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2013年10月4日金曜日

証券ディーラー「プロの視点」(10/4)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■軟調な外部要因とともに株価指数は続落。売り優勢の流れのなか、前営業日に引き続き値幅取り物色が主導した本日の株式相場ですが、まだまだ先行き不透明感の強いなか、値動き重視の物色がより強まっています。日経平均株価は続落。朝方の調整から大台14000円攻防をこなして下げ渋るも、大引け前には再度軟化、ほぼ寄り引け同値となりました。5日移動平均線(14258.51円)と25日移動平均線(14270.22円)はデッドクロスを形成しています。指数もみあいで売り買いの交錯の見られた前営業日も当欄では「このまま米財政協議問題を抱えつつ、日銀金融政策決定会合や米雇用統計の重要イベントを迎えます。各イベント結果が注目されるほか、日経平均株価では5日移動平均線と25日移動平均線のデッドクロス形成も迫るなど、まだまだ先行き不透明感が強い状況が続くのではないでしょうか」と指摘していました。昨晩の米国市場でも財政協議に進展はなく、経済指標軟化が売り材料視される格好。さらに今晩発表予定だった米雇用統計も発表延期が伝わるなど、先行き不透明感を一段と増してきています。日中には日銀金融政策決定会合で現状維持、景気認識据え置きも伝わり、イベント通過が好感される場面もありましたが、軟調な米国市場取引を控えるなか、大引け前には換金売りも出ました。さらに日経平均株価のチャート上ではデッドクロス形成を確認。順調に上値、下値を切り下げてきています。75日移動平均線(14028.35円)が控える大台14000円攻防が見られたものの、週明けも同水準との攻防が焦点となるでしょう。ただ、物色傾向としては、コンテンツ関連のコロプラ<3668>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が活躍。新興市場では外部要因に左右されにくいバイオ関連、軽量級の物色が確認されています。会員情報では、前営業日10月3日のインターネット会員A情報で初値買いを推奨、本日ジャスダックに新規上場を果たしたバリューHR<6078>が目標株価を達成。前営業日10月3日のインターネット会員B情報で買い推奨していたデ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>もわずか1営業日で目標株価達成を果たしており、短期資金流入の見込まれるバイオ関連、IPOが上昇しました。とくにデ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>は、6月11日配信の恒例企画『厳選5銘柄付きレポート』「少額投資で巻き返せ! 20万円以下で買える【ハイリターン期待株!】」の注目銘柄としても提供。またも過去の市況分析レポート、提供銘柄から活躍銘柄が出現しています。難地合いのなか、積極的な取引を敬遠しがちですが、資金循環を見極めれば人気化を先取りすることもできるのではないでしょうか。「相場の先行き不透明感が強く、株価指数も振るわないなかでも適切に銘柄選定を行えば活躍銘柄を先取りすることも可能」との見方に変更はありません。■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は下落。経済指標軟化に財政協議難航が引き続き嫌気されています。一部政府機関閉鎖が3日目を迎え、この日も財政協議の行き詰まりを嫌気した売りが優勢に。米雇用統計の発表延期も伝わるなど、経済への影響を懸念する向きが強まりました。また、米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数は30万8000件に増加。前の週も速報値の30万5000件から30万7000件に修正されるなど、雇用環境の悪化が嫌気されたほか、9月のISM非製造業総合景況指数は54.4ポイントと、前月の58.6ポイントから低下。景気後退期の2008年11月以来で最大の落ち込みとなるなど、経済指標悪化も重しとなっています。ダウ平均株価は、前営業日比136.66ドル安の14,996.48ドル。ナスダック総合指数は40.68ポイント安の3,774.34ポイントで取引を終えました。為替相場では、財政協議問題のドル売りが継続。東京時間帯早朝では、1ドル97円台前半、1ユーロ132円台半ばの水準で取引されています。東京株式市場では、米国市場下落、ドル下落を嫌気した売りが先行。日経平均株価は14029円の続落スタートに。寄り付き後は、日経平均株価が大台14000円に迫る動きとなり、一旦割り込んだものの、すぐさま見直し買いで持ち直すなど、下値警戒感はやや和らぎました。昼休みには日銀金融政策決定会合の政策結果を確認、現状維持、景気認識据え置きも伝わり、イベント確認とともに売り圧力も減少。日経平均株価も前営業日終値近辺まで下げ渋ったものの、大引け前には円買い圧力が強まり、取引終盤にはm戻り売りが出ています。日経平均株価終値は、132.94円安の14,024.31円。東証1部の売買代金は概算で1兆8592億円。東証1部の売買高は概算で23億6976万株。値上がり銘柄は348(19%)に対し値下がりは1336(76%)、変わらずは68(3%)となりました。■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■指数続落でトヨタ<7203>、ソニー<6758>の国際優良株、三菱UFJFG<8306>、みずほFG<8411>のメガバンクなど中核銘柄は軟調。日経平均株価構成比率上位のソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>も安く、株価指数を押し下げています。売買代金上位では、ソフトバンク<9984>、指数レバレッジETFの日経レバレッジETF<1570>などが進出。新興軽量級のコロプラ<3668>は勢いが続いたものの、ユナイテッド<24978>は利益確定売りに押されました。新規カバレッジのガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が好調。低位建設の熊谷組<1861>、新技術のザインエレクトロニクス<6769>も人気化が確認されています。セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がりが任天堂<7974>、バンダイナムコ<7832>のその他製品の1業種のみに限られました。値下がり上位には、ブリヂストン<5108>、住友ゴム工業<5110>のゴム製品、所属全銘柄が下落した保険、日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>の空運などが並んでいます。王子ホールディングス<3861>、大王製紙<3880>の紙パルプ、LIXILグループ<5938>、リンナイ<5947>の金属製品、野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券なども売られました。個別では、新規契約受注の日揮<1963>、台湾企業との提携で日本写真印刷<7915>、復配観測の長谷工<1808>、決算銘柄のイズミ<8273>などが材料物色を集めています。新興市場では、全市場の売買代金上位にも進出したコロプラ<3668>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が活躍。ユナイテッド<2497>、デジタルガレージ<4819>らは利益確定売りに押されたものの、バイオ関連のナノキャリア<4571>、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>、デ・ウエスタン<4576>や軽量級のザインエレクトロニクス<6769>、フライトホールディングス<3753>が賑わいました。■■ 〜 本日の注目銘柄シューティング! 〜 ■■<9984>ソフトバンク 7,270円 前日比−260円(−3.45%)反落。前営業日に年初来高値を更新、時価総額も三菱UFJFG<8306>を超え、トヨタ<7203>に次ぐ国内2位となるなど、話題を集めたものの、利益確定売りに押されたようだ。本日も全市場の売買代金上位に進出、参加者の押し目買い意欲は高く、下値を切り上げてきている。<3668>コロプラ 3,005円 前日比+285円(+10.48%)大幅続伸。スマートフォン専用クイズ&カードバトルRPG『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』のダウンロード好調や1社提供のミニ番組の放送開始も話題となっているようだ。5月に付けていた上場来高値を更新。難地合いのなか新値追いに着目した買いも押し上げている。<3765>ガンホー・オンライン・エンターテイメント 73,500円 前日比+3,100円(+4.40%)反発。シティグループ証券が投資判断「買い」、目標株価100,000円でカバレッジを開始したことが買い材料視されている。直近ではコンテンツ関連のコロプラ<3668>、ユナイテッド<2497>に短期資金が向かっていたこともあり、軟調に推移していたが、見直しの契機となったようだ。◇…

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