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2013年2月10日日曜日

日経ニュース・朝版(2/10)

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証券ディーラー「プロの視点」(2/10)

◇日経平均株価の日足・週足・月足チャートから今後の展開を考察!週末8日の経平均株価は大幅続落となりました。
ただ、6日の400円超という急騰の反動や、リーマンショック後の高値を更新して達成感の売りが出やすいことを考えれば、自然な動きだったと言えるでしょう。

一本調子で上げ続ける相場はありませんから、どこかで必ず調整は入ります。
重要なことは目先の動きだけを見るのではなく、様々な視点から市場を見ていくことです。

そこで本日は、日経平均の日足・週足・月足チャートからこれからの相場の動きを考察していきたいと思います。
◇日経平均の日足チャートから見える次のポイントは?日経平均株価:日足チャート(1年)http://www.kabutomato.jp/lp/images/130208/nikkei-1year.html
昨年11月14日、当時の民主党野田総理が解散を明言したことから、今回の上昇相場は始まりました。

12月16日の総選挙では自民党が圧勝し、安倍総理が金融緩和策の強化について強い姿勢を示したことから、為替市場では急速に円安が進行。
選挙の3日後には9カ月ぶりに10000円の大台を突破しました。

その後も日経平均は上げ幅を広げ、今月6日にはついにリーマンショック後の戻り高値を更新する力強い動きが続いています。

この間の日経平均株価の上げ幅は約2800円、上昇率は33%に達しました。
調整局面だったのは年初からの2週間程度で、10500円〜11000円のレンジで『日柄調整』をしていたと捉えることができます。
◆速効プレミアムチャート『値幅調整と日柄調整』利益率が高くなる6つのチャートパターン『速効プレミアムチャート』の第3章では「値幅調整」を加味したプレミアムなパターンを解説しています。

ここで値幅調整の解説部分を紹介しましょう。

※速効プレミアムチャート第3章より抜粋-----------------------------------------------------------------------
調整というのは「値幅」と「日柄」が同時に起こっていますので、押し目が小さくても日数(時間)がより経過していれば調整は完了しますし、押し目が大きいならば日数(時間)がそれほど経過していなくても調整が完了となります。

※調整度 = 値幅 × 日柄(時間)
ここで、明確な基準がない日柄調整を考えるために、1つテクニカル指標を使いたいと思います。
使用するのは移動平均線です。

まず、株価が急騰する初動の期間(時間)は、短ければ短いほど短期間でたくさんの買いが入ったということですから、上昇の勢いは強いと考えることができます。

※本編ではここでチャートが入ります
上昇の勢いが強いのであれば、日柄での調整も少なくて済みますので、上昇日数に反比例して日柄調整の日数は減少します。

具体的な考え方としては、上昇にかかった日数(時間)に対して、同じだけの日柄調整ができていることを第3のポイントとします。

つまり、3日かけて上昇したのであれば、最低でも3日間の日柄調整が必要となり、5日間で上昇したのであれば、5日間の日柄調整を必要とする、ということになります。
◇5年週足チャートでリーマン・ショック後の推移を見てみよう日経平均株価:週足チャート(5年)http://www.kabutomato.jp/lp/images/130208/nikkei-5years.html
2008年のリーマン・ショック後に暴落した日経平均は、2011年3月の震災やギリシャを中心とした欧州の債務問題によって、低迷を続けてきました。

週足チャートを見てみると、リーマン・ショック後のオーバーシュートを除けば、直近4年間は概ね8000円〜11000円のレンジ相場になっていると言えます。

先ほどの日足チャートでは、足元の相場は非常に大きく上昇しているように見えましたが、週足レベルで見ると、まだ上値余地がありそうです。

そして、4年間のレンジ相場を上抜けて、次の節目となりそうな株価は、週足チャートから判断するとリーマン・ショック直前に付けた12000円か14000円がポイントになりそうです。
◆速効プレミアムチャート『レンジブレイク』利益率が高くなる6つのチャートパターン『速効プレミアムチャート』の第1章では、レンジブレイクに関するプレミアムなチャートパターンについて解説しています。

ここでレンジブレイクの解説部分を紹介しましょう。

※速効プレミアムチャート第1章より---------------------------------------------------------------------
レンジブレイクが成功するかどうかは、「レンジ相場を想定している投資家の売り」がどれくらい減少しているかで決まります。

パターン1のチャートが良いチャートではないのは、売りをこなす動きが出ていないからです。

パターン2のチャートではレンジ下限からの反転初期に多少の売りをこなせています。
そして、パターン3のチャートではレンジの上限から売りに押された部分の多くは、レンジ相場を想定していた投資家の売りになります。

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一般的に、レンジブレイクは買いのタイミングだと言われていますが、実践している方は本当に上手くいっているでしょうか。

おそらく、勝率は悪くないけれども思ったほど利益が出ず、失敗したときの損失が大きくなってしまっているのではないでしょうか。

これは、良いレンジブレイクでエントリーしていないことが理由です。

通常、「一定のレンジを上抜けたときに買う」のがレンジブレイクですが、実は「レンジをどうやって抜けていくのか」も同じくらい重要です。

これが「悪い抜け方(ブレイクの仕方)」をしてしまうと、本来は買いであるはずのレンジブレイクが反対に絶好の売りポイントにすらなってしまうのです。

「レンジを見つけて抜けたら買い」などという単純なトレードでは、いつか必ず失敗します。
レンジを抜けた瞬間にナイアガラのように下落する銘柄はたくさんあるのです。
◇月足チャートでNYダウと2005年の郵政解散を振り返る日経平均株価:月足チャート(13年)http://www.kabutomato.jp/lp/images/130208/nikkei-13years.html
株式市場が上昇しているのは日本だけではありません。
NYダウは2007年10月につけた史上最高値(14164.53ドル)目前まで上昇しています。

これを考えれば、月足チャートで見た場合の日経平均は、世界の株式市場と比べてもまだまだ割安だと考えることができます。

また、今回の相場と比較されやすいのが2005年の上昇です。
上昇のきっかけとなったのが当時の小泉首相による郵政解散・総選挙でしたから、今回と同じように選挙をきっかけとした政治主導の上昇相場であるといえます。

では、2005年の上昇と今回の上昇を数値で比較してみましょう。
2004年から続いたレンジ相場を上抜けて日経平均の上昇率は、2006年までで約60%となりました。

先ほど、今回の上昇率が33%だと解説しましたが、2005年の60%という上昇率を今回の相場に当てはめて考えると、ちょうど14000円になります。

そして、この14000円という株価は週足チャートでみた場合の節目となるポイントと合致します。

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