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2012年10月31日水曜日

欧州市場サマリー(30日)

1323GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2968 1.2902
ドル/円<JPY=> 79.500 79.770
ユーロ/円<EURJPY=> 103.10 102.96
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5849.90(+54.80) 5795.10
クセトラDAX 7284.40(+81.24 )7203.16
金 現物午後値決め 1710.00 1707.00
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.70 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.61 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.66 (‐0.24) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.037 (0.030) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.495 (0.484) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.470 (1.455) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.338 (2.324) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円が一時、ドルに対して1週間ぶり高値、対ユーロでは2週間ぶりの高値をつけた。
日銀が資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和を決めたものの、期待を下回ったとの失望感が広がった。
ユーロはドルに対して上昇。
第3・四半期のスペイン国内総生産(GDP)速報値が、エコノミスト予想より小幅な落ち込みにとどまったことや、イタリアの5年および10年物国債入札で、利回りが2011年5月以来の低水準となったことを好感した。
ドル/円は1ドル=79.25円をつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
英石油大手BP<BP.L>が発表した第3・四半期決算が予想を上回ったことで、主要指数は大きく押し上げられた。
ただ、米株式市場が前日米東部に上陸したハリケーン「サンディ」の影響でこの日も休場となっていることから、商いは薄かった。
この日のFT100種総合株価指数の上昇率は、16日以来約2週間ぶりの大きさとなった。
BPは4.2%上昇。
増配を発表したことも好感された。
加重平均の大きい原油・ガス部門はFT100種指数を23ポイント、鉱山部門は8ポイント、それぞれ押し上げた。
BP一社だけでも同指数の13.5ポイントの上昇に寄与した。
ハーグレーブス・ランズダウン証券の株式部門責任者、リチャード・ハンター氏は、BPは困難な時期をくぐり抜けてきたとし、決算内容について、「同社がどれだけの進展を見せたかを物語っている」と述べた。
インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.6%高。
通年で8%の増益になったと発表したことが好感された。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>が第3・四半期の税引き前利益が前年比20%増となったと発表するなど、ユーロ圏発のプラスのニュースも株価押し上げ要因となった。
インタラクティブ・インベスターのデリバティブ(金融派生商品)責任者、マイク・マクッデン氏は、「BP要因を除いても、ユーロ圏から好調な企業ニュースが相次ぎ、FT100種指数はカンフル剤を打たれたような状態だった」と指摘。
ただ、この先の上昇を支える要因は今のところは不在としている。
欧州株式市場は反発して引けた。
英BP<BP.L>の好決算が追い風となったほか、一部の銀行株が上昇をけん引した。
ただ目先は、大型ハリケーン「サンディ」の影響で休場となっている米市場の再開後の動向が影響を与えると市場関係者は見ている。
またハリケーンの影響で、商いは低調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.48ポイント(0.87%)高の1103.05。
終値としては10月22日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.15ポイント(1.50%)高の2515.99。
BPは4.2%高。
第3・四半期利益が市場予想を上回ったほか、増配も発表した。
スイスの銀行大手UBS<UBSN.VX>は5.9%急伸。
1万人を削減する計画を発表したことが好感された。
増益決算を発表したドイツ銀行<DBKGn.DE>も4.5%高でしっかりとなった。
半面、フィアット<FIA.MI>は4.7%急落。
2013、14年の業績見通し引き下げが重しとなった。
トムソン・ロイター・スターマインによると、これまで決算を発表したSTOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、47%が市場予想を下回っている。
<ユーロ圏債券> イタリア国債が買われた。
この日行われた国債入札が順調に終わり、政治的混乱の恐れから広がっていた緊張感が和らいだ。
スペインの第3・四半期国内総生産(GDP)速報値が予想よりも小幅な落ち込みにとどまり、安全資産とされるドイツ連邦債がテクニカル面で重要な水準で売られたことも、財政難に苦しむユーロ圏諸国の債券価格を下支えした。
スペインに関心を寄せていた投資家は、モンティ政権への支持撤回を示唆するベルルスコーニ前首相の発言を受けて、再びイタリアに注目した。
だが、イタリア政府が実施した5年および10年物国債入札は、利回りが2011年5月以来の低水準となった。
イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)下がって5.00%。
29日は10bp上昇、過去2週間では約25bp上がっていた。
5年債利回りは6.5bp下がり3.83%だった。
独連邦債先物 は16ティック安の141.54で清算した。
一時、売られやすくなる水準とトレーダーが指摘する142.00まで上昇していた。
各種選挙が近づくにつれて、周辺国への圧力は高まる可能性があるとアナリストらは指摘する。
バイエリッシェ・ランデスバンクの金利ストラテジスト、ノルベルト・ウーセ氏は「選挙が近づくと、各種改革が実行されてこなかったことが一段と鮮明になるだろう。
イタリアの本当の問題は政治だ。
周辺国は再び難局を迎える」と見通した。
スペイン10年債利回りは5.66%で安定。
債務問題を抱えているものの、イタリア国債をアウトパフォームする可能性さえある。
スペインがユーロ圏からの財政支援を要請して、欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り支援が始まれば、同国債は急騰するとみられている。
市場では引き続き、支援要請は不可避とみられている。
イタリアは、ECBの国債買い取りが可能となる支援申請に強く抵抗するとみられ、同国とスペインの10年債利回り格差(68bp)が狭まる可能性もある。
[東京 31日 ロイター]

