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2012年10月26日金曜日

欧州株式市場サマリー(25日)


(カッコ内は前営業日比)

FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>

終値 5805.05(+0.27)

前営業日終値 5804.78(+6.87)

クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>

終値 7200.23(+7.38)

前営業日終値 7192.85(+19.16)

CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>

終値 3411.53(‐14.96)

前営業日終値 3426.49(+19.99)

<ロンドン株式市場> ほぼ横ばいで終了した。

第3・四半期の国内総生産(GDP)が好調だったことで銀行株に買いが入ったものの、企業決算がまちまちの結果となったことで、相場の上値は抑えられた。

英国立統計局はこの日、第3・四半期の実質GDP伸び率は速報値で前期比プラス1.0%となったと発表。

2007年第3・四半期以来の高い伸びとなり、リセッション(景気後退)からの脱却が確認された。

これを受け銀行株に買いが入り、銀行株指数<.FTNMX08350>は0.8%高となった。

ただ英経済の見通しに対する慎重な見方は根強く、デュネディン・インカム・グロウス投資信託のマネジャー、ジェレミー・ウイットリー氏は、「GDP統計は予想を上回り、英経済に期待をもたらした。


ただ、単期の統計でしかなく、持続的な回復の始まりを示すものではない」との見方を示した。

世界最大の広告グループの英WPP<WPP.L>は2.3%安。

通年の増収率見通しを下方修正したことが嫌気された。

一方、日用品大手ユニリーバ<ULVR.L>は2.9%高。

新興市場の堅調な需要が追い風となり、第3・四半期は実質5.9%の増収となったことが好感された。

<欧州株式市場> 小幅続伸。

仏製薬サノフィや英蘭系の日用品ユニリーバの底堅い業績が追い風となった。

ただ、トレーダーの間からは、ユーロ圏をめぐる懸念が今後上値を押さえ込む可能性があるとの声が聞かれた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.19ポイント(0.20%)高の1095.90。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.15ポイント(0.29%)安の2483.43。

サノフィ<SASY.PA>は1.4%上昇し、FTSEユーロファースト300の上昇分の大半を占めた。

第3・四半期決算が予想を上回ったほか、2012年通年の利益が予想ほど減少しないとの見通しを示した。

KBLスイスのフィリーペ・カレット最高投資責任者(CIO)は、ユーロ圏およびスペインの債務危機をめぐる懸念から、ヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄を選好すると述べた。

また、スペインの問題解決に向けた明確な道筋が見えない中、「相場は調整局面を迎える可能性がある」と予想した。

スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は0.2%安。

減益決算を発表した同国のサンタンデール銀<SAN.MC>は0.6%下落した。

ユニリーバ<UNc.AS>は2.6%高。

第3・四半期は実質5.8%の増収となり、市場予想を上回った。

半面、フランステレコム<FTE.PA>は5.2%安。

減配方針を示したほか、2013年は厳しい年になると警告した。

欧州企業の決算内容は強弱まちまちとなっている。

トムソン・ロイター・スターマインのデータによると、これまでに決算を発表している欧州企業の47%が市場予想を下回った。

[東京 26日 ロイター]

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