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2012年11月24日土曜日

NYダウ、1万3000ドルを回復 欧州不安の後退で

【ニューヨーク=畑中徹】23日のニューヨーク株式市場は、欧州の政府債務(借金)危機への警戒感が和らぎ、大企業で構成するダウ工業株平均が大幅に値上がりした。
終値は、祝日前の21日より172.79ドル(1.35%)高い1万3009.68ドルとなり、1万3千ドルの大台を回復した。
この日の株式市場は、「感謝祭」の翌日のため、短縮取引だった。
ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数も、21日より40・30ポイント(1.38%)高い2966.85だった。

欧州株式市場サマリー(23日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5819.14(+28.11)
前営業日終値 5791.03(+39.00)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7309.13(+64.14)
前営業日終値 7244.99(+60.28)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3528.80(+30.58)
前営業日終値 3498.22(+20.86)
<ロンドン株式市場> 5日続伸。
ギリシャに対する次回融資実行での合意が近いとの期待から幅広いセクターに買いが入り、週間での値上がり率としては年初来で最高となった。
ただ、米国で前日が感謝祭の祝日だったことや、ギリシャ問題をめぐる再協議を週明け26日に控えていることから、商いは薄かった。
ギリシャのストゥルナラス財務相はこの日、2020年までの債務削減目標を対国内総生産(GDP)比124%とすることで国際通貨基金(IMF)が譲歩したと明らかにし、 融資実行のために埋める必要のある不足資金はあと約100億ユーロとの見方を示した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は週間では3.8%高と、年初以降で最も大幅な上昇率となった。
FT100種を構成する全セクターが上昇し、鉱山株<.FTNMX1770>は0.3%高。
エクストラータ<XTA.L>とグレンコア<GLEN.L>はともに0.6%上昇した。
前日好決算を発表したSABミラー<SAB.L>は1.2%高。
証券会社による投資判断や 目標株価の引き上げが追い風となった。
<欧州株式市場> 5日続伸。
IFO独業況指数の予想外の上昇やギリシャ支援をめぐる楽観的な見方に支援された。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.02ポイント(0.64%)高の1110.45。
週間ベースの上昇率は4%と年初以降最大となった。
出来高は米国市場が短縮取引となったこともあり90日平均の63%程度と低かった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.94ポイント(0.87%)高の2557.03。
ただ、9月高値の2579、10月高値の2610を上抜けるには至らなかった。
両指数はともに最近のレンジ内で推移し、26日のユーロ圏財務相会合でギリシャ融資が決定されない、あるいは米国の財政問題をめぐる協議が暗礁に乗り上げるといった事態になれば向こう数日間で下落する可能性がある。
BASF<BASFn.DE>、バイエル<BAYGn.DE>の2社が化学関連銘柄の上げを主導。
11月のIFO独業況指数が予想外に7カ月ぶりに上昇し、ドイツの経済見通しが改善した。
BASFは1.4%高。
バイエルは1.6%高。
国際通貨基金(IMF)がギリシャの債務削減目標をめぐり、2020年に対国内総生産(GDP)比124%に低下すれば債務は持続可能と認めることで合意したとのニュースも追い風となった。
このニュースを受けて融資決定は近いとの見方が強まり、ユーロと域内銀行株<.SX7E>は上昇した。
その他個別銘柄ではEDF<EDF.PA>が4.6%高。
取締役会が前日、中間配当を12月17日に行うことを決定したと明らかにした。
ノキア<NOK1V.HE>も9.3%値上がりした。
上海証券報が同社スマートフォン(多機能携帯電話)の最新モデル「ルミア920」の受注が発売当初20日間で250万台に達したと報じ、第4・四半期決算が予想を上回るとの見方が広がった。
[東京 24日 ロイター]

NY株、1万3000ドル回復=ギリシャ支援期待で〔米株式〕(23日)☆差替

【ニューヨーク時事】感謝祭明け週末23日のニューヨーク株式相場は、週明けのユーロ圏財務相会合でギリシャ支援が決まるとの楽観的な見方が広がり、大幅続伸した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比172.79ドル高の1万3009.68ドルと、終値で大統領選当日だった今月6日以来となる1万3000ドルの大台を回復。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同40.30ポイント高の2966.85だった。

この日は感謝祭祝日と週末の谷間に当たるため、午後1時で早じまい。
市場参加者も少なく、ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比1億9253万株減の3億2722万株(暫定値)と薄商いだった。

