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2013年1月22日火曜日

欧州株式市場サマリー(21日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6180.98(+26.57)
前営業日終値 6154.41(+22.05)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7748.86(+46.63)
前営業日終値 7702.23(‐33.23)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3763.03(+21.45)
前営業日終値 3741.58(‐ 2.53)
<ロンドン株式市場> 続伸し、4年半ぶり高値を更新した。
米財政協議に進展の兆しが見られることを好感し、低利回りの政府債から高リスクの株式に資金がシフトした。

米下院共和党指導部は18日、連邦債務の法定上限到達を3カ月遅らせる構えを示した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は26.57ポイント(0.43%)高の6180.98。
2008年半ば以来の高値で終了した。

インベステック・ウェルス・アンド・インベストメントの調査部門責任者、ジョン・ヘインズ氏は「短期的に政治面の懸念があるのは間違いないが、株式は債券に比べ割安で、世界的に状況が改善していることも踏まえれば、投資機会は多い」と述べた。

この日は鉱山株<.FTNMX1770>が1.3%高で上げを主導。

金融関連では、保険株<.FTNMX8530>が0.8%上昇した。
自動車保険のアドミラル・グループ<ADML.L>は投資判断引き上げなどを追い風に4.9%高となった。

一方、教育・出版グループのピアソン<PSON.L>は2.9%安。
2012年の業績見通しを引き下げるとともに、13年も市場は厳しい状況が続くとの見方を示したことを嫌気した。

<欧州株式市場> 反発し、2年ぶり高値に迫った。
欧州の景気回復を見込み、比較的割安感のある公益株や鉄鋼株などに買いが入った。

ただ高級品関連銘柄が売られ、上値を抑えた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.89ポイント(0.25%)高の1166.53。
10日につけた約2年ぶり高値の1170.29にわずか数ポイントに迫った。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.04ポイント(0.63%)高の2726.63。

この日はキング牧師誕生日で米国市場が休場となったため、出来高は低かった。

公益株や素材株が上げを主導。
アルセロールミタル<ISPA.AS>は4%高。
GDFスエズ<GSZ.PA>は1.8%、エーオン<EONGn.DE>は1.6%それぞれ上昇した。

あるトレーダーは「投資先が割安感のある銘柄に移っている。
欧州がマクロ面で改善すれば、ここ数年アンダーパフォームしていたこれら銘柄がアウトパフォームする可能性がある」と述べた。

高級品株は売り優勢。
スイスのリシュモン<CFR.VX>は5.6%安。
10─12月期売上高が高級品の需要低迷で予想を下回ったほか、アジア事業に慎重な見通しを示した。

バーバリー<BRBY.L>は1.4%、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>は1%、それぞれ値を下げた。

欧州株価は過去2カ月間上昇しているが、依然として比較的値ごろ感がある。
トムソン・ロイターのデータによると、DJユーロSTOXX50種指数の構成銘柄の約3分の1は簿価を下回る水準で取引されている。

[東京 22日 ロイター]

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