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2012年11月1日木曜日

<パナソニック株>ストップ安 37年ぶり水準に

1日の東京株式市場で、パナソニック株が急落した。
一時、値幅制限いっぱいとなる前日終値比100円安の414円まで値下がりする「ストップ安」となり、今年の最安値を更新。
75年2月の412円以来の安値水準となった。

10月31日に13年3月期の連結最終(当期)損益見通しを従来予想の500億円の黒字から7650億円の赤字に下方修正すると発表。
年間配当も約63年ぶりに取りやめるとしたことが響いた。
この日午前の東証1部銘柄中、値下がり率、売買代金ともにトップ。
午前の終値は98円安の416円だった。
【宮崎泰宏】

パナソニック株急落、一時ストップ安

1日の東京株式市場で、2012年9月中間決算で大幅赤字を計上したパナソニックの株価が急落した。
一時は前日終値より100円安の414円と今年最安値まで値下がりし、値幅制限いっぱいまで下がる「ストップ安」になった。
取引時間中では1975年2月19日につけた412円以来、37年8カ月ぶりの低水準。
パナソニックは10月31日に発表した中間決算の純損益で6851億円の赤字を計上。
13年3月期の業績予想も500億円の黒字から7650億円の赤字に引き下げ、2年連続で7千億円を超える大幅赤字となる見通しを明らかにした。
下期の経営環境の悪化を見越し、先んじて巨額損失を処理して市場の信認を取り付ける狙いだったが、直後は裏目に出ている。
その後買い戻しもあり、420円台に戻す場面もあった。
また、格付投資情報センター(R&I)は1日、現在上から5番目の「A+」としているパナソニックの発行体格付けを、引き下げる方向で見直す可能性があると発表した。

パナソニック株、ストップ安で取引スタート

1日の東京株式市場では、パナソニックの株価が取引開始から前日より100円安い414円に急落し、値幅制限いっぱいまで下がる「ストップ安」になった。
前日に2013年3月期決算の純損益が7650億円の赤字になる業績予想を発表したため、売り注文が殺到した。

NYダウ、小幅下落 3営業日ぶり取引再開

【ニューヨーク=畑中徹】取引が3営業日ぶりに再開された31日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均が小幅に値下がりした。
終値は、前週末26日より10.75ドル(0.08%)安い1万3096.46で取引を終えた。
ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数は、前週末より10.72ポイント(0.36%)低い2977.23だった。

反落〔ロンドン株式〕(31日)

【ロンドン時事】31日のロンドン株式市場の株価は、冴えない企業業績をにらみ反落、FT100種平均株価指数は前日終値比67.20ポイント安の5782.70で引けた。

この日発表された銀行大手バークレイズや医薬グラクソ・スミスクラインの第3四半期(7~9月)決算が低調な結果となったことで、序盤から軟調。
また3営業日ぶりに取り引きが再開された米株式市場が冴えない値動きとなったことも嫌気され、午後に入り下げ幅を拡大。
このほか、ユーロ圏諸国財務相による電話協議でギリシャへの次回融資をめぐる交渉で結論が出なかったことも悪材料。

IGグループの株式アナリスト、クリス・ボーチャンプ氏は「週末の米雇用統計発表まではレンジ内取引が続く」とした上で、「雇用統計の結果により来週の米大統領選挙までの地合いが決まるだろう」と指摘した。

個別銘柄では、バークレイズが11.30ペンス安の227.50ペンスと急落。
グラクソ・スミスクラインも33.50ペンス安の1386.50ペンスと下げがきつかった。
このほか、携帯のボーダフォンも2.80ペンス安の168.25ペンスと下落。
半面、石油大手BPは0.45ペンス高の443.30ペンスとしっかり。

ダウ、続伸=NY市場3日ぶり取引再開〔米株式〕(31日午前)

【ニューヨーク時事】ハリケーンに伴う休場明け31日午前のニューヨーク株式相場は、暴風被害を受けた復興需要期待や米経済指標を手掛かりに優良株で構成するダウ工業株30種平均が続伸している。
午前10時15分現在は、ダウが前営業日(26日)終値比46.62ドル高の1万3153.83ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が12.61ポイント安の2975.34。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)、ナスダック市場はともに3営業日ぶりに取引を再開。
NYSEでは、ブルームバーグ・ニューヨーク市長が取引開始の鐘を鳴らし、ウォール街の回復を強調した。
米株式市場はハリケーンのため2日連続で休場となっていた。

前日発表された8月のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)ケース・シラー住宅価格指数は、全米主要20都市が前月比0.5%上昇と市場予想(ロイター通信調べ)と一致し、7カ月連続でプラスを確保したことも買い材料。
31日朝方に公表された10月のシカゴISM(サプライ管理協会)景況指数(季節調整済み)は前月から小幅上昇したものの予想は下回り、相場への影響は限られた。

個別銘柄では、ホーム・デポが2.48%高と堅調。
ハリケーンの影響に伴う住宅改装用品などの需要急増を見込んで買いが膨らんだ。
フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ(GM)はともに5%以上上伸した。
半面、前日に制作会社ルーカスフィルムの買収案を発表したウォルト・ディズニーは小幅安で推移している。

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