相場概況 - 週末終値(前週末比)
日経平均13650.11(+34.92)
NYダウ15081.47(-344.04)
米ドル/円97.59(+1.38)
ユーロ/円130.14(+1.79)
ユーロ/米ドル1.3336(-0.0006)
米国債(10年)2.829%(+0.251)
米国債(30年)3.846%(+0.211)
WTI原油先物107.46(+1.49)
NY金1371.00(+58.80)
今週の注目指標
RBA議事録(豪)10:30
7月中古住宅販売件数(米)23:00前回 → 508万件
FOMC議事録(7月分)(米)27:00
8月PMI製造業・速報(独)16:30前回 → 50.7
8月PMIサービス業・速報(独)16:30前回 → 51.3
8月PMI製造業・速報(ユーロ)17:00前回 → 50.3
8月PMIサービス業・速報(ユーロ)17:00前回 → 33.3万件
新規失業保険申請件数(米)21:30前回 → 32.0万件
6月小売売上高 [前月比](加)21:30前回 → +1.9%
7月消費者物価指数 [前月比](加)21:30前回 → 0.0%
7月消費者物価指数 [前年比](加)21:30前回 → +1.2%
7月新築住宅販売件数(米)23:00前回 → 49.7万件
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)お盆シーズンが終わって・・・お盆シーズンでの為替に動きは、13日(火)の「安倍首相が法人税の引き下げを検討している」報道により円安に動きましたが、その後菅官房長官や麻生財務相等が否定したことで円高に戻りました。
円相場に関しては、引き続き米国材料による動きがメインでしょうが、法人税を含む、消費税の動向など国内の材料も8月後半から9月にかけて活発化しそうです。
"消費税を上げても経済は盤石""増税は織り込み済み""消費税を上げないと経済政策的には逆に腰折れする"など色々と言われていますが、そんなことはどうでも良いです…。もう聞き飽きました。消費税の増税は、「(財務省の都合で)上げさせて下さい!」これだけです。おそらく9月のGDPもいじってきそうですし、経済指標などは、所詮消費税UPのための建前作りに他なりません。この辺りバレバレのことをやるところが日本の政治は三流なのですね。(国民が馬鹿にされているということでもありますが)せっかく経済も回復してきたのに残念です。
そして米国では、日本の消費税の是非が問われるように金融緩和縮小?の是非が問われます。金融緩和の縮小か延期かによってドルの動きも変わってきますし、ここ最近のNYダウは低調です。今のところダウは15,000ドル以上をキープしていますが、お盆シーズン中は続落しました。
ここで、9月に起こりうる"リスク"を挙げてみます。
この他にもエジプト情勢など、様々なリスクが高まってきております。(そう言えば、リーマン・ショックも9月でした)
お盆も終わり、8月後半から9月に向けては上記のリスクをしっかり考えて行動していかなくてはいけません。そのことを考えると、今週のRBA議事録やFOMC議事録は要注意かと思います。
RBA議事録(豪)(前回)
豪州は、今月利下げに踏み切りましたが、追加の利下げには声明では言及しておりません。材料の出尽くしということで豪ドル安は一服していますが、新たな材料が出てくるのか?注目です。
FOMC議事録(7月分)(米)(前回)
金融緩和縮小に関する問題が焦点ですが、特にFOMC政策金利発表前に出た、WSJ紙による"フォワードガイダンス(時間軸政策)修正の可能性"報道についてどう対応したのか?また、FOMC後でしたが米雇用統計は悪い結果でしたので、雇用に関してどのような議事録になっているのか?気になるところです。
ちなみに、私個人の見方ですが、米国の雇用は回復していません。これは日本が景気回復していると煽っているのと同じです。
ついでに補足しておきますと、私は日本の景気回復を否定しているわけではありません。もちろん、民主党政権時よりは良くなってきていますし、国民の気持ち的にも、民主党政権時より晴れ晴れしております。ただし、最悪の状態からマシになっただけで、良くなったわけではありません。言葉というのは使い方次第で、"景気が回復している"というのはウソではありません。ただし、どれと比べてとは言わないのです。そりゃ大半の人は、民主党時代から比べたら景気は回復してると言うでしょう。
2013年下半期は9月から運命の分かれ道です。政府やエコノミスト、そしてマスコミに騙されないご自身の目を、しっかりと養っていくことが大切ですね。
円相場に関しては、引き続き米国材料による動きがメインでしょうが、法人税を含む、消費税の動向など国内の材料も8月後半から9月にかけて活発化しそうです。
"消費税を上げても経済は盤石""増税は織り込み済み""消費税を上げないと経済政策的には逆に腰折れする"など色々と言われていますが、そんなことはどうでも良いです…。もう聞き飽きました。消費税の増税は、「(財務省の都合で)上げさせて下さい!」これだけです。おそらく9月のGDPもいじってきそうですし、経済指標などは、所詮消費税UPのための建前作りに他なりません。この辺りバレバレのことをやるところが日本の政治は三流なのですね。(国民が馬鹿にされているということでもありますが)せっかく経済も回復してきたのに残念です。
そして米国では、日本の消費税の是非が問われるように金融緩和縮小?の是非が問われます。金融緩和の縮小か延期かによってドルの動きも変わってきますし、ここ最近のNYダウは低調です。今のところダウは15,000ドル以上をキープしていますが、お盆シーズン中は続落しました。
ここで、9月に起こりうる"リスク"を挙げてみます。
・消費税増税の是非(日本)・金融緩和縮小?の是非(米国)・財政の崖問題(米国)・シャドー・バンキング問題(中国)(→理財商品(高利回りの資産運用商品)の償還期限)・ドイツ総選挙 9/22(ドイツ)・豪州総選挙 9/7 (豪州)
この他にもエジプト情勢など、様々なリスクが高まってきております。(そう言えば、リーマン・ショックも9月でした)