欧州市場サマリー(30日)

1323GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2968 1.2902
ドル/円<JPY=> 79.500 79.770
ユーロ/円<EURJPY=> 103.10 102.96
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5849.90(+54.80) 5795.10
クセトラDAX 7284.40(+81.24 )7203.16
金 現物午後値決め 1710.00 1707.00
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.70 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.61 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.66 (‐0.24) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.037 (0.030) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.495 (0.484) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.470 (1.455) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.338 (2.324) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円が一時、ドルに対して1週間ぶり高値、対ユーロでは2週間ぶりの高値をつけた。
日銀が資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和を決めたものの、期待を下回ったとの失望感が広がった。
ユーロはドルに対して上昇。
第3・四半期のスペイン国内総生産(GDP)速報値が、エコノミスト予想より小幅な落ち込みにとどまったことや、イタリアの5年および10年物国債入札で、利回りが2011年5月以来の低水準となったことを好感した。
ドル/円は1ドル=79.25円をつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
英石油大手BP<BP.L>が発表した第3・四半期決算が予想を上回ったことで、主要指数は大きく押し上げられた。
ただ、米株式市場が前日米東部に上陸したハリケーン「サンディ」の影響でこの日も休場となっていることから、商いは薄かった。
この日のFT100種総合株価指数の上昇率は、16日以来約2週間ぶりの大きさとなった。
BPは4.2%上昇。
増配を発表したことも好感された。
加重平均の大きい原油・ガス部門はFT100種指数を23ポイント、鉱山部門は8ポイント、それぞれ押し上げた。
BP一社だけでも同指数の13.5ポイントの上昇に寄与した。
ハーグレーブス・ランズダウン証券の株式部門責任者、リチャード・ハンター氏は、BPは困難な時期をくぐり抜けてきたとし、決算内容について、「同社がどれだけの進展を見せたかを物語っている」と述べた。
インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.6%高。
通年で8%の増益になったと発表したことが好感された。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>が第3・四半期の税引き前利益が前年比20%増となったと発表するなど、ユーロ圏発のプラスのニュースも株価押し上げ要因となった。
インタラクティブ・インベスターのデリバティブ(金融派生商品)責任者、マイク・マクッデン氏は、「BP要因を除いても、ユーロ圏から好調な企業ニュースが相次ぎ、FT100種指数はカンフル剤を打たれたような状態だった」と指摘。
ただ、この先の上昇を支える要因は今のところは不在としている。
欧州株式市場は反発して引けた。
英BP<BP.L>の好決算が追い風となったほか、一部の銀行株が上昇をけん引した。
ただ目先は、大型ハリケーン「サンディ」の影響で休場となっている米市場の再開後の動向が影響を与えると市場関係者は見ている。
またハリケーンの影響で、商いは低調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.48ポイント(0.87%)高の1103.05。
終値としては10月22日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.15ポイント(1.50%)高の2515.99。
BPは4.2%高。
第3・四半期利益が市場予想を上回ったほか、増配も発表した。
スイスの銀行大手UBS<UBSN.VX>は5.9%急伸。
1万人を削減する計画を発表したことが好感された。
増益決算を発表したドイツ銀行<DBKGn.DE>も4.5%高でしっかりとなった。
半面、フィアット<FIA.MI>は4.7%急落。
2013、14年の業績見通し引き下げが重しとなった。
トムソン・ロイター・スターマインによると、これまで決算を発表したSTOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、47%が市場予想を下回っている。
<ユーロ圏債券> イタリア国債が買われた。
この日行われた国債入札が順調に終わり、政治的混乱の恐れから広がっていた緊張感が和らいだ。
スペインの第3・四半期国内総生産(GDP)速報値が予想よりも小幅な落ち込みにとどまり、安全資産とされるドイツ連邦債がテクニカル面で重要な水準で売られたことも、財政難に苦しむユーロ圏諸国の債券価格を下支えした。
スペインに関心を寄せていた投資家は、モンティ政権への支持撤回を示唆するベルルスコーニ前首相の発言を受けて、再びイタリアに注目した。
だが、イタリア政府が実施した5年および10年物国債入札は、利回りが2011年5月以来の低水準となった。
イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)下がって5.00%。
29日は10bp上昇、過去2週間では約25bp上がっていた。
5年債利回りは6.5bp下がり3.83%だった。
独連邦債先物 は16ティック安の141.54で清算した。
一時、売られやすくなる水準とトレーダーが指摘する142.00まで上昇していた。
各種選挙が近づくにつれて、周辺国への圧力は高まる可能性があるとアナリストらは指摘する。
バイエリッシェ・ランデスバンクの金利ストラテジスト、ノルベルト・ウーセ氏は「選挙が近づくと、各種改革が実行されてこなかったことが一段と鮮明になるだろう。
イタリアの本当の問題は政治だ。
周辺国は再び難局を迎える」と見通した。
スペイン10年債利回りは5.66%で安定。
債務問題を抱えているものの、イタリア国債をアウトパフォームする可能性さえある。
スペインがユーロ圏からの財政支援を要請して、欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り支援が始まれば、同国債は急騰するとみられている。
市場では引き続き、支援要請は不可避とみられている。
イタリアは、ECBの国債買い取りが可能となる支援申請に強く抵抗するとみられ、同国とスペインの10年債利回り格差(68bp)が狭まる可能性もある。
[東京 31日 ロイター]

