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2012年12月20日木曜日

日経ビジネスオンライン 【NBO環境】太陽光発電、取り付けっ放しで大丈夫ですか(12/20)

■トピック:太陽光発電、取り付けっ放しで大丈夫ですか
 読者のみなさん、こんにちは。
日経ビジネスオンライン編集部の環境・エネルギー担当、田中太郎です。
 先日、太陽光発電システムの保守・メンテナンス技術の確立に取り組んでいる産業総合研究所の加藤和彦・太陽光発電工学研究センターシステムチームチーム長にインタビューさせていただきました。
 加藤さんは2004年から、研究所内に5645枚の太陽光パネルを設置して、どれくらい劣化が進むのかを調査しています。
まだ調査は途中ですが、これまでにわかったのはパネル内部のはんだが切れて熱を持つなどの不具合が生じる可能性があることです。
太陽光発電システムは家電製品のようにメンテナンスフリーで使えるものではなく、自動車のように定期的に検査して、不具合があれば修理しなければならない耐久消費財に近い製品だと強調していました。
 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)の導入で参入相次ぐメガソーラー事業に対しても、加藤さんは保守の視点から警鐘を鳴らします。
というのは、設置費用やランニングコストは事業計画に盛り込まれているものの、事業終了後の撤去費用が含まれていないケースが多いからです。
経年劣化で不具合を生じたパネルがそのまま置き去りにされてしまったら、火災などの事故につながりかねないというわけです。
太陽光エネルギーをうまく活用していくために、非常に重要なポイントではないでしょうか。
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【エネルギー】
太陽光発電、取り付けっ放しで大丈夫ですか保守技術の確立を目指す加藤和彦・産総研チーム長に聞くhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20121205/240613/?mle
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【生物】
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【原発】
「脱原発」は無責任、イラン危機で「3.11」の失敗を繰り返すな田中伸男・前IEA事務局長に聞くhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20121210/240802/?mle
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【エコ商品・技術】
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■日経エコロジー:自民圧勝。
エネルギー・環境で国民はどんな政策を選んだのか
 読者のみなさま、こんにちは。
日経エコロジー編集長の谷口徹也です。
 エネルギー政策が一大争点となった総選挙が終わりました。
勝利したのは「社会・経済を維持する電力を確保。
(中略)全原発の再稼働を3年以内に結論」とした自民党です。
脱原発、卒原発、原発ゼロといった文字が躍った各党の公約とは一線を画した内容。
そんな自民党に、これからのエネルギー政策を託すことになりました。
 電力システム改革でも、多くの党が「発送電分離」という言葉を使い、踏み込んだ表現をしているのに対し、自民党は「安定供給が大前提」「新電力の供給責任義務が課題」と慎重な言い回しをしています。
 とはいえ、原発を再稼働して従来通りの地域独占体制に戻れば済むと思っている国民はもう多くはないでしょう。
状況を冷静に見極めて、動くときは大胆に。
そんな改革を期待したいと思います。
 上記の各党の公約は、日経エコロジー1月号のトレンド&ニュースで紹介した各党の政策を抜粋してご紹介したものです。
公示直前にアンケートを実施してまとめました。
エネルギー・環境の面から見ると、今回の総選挙で我々国民はどんな政策を選んだのか、改めてご確認いただけると思います。

■ 「環境・エコロジー」のアクセスランキング(12月1〜15日)
1位 【キーパーソンに聞く】   太陽光発電、取り付けっ放しで大丈夫ですか   http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20121205/240613/?mle
2位 【再生可能エネルギーの真実】   技術の粋を集めた「洋上風力」   http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121203/240471/?mle
3位 【海の研究探検隊JAMSTEC】   胸毛がワイルド!ゴエモンコシオリエビ生け捕り作戦   http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121113/239355/?mle
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5位 【時事深層】   日産「リーフ」、勝負の3年目   http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20121210/240765/?mle
 

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