●相場概況 - 週末終値(前週末比)
日経平均 9527.39(+81.38)
NYダウ 13155.13(+129.55)
米ドル/円 82.47(+0.01)
ユーロ/円 106.58(-0.64)
ユーロ/米ドル 1.2924(-0.0078)
米国債(10年) 1.623%(+0.011)
米国債(30年) 2.812%(+0.008)
WTI原油先物 85.93(-2.98)
NY金 1705.50(-7.20)
10月貿易収支(米)22:30 前回 → -415億USD
●12/12(水) 11月失業率(英)18:30 前回 → 4.8%
11月失業保険申請件数(英)18:30 前回 → +1.01万件
10月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)19:00 前回 → -2.5%
FOMC政策金利発表(米)26:30 前回 → 0.00-0.25%
●12/13(木) ECB月例報告(ユーロ)18:00
11月生産者物価指数 [前月比](米)22:30 前回 → -0.2%
11月生産者物価指数 [コア:前月比](米)22:30 前回 → -0.2%
11月生産者物価指数 [前月比](米)22:30 前回 → +2.3%
11月生産者物価指数 [コア:前年比](米)22:30 前回 → +2.1%
11月小売売上高 [前月比](米)22:30 前回 → -0.3%
11月小売売上高 [前月比:除自動車](米)22:30 前回 → 0.0%
新規失業保険申請件数(米)22:30 前回 → 37.0万件
●12/14(金) 12月PMI製造業・速報(独)17:30 前回 → 46.8
12月PMIサービス業・速報(独)17:30 前回 → 49.7
12月PMI製造業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 46.2
12月PMIサービス業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 46.7
11月消費者物価指数 [前月比](米)22:30 前回 → +0.1%
11月消費者物価指数 [コア:前月比](米)22:30 前回 → +0.2%
11月消費者物価指数 [前年比](米)22:30 前回 → +2.2%
11月消費者物価指数 [コア:前年比](米)22:30 前回 → +2.0%
11月鉱工業生産 [前月比](米)23:15 前回 → -0.4%
■ 米雇用統計の結果は?
今年最後の雇用統計はどうだったのでしょうか? まずは結果から見て行きましょう。
11月非農業部門雇用者数(米)22:30 前回 → +17.1万人 (修正 +13.8万人) 結果 → +14.6万人
11月失業率(米)22:30 前回 → 7.9% 結果 → 7.7%
大統領選前に起きたハリケーン「サンディ」の影響もあり、 "今回は悪くてもある程度仕方がない…"という流れであったので、 悪くてもそれほど円高に動くとは思ってなかったのですが、 逆にそれどころか、非農業部門雇用者数は予想よりも大幅に改善、 失業率も0.2%減と良い結果でNYダウも堅調に動き、 USD/JPYは82円後半まで円安となり、 最終的には"行って来い"の形となりました。
前日の新規失業保険申請件数でも改善傾向が見られたので、 ある程度前触れは出ていたのかもしれません。
また、EUR/JPYやAUD/JPYのクロス円も円安に動きましたが、 その後また戻るなど円安は一時的なものでした。
AUD/JPYなどはともかく、EUR/JPYは週末にかけて 日足陰線でしたので円高に傾むきつつあります。
今回も、ある程度下がってまた戻ることも考えられますので、 過渡に下降トレンドを期待し過ぎてはいけませんが、 それでも本格的に下降トレンドになった場合の準備と、 また戻すことへの準備という両側面から、 しっかり戦術を練って、今週からの相場に備えましょう。
ちなみに、その他の米重要指標の結果は以下のとおりです。
●12/3(月) 11月ISM製造業景況指数(米)24:00 前回 → 51.7 結果 → 49.5
●12/5(水) 11月ADP全国雇用者数(米)22:15 前回 → +15.8万人 (修正 +15.7万人) 結果 → +11.8万人
11月ISM非製造業景況指数(米)24:00 前回 → 54.2 結果 → 54.7
●12/6(木) 新規失業保険申請件数(米)22:30 前回 → 39.3万件 (修正 39.5万件) 結果 → 37.0万件
●12/7(金) 11月非農業部門雇用者数(米)22:30 前回 → +17.1万人 (修正 +13.8万人) 結果 → +14.6万人
11月失業率(米)22:30 前回 → 7.9% 結果 → 7.7%
12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)23:55 前回 → 82.7 結果 → 74.5
