●相場概況 - 週末終値(前週末比) 日経平均 12338.53(-222.42) NYダウ 14512.03(-2.08) 米ドル/円 94.48(-0.74) ユーロ/円 122.85(-1.65) ユーロ/米ドル 1.2995(-0.0078) 米国債(10年) 1.925%(-0.066) 米国債(30年) 3.148%(-0.063) WTI原油先物 93.71(+0.26) NY金 1606.10(+13.50)
2月耐久財受注 [前月比](米)21:30 前回 → -5.2% (修正 -4.9%)
2月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器](米)21:30 前回 → +1.9% (修正 +2.3%)
2月新築住宅販売件数(米)23:00 前回 → 43.7万件
●3/27(水) 2月消費者物価指数 [前月比](加)21:30 前回 → +0.1%
2月消費者物価指数 [前年比](加)21:30 前回 → +0.5%
●3/28(木) 3月失業者数(独)17:55 前回 → -0.3万人
3月失業率(独)17:55 前回 → 6.9%
新規失業保険申請件数(米)21:30 前回 → 33.6万件
1月GDP [前月比](加)21:30 前回 → -0.2%
3月シカゴ購買部協会景気指数(米)22:45 前回 → 56.8
●3/29(金) 休場(ウェリントン、シドニー、香港、ロンドン、 フランクフルト、パリ、チューリッヒ、南ア、トロント、米国)
■ ユーロ爆弾 〜キプロス編〜
先週は、ユーロ圏にてキプロス爆弾が飛び出したことで、 週明けから大きなギャップダウンにて開始しました。
キプロス懸念が強くなるとユーロ売り/円買いで円高に傾き、 懸念が和らぐと円安に、という感じで先週は動きました。
ただ、全体的に円高傾向は強く、先週は日銀新総裁に黒田氏が就任して 新体制となったものの、目新しい要素が乏しいことから 円安への動きはかなり限定されました。
また、日経平均やNYダウも、 それまでは連日高値を更新するなど好調でしたが、 先週はユーロ・キプロス問題もあり振るわなかったことも 円高要素のひとつと言えるでしょう。
改めて振り返ってみますと、イタリア総選挙そしてキプロス問題と、 これまでの円安トレンドに大きな歯止めをかけているのは、 紛れもなくユーロが爆弾を投げた時です。
この流れを踏まえれば今後も、 ユーロ爆弾の投下が円安基調を円高に大きく変える 可能性が高いということが予想できます。
そのため、ユーロの動きには警戒しなければなりません。 おそらくですが、ユーロはネガティブ材料を 常に温存していると見て良いでしょう。
今後も円安やドル安によるユーロ高が続いてきたら、 ユーロ安にしたいタイミングに随時爆弾(ネガティブ材料)を 投下してくると、私は踏んでいます。
また、週レポフォロー(会員向け)でも少し触れましたが、 今はドル主導かユーロ主導か?市場の動きを見るために、 EUR/USDを見て判断するのが良いでしょう。
私的に現在は、1.3000より上であればドルが優勢、 1.3000より下にあればユーロが優勢という目安にしています。
先週はキプロス問題で1.3000を下回っておりましたので、 ユーロが優勢の状態であったと言えるでしょう。 ただし、週末には1.3000付近まで戻してきましたので、 ユーロ問題はやや和らいだのかもしれません。
今週は、1.3000を上回っていくのか? それとも再度1.2900台さらには1.2800台となるのか? その辺りにも注目して見ていこうと思います。
さて、来週からは4月に突入しますが、 4月はある意味転換期になるかと思っております。 毎年この次期から動きがおかしくなります。
もちろん、毎年同じ動きをするわけではないので 今年も同じと決めつけてはいけませんが、 転換期として捉えておいても良いとは思います。
まずは月初めの"いつものイベント"がありますし、 4月は新体制下での日銀政策会合が控えており、 現在浮上しているユーロ問題も含めて多少、 相場は騒がしくなると思います。
特に、期待が高まる4月の日銀会合ですが、 私は「少し期待が高過ぎるかな」と思っています。
安倍首相と同様に、日本人投資家もここが正念場かもしれませんね。
さて、どうなることでしょう…?
