■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■ユーロ下落も米国市場、ドル円相場は堅調推移が続き、前営業日に株価指数の「上値の重さ」をこなしていたこともあり、概ね底堅い展開となった本日の株式相場ですが、大引け前の手仕舞い売り圧力や外部要因の急変に備えた内需関連への資金シフト、値動きの軽い銘柄を選好する流れも継続するなど、イベント警戒のスタンスが確認されています。
日経平均株価は反落。
前営業日終値を挟んでの推移となり、大引け前には手仕舞い売りが見られました。
ローソク足は上ヒゲ陰線も前営業日から上値、下値を切り上げ、節目9500円台での推移となっています。
一方のTOPIXは続伸着地。
前述したように外部要因の急変に備えた内需関連への資金シフトや後述の金融関連物色も同指数の支援材料となりました。
株価指数の反応は物色傾向からまちまちとなりましたが、市場参加者の物色意欲の高さは継続。
本日も東証1部の売買代金は大台1兆円超、売買高は前営業日の20億株台と高水準をキープしています。
ただ、前営業日配信版でも「指数の『上値の重さ』は一旦クリアも注目イベントが残る」と題していたように、外部要因の急変に備えた内需関連への資金シフト、日経平均株価における終盤での手仕舞い売りなどはイベント警戒のスタンスを示すものだったのではないでしょうか。
前営業日の買い気にも「明日には重要指標・米雇用統計を控えるなかでは、このまま外部要因の改善が続くかどうかは不透明。
引け前の上昇には経済指標の好内容が続いた場合のリスクテイクの意味合いも強いのではないでしょうか」と記していましたが、今後はイベントを確認しながらの対応が求められるでしょう。
また、材料人気の続くシャープ<6753>が全市場の売買代金上位に進出するなど、外部要因に左右されにくい点で「低売買単価銘柄の資金循環」も継続。
新興市場ではIPOが値幅取り妙味の資金を集め、11月23日に配信した恒例企画『厳選5銘柄付きレポート』「決算発表で解った!! これから買える超好業績株【2012】」で提供していた東祥<8920>が目標株価を達成するなど、内需系で比較的値動きの軽い銘柄が選好されました。
昨日にも「短期的には、外部要因に左右されにくい『低売買単価銘柄の資金循環』を捉えるスタンスが有効」とも紹介していましたが、今後はイベント対応の流れが強まるとともに物色傾向も変わってくるでしょう。
このまま通過後に活躍の期待されるテーマ、物色対象を探っていく状況に変更はありません。
日経平均株価は反落。
前営業日終値を挟んでの推移となり、大引け前には手仕舞い売りが見られました。
ローソク足は上ヒゲ陰線も前営業日から上値、下値を切り上げ、節目9500円台での推移となっています。
一方のTOPIXは続伸着地。
前述したように外部要因の急変に備えた内需関連への資金シフトや後述の金融関連物色も同指数の支援材料となりました。
株価指数の反応は物色傾向からまちまちとなりましたが、市場参加者の物色意欲の高さは継続。
本日も東証1部の売買代金は大台1兆円超、売買高は前営業日の20億株台と高水準をキープしています。
ただ、前営業日配信版でも「指数の『上値の重さ』は一旦クリアも注目イベントが残る」と題していたように、外部要因の急変に備えた内需関連への資金シフト、日経平均株価における終盤での手仕舞い売りなどはイベント警戒のスタンスを示すものだったのではないでしょうか。
前営業日の買い気にも「明日には重要指標・米雇用統計を控えるなかでは、このまま外部要因の改善が続くかどうかは不透明。
引け前の上昇には経済指標の好内容が続いた場合のリスクテイクの意味合いも強いのではないでしょうか」と記していましたが、今後はイベントを確認しながらの対応が求められるでしょう。
また、材料人気の続くシャープ<6753>が全市場の売買代金上位に進出するなど、外部要因に左右されにくい点で「低売買単価銘柄の資金循環」も継続。
新興市場ではIPOが値幅取り妙味の資金を集め、11月23日に配信した恒例企画『厳選5銘柄付きレポート』「決算発表で解った!! これから買える超好業績株【2012】」で提供していた東祥<8920>が目標株価を達成するなど、内需系で比較的値動きの軽い銘柄が選好されました。