お盆も終わり、8月後半から9月に向けては上記のリスクをしっかり考えて行動していかなくてはいけません。そのことを考えると、今週のRBA議事録やFOMC議事録は要注意かと思います。
RBA議事録(豪)(前回)
・インフレ見通しで依然として緩和余地の可能性・豪ドル下落や過去の利下げでも金融政策は適切
豪州は、今月利下げに踏み切りましたが、追加の利下げには声明では言及しておりません。材料の出尽くしということで豪ドル安は一服していますが、新たな材料が出てくるのか?注目です。
FOMC議事録(7月分)(米)(前回)
・近いうちに量的緩和の縮小が正当化されそうだと判断(数人のメンバー)・量的緩和の縮小には労働市場の改善が必要だと指摘(多くのメンバー)・景気は緩やかなペースで拡大・失業率は緩やかに低下すると予想している・労働市場は改善の兆しを示している
金融緩和縮小に関する問題が焦点ですが、特にFOMC政策金利発表前に出た、WSJ紙による"フォワードガイダンス(時間軸政策)修正の可能性"報道についてどう対応したのか?また、FOMC後でしたが米雇用統計は悪い結果でしたので、雇用に関してどのような議事録になっているのか?気になるところです。
ちなみに、私個人の見方ですが、米国の雇用は回復していません。これは日本が景気回復していると煽っているのと同じです。
ついでに補足しておきますと、私は日本の景気回復を否定しているわけではありません。もちろん、民主党政権時よりは良くなってきていますし、国民の気持ち的にも、民主党政権時より晴れ晴れしております。ただし、最悪の状態からマシになっただけで、良くなったわけではありません。言葉というのは使い方次第で、"景気が回復している"というのはウソではありません。ただし、どれと比べてとは言わないのです。そりゃ大半の人は、民主党時代から比べたら景気は回復してると言うでしょう。
2013年下半期は9月から運命の分かれ道です。政府やエコノミスト、そしてマスコミに騙されないご自身の目を、しっかりと養っていくことが大切ですね。
先週の注目指標(結果)
7月消費者物価指数 [前月比](英)17:30前回 → -0.2%結果 → 0.0%
7月消費者物価指数 [前年比](英)17:30前回 → +2.9%結果 → +2.8%
6月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)18:00前回 → -0.3% (修正 -0.2%)結果 → +0.7%
8月ZEW景況感調査(独)18:00前回 → 36.3結果 → 42.0
7月小売売上高 [前月比](米)21:30前回 → +0.4% (修正 +0.6%)結果 → +0.2%
7月小売売上高 [前月比:除自動車](米)21:30前回 → 0.0% (修正 +0.1%)結果 → +0.5%
第2四半期小売売上高指数 [前期比](NZ)7:45 前回 → +0.5% (修正 +0.9%) 結果 → +1.7%
第2四半期GDP・速報値 [前期比](独)15:00前回 → +0.1% (修正 0.0%)結果 → +0.7%
第2四半期GDP・速報値 [前年比](独)15:00前回 → -0.2% (修正 -0.3%)結果 → +0.5%
7月失業保険申請件数(英)17:30前回 → -2.12万件 (修正 -2.94万件)結果 → -2.92万件
7月失業率(英)17:30前回 → 4.4%結果 → 4.3%
BOE議事録(英)17:30(前回)・9対0で資産購入枠の維持を決定・9対0で政策金利の据え置きを決定(今回)・9対0で資産購入枠の維持を決定・9対0で政策金利の据え置きを決定・8対1でフォワード・ガイダンスの導入を決定
第2四半期GDP・速報値 [前期比](ユーロ)18:00前回 → -0.2% (修正 -0.3%)結果 → +0.3%
第2四半期GDP・速報値 [前年比](ユーロ)18:00前回 → -1.1%結果 → -0.7%
7月生産者物価指数 [前月比](米)21:30前回 → +0.8%結果 → 0.0%
7月生産者物価指数 [コア:前月比](米)21:30前回 → +0.2%結果 → +0.1%
7月生産者物価指数 [前年比](米)21:30前回 → +2.5%結果 → +2.1%
7月生産者物価指数 [コア:前年比](米)21:30前回 → +1.7%結果 → +1.2%
7月小売売上高指数 [前月比](英)17:30前回 → +0.2%結果 → +1.1%
7月小売売上高指数 [前年比](英)17:30前回 → +2.1%結果 → +3.1%
8月NY連銀製造業景気指数(米)21:30前回 → 9.46結果 → 8.24
7月消費者物価指数 [前月比](米)21:30前回 → +0.5%結果 → +0.2%
7月消費者物価指数 [コア:前月比](米)21:30前回 → +0.2%結果 → +0.2%
7月消費者物価指数 [前年比](米)21:30前回 → +1.8%結果 → +2.0%
7月消費者物価指数 [コア:前年比](米)21:30前回 → +1.6%結果 → +1.7%
新規失業保険申請件数(米)21:30前回 → 33.3万件 (修正 33.5万件)結果 → 32.0万件
6月対米証券投資 [ネット長期フロー](米)22:00前回 → -272億USD (修正 -270億USD)結果 → -669億USD
6月対米証券投資 [ネットフロー合計](米)22:00前回 → +564億USD (修正 +566億USD)結果 → -190億USD
7月鉱工業生産 [前月比](米)22:15前回 → +0.3% (修正 +0.2%)結果 → 0.0%
8月フィラデルフィア連銀景況指数(米)23:00前回 → 19.8結果 → 9.3
7月住宅着工件数(米)21:30前回 → 83.6万件 (修正 84.6万件)結果 → 89.6万件
8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)22:55前回 → 85.1結果 → 80.0