欧州市場サマリー(30日)

1323GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2968 1.2902
ドル/円<JPY=> 79.500 79.770
ユーロ/円<EURJPY=> 103.10 102.96
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5849.90(+54.80) 5795.10
クセトラDAX 7284.40(+81.24 )7203.16
金 現物午後値決め 1710.00 1707.00
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.70 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.61 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.66 (‐0.24) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.037 (0.030) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.495 (0.484) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.470 (1.455) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.338 (2.324) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円が一時、ドルに対して1週間ぶり高値、対ユーロでは2週間ぶりの高値をつけた。
日銀が資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和を決めたものの、期待を下回ったとの失望感が広がった。
ユーロはドルに対して上昇。
第3・四半期のスペイン国内総生産(GDP)速報値が、エコノミスト予想より小幅な落ち込みにとどまったことや、イタリアの5年および10年物国債入札で、利回りが2011年5月以来の低水準となったことを好感した。
ドル/円は1ドル=79.25円をつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
英石油大手BP<BP.L>が発表した第3・四半期決算が予想を上回ったことで、主要指数は大きく押し上げられた。
ただ、米株式市場が前日米東部に上陸したハリケーン「サンディ」の影響でこの日も休場となっていることから、商いは薄かった。
この日のFT100種総合株価指数の上昇率は、16日以来約2週間ぶりの大きさとなった。
BPは4.2%上昇。
増配を発表したことも好感された。
加重平均の大きい原油・ガス部門はFT100種指数を23ポイント、鉱山部門は8ポイント、それぞれ押し上げた。
BP一社だけでも同指数の13.5ポイントの上昇に寄与した。
ハーグレーブス・ランズダウン証券の株式部門責任者、リチャード・ハンター氏は、BPは困難な時期をくぐり抜けてきたとし、決算内容について、「同社がどれだけの進展を見せたかを物語っている」と述べた。
インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.6%高。
通年で8%の増益になったと発表したことが好感された。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>が第3・四半期の税引き前利益が前年比20%増となったと発表するなど、ユーロ圏発のプラスのニュースも株価押し上げ要因となった。
インタラクティブ・インベスターのデリバティブ(金融派生商品)責任者、マイク・マクッデン氏は、「BP要因を除いても、ユーロ圏から好調な企業ニュースが相次ぎ、FT100種指数はカンフル剤を打たれたような状態だった」と指摘。
ただ、この先の上昇を支える要因は今のところは不在としている。
欧州株式市場は反発して引けた。
英BP<BP.L>の好決算が追い風となったほか、一部の銀行株が上昇をけん引した。
ただ目先は、大型ハリケーン「サンディ」の影響で休場となっている米市場の再開後の動向が影響を与えると市場関係者は見ている。
またハリケーンの影響で、商いは低調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.48ポイント(0.87%)高の1103.05。
終値としては10月22日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.15ポイント(1.50%)高の2515.99。
BPは4.2%高。
第3・四半期利益が市場予想を上回ったほか、増配も発表した。
スイスの銀行大手UBS<UBSN.VX>は5.9%急伸。
1万人を削減する計画を発表したことが好感された。
増益決算を発表したドイツ銀行<DBKGn.DE>も4.5%高でしっかりとなった。
半面、フィアット<FIA.MI>は4.7%急落。
2013、14年の業績見通し引き下げが重しとなった。
トムソン・ロイター・スターマインによると、これまで決算を発表したSTOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、47%が市場予想を下回っている。
<ユーロ圏債券> イタリア国債が買われた。
この日行われた国債入札が順調に終わり、政治的混乱の恐れから広がっていた緊張感が和らいだ。
スペインの第3・四半期国内総生産(GDP)速報値が予想よりも小幅な落ち込みにとどまり、安全資産とされるドイツ連邦債がテクニカル面で重要な水準で売られたことも、財政難に苦しむユーロ圏諸国の債券価格を下支えした。
スペインに関心を寄せていた投資家は、モンティ政権への支持撤回を示唆するベルルスコーニ前首相の発言を受けて、再びイタリアに注目した。
だが、イタリア政府が実施した5年および10年物国債入札は、利回りが2011年5月以来の低水準となった。
イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)下がって5.00%。
29日は10bp上昇、過去2週間では約25bp上がっていた。
5年債利回りは6.5bp下がり3.83%だった。
独連邦債先物 は16ティック安の141.54で清算した。
一時、売られやすくなる水準とトレーダーが指摘する142.00まで上昇していた。
各種選挙が近づくにつれて、周辺国への圧力は高まる可能性があるとアナリストらは指摘する。
バイエリッシェ・ランデスバンクの金利ストラテジスト、ノルベルト・ウーセ氏は「選挙が近づくと、各種改革が実行されてこなかったことが一段と鮮明になるだろう。
イタリアの本当の問題は政治だ。
周辺国は再び難局を迎える」と見通した。
スペイン10年債利回りは5.66%で安定。
債務問題を抱えているものの、イタリア国債をアウトパフォームする可能性さえある。
スペインがユーロ圏からの財政支援を要請して、欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り支援が始まれば、同国債は急騰するとみられている。
市場では引き続き、支援要請は不可避とみられている。
イタリアは、ECBの国債買い取りが可能となる支援申請に強く抵抗するとみられ、同国とスペインの10年債利回り格差(68bp)が狭まる可能性もある。
[東京 31日 ロイター]