昨日にも「短期的には、外部要因に左右されにくい『低売買単価銘柄の資金循環』を捉えるスタンスが有効」とも紹介していましたが、今後はイベント対応の流れが強まるとともに物色傾向も変わってくるでしょう。
このまま通過後に活躍の期待されるテーマ、物色対象を探っていく状況に変更はありません。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は堅調。
欧州での景気後退が重しとなったものの、財政問題進展期待や前営業日に下落していたアップルの反発が相場を支えています。
欧州中央銀行(ECB)が今年のユーロ圏成長率をマイナス0.5%と予想し、9月時点の予測のマイナス0.4%から下方修正したことが嫌気されたものの、利下げ期待が欧州相場を下支えし、米国市場も上値の重さが残るなか買いを誘う格好に。
また、前営業日に続いて財政問題進展期待が買い材料視されたほか、前営業日に売られていたアップルに見直し買いが入り、相場を下支えしました。
ダウ平均株価は、前営業日比39.55ドル高の13,074.04ドル。
ナスダック総合指数は15.57ポイント高の2,989.27ポイントで取引を終えています。
為替相場では、欧州経済軟化、利下げ期待でユーロが下落。
ドル円も一旦下落したものの、ユーロに対するドル買いが波及し、東京時間帯早朝では、1ドル82円台前半、1ユーロ106円台後半の水準で取引されました。
東京株式市場では、ユーロが下落したものの、ドル円相場が値を保ったこともあり、米国市場の堅調展開を好感した買いが先行。
日経平均株価は9547円の小幅続伸スタートに。
寄り付き後は、やはりユーロ下落の影響もあって買い上がる向きも乏しく、日経平均株価も前営業日終値付近でのもみあいに。
東京時間帯からドルが底堅さを増したこともあり、若干上げ幅を拡大させました。
後場からは円安も一服し、日経平均株価も前場と同水準でのもみあいに終始。
イベント前で買い手控えムードが強まり、取引終盤での手仕舞い売りも見られています。
日経平均株価終値は、17.77円安の9,527.39円。
東証1部の売買代金は概算で1兆860億円。
東証1部の売買高は概算で20億9230万株。
値上がり銘柄は645(38%)に対し値下がりは870(51%)、変わらずは173(10%)となりました。
欧州での景気後退が重しとなったものの、財政問題進展期待や前営業日に下落していたアップルの反発が相場を支えています。
欧州中央銀行(ECB)が今年のユーロ圏成長率をマイナス0.5%と予想し、9月時点の予測のマイナス0.4%から下方修正したことが嫌気されたものの、利下げ期待が欧州相場を下支えし、米国市場も上値の重さが残るなか買いを誘う格好に。
また、前営業日に続いて財政問題進展期待が買い材料視されたほか、前営業日に売られていたアップルに見直し買いが入り、相場を下支えしました。
ダウ平均株価は、前営業日比39.55ドル高の13,074.04ドル。
ナスダック総合指数は15.57ポイント高の2,989.27ポイントで取引を終えています。
為替相場では、欧州経済軟化、利下げ期待でユーロが下落。
ドル円も一旦下落したものの、ユーロに対するドル買いが波及し、東京時間帯早朝では、1ドル82円台前半、1ユーロ106円台後半の水準で取引されました。
東京株式市場では、ユーロが下落したものの、ドル円相場が値を保ったこともあり、米国市場の堅調展開を好感した買いが先行。
日経平均株価は9547円の小幅続伸スタートに。
寄り付き後は、やはりユーロ下落の影響もあって買い上がる向きも乏しく、日経平均株価も前営業日終値付近でのもみあいに。
東京時間帯からドルが底堅さを増したこともあり、若干上げ幅を拡大させました。
後場からは円安も一服し、日経平均株価も前場と同水準でのもみあいに終始。
イベント前で買い手控えムードが強まり、取引終盤での手仕舞い売りも見られています。
日経平均株価終値は、17.77円安の9,527.39円。
東証1部の売買代金は概算で1兆860億円。
