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2012年11月17日土曜日

NY株、続落〔米株式〕(16日午前)

【ニューヨーク時事】週末16日午前の米株式市場は、「財政の崖」をめぐる協議の行方に対する不安から、続落している。
午前10時15分現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比47.66ドル安の1万2494.72ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が14.73ポイント安の2822.21。

オバマ米大統領は「財政の崖」回避に向け、与野党幹部との協議をこの日午前から開始。
富裕層への増税に反対する野党共和党との意見の隔たりは大きく、交渉は難航するとの見方が強い。
ただ、協議を前に妥協案の一つが報道されたことから株式が買われる場面もあった。

朝方発表された10月の米鉱工業生産指数が前月比0.4%減の96.6と2カ月ぶりのマイナスになったことも圧迫材料。

また、イスラエル軍がイスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザを3日連続で攻撃。
中東をめぐる地政学的リスクの高まりも米株価を下押ししている。

個別銘柄では、AT&T(1.17%安)やベライゾン・コミュニケーションズ(1.82%安)など通信銘柄の下げが目立つ。
低調な決算を発表したデルは6.80%安。
マイクロソフト(0.79%安)やヒューレット・パッカード(2.87%安)、IBM(0.27%安)とIT関連株は軟調に推移。
一方で、ギャップは好調な決算を受け1.4%高と急伸。
アメリカン・エキスプレスは0.71%高、ファイザーも0.35%高と堅調。

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