「11月ISM製造業景況指数」「11月ADP全国雇用者数」 「12月ミシガン大消費者信頼感指数」などは予想を下回りましたが、 あとは概ね良い結果となっております。
このように、全体的には良い結果でありながらも、 ところどころ悪い結果のものもあり、 米国もまだまだ改善されているとは言えないですね。
また「財政の崖」問題に関しましては、 米国ではどちらかといえば楽観的見方が強く 共和党の強硬姿勢はやや緩和されたようですが、 最後まで何が起こるかわからないので、 引き続き注意が必要です。
では最後に各国の金融政策会合に触れておきます。
RBAキャッシュターゲット(4日)・・・3.00%に利下げ ↓ 加中銀政策金利発表(4日)・・・1.00%据え置き ↓ RBNZオフィシャル・キャッシュレート(6日)・・・2.50%据え置き ↓ BOE政策金利発表(6日)・・・0.50%据え置き ↓ 欧州中銀金融政策発表(6日)・・・0.75%据え置き
RBAキャッシュターゲットではやはり利下げに動きました。 先週の週レポに「仮に利下げになっても円高に動く可能性は低い」 と書きましたが、AUD/JPYは86円まで円安になっていることから、 今は対円では日本の影響(安倍氏の発言等)の方が強く出ますね。
英国はともかく、ユーロでは利下げ案も出てきており、 そろそろ年末にかけて動き出すかもしれません。
先週のメルマガにも書きましたが、金利政策の本番はむしろ、 "FOMC政策金利発表"と"日銀金融政策決定会合"です。
総選挙の投票日も近付いてきました。 そろそろ駆け引きを見据えた動きが 入ってきてもおかしくはないと思っています。
〜参照〜
FOMC政策金利発表(11日) ↓ 衆議院総選挙(16日) ↓ 日銀金融政策決定会合(20日)
今週から来週がメインですね。 その後はクリスマスで商いは少なくなり 市場参加者は減ると思いますので、動きが鈍くなるでしょう。
ただ、その反面値が軽くなることには注意が必要です。 ちょっとしたことで乱高下することも考えられますので、 不安な方は、年末年始のトレードは避けられるのも一手かと思います。
11月PMI製造業(英)18:30 前回 → 47.5 (修正 47.3) 結果 → 49.1
11月ISM製造業景況指数(米)24:00 前回 → 51.7 結果 → 49.5
●12/4(火) RBAキャッシュターゲット(豪)12:30 前回 → 3.25% 結果 → 3.00%
11月PMI建設業(英)18:30 前回 → 50.9 結果 → 49.3
加中銀政策金利発表(加)23:00 前回 → 1.00% 結果 → 1.00%
●12/5(水) 第3四半期GDP [前期比](豪)9:30 前回 → +0.6% 結果 → +0.5%
第3四半期GDP [前年比](豪)9:30 前回 → +3.7% 結果 → +3.1%
11月PMIサービス業(英)18:30 前回 → 50.6 結果 → 50.2
10月小売売上高 [前月比](ユーロ)19:00 前回 → -0.2% (修正 -0.6%) 結果 → -1.2%
10月小売売上高 [前年比](ユーロ)19:00 前回 → -0.8% (修正 -1.6%) 結果 → -3.6%
11月ADP全国雇用者数(米)22:15 前回 → +15.8万人 (修正 +15.7万人) 結果 → +11.8万人
11月ISM非製造業景況指数(米)24:00 前回 → 54.2 結果 → 54.7
RBNZオフィシャル・キャッシュレート(NZ)29:00 前回 → 2.50% 結果 → 2.50%
●12/6(木) 11月新規雇用者数(豪)9:30 前回 → +1.07万人 (修正 +1.02万人) 結果 → +1.39万人
11月失業率(豪)9:30 前回 → 5.4% 結果 → 5.2%
BOE政策金利発表(英)21:00 前回 → 0.50% 結果 → 0.50%
欧州中銀金融政策発表(ユーロ)21:45 前回 → 0.75% 結果 → 0.75%
新規失業保険申請件数(米)22:30 前回 → 39.3万件 (修正 39.5万件) 結果 → 37.0万件
●12/7(金) 10月貿易収支(豪)9:30 前回 → -14.56億AUD (修正 -14.20億AUD) 結果 → -20.88億AUD
10月鉱工業生産 [前月比](英)18:30 前回 → -1.7% (修正 -2.1%) 結果 → -0.8%
10月鉱工業生産 [前月比](独)20:00 前回 → -1.8% (修正 -1.3%) 結果 → -2.6%
11月非農業部門雇用者数(米)22:30 前回 → +17.1万人 (修正 +13.8万人) 結果 → +14.6万人
11月失業率(米)22:30 前回 → 7.9% 結果 → 7.7%
11月雇用ネット変化(加)22:30 前回 → +0.18万人 結果 → +5.93万人
11月失業率(加)22:30 前回 → 7.4% 結果 → 7.2%
12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)23:55 前回 → 82.7 結果 → 74.5
