■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■海外市場がクリスマスの祝日休場となるなか、為替相場は早朝から本日新政権発足の期待感をもとに円安推移が見られており、連日買い優勢の展開となっている株式相場ですが、日経平均株価が利益確定売りをこなして前場高値を上抜くと、一気に年初来高値に迫るなど、政治イベント確認も出尽くしを感じさせない動きとなっています。
日経平均株価は続伸。
前場では円安推移からの円買い圧力もあって売買が交錯しましたが、後場に前場高値を上抜くと年初来高値10255.15円に迫る高値引けとなりました。
ただ、もう一方の株価指数でもあるTOPIXは21日の戻り高値850.31ポイントも上抜けず、3月の年初来高値872.42ポイントまでもまだ幾分余裕があります。
さて、前営業日配信版では「明日から実質新年相場入り テーマ物色の準備を!」と題していました。
「米国市場がほぼ想定通りの反応、そして円安推移と外部要因が落ち着くなか、ボリュームを保ったことで相場の上値志向は継続しているのではないでしょうか」とも記していましたが、さらなる円安推移に加えて、東証1部の売買代金が概算で1兆円超、東証1部の売買高は概算27億株と前営業日からむしろボリュームは増えており、上値志向の高まりにつながっています。
大納会まで3営業日となった本日ですが、上記のような大商いは大変めずらしいケースでしょう。
ちなみに、昨年の12月26日の市況を紹介しますと、東証1部の売買代金は概算で5008億円。
東証1部の売買高は概算で9億420万株に留まっており、如何に今年が特殊な年末需給のもとでも活況を呈していることがわかるのではないでしょうか。
さらに本日12月の権利落ちを迎え、受け渡しベースでは実質新年相場入り。
「今後は需給改善による年末の株価上昇アノマリー『掉尾の一振(とうびのいっしん)』の発生が期待される」とも紹介していましたが、大納会まで3営業日、そして年末年始の休場期間が通常ベースの4日間から2日多い6日間にも関わらず買い気を強めたあたりは「掉尾の一振(とうびのいっしん)」を感じさせるものではないでしょうか。
さて、残り2営業日となる東京市場ですが、引き続き為替相場を軸に、休場明けとなる米国市場の結果を確認しながら、日経平均株価の年初来高値との攻防を見極めたいところ。
米国市場では財政問題の行方が注目されています。
大納会取引では、昨年はその前営業日下落から上昇着地を果たしたものの、2010年末が日経平均株価で115円安の下落着地、2009年末も日経平均株価が87円安の下落着地となった経緯もあり、前述の通りに通常ベースより長めの年末年始休場期間を考慮すると、今後は一定レベルの手仕舞いを警戒しておくべきかもしれません。
物色対象としては、全体相場浮上で見極め難いものの、需給妙味の強い低位材料株が賑わう年末相場特有の傾向は相変わらず。
ただ、年末年始特有の対象ですし、翌月の1月相場がテーマ物色が強まりやすい傾向を踏まえたうえで、物色を先取りする意味でも、テーマ性の強い銘柄を見ていきたいところ。
本日販売締め切りの「厳選5銘柄付き市況分析レポート」にて、年始相場の市況分析とともに活躍の期待されるテーマ、物色対象に対するポイントをまとめていますので、ぜひ確認してみてください。
日経平均株価は続伸。
前場では円安推移からの円買い圧力もあって売買が交錯しましたが、後場に前場高値を上抜くと年初来高値10255.15円に迫る高値引けとなりました。
ただ、もう一方の株価指数でもあるTOPIXは21日の戻り高値850.31ポイントも上抜けず、3月の年初来高値872.42ポイントまでもまだ幾分余裕があります。
さて、前営業日配信版では「明日から実質新年相場入り テーマ物色の準備を!」と題していました。
「米国市場がほぼ想定通りの反応、そして円安推移と外部要因が落ち着くなか、ボリュームを保ったことで相場の上値志向は継続しているのではないでしょうか」とも記していましたが、さらなる円安推移に加えて、東証1部の売買代金が概算で1兆円超、東証1部の売買高は概算27億株と前営業日からむしろボリュームは増えており、上値志向の高まりにつながっています。
大納会まで3営業日となった本日ですが、上記のような大商いは大変めずらしいケースでしょう。
ちなみに、昨年の12月26日の市況を紹介しますと、東証1部の売買代金は概算で5008億円。
東証1部の売買高は概算で9億420万株に留まっており、如何に今年が特殊な年末需給のもとでも活況を呈していることがわかるのではないでしょうか。
