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2013年9月16日月曜日

Weekly相場通信

相場概況 - 週末終値(前週末比)
日経平均14,404.67(+543.86
NYダウ15,376.06(+453.56
米ドル/円99.39(+0.29
ユーロ/円132.10(+1.49
ユーロ/米ドル1.3292(+0.0112
米国債(10年)2.898%(-0.040
米国債(30年)3.847%(-0.026
WTI原油先物108.60(-1.63
NY金1,318.00(-70.50
今週の注目指標
休場(東京)
9月NY連銀製造業景気指数(米)21:30前回 → 8.24
8月鉱工業生産 [前月比](米)22:15前回 → 0.0%
RBA議事録(豪)10:30
8月消費者物価指数 [前月比](英)17:30前回 → 0.0%
8月消費者物価指数 [前年比](英)17:30前回 → +2.8%
9月ZEW景況感調査(独)18:00前回 → 42.0
8月消費者物価指数 [前月比](米)21:30前回 → +0.2%
8月消費者物価指数 [コア:前月比](米)21:30前回 → +0.2%
8月消費者物価指数 [前年比](米)21:30前回 → +2.0%
8月消費者物価指数 [コア:前年比](米)21:30前回 → +1.7%
7月対米証券投資 [ネット長期フロー](米)22:00前回 → -669億USD
7月対米証券投資 [ネットフロー合計](米)22:00前回 → -190億USD
BOE議事録(英)17:30
8月住宅着工件数(米)21:30前回 → 89.6万件
FOMC政策金利発表(米)27:00前回 → 0.00-0.25
第2四半期GDP [前期比](NZ)7:45前回 → +0.3%
第2四半期GDP [前年比](NZ)7:45前回 → +2.4%
8月小売売上高指数 [前月比](英)17:30前回 → +1.1%
8月小売売上高指数 [前年比](英)17:30前回 → +3.1%
新規失業保険申請件数(米)21:30前回 → 29.2万件
9月フィラデルフィア連銀景況指数(米)23:00前回 → 9.3
8月中古住宅販売件数(米)23:00前回 → 539万件
8月消費者物価指数 [前月比](加)21:30前回 → +0.1%
8月消費者物価指数 [前年比](加)21:30前回 → +1.3%
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)シリアと金融緩和縮小、米国の判断は?先週はオリンピック効果や米国材料でドル高が進み、全体的に円安相場を支えた感じとなりました。
さて、今週はオリンピック相場もひと段落し、「シリア情勢とFOMC」が中心になります。
まず、シリア情勢からですが、当初これほど長引くとは思いませんでしたが、米ロ外相会談でどうやら軍事的な介入は避けられそうです。
これによりリスクオンの動きとなっております。米国内でもシリアへの攻撃は歓迎されてなく、オバマ大統領としてはこのまま世論の賛同を得られないまま強硬することはできなく、オバマ自身もそこまでは求めていないでしょう。
ただし、"世界のアメリカ"としてのスタンスはどうしても強者(リーダー・支配者)でなくてはいけないので、簡単に収めることができないのでしょう。後は如何になめられずに矛を収めることができるか?ですね。シリアに関しては、そろそろ終息すると思います。
次にFOMC政策金利発表ですが、こちらの注目点はもちろん"金融緩和の縮小"です。
今のところは、予定通り金融緩和は縮小されるものの、当初の予定より縮小規模が減額されるという見方が出ています。金融緩和の縮小自体はある程度織り込み済みですから、その内容に大きな差があった場合には注意が必要です。
金融緩和が縮小となった場合の基本的な動きは、何度か書きましたがドル買い戻しのためドル高となり株価は下がります。ただし、前述のように織り込み済みの部分もありますので、基本的な動きを押さえながらも、細かい変化には十分気をつける必要があります。
例えば、"金融緩和の縮小はいつか?その規模は?"今年も残り4ヶ月をきっておりますが、年内に、金融緩和の縮小がどの程度進むのか?どのように進むのか?中長期的な目線が必要となってくるでしょう。
そして、来年から米FRB議長が変わるようです。候補に挙がっているのがサマーズ氏とイエレン氏で、先週末、オバマ大統領がサマーズ氏で最終調整していると報道されましたが、サマーズ氏はどちらかと言えばタカ派で、金融緩和縮小には前向きです。ということは、サマーズ氏が次期FRB議長となれば金融緩和縮小が進むので、ドル高が進むことが考えられます。
バーナンキ議長やイエレン氏はハト派で金融緩和にも寛大なのでドル安が進んでいましたが、最近は、偶然なのか必然なのかドル高になる材料が多いのが私は気になっており、もしかしたら米国はドル安からドル高政策へ、ということも少し思いますので、特に年内のドルの動きには注視したいところです。
ここ数年は新興国の台頭が目立ちましたが、最近は先進国に力が戻りつつあります。新興国などはむしろ弱さが目立ってきており、投資のステージは、新興国から先進国へ戻るようにも感じます。その証拠にリオでの次期オリンピックの準備が全く進んでないとか?2018年の平昌冬季五輪も、韓国経済がボロボロで開催も難しいとのこと。そしてサッカーW杯もブラジルやカタールの準備不足…。
リーマン・ショック後、新興国のめざましい経済発展を目にして、IOCやFIFAはその力を見越して開催地を決めましたが、少し見識が甘かったようですね。だからこそ、今回は無難に東京となったのかもしれません。おそらく、先進国にはまた危機がやってきますが、当分の間は先進国有利の経済になりそうです。
さて、今週は豪州と英国の議事録も発表されます。
RBA議事録(豪)(前回)
・さらなる利下げの可能性は閉ざさないが、差し迫ってはいない・豪ドルレートは過去の基準では依然として高い・8月の会合では利下げが適切と判断・為替レートの動向が政策決定で重要