欧州市場サマリー(30日)

1323GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2968 1.2902
ドル/円<JPY=> 79.500 79.770
ユーロ/円<EURJPY=> 103.10 102.96
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5849.90(+54.80) 5795.10
クセトラDAX 7284.40(+81.24 )7203.16
金 現物午後値決め 1710.00 1707.00
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.70 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.61 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.66 (‐0.24) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.037 (0.030) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.495 (0.484) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.470 (1.455) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.338 (2.324) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円が一時、ドルに対して1週間ぶり高値、対ユーロでは2週間ぶりの高値をつけた。
日銀が資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和を決めたものの、期待を下回ったとの失望感が広がった。
ユーロはドルに対して上昇。
第3・四半期のスペイン国内総生産(GDP)速報値が、エコノミスト予想より小幅な落ち込みにとどまったことや、イタリアの5年および10年物国債入札で、利回りが2011年5月以来の低水準となったことを好感した。
ドル/円は1ドル=79.25円をつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
英石油大手BP<BP.L>が発表した第3・四半期決算が予想を上回ったことで、主要指数は大きく押し上げられた。
ただ、米株式市場が前日米東部に上陸したハリケーン「サンディ」の影響でこの日も休場となっていることから、商いは薄かった。
この日のFT100種総合株価指数の上昇率は、16日以来約2週間ぶりの大きさとなった。
BPは4.2%上昇。
増配を発表したことも好感された。
加重平均の大きい原油・ガス部門はFT100種指数を23ポイント、鉱山部門は8ポイント、それぞれ押し上げた。
BP一社だけでも同指数の13.5ポイントの上昇に寄与した。
ハーグレーブス・ランズダウン証券の株式部門責任者、リチャード・ハンター氏は、BPは困難な時期をくぐり抜けてきたとし、決算内容について、「同社がどれだけの進展を見せたかを物語っている」と述べた。
インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.6%高。
通年で8%の増益になったと発表したことが好感された。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>が第3・四半期の税引き前利益が前年比20%増となったと発表するなど、ユーロ圏発のプラスのニュースも株価押し上げ要因となった。
インタラクティブ・インベスターのデリバティブ(金融派生商品)責任者、マイク・マクッデン氏は、「BP要因を除いても、ユーロ圏から好調な企業ニュースが相次ぎ、FT100種指数はカンフル剤を打たれたような状態だった」と指摘。
ただ、この先の上昇を支える要因は今のところは不在としている。
欧州株式市場は反発して引けた。
英BP<BP.L>の好決算が追い風となったほか、一部の銀行株が上昇をけん引した。
ただ目先は、大型ハリケーン「サンディ」の影響で休場となっている米市場の再開後の動向が影響を与えると市場関係者は見ている。
またハリケーンの影響で、商いは低調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.48ポイント(0.87%)高の1103.05。
終値としては10月22日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.15ポイント(1.50%)高の2515.99。
BPは4.2%高。
第3・四半期利益が市場予想を上回ったほか、増配も発表した。
スイスの銀行大手UBS<UBSN.VX>は5.9%急伸。
1万人を削減する計画を発表したことが好感された。
増益決算を発表したドイツ銀行<DBKGn.DE>も4.5%高でしっかりとなった。
半面、フィアット<FIA.MI>は4.7%急落。
2013、14年の業績見通し引き下げが重しとなった。
トムソン・ロイター・スターマインによると、これまで決算を発表したSTOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、47%が市場予想を下回っている。
<ユーロ圏債券> イタリア国債が買われた。
この日行われた国債入札が順調に終わり、政治的混乱の恐れから広がっていた緊張感が和らいだ。
スペインの第3・四半期国内総生産(GDP)速報値が予想よりも小幅な落ち込みにとどまり、安全資産とされるドイツ連邦債がテクニカル面で重要な水準で売られたことも、財政難に苦しむユーロ圏諸国の債券価格を下支えした。
スペインに関心を寄せていた投資家は、モンティ政権への支持撤回を示唆するベルルスコーニ前首相の発言を受けて、再びイタリアに注目した。
だが、イタリア政府が実施した5年および10年物国債入札は、利回りが2011年5月以来の低水準となった。
イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)下がって5.00%。
29日は10bp上昇、過去2週間では約25bp上がっていた。
5年債利回りは6.5bp下がり3.83%だった。
独連邦債先物 は16ティック安の141.54で清算した。
一時、売られやすくなる水準とトレーダーが指摘する142.00まで上昇していた。
各種選挙が近づくにつれて、周辺国への圧力は高まる可能性があるとアナリストらは指摘する。
バイエリッシェ・ランデスバンクの金利ストラテジスト、ノルベルト・ウーセ氏は「選挙が近づくと、各種改革が実行されてこなかったことが一段と鮮明になるだろう。
イタリアの本当の問題は政治だ。
周辺国は再び難局を迎える」と見通した。
スペイン10年債利回りは5.66%で安定。
債務問題を抱えているものの、イタリア国債をアウトパフォームする可能性さえある。
スペインがユーロ圏からの財政支援を要請して、欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り支援が始まれば、同国債は急騰するとみられている。
市場では引き続き、支援要請は不可避とみられている。
イタリアは、ECBの国債買い取りが可能となる支援申請に強く抵抗するとみられ、同国とスペインの10年債利回り格差(68bp)が狭まる可能性もある。
[東京 31日 ロイター]