2月消費者物価指数 [前月比](英)18:30 前回 → -0.5% 結果 → +0.7%
2月消費者物価指数 [前年比](英)18:30 前回 → +2.7% 結果 → +2.8%
3月ZEW景況感調査](ユーロ)19:00 前回 → 48.2 結果 → 48.5
2月住宅着工件数(米)21:30 前回 → 89.0万件 (修正 91.0万件) 結果 → 91.7万件
●3/20(水) 2月失業率(英)18:30 前回 → 4.7% 結果 → 4.7%
2月失業保険申請件数(英)18:30 前回 → -1.25万件 (修正 -1.00万件) 結果 → -0.15万件
BOE議事録(英)18:30 ・6対3で資産購入枠の維持を決定 ・9対0で政策金利の据え置きを決定 ・資産買い入れプログラムの250億ポンド規模拡大を主張 (キング総裁、フィッシャー理事、マイルズ委員)
FOMC政策金利発表(米)27:00 前回 → 0.00-0.25% 結果 → 0.00-0.25%
●3/21(木) 第4四半期GDP [前期比](NZ)6:45 前回 → +0.2% 結果 → +1.5%
第4四半期GDP [前年比](NZ)6:45 前回 → +2.0% 結果 → +3.0%
3月PMI製造業・速報(独)17:30 前回 → 50.3 結果 → 48.9
3月PMIサービス業・速報(独)17:30 前回 → 54.7 結果 → 51.6
3月PMI製造業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 47.9 結果 → 46.6
3月PMIサービス業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 47.9 結果 → 46.5
2月小売売上高指数 [前月比](英)18:30 前回 → -0.5% (修正 -0.4%) 結果 → +1.9%
2月小売売上高指数 [前年比](英)18:30 前回 → +0.2% (修正 +0.5%) 結果 → +3.3%
新規失業保険申請件数(米)21:30 前回 → 33.2万件 (修正 33.4万件) 結果 → 33.6万件
1月小売売上高 [前月比](加)21:30 前回 → -2.1% 結果 → +1.0%
3月フィラデルフィア連銀景況指数(米)23:00 前回 → -12.5 結果 → 2.0
2月中古住宅販売件数(米)23:00 前回 → 492万件 (修正 494万件) 結果 → 498万件
●3/22(金) 3月IFO景況指数(独)18:00 前回 → 107.4 結果 → 106.7
今週の注目指標
●3/26(火) 2月貿易収支 前回 → -3.05億NZD 2月耐久財受注 [前月比](米)21:30 前回 → -5.2% (修正 -4.9%)
2月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器](米)21:30 前回 → +1.9% (修正 +2.3%)
2月新築住宅販売件数(米)23:00 前回 → 43.7万件
●3/27(水) 2月消費者物価指数 [前月比](加)21:30 前回 → +0.1%
2月消費者物価指数 [前年比](加)21:30 前回 → +0.5%
●3/28(木) 3月失業者数(独)17:55 前回 → -0.3万人
3月失業率(独)17:55 前回 → 6.9%
新規失業保険申請件数(米)21:30 前回 → 33.6万件
1月GDP [前月比](加)21:30 前回 → -0.2%
3月シカゴ購買部協会景気指数(米)22:45 前回 → 56.8
●3/29(金) 休場(ウェリントン、シドニー、香港、ロンドン、 フランクフルト、パリ、チューリッヒ、南ア、トロント、米国)
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)
■ ユーロ爆弾 〜キプロス編〜
先週は、ユーロ圏にてキプロス爆弾が飛び出したことで、 週明けから大きなギャップダウンにて開始しました。
キプロス懸念が強くなるとユーロ売り/円買いで円高に傾き、 懸念が和らぐと円安に、という感じで先週は動きました。
ただ、全体的に円高傾向は強く、先週は日銀新総裁に黒田氏が就任して 新体制となったものの、目新しい要素が乏しいことから 円安への動きはかなり限定されました。
また、日経平均やNYダウも、 それまでは連日高値を更新するなど好調でしたが、 先週はユーロ・キプロス問題もあり振るわなかったことも 円高要素のひとつと言えるでしょう。
改めて振り返ってみますと、イタリア総選挙そしてキプロス問題と、 これまでの円安トレンドに大きな歯止めをかけているのは、 紛れもなくユーロが爆弾を投げた時です。
