1348GMT 26日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2769 1.2860
ドル/円<JPY=> 94.310 94.410
ユーロ/円<EURJPY=> 120.39 121.43
<p />27日終値 前営業日終値
株 FT100 6387.56(‐11.81) 6399.37
クセトラDAX 7789.09(‐90.58) 7879.67
金 現物午後値決め 1603.00ドル 1598.00ドル
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.73 (‐0.01) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.82 (+0.05) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.79 (+0.28) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 145.52 (+0.70) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 136.00 (+1.36) <FGBXM3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 -0.023 (0.001) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.288 (0.344) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.271 (1.340) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.186 (2.255) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルに対して約4カ月ぶりの安値水準に下落している。
イタリア国債の入札結果がさえず、キプロス支援の合意が今後の域内支援のひな形として使われるとの懸念からユーロが売られた。
ユーロ/ドルは0.8%安の1.2764ドル。
ユーロ圏の問題を受けて、最も流動性が高いとされる円などの通貨に需要が集まった。
ユーロ/円は0.8%安の120.42円。
ドル/円は0.1%安の94.32円。
日銀の積極緩和は広く織り込まれており、近く打ち出される政策が期待を下回る場合は円が上昇する可能性も指摘される。
<株式> ロンドン株式市場は値動きの荒い展開となるなか、小反落して取引を終えた。
キプロスの銀行が28日に営業再開予定で、ユーロ圏が再び危機に陥るとの不安が高まった。
厳しいマクロ経済状況の影響を受けにくい商品やサービスを提供する医療や生活必需品部門の上昇が目立った。
ユーロ圏の見通しがつかないなか、欧州債務危機へのエクスポージャーがある金融株の下げがきつかった。
金融仲介取引大手の英ICAP<IAP.L>は6.3%安、ユーロ圏危機の影響で通年利益 見通しを引き下げたことを嫌気した。
英保険大手プルーデンシャル<PRU.L>は4.3%安。
3年前に試みたアジアのAIAグ ループ<1299.HK>の買収計画について、英金融当局への報告を怠ったとして、3000万 ポンド(4550万ドル)の罰金を科されたことを嫌気した。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は3.1%下落した。
同 行が今年、約4億5000万ポンドの新株発行を促される可能性があるなどと、インベステックが指摘したことで売られた。
ブリティッシュ・エアウェイズの親会社、インターナショナル・エアライン・グループ(IAG) <ICAG.L> は2.3%安、スペインの格安航空ブエリング<VULG.MC>の買収提 案額を引き上げたことを嫌気した。
欧州株式市場はFTSEユーロファースト300種指数が今月初め以来3週間ぶりの安値で取引を終えた。
イタリア国債入札の結果がさえず、キプロスの銀行が28日に営業を再開する際、取り付け騒ぎが起こるとの見方が重荷となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.51ポイント(0.38%)安の1184.06。
市場関係者によると、キプロスが資本規制の導入を準備しており、その規模をめぐる不透明感も投資家を慎重にさせているという。
ABNアムロの株式販売トレーダー、Frank Bonsee氏は「キプロスで明日何が起こるかを注視している。
連休を控えて、多くの投資家が様子見を決め込むだろう」と話した。
ユーロ圏銀行株<.SX7E>が1.4%下落した。
イタリア市場 <.FTMIB>は0.9%安、スペイン市場<.IBEX>も1.1%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は28.66ポイント(1.09%)安 の2612.46。
昨年11月以降、2560─2750のレンジで推移している。
テクニカル分析によると、200日の指数移動平均や昨年6月以降の長期すう勢線と一致する2560付近に強固な支持線があるという。
高債務を抱える企業銘柄が嫌気され、イタリアの通信大手テレコム・イタリア<TLIT.MI>は4.6%安と、下げが目立った。
<ユーロ圏債券> イタリアやスペイン国債利回りが上昇。
キプロスが、銀行の取り付け騒ぎを回避するために資本管理措置導入の準備を進める中、リスク選好度が低下し、安全資産とみなされる独連邦債の需要が高まった。
この日実施されたイタリア国債入札も精彩を欠く結果に終わった。
銀行預金10万ユーロ超に対する課税を条件とする対キプロス支援をめぐり、預金者の間では不安が広がっている。
同国の銀行が営業を再開する28日には、預金者が銀行に殺到するとみられている。
市場では引き続き、キプロス支援策がユーロ圏域内の他の銀行危機解決のひな型になるとの懸念がくすぶっている。
トレーダーは「市場参加者は神経を尖らせている。
キプロス問題はある程度収束し、スペインやイタリアの銀行で預金流出が起こるかどうかが焦点となっている」と述べた。
独連邦債先物は77ティック高の145.59。
一時、4日以来の高値となる145.82をつけた。
キプロスをめぐる懸念が重しとなり、イタリアがこの日実施した5年債入札は、利回りが昨年10月以来の高水準に達した。
イタリアの政局の行方も注目されている。
中道左派連合を率いる民主党のベルサニ氏が連立政権樹立に向け、各党との協議を続けてきたが、「五つ星運動」はこの日、連立政権への協力を拒否。
連立協議は暗礁に乗り上げた。
イタリア10年債利回りは17ベーシスポイント(bp)上昇し 4.77%。
スペイン10年債利回りも13bp上昇し5.09%。
[東京 28日 ロイター]