BOE議事録(英)(前回)
・9対0で資産購入枠の維持を決定・9対0で政策金利の据え置きを決定・8対1でフォワード・ガイダンスの導入を決定

豪州は、追加利下げに関しては否定していませんが、今後しばらくは様子を見るスタンスです。今月のRBAキャッシュターゲットは総選挙前でしたが、総選挙では与党が敗れて政権交代となりました。政権が変わっても政策の大きな変更はないと思いますので、しばらくすると通貨安政策を行ってくるでしょう。それを伺えるかのように、先週の豪雇用統計は悪い結果となりました。というよりも、少し円安に傾きかけていたので、悪い結果を出してきて円高/豪ドル安にしたとも考えられますし、次回の利下げはしばらく後でしょうが、その材料作りでもあったと思われます。議事録の内容は前回とあまり変わらないとは思いますが、豪州の今後の方向性を見る上でもしっかり確認しておきたいです。
そして英国ですが、最近の英国指標は好結果が多く、一体、どうしたのかな?という印象なのですが、先月はロイヤルベビーが誕生しましたので少し景気が良かったのかもしれません。いずれにしても英指標が好調であったことから全体的にポンド買いが進んでおり、GBP/JPYは158円台、GBP/USDは1.5800台となっております。英国の金融緩和強化の流れは後退しつつありますが、私は少し懐疑的です。前述のように先月はロイヤルベビー誕生でしたので、もしかしたら今月だけが特別だったのかもしれませんから、そういった点にも注意して、英国は見ていきたいところです。
先週の注目指標(結果)
8月失業保険申請件数(英)17:30前回 → -2.92万件結果 → -3.26万件
8月失業率(英)17:30前回 → 4.3%結果 → 4.2%
RBNZオフィシャル・キャッシュレート(NZ)6:00前回 → 2.50%結果 → 2.50%
8月新規雇用者数(豪)10:30前回 → -1.02万人 (修正 -1.14万人)結果 → -1.08万人
8月失業率(豪)10:30前回 → 5.7%結果 → 5.8%
ECB月例報告(ユーロ)17:00・長期に渡って低金利を維持・信頼感指数にて「段階的な成長回復」を確認した
7月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)18:00前回 → +0.7%結果 → -1.5%
新規失業保険申請件数(米)21:30前回 → 32.3万件結果 → 29.2万件
8月生産者物価指数 [前月比](米)21:30前回 → 0.0%結果 → +0.3%
8月生産者物価指数 [コア:前月比](米)21:30前回 → +0.1%結果 → 0.0%
8月生産者物価指数 [前年比](米)21:30前回 → +2.1%結果 → +1.4%
8月生産者物価指数 [コア:前年比](米)21:30前回 → +1.2%結果 → +1.1%
8月小売売上高 [前月比](米)21:30前回 → +0.2% (修正 +0.4%)結果 → +0.2%
8月小売売上高 [前月比:除自動車](米)21:30前回 → +0.5% (修正 +0.6%)結果 → +0.1%
9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)22:55前回 → 82.1結果 → 76.8

みんなの外為 !今日の重要経済指標(9/16)

予想(コンセンサス):
ユーザー予想:上昇65%下落35%
関連指標の動向:上昇47%下落47%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:4.0pips
上昇時平均幅:2.0pips
下落時平均幅:-6.0pips
下落時安値幅:-8.0pips
予想(コンセンサス):0.1%/1.3%
ユーザー予想:上昇25%下落75%
関連指標の動向:上昇50%下落50%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:5.0pips
上昇時平均幅:4.0pips
下落時平均幅:-3.0pips
下落時安値幅:-4.0pips
予想(コンセンサス):1.1%
ユーザー予想:上昇34%下落66%
関連指標の動向:上昇50%下落50%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:5.0pips
上昇時平均幅:4.0pips
下落時平均幅:-3.0pips
下落時安値幅:-4.0pips
予想(コンセンサス):9.0
ユーザー予想:上昇68%下落32%
関連指標の動向:上昇58%下落42%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:17.0pips
上昇時平均幅:9.0pips
下落時平均幅:-11.0pips
下落時安値幅:-17.0pips
予想(コンセンサス):0.4%
ユーザー予想:上昇47%下落53%
関連指標の動向:上昇58%下落42%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:7.0pips
上昇時平均幅:4.0pips
下落時平均幅:-7.0pips
下落時安値幅:-11.0pips
予想(コンセンサス):77.9%
ユーザー予想:上昇29%下落71%
関連指標の動向:上昇58%下落42%
過去12回の米ドル/円平均変動幅
上昇時高値幅:7.0pips
上昇時平均幅:4.0pips
下落時平均幅:-7.0pips
下落時安値幅:-11.0pips

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