さらに本日12月の権利落ちを迎え、受け渡しベースでは実質新年相場入り。
「今後は需給改善による年末の株価上昇アノマリー『掉尾の一振(とうびのいっしん)』の発生が期待される」とも紹介していましたが、大納会まで3営業日、そして年末年始の休場期間が通常ベースの4日間から2日多い6日間にも関わらず買い気を強めたあたりは「掉尾の一振(とうびのいっしん)」を感じさせるものではないでしょうか。
さて、残り2営業日となる東京市場ですが、引き続き為替相場を軸に、休場明けとなる米国市場の結果を確認しながら、日経平均株価の年初来高値との攻防を見極めたいところ。
米国市場では財政問題の行方が注目されています。
大納会取引では、昨年はその前営業日下落から上昇着地を果たしたものの、2010年末が日経平均株価で115円安の下落着地、2009年末も日経平均株価が87円安の下落着地となった経緯もあり、前述の通りに通常ベースより長めの年末年始休場期間を考慮すると、今後は一定レベルの手仕舞いを警戒しておくべきかもしれません。
物色対象としては、全体相場浮上で見極め難いものの、需給妙味の強い低位材料株が賑わう年末相場特有の傾向は相変わらず。
ただ、年末年始特有の対象ですし、翌月の1月相場がテーマ物色が強まりやすい傾向を踏まえたうえで、物色を先取りする意味でも、テーマ性の強い銘柄を見ていきたいところ。
本日販売締め切りの「厳選5銘柄付き市況分析レポート」にて、年始相場の市況分析とともに活躍の期待されるテーマ、物色対象に対するポイントをまとめていますので、ぜひ確認してみてください。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は、クリスマスの祝日休場のため、株式、債券、商品の各市場が休場となっています。
欧州市場も休場となり、為替相場は動意薄の展開となりましたが、東京時間帯早朝では現政権の総辞職、そして自公連立の新政権発足に対する期待感から円安基調で推移。
1ドル85円台前半、1ユーロ112円台前半の円安水準で取引されました。
東京株式市場では、海外市場休場で手掛かりに乏しいものの、為替相場の円安推移を好感した買いが先行。
日経平均株価は10131円の続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が10100円台に乗り直す立ち上がりも前営業日に伸び悩んだように、海外勢の参加者不足もあって買い気が高まり難く、高値もみあいに終始しました。
昼休みには円買いも一巡しており、後場からは押し目買いを伴って日経平均株価が前場高値を窺う展開。
前場高値を上抜くと上値志向を強め、年初来高値に迫っています。
日経平均株価終値は、150.24円高の10,230.36円。
東証1部の売買代金は概算で1兆3222億円。
東証1部の売買高は概算で27億9040万株。
値上がり銘柄は1159(68%)に対し値下がりは430(25%)、変わらずは106(6%)となりました。
欧州市場も休場となり、為替相場は動意薄の展開となりましたが、東京時間帯早朝では現政権の総辞職、そして自公連立の新政権発足に対する期待感から円安基調で推移。
1ドル85円台前半、1ユーロ112円台前半の円安水準で取引されました。
東京株式市場では、海外市場休場で手掛かりに乏しいものの、為替相場の円安推移を好感した買いが先行。
日経平均株価は10131円の続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が10100円台に乗り直す立ち上がりも前営業日に伸び悩んだように、海外勢の参加者不足もあって買い気が高まり難く、高値もみあいに終始しました。
昼休みには円買いも一巡しており、後場からは押し目買いを伴って日経平均株価が前場高値を窺う展開。
前場高値を上抜くと上値志向を強め、年初来高値に迫っています。
日経平均株価終値は、150.24円高の10,230.36円。
東証1部の売買代金は概算で1兆3222億円。
東証1部の売買高は概算で27億9040万株。
値上がり銘柄は1159(68%)に対し値下がりは430(25%)、変わらずは106(6%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■自公連立の新政権発足に対する期待感から円安基調で推移しており、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、ソニー<6758>の国際優良株が堅調。
