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2012年12月8日土曜日

円、82円台前半〔NY外為〕(7日午前11時半)

【ニューヨーク時事】週末7日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、堅調な米雇用統計を受け一時急落したのち、米国財政赤字問題をめぐる先行き不透明感から買い戻しが活発化している。
午前11時半現在は82円30~40銭と前日午後5時(82円34~44銭)比04銭の円高・ドル安。
米労働省が朝方発表した11月の雇用統計では景気動向を反映する非農業部門の就業者は前月比14万6000人増と、前月から改善したほか市場予想(ロイター調べ)の9万30000人増を大幅に上回った。
失業率も7.7%と2008年12月以来4年ぶりの水準に低下し、市場予想(同)の7.9%を下回った。
米雇用の力強い回復ペースが確認された内容だったことから、発表直後にドル買い・円売りが加速。
円相場は一時82円83銭と約2週間ぶりの安値まで下落した。
しかしその後、米共和党のベイナー下院議長が記者会見で、米国の「財政の崖」回避に向けたオバマ米大統領との協議について進展はないと述べた。
これを受け、ドル売り圧力が強まり、円は買い戻されている。
一方、ユーロは良好な内容の米雇用統計や根強い欧州不安を背景に弱含みで推移している。
ドイツ連邦銀行が7日、2013年の同国成長見通しを下方修正したほか、10月のドイツ鉱工業生産指数は前月比2.6%低下した。
同時刻現在1ユーロ=1.2940~50ドル(前日午後5時は1.2962~72ドル)、対円では同106円50~60銭(同106円83~93銭)。

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