相場をけん引したのは、ギリシャ支援をめぐる協議の進展。
同国への次回融資の条件をめぐって国際通貨基金(IMF)が譲歩したと伝わり、26日のユーロ圏財務相会合での合意に向けて期待感が高まった。

また、この日から本格化した米国の年末商戦が堅調なスタートを切ったことも好感された。
昨年よりも2時間早い22日午後8時に開店した小売り最大手ウォルマートは、同日の来客数が2200万人で過去最高となったと発表。
全米小売業協会(NRF)によると、年末商戦期に当たる11~12月の売上高は前年比4.1%増と旺盛な消費意欲が期待されている。

さらに、中国やドイツの経済指標が堅調だったことなど、米国内外から好材料が相次いだ。
ただ、来週は議会が再開し、「米国の財政問題についての懸念が再燃する」(準大手証券)とみられ、警戒感は残っている。

個別銘柄では、百貨店最大手のメーシーズやアパレル大手のギャップが、年末商戦への期待を背景に買われた。

NY株、1万3000ドル回復=ギリシャ支援期待で〔米株式〕(23日)

【ニューヨーク時事】感謝祭明け週末23日のニューヨーク株式相場は、週明けのユーロ圏財務相会合でギリシャ支援が決まるとの楽観的な見方が広がり、大幅続伸した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比172.79ドル高の1万3009.68ドルと、終値で大統領選当日だった今月6日以来となる1万3000ドルの大台を回復。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同40.30ポイント高の2966.85だった。

円、82円台前半〔ロンドン外為〕(23日)

【ロンドン時事】週末23日のロンドン外国為替市場の円相場は、薄商いの中を方向感に乏しい展開となり、1ドル=82円台前半を推移した。
午後4時現在では82円30~40銭と、前日午後4時(82円50~60銭)比20銭の円高・ドル安。

この日は米市場が感謝祭の休場空け、東京市場も勤労感謝の日で休場とあって、市場は薄かった。
ただ、ある市場関係者は円の対ドル相場について、「落ちる感じではない。
地合いは円安方向」との見方を示した。

ユーロは堅調。
スペイン銀行格下げなどを嫌気して朝方に売られる場面もあったが、独IFO景況指数の改善を受け値を戻した。
また週明けのユーロ圏財務相会合でギリシャ支援問題が解決するとの期待が高まっているほか、株高も進行。
全般的にリスク選好ムードとなり、ユーロ買いを誘った。

午後4時現在、対円では1ユーロ=106円70~80銭(前日午後4時は106円35~45銭)。
対ドルでは、1.2955~2965ドル(1.2880~2890ドル)と、11月2日以来3週間ぶりの水準となる1.29ドル台となった。

他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.6005~6015ドル(1.5945~5955ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9290~9300フラン(0.9345~9355フラン)。

NY株、続伸〔米株式〕(23日午前)

【ニューヨーク時事】週末23日午前のニューヨーク株式相場は、ギリシャ支援協議の進展期待や独経済指標の改善などを手掛かりに続伸している。
午前10時15分現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比92.62ドル高の1万2929.51ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同22.84ポイント高の2949.39。

米株式市場は22日、感謝祭に伴い休場で、23日は米国東部時間午後1時(日本時間24日午前3時)までの短縮取引のため、閑散取引になると予想されている。
この日は、クリスマス商戦の試金石となる「ブラック・フライデー」と呼ばれ、小売り銘柄が物色されている。

主要な米経済指標の発表もなく、海外市場の動向をにらんだ展開。
欧州連合(EU)欧州委員会のレーン副委員長の発言をきっかけに、26日のユーロ圏財務相会合でのギリシャ支援最終決着への期待が拡大。
加えて、ドイツのIFO経済研究所が発表した11月の独企業の景況感指数は101.4と8カ月ぶりに上昇に転じ、市場予想を上回った。
米株式市場はこうした材料を好感して高寄りした。

個別銘柄では、ウォルマート・ストアーズ(0.7%高)、ターゲット(0.5%高)、ベスト・バイ(2.2%高)、JCペニー(1.6%高)など小売り株は軒並み上伸。
加携帯電話大手リサーチ・イン・モーション(RIM)は12%急伸。
同社は、ブラックベリー新機種の発売をめぐる思惑から買いが膨らんでいる。

ダウ、ナスダックともに続伸〔米株式〕(23日朝)

【ニューヨーク時事】週末23日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、午前9時35分現在は前営業日終値比61.52ドル高の1万2898.41ドルで推移している。
ハイテク株が多く取引されているナスダック総合指数は同時刻現在16.73ポイント高の2943.28。

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