%
8月消費者物価指数 [コア:前年比](米)21:30前回 → +1.7%結果 → +1.8%
7月対米証券投資 [ネット長期フロー](米)22:00前回 → -669億USD (修正 -670億USD)結果 → +311億USD
7月対米証券投資 [ネットフロー合計](米)22:00前回 → -190億USD (修正 -197億USD)結果 → +567億USD
BOE議事録(英)17:30・9対0で資産購入枠の維持を決定・9対0で政策金利の据え置きを決定
8月住宅着工件数(米)21:30前回 → 89.6万件 (修正 88.3万件)結果 → 89.1万件
FOMC政策金利発表(米)27:00前回 → 0.00-0.25%結果 → 0.00-0.25%
第2四半期GDP [前期比](NZ)7:45前回 → +0.3%結果 → +0.2%
第2四半期GDP [前年比](NZ)7:45前回 → +2.4%結果 → +2.5%
8月小売売上高指数 [前月比](英)17:30前回 → +1.1% (修正 +1.2%)結果 → -1.0%
8月小売売上高指数 [前年比](英)17:30前回 → +3.1% (修正 +3.2%)結果 → +2.3%
新規失業保険申請件数(米)21:30前回 → 29.2万件 (修正 29.4万件)結果 → 30.9万件
9月フィラデルフィア連銀景況指数(米)23:00前回 → 9.3結果 → 22.3
8月中古住宅販売件数(米)23:00前回 → 539万件結果 → 548万件
8月消費者物価指数 [前月比](加)21:30前回 → +0.1%結果 → 0.0%
8月消費者物価指数 [前年比](加)21:30前回 → +1.3%結果 → +1.1%

みんなの外為 !今日の重要経済指標(9/23)

予想(コンセンサス):52.2
ユーザー予想:上昇53%下落47%
関連指標の動向:上昇54%下落46%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:6.0pips
上昇時平均幅:4.0pips
下落時平均幅:-5.0pips
下落時安値幅:-10.0pips
予想(コンセンサス):53.0
ユーザー予想:上昇42%下落58%
関連指標の動向:上昇54%下落46%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:6.0pips
上昇時平均幅:4.0pips
下落時平均幅:-5.0pips
下落時安値幅:-10.0pips
予想(コンセンサス):51.7
ユーザー予想:上昇75%下落25%
関連指標の動向:上昇54%下落46%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:11.0pips
上昇時平均幅:6.0pips
下落時平均幅:-2.0pips
下落時安値幅:-4.0pips
予想(コンセンサス):51.0
ユーザー予想:上昇56%下落44%
関連指標の動向:上昇54%下落46%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:11.0pips
上昇時平均幅:6.0pips
下落時平均幅:-2.0pips
下落時安値幅:-4.0pips

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