【ニューヨーク時事】週末29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は閑散商状の中、堅調な米経済指標を映して小幅に売られた。
午後5時現在は94円20~30銭と、前日同時刻(94円09~19銭)比11銭の円安・ドル高。
この日はグッドフライデー(聖金曜日)に伴い大半の金融市場が休場だったことから、相場の動きは全体的に鈍かった。
米市場入りにかけては94円10銭付近でこう着状態。
その後米商務省が発表した2月の個人消費支出は前月比0.7%増と5カ月ぶりの大幅な伸びとなり、市場予想平均(ロイター通信調べ)の0.6%も上回った。
さらに、ミシガン大学が発表した3月の消費者景況感指数の確報値も78.6と、暫定値の71.8から改善。
堅調な米経済指標を受けてドル買いが進んだことから、円はジリ安となった。
ただ、翌週に日銀の金融政策決定会合を控えていることから様子見ムードも強く、下げ幅は限られた。
ユーロも小動き。
対円では小幅に強含み、同時刻現在は1ユーロ=120円67~77銭(前日午後5時は120円62~72銭)。
対ドルでは同1.2815~2825ドル(同1.2811~2821ドル)で推移した。