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2012年10月24日水曜日

NYダウ急落、243ドル安 米企業業績への懸念高まる


【サンノゼ=畑中徹】23日のニューヨーク株式市場は、米企業業績への懸念が高まり、大企業で構成するダウ工業株平均は急落した。

終値は、前日より243.36ドル(1.82%)安い1万3102.53ドルで取引を終えた。

ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数も、前日より26.50ポイント(0.88%)低い2990.46だった。



大幅続落〔ロンドン株式〕(23日)


【ロンドン時事】23日のロンドン株式市場の株価は、企業決算への懸念やスペイン自治州格下げなどが嫌気されて大幅続落となり、FT100種平均株価指数は前日終値比85.00ポイント(1.44%)安の5797.91で終了した。


ETXキャピタルのアナリスト、イシャク・シデキ氏は、「米国などの決算がさえず、中国の高級品需要も不振なようだ。

資金は安全な逃避先に向かっている」と指摘。

「今週は欧州企業決算が相次ぐ。

今後数日はデフェンシブ銘柄が選好されるだろう」と語った。

個別銘柄では、石油大手BPは10.20ペンス安の433.25ペンス。

金融大手バークレイズが2.75ペンス高の232.65ペンス。

製薬大手グラクソスミスクラインが14ペンス安の1401.00ペンス。



ダウ、急反落=米企業業績懸念で一時218ドル安〔米株式〕(23日午前)


【ニューヨーク時事】23日午前のニューヨーク株式相場では、米大手企業の業績不安から売り込まれ、優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時前日終値比218ドル安まで急落した。

午前10時20分現在は、ダウが前日終値比212.54ドル安の1万3133.35ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同31.50ポイント安の2985.46。

この日は、市場の関心が米企業業績に集中。

米工業・事務用製品大手スリーエムが朝方発表した2012年7~9月期決算は、減収増益となり、1株当たり利益は1.65ドルと市場予想(トムソン・ロイター調べ)と一致。

ただ、業況の厳しさを理由に12年通期の業績予想をアナリスト予想を下回るレンジに設定した。

また、化学大手デュポンは、世界的な需要不振を背景に売上高と1株当たり利益が市場予想に届かず、従業員1500人の削減計画を明らかにした。

米企業業績への失望感からダウは寄り付き直後から売りを浴びた。

さらに、10月のリッチモンド連銀景況指数が前月の4からマイナス7に悪化したことが嫌気された。

このほか、欧州債務不安も引き続き市場のリスク投資意欲を抑制。

米格付け大手ムーディーズ・インベスター・サービスが前日、スペインの5自治州の格付けを引き下げ、これを受けて欧州株が下落したことも地合いを弱めた。

個別銘柄では、デュポン(8.5%安)、アルコア(3.0%安)などの下げがきつい。

タブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」小型機の発表がうわさされるアップルは1.1%安で推移している。

半面、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は2.8%高。

好業績を追い風にコーチは5.8%上伸。

ヤフー(4.6%高)も前日引け後に発表された堅調な決算内容が好感されている。



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