欧州市場サマリー(30日)

1323GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2968 1.2902
ドル/円<JPY=> 79.500 79.770
ユーロ/円<EURJPY=> 103.10 102.96
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5849.90(+54.80) 5795.10
クセトラDAX 7284.40(+81.24 )7203.16
金 現物午後値決め 1710.00 1707.00
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.70 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.61 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.66 (‐0.24) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.037 (0.030) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.495 (0.484) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.470 (1.455) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.338 (2.324) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円が一時、ドルに対して1週間ぶり高値、対ユーロでは2週間ぶりの高値をつけた。
日銀が資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和を決めたものの、期待を下回ったとの失望感が広がった。
ユーロはドルに対して上昇。
第3・四半期のスペイン国内総生産(GDP)速報値が、エコノミスト予想より小幅な落ち込みにとどまったことや、イタリアの5年および10年物国債入札で、利回りが2011年5月以来の低水準となったことを好感した。
ドル/円は1ドル=79.25円をつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
英石油大手BP<BP.L>が発表した第3・四半期決算が予想を上回ったことで、主要指数は大きく押し上げられた。
ただ、米株式市場が前日米東部に上陸したハリケーン「サンディ」の影響でこの日も休場となっていることから、商いは薄かった。
この日のFT100種総合株価指数の上昇率は、16日以来約2週間ぶりの大きさとなった。
BPは4.2%上昇。
増配を発表したことも好感された。
加重平均の大きい原油・ガス部門はFT100種指数を23ポイント、鉱山部門は8ポイント、それぞれ押し上げた。
BP一社だけでも同指数の13.5ポイントの上昇に寄与した。
ハーグレーブス・ランズダウン証券の株式部門責任者、リチャード・ハンター氏は、BPは困難な時期をくぐり抜けてきたとし、決算内容について、「同社がどれだけの進展を見せたかを物語っている」と述べた。
インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.6%高。
通年で8%の増益になったと発表したことが好感された。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>が第3・四半期の税引き前利益が前年比20%増となったと発表するなど、ユーロ圏発のプラスのニュースも株価押し上げ要因となった。
インタラクティブ・インベスターのデリバティブ(金融派生商品)責任者、マイク・マクッデン氏は、「BP要因を除いても、ユーロ圏から好調な企業ニュースが相次ぎ、FT100種指数はカンフル剤を打たれたような状態だった」と指摘。
ただ、この先の上昇を支える要因は今のところは不在としている。
欧州株式市場は反発して引けた。
英BP<BP.L>の好決算が追い風となったほか、一部の銀行株が上昇をけん引した。
ただ目先は、大型ハリケーン「サンディ」の影響で休場となっている米市場の再開後の動向が影響を与えると市場関係者は見ている。
またハリケーンの影響で、商いは低調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.48ポイント(0.87%)高の1103.05。
終値としては10月22日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.15ポイント(1.50%)高の2515.99。
BPは4.2%高。
第3・四半期利益が市場予想を上回ったほか、増配も発表した。
スイスの銀行大手UBS<UBSN.VX>は5.9%急伸。
1万人を削減する計画を発表したことが好感された。
増益決算を発表したドイツ銀行<DBKGn.DE>も4.5%高でしっかりとなった。
半面、フィアット<FIA.MI>は4.7%急落。
2013、14年の業績見通し引き下げが重しとなった。
トムソン・ロイター・スターマインによると、これまで決算を発表したSTOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、47%が市場予想を下回っている。
<ユーロ圏債券> イタリア国債が買われた。
この日行われた国債入札が順調に終わり、政治的混乱の恐れから広がっていた緊張感が和らいだ。
スペインの第3・四半期国内総生産(GDP)速報値が予想よりも小幅な落ち込みにとどまり、安全資産とされるドイツ連邦債がテクニカル面で重要な水準で売られたことも、財政難に苦しむユーロ圏諸国の債券価格を下支えした。
スペインに関心を寄せていた投資家は、モンティ政権への支持撤回を示唆するベルルスコーニ前首相の発言を受けて、再びイタリアに注目した。
だが、イタリア政府が実施した5年および10年物国債入札は、利回りが2011年5月以来の低水準となった。
イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)下がって5.00%。
29日は10bp上昇、過去2週間では約25bp上がっていた。
5年債利回りは6.5bp下がり3.83%だった。
独連邦債先物 は16ティック安の141.54で清算した。
一時、売られやすくなる水準とトレーダーが指摘する142.00まで上昇していた。
各種選挙が近づくにつれて、周辺国への圧力は高まる可能性があるとアナリストらは指摘する。
バイエリッシェ・ランデスバンクの金利ストラテジスト、ノルベルト・ウーセ氏は「選挙が近づくと、各種改革が実行されてこなかったことが一段と鮮明になるだろう。
イタリアの本当の問題は政治だ。
周辺国は再び難局を迎える」と見通した。
スペイン10年債利回りは5.66%で安定。
債務問題を抱えているものの、イタリア国債をアウトパフォームする可能性さえある。
スペインがユーロ圏からの財政支援を要請して、欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り支援が始まれば、同国債は急騰するとみられている。
市場では引き続き、支援要請は不可避とみられている。
イタリアは、ECBの国債買い取りが可能となる支援申請に強く抵抗するとみられ、同国とスペインの10年債利回り格差(68bp)が狭まる可能性もある。
[東京 31日 ロイター]

欧州市場サマリー(30日)

