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2012年10月24日水曜日

ダウ、急反落=米企業業績懸念で一時218ドル安〔米株式〕(23日午前)


【ニューヨーク時事】23日午前のニューヨーク株式相場では、米大手企業の業績不安から売り込まれ、優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時前日終値比218ドル安まで急落した。

午前10時20分現在は、ダウが前日終値比212.54ドル安の1万3133.35ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同31.50ポイント安の2985.46。

この日は、市場の関心が米企業業績に集中。

米工業・事務用製品大手スリーエムが朝方発表した2012年7~9月期決算は、減収増益となり、1株当たり利益は1.65ドルと市場予想(トムソン・ロイター調べ)と一致。

ただ、業況の厳しさを理由に12年通期の業績予想をアナリスト予想を下回るレンジに設定した。

また、化学大手デュポンは、世界的な需要不振を背景に売上高と1株当たり利益が市場予想に届かず、従業員1500人の削減計画を明らかにした。

米企業業績への失望感からダウは寄り付き直後から売りを浴びた。

さらに、10月のリッチモンド連銀景況指数が前月の4からマイナス7に悪化したことが嫌気された。

このほか、欧州債務不安も引き続き市場のリスク投資意欲を抑制。

米格付け大手ムーディーズ・インベスター・サービスが前日、スペインの5自治州の格付けを引き下げ、これを受けて欧州株が下落したことも地合いを弱めた。

個別銘柄では、デュポン(8.5%安)、アルコア(3.0%安)などの下げがきつい。

タブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」小型機の発表がうわさされるアップルは1.1%安で推移している。

半面、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は2.8%高。

好業績を追い風にコーチは5.8%上伸。

ヤフー(4.6%高)も前日引け後に発表された堅調な決算内容が好感されている。



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