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2012年10月23日火曜日

円軟調、3カ月ぶり安値〔ロンドン外為〕(22日)


【ロンドン時事】週明け22日のロンドン外国為替市場の円相場は、日本の上半期貿易赤字が過去最高となるなど、円売り材料が相次ぎ、1ドル=79円80銭付近と7月12日以来3カ月ぶりの安値水準に下落した。


午後4時現在では、79円75~85銭と前週末午後4時(79円35~45銭)比40銭の円安・ドル高。

貿易赤字拡大のほか、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の財政健全化が示されなければ一段の格下げを検討すると表明したことや、日銀の白川方明総裁が追加金融緩和の方針を示したことが伝えられるなど、「円に対するネガティブなニュースが断続的に続いた」(邦銀筋)。


ただ、「輸出筋のドル売りもこれ以上の円安水準では継続的にあり、ドル円の上値は重い」(同)との声が聞かれた。

ある市場関係者は、「円の対ドル相場に関してはトレンドが(上伸傾向から下落傾向に)変わったと見ている人は多い」と指摘。

「仮に自民党政権になれば、一段と円安誘導が行われるのではないかとの見方も増えている」と話した。

この日は、欧州株がさえず、オーストラリア・ドルなどリスク通貨の値動きも重い中、円単独での動きが目立った。

前出の関係者は「80円台に突入してもおかしくない」との見通しを示した。

ユーロは円安が進む中を強含み。

午後4時現在では、1ユーロ=104円25~35銭(前週末午後4時は103円40~50銭)と、前週末比85銭の円安・ユーロ高。

対ドルでは、同1.3065~3075ドル(1.3025~3035ドル)。

他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.6030~6040ドル(1.6015~6025ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9255~9265フラン(0.9275~9285フラン)。




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