今週の注目指標
●12/11(火)
12月ZEW景況感調査(独)19:00
前回 → -15.7
10月貿易収支(米)22:30 前回 → -415億USD
●12/12(水) 11月失業率(英)18:30 前回 → 4.8%
11月失業保険申請件数(英)18:30 前回 → +1.01万件
10月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)19:00 前回 → -2.5%
FOMC政策金利発表(米)26:30 前回 → 0.00-0.25%
●12/13(木) ECB月例報告(ユーロ)18:00
11月生産者物価指数 [前月比](米)22:30 前回 → -0.2%
11月生産者物価指数 [コア:前月比](米)22:30 前回 → -0.2%
11月生産者物価指数 [前月比](米)22:30 前回 → +2.3%
11月生産者物価指数 [コア:前年比](米)22:30 前回 → +2.1%
11月小売売上高 [前月比](米)22:30 前回 → -0.3%
11月小売売上高 [前月比:除自動車](米)22:30 前回 → 0.0%
新規失業保険申請件数(米)22:30 前回 → 37.0万件
●12/14(金) 12月PMI製造業・速報(独)17:30 前回 → 46.8
12月PMIサービス業・速報(独)17:30 前回 → 49.7
12月PMI製造業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 46.2
12月PMIサービス業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 46.7
11月消費者物価指数 [前月比](米)22:30 前回 → +0.1%
11月消費者物価指数 [コア:前月比](米)22:30 前回 → +0.2%
11月消費者物価指数 [前年比](米)22:30 前回 → +2.2%
11月消費者物価指数 [コア:前年比](米)22:30 前回 → +2.0%
11月鉱工業生産 [前月比](米)23:15 前回 → -0.4%
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)
■ 米雇用統計の結果は?
今年最後の雇用統計はどうだったのでしょうか? まずは結果から見て行きましょう。
11月非農業部門雇用者数(米)22:30 前回 → +17.1万人 (修正 +13.8万人) 結果 → +14.6万人
11月失業率(米)22:30 前回 → 7.9% 結果 → 7.7%
大統領選前に起きたハリケーン「サンディ」の影響もあり、 "今回は悪くてもある程度仕方がない…"という流れであったので、 悪くてもそれほど円高に動くとは思ってなかったのですが、 逆にそれどころか、非農業部門雇用者数は予想よりも大幅に改善、 失業率も0.2%減と良い結果でNYダウも堅調に動き、 USD/JPYは82円後半まで円安となり、 最終的には"行って来い"の形となりました。
前日の新規失業保険申請件数でも改善傾向が見られたので、 ある程度前触れは出ていたのかもしれません。
また、EUR/JPYやAUD/JPYのクロス円も円安に動きましたが、 その後また戻るなど円安は一時的なものでした。
AUD/JPYなどはともかく、EUR/JPYは週末にかけて 日足陰線でしたので円高に傾むきつつあります。
今回も、ある程度下がってまた戻ることも考えられますので、 過渡に下降トレンドを期待し過ぎてはいけませんが、 それでも本格的に下降トレンドになった場合の準備と、 また戻すことへの準備という両側面から、 しっかり戦術を練って、今週からの相場に備えましょう。
ちなみに、その他の米重要指標の結果は以下のとおりです。
●12/3(月) 11月ISM製造業景況指数(米)24:00 前回 → 51.7 結果 → 49.5
●12/5(水) 11月ADP全国雇用者数(米)22:15 前回 → +15.8万人 (修正 +15.7万人) 結果 → +11.8万人
11月ISM非製造業景況指数(米)24:00 前回 → 54.2 結果 → 54.7
●12/6(木) 新規失業保険申請件数(米)22:30 前回 → 39.3万件 (修正 39.5万件) 結果 → 37.0万件
●12/7(金) 11月非農業部門雇用者数(米)22:30 前回 → +17.1万人 (修正 +13.8万人) 結果 → +14.6万人
11月失業率(米)22:30 前回 → 7.9% 結果 → 7.7%
12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)23:55 前回 → 82.7 結果 → 74.5
「11月ISM製造業景況指数」「11月ADP全国雇用者数」 「12月ミシガン大消費者信頼感指数」などは予想を下回りましたが、 あとは概ね良い結果となっております。