1323GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2968 1.2902
ドル/円<JPY=> 79.500 79.770
ユーロ/円<EURJPY=> 103.10 102.96
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5849.90(+54.80) 5795.10
クセトラDAX 7284.40(+81.24 )7203.16
金 現物午後値決め 1710.00 1707.00
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.70 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.61 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.66 (‐0.24) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.037 (0.030) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.495 (0.484) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.470 (1.455) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.338 (2.324) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円が一時、ドルに対して1週間ぶり高値、対ユーロでは2週間ぶりの高値をつけた。
日銀が資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和を決めたものの、期待を下回ったとの失望感が広がった。
ユーロはドルに対して上昇。
第3・四半期のスペイン国内総生産(GDP)速報値が、エコノミスト予想より小幅な落ち込みにとどまったことや、イタリアの5年および10年物国債入札で、利回りが2011年5月以来の低水準となったことを好感した。
ドル/円は1ドル=79.25円をつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
英石油大手BP<BP.L>が発表した第3・四半期決算が予想を上回ったことで、主要指数は大きく押し上げられた。
ただ、米株式市場が前日米東部に上陸したハリケーン「サンディ」の影響でこの日も休場となっていることから、商いは薄かった。
この日のFT100種総合株価指数の上昇率は、16日以来約2週間ぶりの大きさとなった。
BPは4.2%上昇。
増配を発表したことも好感された。
加重平均の大きい原油・ガス部門はFT100種指数を23ポイント、鉱山部門は8ポイント、それぞれ押し上げた。
BP一社だけでも同指数の13.5ポイントの上昇に寄与した。
ハーグレーブス・ランズダウン証券の株式部門責任者、リチャード・ハンター氏は、BPは困難な時期をくぐり抜けてきたとし、決算内容について、「同社がどれだけの進展を見せたかを物語っている」と述べた。
インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.6%高。
通年で8%の増益になったと発表したことが好感された。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>が第3・四半期の税引き前利益が前年比20%増となったと発表するなど、ユーロ圏発のプラスのニュースも株価押し上げ要因となった。
インタラクティブ・インベスターのデリバティブ(金融派生商品)責任者、マイク・マクッデン氏は、「BP要因を除いても、ユーロ圏から好調な企業ニュースが相次ぎ、FT100種指数はカンフル剤を打たれたような状態だった」と指摘。
ただ、この先の上昇を支える要因は今のところは不在としている。
欧州株式市場は反発して引けた。
英BP<BP.L>の好決算が追い風となったほか、一部の銀行株が上昇をけん引した。
ただ目先は、大型ハリケーン「サンディ」の影響で休場となっている米市場の再開後の動向が影響を与えると市場関係者は見ている。
またハリケーンの影響で、商いは低調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.48ポイント(0.87%)高の1103.05。
終値としては10月22日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.15ポイント(1.50%)高の2515.99。
BPは4.2%高。
第3・四半期利益が市場予想を上回ったほか、増配も発表した。
スイスの銀行大手UBS<UBSN.VX>は5.9%急伸。
1万人を削減する計画を発表したことが好感された。
増益決算を発表したドイツ銀行<DBKGn.DE>も4.5%高でしっかりとなった。
半面、フィアット<FIA.MI>は4.7%急落。
2013、14年の業績見通し引き下げが重しとなった。
トムソン・ロイター・スターマインによると、これまで決算を発表したSTOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、47%が市場予想を下回っている。
<ユーロ圏債券> イタリア国債が買われた。
この日行われた国債入札が順調に終わり、政治的混乱の恐れから広がっていた緊張感が和らいだ。
スペインの第3・四半期国内総生産(GDP)速報値が予想よりも小幅な落ち込みにとどまり、安全資産とされるドイツ連邦債がテクニカル面で重要な水準で売られたことも、財政難に苦しむユーロ圏諸国の債券価格を下支えした。
スペインに関心を寄せていた投資家は、モンティ政権への支持撤回を示唆するベルルスコーニ前首相の発言を受けて、再びイタリアに注目した。
だが、イタリア政府が実施した5年および10年物国債入札は、利回りが2011年5月以来の低水準となった。
イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)下がって5.00%。
29日は10bp上昇、過去2週間では約25bp上がっていた。
5年債利回りは6.5bp下がり3.83%だった。
独連邦債先物 は16ティック安の141.54で清算した。
一時、売られやすくなる水準とトレーダーが指摘する142.00まで上昇していた。
各種選挙が近づくにつれて、周辺国への圧力は高まる可能性があるとアナリストらは指摘する。
バイエリッシェ・ランデスバンクの金利ストラテジスト、ノルベルト・ウーセ氏は「選挙が近づくと、各種改革が実行されてこなかったことが一段と鮮明になるだろう。
イタリアの本当の問題は政治だ。
周辺国は再び難局を迎える」と見通した。
スペイン10年債利回りは5.66%で安定。
債務問題を抱えているものの、イタリア国債をアウトパフォームする可能性さえある。
スペインがユーロ圏からの財政支援を要請して、欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り支援が始まれば、同国債は急騰するとみられている。
市場では引き続き、支援要請は不可避とみられている。
イタリアは、ECBの国債買い取りが可能となる支援申請に強く抵抗するとみられ、同国とスペインの10年債利回り格差(68bp)が狭まる可能性もある。
[東京 31日 ロイター]

欧州市場サマリー(30日)

