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2013年1月17日木曜日

NY株、反落=世界景気懸念が圧迫〔米株式〕(16日午前)

【ニューヨーク時事】16日午前のニューヨーク株式市場は、世界景気の先行き不安が投資家心理を圧迫し反落している。
午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比45.89ドル安の1万3489.00ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は2.26ポイント高の3113.04。
世界銀行が前日、「世界経済展望」を発表し、2013年の世界経済の実質成長率見通しを従来予想から0.6ポイント引き下げ2.4%とした。
世銀は欧州金融市場の回復を指摘する一方で、米国の「財政の崖」問題が企業活動に波及したと指摘。
市場では世界全体の景気先行き不安が意識されリスク資産の売りを誘った。
米金融大手ゴールドマン・サックスがこの日発表した12年10~12月期決算は純利益が前年同期比2.9倍に膨らみ、1株当たり利益は5.60ドルと市場予想(3.78ドル=ロイター通信調べ)を大幅に上回った。
また、同業のJPモルガン・チェースは10.2%増収で純利益が52.7%増加。
2社とも欧州債務危機の影響からの回復が示され、堅調な決算内容となったが相場全体への影響は限られた。
個別銘柄では、ボーイングは同社787型機のトラブルが相次いだことが嫌気され、3.24%下落している。
JPモルガン・チェースも1.45%安。
半面、ヒューレット・パッカード(HP)、シスコシステムズはともに約1%高としっかり。
アップルは来週の決算発表をめぐる思惑から買いが入り、3.53%高で推移している。

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