このように、全体的には良い結果でありながらも、 ところどころ悪い結果のものもあり、 米国もまだまだ改善されているとは言えないですね。
また「財政の崖」問題に関しましては、 米国ではどちらかといえば楽観的見方が強く 共和党の強硬姿勢はやや緩和されたようですが、 最後まで何が起こるかわからないので、 引き続き注意が必要です。
では最後に各国の金融政策会合に触れておきます。
RBAキャッシュターゲット(4日)・・・3.00%に利下げ ↓ 加中銀政策金利発表(4日)・・・1.00%据え置き ↓ RBNZオフィシャル・キャッシュレート(6日)・・・2.50%据え置き ↓ BOE政策金利発表(6日)・・・0.50%据え置き ↓ 欧州中銀金融政策発表(6日)・・・0.75%据え置き
RBAキャッシュターゲットではやはり利下げに動きました。 先週の週レポに「仮に利下げになっても円高に動く可能性は低い」 と書きましたが、AUD/JPYは86円まで円安になっていることから、 今は対円では日本の影響(安倍氏の発言等)の方が強く出ますね。
英国はともかく、ユーロでは利下げ案も出てきており、 そろそろ年末にかけて動き出すかもしれません。
先週のメルマガにも書きましたが、金利政策の本番はむしろ、 "FOMC政策金利発表"と"日銀金融政策決定会合"です。
総選挙の投票日も近付いてきました。 そろそろ駆け引きを見据えた動きが 入ってきてもおかしくはないと思っています。
〜参照〜
FOMC政策金利発表(11日) ↓ 衆議院総選挙(16日) ↓ 日銀金融政策決定会合(20日)
今週から来週がメインですね。 その後はクリスマスで商いは少なくなり 市場参加者は減ると思いますので、動きが鈍くなるでしょう。
ただ、その反面値が軽くなることには注意が必要です。 ちょっとしたことで乱高下することも考えられますので、 不安な方は、年末年始のトレードは避けられるのも一手かと思います。
先週の注目指標(結果)
●12/3(月)
10月小売売上高 [前月比](豪)9:30
前回 → +0.5%
結果 → 0.0%
11月PMI製造業(英)18:30 前回 → 47.5 (修正 47.3) 結果 → 49.1
11月ISM製造業景況指数(米)24:00 前回 → 51.7 結果 → 49.5
●12/4(火) RBAキャッシュターゲット(豪)12:30 前回 → 3.25% 結果 → 3.00%
11月PMI建設業(英)18:30 前回 → 50.9 結果 → 49.3
加中銀政策金利発表(加)23:00 前回 → 1.00% 結果 → 1.00%
●12/5(水) 第3四半期GDP [前期比](豪)9:30 前回 → +0.6% 結果 → +0.5%
第3四半期GDP [前年比](豪)9:30 前回 → +3.7% 結果 → +3.1%
11月PMIサービス業(英)18:30 前回 → 50.6 結果 → 50.2
10月小売売上高 [前月比](ユーロ)19:00 前回 → -0.2% (修正 -0.6%) 結果 → -1.2%
10月小売売上高 [前年比](ユーロ)19:00 前回 → -0.8% (修正 -1.6%) 結果 → -3.6%
11月ADP全国雇用者数(米)22:15 前回 → +15.8万人 (修正 +15.7万人) 結果 → +11.8万人
11月ISM非製造業景況指数(米)24:00 前回 → 54.2 結果 → 54.7
RBNZオフィシャル・キャッシュレート(NZ)29:00 前回 → 2.50% 結果 → 2.50%
●12/6(木) 11月新規雇用者数(豪)9:30 前回 → +1.07万人 (修正 +1.02万人) 結果 → +1.39万人
11月失業率(豪)9:30 前回 → 5.4% 結果 → 5.2%
BOE政策金利発表(英)21:00 前回 → 0.50% 結果 → 0.50%
欧州中銀金融政策発表(ユーロ)21:45 前回 → 0.75% 結果 → 0.75%
新規失業保険申請件数(米)22:30 前回 → 39.3万件 (修正 39.5万件) 結果 → 37.0万件
●12/7(金) 10月貿易収支(豪)9:30 前回 → -14.56億AUD (修正 -14.20億AUD) 結果 → -20.88億AUD
10月鉱工業生産 [前月比](英)18:30 前回 → -1.7% (修正 -2.1%) 結果 → -0.8%
10月鉱工業生産 [前月比](独)20:00 前回 → -1.8% (修正 -1.3%) 結果 → -2.6%
11月非農業部門雇用者数(米)22:30 前回 → +17.1万人 (修正 +13.8万人) 結果 → +14.6万人
11月失業率(米)22:30 前回 → 7.9% 結果 → 7.7%
11月雇用ネット変化(加)22:30 前回 → +0.18万人 結果 → +5.93万人
11月失業率(加)22:30 前回 → 7.4% 結果 → 7.2%
12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)23:55 前回 → 82.7 結果 → 74.5