1323GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2968 1.2902
ドル/円<JPY=> 79.500 79.770
ユーロ/円<EURJPY=> 103.10 102.96
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5849.90(+54.80) 5795.10
クセトラDAX 7284.40(+81.24 )7203.16
金 現物午後値決め 1710.00 1707.00
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.70 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 125.81 (‐0.04) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 141.61 (‐0.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 131.66 (‐0.24) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.037 (0.030) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.495 (0.484) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.470 (1.455) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.338 (2.324) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円が一時、ドルに対して1週間ぶり高値、対ユーロでは2週間ぶりの高値をつけた。
日銀が資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和を決めたものの、期待を下回ったとの失望感が広がった。
ユーロはドルに対して上昇。
第3・四半期のスペイン国内総生産(GDP)速報値が、エコノミスト予想より小幅な落ち込みにとどまったことや、イタリアの5年および10年物国債入札で、利回りが2011年5月以来の低水準となったことを好感した。
ドル/円は1ドル=79.25円をつける場面があった。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。
英石油大手BP<BP.L>が発表した第3・四半期決算が予想を上回ったことで、主要指数は大きく押し上げられた。
ただ、米株式市場が前日米東部に上陸したハリケーン「サンディ」の影響でこの日も休場となっていることから、商いは薄かった。
この日のFT100種総合株価指数の上昇率は、16日以来約2週間ぶりの大きさとなった。
BPは4.2%上昇。
増配を発表したことも好感された。
加重平均の大きい原油・ガス部門はFT100種指数を23ポイント、鉱山部門は8ポイント、それぞれ押し上げた。
BP一社だけでも同指数の13.5ポイントの上昇に寄与した。
ハーグレーブス・ランズダウン証券の株式部門責任者、リチャード・ハンター氏は、BPは困難な時期をくぐり抜けてきたとし、決算内容について、「同社がどれだけの進展を見せたかを物語っている」と述べた。
インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.6%高。
通年で8%の増益になったと発表したことが好感された。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>が第3・四半期の税引き前利益が前年比20%増となったと発表するなど、ユーロ圏発のプラスのニュースも株価押し上げ要因となった。