東証1部の売買高は概算で20億9230万株。
値上がり銘柄は645(38%)に対し値下がりは870(51%)、変わらずは173(10%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■ユーロ下落や米雇用統計に対する警戒が重しとなったこともあり、トヨタ<7203>、キヤノン<7751>、ホンダ<7267>ら国際優良株は鈍い動きに。
代わって格上げの伝わった三井住友FG<8316>が強く、同業の三菱UFJFG<8306>とともにメガバンクが相場を下支えしています。
売買代金上位でも材料物色の続くシャープ<6753>が活況高。
材料性の伝わったNTTドコモ<9437>も強く、代わってソフトバンク<9984>、KDDI<9433>には売りが出ました。
出直り目指す東京電力<9501>、原発稼働継続期待で関西電力<9503>の電力株も強く、三井住友建設<1821>など低位建設株の一角も政策期待の買いが入っています。
セクターでは、材料性の伝わった東京電力<9501>、関西電力<9503>ら電気ガス、所属全銘柄が上昇した保険業、三井倉庫<9302>、住友倉庫<9303>の倉庫運輸が業種別株価指数騰落の値上がり上位に進出しました。
野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券、格上げで買い進まれた三井住友FG<8316>のメガバンクを中心とする銀行など、金融関連が好調に推移しています。
一方、商品市況下落で国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業、ユーロ安でニコン<7731>、HOYA<7741>の精密機械、横浜ゴム<5101>、ブリヂストン<5108>のゴム製品などが業種別株価指数騰落の値下げ上位となりました。
新興市場では、新規上場のテクノスジャパン<3666>が初値形成からストップ高となるなど好スタートを切り、前営業日上昇のIBJ<6071>も連れ高。
ナノキャリア<4571>、ジーンテクノサイエンス<2160>、総医研ホールディングス<2385>のバイオ関連やニューフレアテクノロジー<6256>、デジタルガレージ<4819>など軽量級の活躍も目立っています。
代わって格上げの伝わった三井住友FG<8316>が強く、同業の三菱UFJFG<8306>とともにメガバンクが相場を下支えしています。
売買代金上位でも材料物色の続くシャープ<6753>が活況高。
材料性の伝わったNTTドコモ<9437>も強く、代わってソフトバンク<9984>、KDDI<9433>には売りが出ました。
出直り目指す東京電力<9501>、原発稼働継続期待で関西電力<9503>の電力株も強く、三井住友建設<1821>など低位建設株の一角も政策期待の買いが入っています。
セクターでは、材料性の伝わった東京電力<9501>、関西電力<9503>ら電気ガス、所属全銘柄が上昇した保険業、三井倉庫<9302>、住友倉庫<9303>の倉庫運輸が業種別株価指数騰落の値上がり上位に進出しました。
野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券、格上げで買い進まれた三井住友FG<8316>のメガバンクを中心とする銀行など、金融関連が好調に推移しています。
一方、商品市況下落で国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業、ユーロ安でニコン<7731>、HOYA<7741>の精密機械、横浜ゴム<5101>、ブリヂストン<5108>のゴム製品などが業種別株価指数騰落の値下げ上位となりました。
新興市場では、新規上場のテクノスジャパン<3666>が初値形成からストップ高となるなど好スタートを切り、前営業日上昇のIBJ<6071>も連れ高。
ナノキャリア<4571>、ジーンテクノサイエンス<2160>、総医研ホールディングス<2385>のバイオ関連やニューフレアテクノロジー<6256>、デジタルガレージ<4819>など軽量級の活躍も目立っています。