この流れを踏まえれば今後も、 ユーロ爆弾の投下が円安基調を円高に大きく変える 可能性が高いということが予想できます。
そのため、ユーロの動きには警戒しなければなりません。 おそらくですが、ユーロはネガティブ材料を 常に温存していると見て良いでしょう。
今後も円安やドル安によるユーロ高が続いてきたら、 ユーロ安にしたいタイミングに随時爆弾(ネガティブ材料)を 投下してくると、私は踏んでいます。
また、週レポフォロー(会員向け)でも少し触れましたが、 今はドル主導かユーロ主導か?市場の動きを見るために、 EUR/USDを見て判断するのが良いでしょう。
私的に現在は、1.3000より上であればドルが優勢、 1.3000より下にあればユーロが優勢という目安にしています。
先週はキプロス問題で1.3000を下回っておりましたので、 ユーロが優勢の状態であったと言えるでしょう。 ただし、週末には1.3000付近まで戻してきましたので、 ユーロ問題はやや和らいだのかもしれません。
今週は、1.3000を上回っていくのか? それとも再度1.2900台さらには1.2800台となるのか? その辺りにも注目して見ていこうと思います。
さて、来週からは4月に突入しますが、 4月はある意味転換期になるかと思っております。 毎年この次期から動きがおかしくなります。
もちろん、毎年同じ動きをするわけではないので 今年も同じと決めつけてはいけませんが、 転換期として捉えておいても良いとは思います。
まずは月初めの"いつものイベント"がありますし、 4月は新体制下での日銀政策会合が控えており、 現在浮上しているユーロ問題も含めて多少、 相場は騒がしくなると思います。
特に、期待が高まる4月の日銀会合ですが、 私は「少し期待が高過ぎるかな」と思っています。
安倍首相と同様に、日本人投資家もここが正念場かもしれませんね。
さて、どうなることでしょう…?
先週の注目指標(結果)
●3/19(火) RBA議事録(豪)9:30 ・経済は低金利に反応 ・金融政策の緩和姿勢は適切 ・追加の利下げ余地はある ・豪ドルは利下げ後も高い水準を維持している 2月消費者物価指数 [前月比](英)18:30 前回 → -0.5% 結果 → +0.7%
2月消費者物価指数 [前年比](英)18:30 前回 → +2.7% 結果 → +2.8%
3月ZEW景況感調査](ユーロ)19:00 前回 → 48.2 結果 → 48.5
2月住宅着工件数(米)21:30 前回 → 89.0万件 (修正 91.0万件) 結果 → 91.7万件
●3/20(水) 2月失業率(英)18:30 前回 → 4.7% 結果 → 4.7%
2月失業保険申請件数(英)18:30 前回 → -1.25万件 (修正 -1.00万件) 結果 → -0.15万件
BOE議事録(英)18:30 ・6対3で資産購入枠の維持を決定 ・9対0で政策金利の据え置きを決定 ・資産買い入れプログラムの250億ポンド規模拡大を主張 (キング総裁、フィッシャー理事、マイルズ委員)
FOMC政策金利発表(米)27:00 前回 → 0.00-0.25% 結果 → 0.00-0.25%
●3/21(木) 第4四半期GDP [前期比](NZ)6:45 前回 → +0.2% 結果 → +1.5%
第4四半期GDP [前年比](NZ)6:45 前回 → +2.0% 結果 → +3.0%
3月PMI製造業・速報(独)17:30 前回 → 50.3 結果 → 48.9
3月PMIサービス業・速報(独)17:30 前回 → 54.7 結果 → 51.6
3月PMI製造業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 47.9 結果 → 46.6
3月PMIサービス業・速報(ユーロ)18:00 前回 → 47.9 結果 → 46.5
2月小売売上高指数 [前月比](英)18:30 前回 → -0.5% (修正 -0.4%) 結果 → +1.9%
2月小売売上高指数 [前年比](英)18:30 前回 → +0.2% (修正 +0.5%) 結果 → +3.3%
新規失業保険申請件数(米)21:30 前回 → 33.2万件 (修正 33.4万件) 結果 → 33.6万件
1月小売売上高 [前月比](加)21:30 前回 → -2.1% 結果 → +1.0%
3月フィラデルフィア連銀景況指数(米)23:00 前回 → -12.5 結果 → 2.0
2月中古住宅販売件数(米)23:00 前回 → 492万件 (修正 494万件) 結果 → 498万件
●3/22(金) 3月IFO景況指数(独)18:00 前回 → 107.4 結果 → 106.7