インタラクティブ・インベスターのデリバティブ(金融派生商品)責任者、マイク・マクッデン氏は、「BP要因を除いても、ユーロ圏から好調な企業ニュースが相次ぎ、FT100種指数はカンフル剤を打たれたような状態だった」と指摘。
ただ、この先の上昇を支える要因は今のところは不在としている。
欧州株式市場は反発して引けた。
英BP<BP.L>の好決算が追い風となったほか、一部の銀行株が上昇をけん引した。
ただ目先は、大型ハリケーン「サンディ」の影響で休場となっている米市場の再開後の動向が影響を与えると市場関係者は見ている。
またハリケーンの影響で、商いは低調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.48ポイント(0.87%)高の1103.05。
終値としては10月22日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.15ポイント(1.50%)高の2515.99。
BPは4.2%高。
第3・四半期利益が市場予想を上回ったほか、増配も発表した。
スイスの銀行大手UBS<UBSN.VX>は5.9%急伸。
1万人を削減する計画を発表したことが好感された。
増益決算を発表したドイツ銀行<DBKGn.DE>も4.5%高でしっかりとなった。
半面、フィアット<FIA.MI>は4.7%急落。
2013、14年の業績見通し引き下げが重しとなった。
トムソン・ロイター・スターマインによると、これまで決算を発表したSTOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、47%が市場予想を下回っている。
<ユーロ圏債券> イタリア国債が買われた。
この日行われた国債入札が順調に終わり、政治的混乱の恐れから広がっていた緊張感が和らいだ。
スペインの第3・四半期国内総生産(GDP)速報値が予想よりも小幅な落ち込みにとどまり、安全資産とされるドイツ連邦債がテクニカル面で重要な水準で売られたことも、財政難に苦しむユーロ圏諸国の債券価格を下支えした。
スペインに関心を寄せていた投資家は、モンティ政権への支持撤回を示唆するベルルスコーニ前首相の発言を受けて、再びイタリアに注目した。
だが、イタリア政府が実施した5年および10年物国債入札は、利回りが2011年5月以来の低水準となった。
イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)下がって5.00%。
29日は10bp上昇、過去2週間では約25bp上がっていた。
5年債利回りは6.5bp下がり3.83%だった。
独連邦債先物 は16ティック安の141.54で清算した。
一時、売られやすくなる水準とトレーダーが指摘する142.00まで上昇していた。
各種選挙が近づくにつれて、周辺国への圧力は高まる可能性があるとアナリストらは指摘する。
バイエリッシェ・ランデスバンクの金利ストラテジスト、ノルベルト・ウーセ氏は「選挙が近づくと、各種改革が実行されてこなかったことが一段と鮮明になるだろう。
イタリアの本当の問題は政治だ。
周辺国は再び難局を迎える」と見通した。
スペイン10年債利回りは5.66%で安定。
債務問題を抱えているものの、イタリア国債をアウトパフォームする可能性さえある。
スペインがユーロ圏からの財政支援を要請して、欧州中央銀行(ECB)の国債買い取り支援が始まれば、同国債は急騰するとみられている。
市場では引き続き、支援要請は不可避とみられている。
イタリアは、ECBの国債買い取りが可能となる支援申請に強く抵抗するとみられ、同国とスペインの10年債利回り格差(68bp)が狭まる可能性もある。
[東京 31日 ロイター]

休場〔米株式〕(30日)

30日のニューヨーク株式市場は、ニューヨーク証券取引所、ナスダック市場ともにハリケーン「サンディ」の後遺症のため、前日に続き休場。

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