日経平均株価の年初来高値接近で構成比率上位のファナック<6954>、ファーストリテイリング<9983>なども買い進まれています。
金融緩和期待を背景に野村ホールディングス<8604>の証券が高く、三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>のメガバンクもしっかり。
オリコ<8585>、アイフル<8515>の低位その他金融の一角も短期資金を集めて人気化しました。
売買代金上位では、材料性の揃ったシャープ<6753>が急反発。
低位その他金融や三井住友建設<1821>などの値動きの軽い低位株が物色されたほか、商船三井<9104>ら海運、太平洋セメント<5233>の復興関連なども活躍しています。
セクターでは、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運が業種別株価指数騰落の値上がり最上位に進出。
素材業種の新日鐵住金<5401>、JFEホールディングス<5411>の鉄鋼も続きました。
オリックス<8591>、日立キャピタル<8586>のその他金融、野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>の不動産など金融関連業種も並んでいます。
一方、直近で買い進まれていた東京電力<9501>、関西電力<9503>の電気ガスが値下がり最上位に。
国際石油開発帝石<1605>の鉱業、サッポロホールディングス<2501>、キリンホールディングス<2503>の食料品などが下げました。
材料性では、前営業日引け後に伝わった一建設<3268>、飯田産業<8880>、東栄住宅<8875>、タクトホーム<8915>、アーネストワン<8895>、アイディホーム<3274>らパワービルダー6社の経営統合を受けて関連銘柄が揃って買い進まれています。
新興市場では、直近IPOのユーグレナ<2931>、地盤ネット<6072>、モバイルクリエイト<3669>が活況高となった半面、前営業日に上昇していたガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が売られるなど、短期売買主導の流れとなりました。
日経平均株価の年初来高値接近で構成比率上位のファナック<6954>、ファーストリテイリング<9983>なども買い進まれています。
金融緩和期待を背景に野村ホールディングス<8604>の証券が高く、三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>のメガバンクもしっかり。
オリコ<8585>、アイフル<8515>の低位その他金融の一角も短期資金を集めて人気化しました。
売買代金上位では、材料性の揃ったシャープ<6753>が急反発。
低位その他金融や三井住友建設<1821>などの値動きの軽い低位株が物色されたほか、商船三井<9104>ら海運、太平洋セメント<5233>の復興関連なども活躍しています。
セクターでは、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運が業種別株価指数騰落の値上がり最上位に進出。
素材業種の新日鐵住金<5401>、JFEホールディングス<5411>の鉄鋼も続きました。
オリックス<8591>、日立キャピタル<8586>のその他金融、野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>の不動産など金融関連業種も並んでいます。
一方、直近で買い進まれていた東京電力<9501>、関西電力<9503>の電気ガスが値下がり最上位に。
国際石油開発帝石<1605>の鉱業、サッポロホールディングス<2501>、キリンホールディングス<2503>の食料品などが下げました。
材料性では、前営業日引け後に伝わった一建設<3268>、飯田産業<8880>、東栄住宅<8875>、タクトホーム<8915>、アーネストワン<8895>、アイディホーム<3274>らパワービルダー6社の経営統合を受けて関連銘柄が揃って買い進まれています。
新興市場では、直近IPOのユーグレナ<2931>、地盤ネット<6072>、モバイルクリエイト<3669>が活況高となった半面、前営業日に上昇していたガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が売られるなど、短期売買主導の流れとなりました。