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2012年11月9日金曜日

欧州市場サマリー(8日)

1729GMT 7日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2745 1.2770
ドル/円<JPY=> 79.640 79.990
ユーロ/円<EURJPY=> 101.49 102.15
8日終値 前営業日終値
株 FT100 5776.05(‐15.58) 5791.63
クセトラDAX 7204.96(‐27.87) 7232.83
金 現物午後値決め 1717.00 1715.25
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.83 (+0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.87 (+0.00) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 126.60 (+0.12) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 143.12 (+0.37) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 134.42 (+0.42) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 -0.029 (-0.038) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.377 ( 0.380) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.373 ( 1.378) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.225 ( 2.222) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロが対ドルで2カ月ぶり安値に下落。
欧州中央銀行(ECB)が政策金利を過去最低水準に据え置き、ユーロ圏経済について年内は引き続き弱いとの見通しを示した。
ユーロ/ドルはロイター・データで9月7日以来の安値となる1.2716ドルをつけた。
その後やや値を戻した。
ユーロは対円でも一時、4週間ぶり安値付近まで値下りした。
ユーロはポンドに対しても一時5週間ぶり安値となった。
イングランド銀行(英中銀)はこの日、政策金利を据え置くとともに資産買い入れ規模を維持した。
主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数<.DXY>は2カ月ぶり高値となる81.001に上昇。
米国の「財政の崖」問題が景気に及ぼす影響が懸念されるなか、安全資産としての米国債の買いが膨らみドルを押し上げた。
<株式> ロンドン株式市場は続落した。
まちまちの企業決算に加えて、ユーロ圏の経済や債務問題への懸念が投資家心理の重荷となった。
決算などを嫌気し、これまで値上がりしてきたテート&ライル<TATE.L>や、ランド・セキュリティーズ<LAND.L>が商いを伴って下落した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は15.58ポイント(0.27%)安の5776.05。
上昇していたが、エネルギーや銀行、鉱山といったリスク心理に敏感な循環株が相場を押し下げた。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がこの日の理事会後に行われた会見で「経済活動は弱い状態が続くと予想される」と述べたほか、ギリシャ支援がさらに遅れる可能性への懸念から、ユーロ圏情勢をめぐる不安が再び浮上した。
テート&ライルは0.5%安。
上半期決算の伸びがわずかにとどまったことを嫌気した。
ランド・セキュリティーズも2%安。
さえない上半期決算を受けて売られた。
欧州株式市場は小幅続落。
ギリシャ懸念の再燃を受けて警戒感が漂う中、値動きの荒い展開となった。
ショイブレ独財務相が、ギリシャへの追加支援に関する決定を来週下すのは早すぎるかもしれないと述べたことで、同国をめぐる懸念が再び強まった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.64ポイント(0.15%)安の1097.71。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>はほぼ横ばいの2479.13。
ギリシャ株は銀行銘柄を中心に売り込まれ、主要株価指数<.ATG>は3.8%下落した。
個別銘柄では独コメルツ銀行<CBKG.DE>が5.8%安。
第3・四半期決算で純利益が市場予想を下回り、2012、13年とも配当を支払う可能性は低いとの見方を示したことが嫌気された。
一方、仏ソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>は1.7%上昇。
第3・四半期のトレーディング収入が回復したことを好感した。
BNPパリバ<BNPP.PA>は1.3%高。
バンク・レオナルドのストラテジスト、フランソワ・シェバリエ氏は「相場は値固め局面にある。
明るい材料が出ていないにもかかわらず、特に銀行セクターなどで夏以降の上昇分が失われていないのは良い兆しだ」と述べ、「大規模な利食い売りが見られないのは、システミックな危機が終わったと投資家が考え始めていることを示唆している」との見方を示した。
<ユーロ圏債券> スペインとイタリアの国債利回りが上昇した。
スペインがこの日に実施した入札のうち5年債入札でテールが拡大したことで、一部警戒感が高まった。
スペイン国債利回りは全般的に上昇。
10年債利回りは15ベーシスポイント(bp)上昇し、10月中旬以来の高水準となる5.87%をつけた。
イタリア10年債利回りは5.06%まで上昇した。
スペインはこの日の国債入札をもって2012年分の調達を予定より早く完了。
1年半ぶりに20年債入札も実施した。
ただ、5年債入札で入札の好不調を示すテール(最低落札価格と平均落札価格との差)が拡大したことにに懸念が出ている。
テールは9ベーシスポイント(bp)に拡大。
トレーダーは「ひどい入札だった」としている。
欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で、政策金利の据え置きを決定。
ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ユーロ圏の経済活動は弱い状態が続くとの予想を示したが、ECBが主要政策金利であるリファイナンス金利を現行の0.75%からさらに引き下げることを検討しているかについては、示唆しなかった。
BPパリバのストラテジスト、パトリック・ジャック氏は、「世界的な環境は主要国国債に対しては好意的になっているが、欧州連合(EU)が来年の状況は思わしくないとの見通しを示したことを受け、ユーロ圏周辺国国債に対するリスクオフの動きが見られた」としている。
独連邦債先物は23ティック高の142.98で清算した。
一時は143.00を超え、2カ月ぶり高値を更新した。
[東京 9日 ロイター]

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