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2013年4月18日木曜日

欧州市場サマリー(17日)

13351MT 16日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3133 1.3176
ドル/円<JPY=> 97.930 97.520
ユーロ/円<EURJPY=> 128.65 128.50
17日終値 前営業日終値
株 FT100 6244.21(‐ 60.37) 6304.58
クセトラDAX 7503.03(‐179.55) 7682.58
金 現物午後値決め 1392.00 1380.00
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.81 (+0.01) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.77 (+0.05) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.87 (+0.23) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 146.24 (+0.51) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 136.40 (+0.18) <FGBXM3><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.008 (0.026) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.297 (0.335) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.230 (1.271) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.186 (2.193) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 円がドル、ユーロに対しこの日も売られている。
18日からの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、大幅な円安を招いた日銀の大胆な金融緩和策に批判が集中するとの懸念が和らいでいることが背景。

一方、ユーロは対ドルで下落。
欧州中央銀行(ECB)はユーロ高抑制に取り組むべきとするビーニ・スマギ元専務理事の発言を伝えた報道が材料視されている。

<株式> ロンドン株式市場は4日続落。
指数は10週間ぶり安値となった。
世界経済をめぐる不安から資源株などに売りが出た。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は今年2月初旬以来の低水準。
過去5日間では3%近く下落したが、年初以降では依然約6%高い。

国際通貨基金(IMF)は16日、最新の世界経済見通しを公表し、2013年の世界経済の成長率予想を前回1月時点の3.5%から3.3%に引き下げた。
2014年についても、前回の4.1%から4.0%に下方修正。
米国の財政緊縮や欧州の景気低迷が重しになるとの見方を示した。

FTSE鉱山株指数<.FTNMX1770>は3.1%安。
石油・天然ガス株指数<.FTNMX0530>は1.8%安。

個別銘柄では、スーパー大手テスコ<TSCO.L>が3.9%安。
同社はこの日、赤字部門の米小売り事業の撤退を明らかにした。
撤退に伴い15億ドルの評価損を計上する。
また、2013年度通期決算は20年ぶりに減益となった。

一方、高級ブランドのバーバリー<BRBY.L>は1.8%高。
予想を上回る売上高が好感された。

欧州株式市場は続落し年初来の安値で引けた。
世界経済をめぐる懸念が再び強まった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は18.10ポイント(1.55%)安の1147.76。
4営業日続落し、1133.96をつけた昨年12月31日以来の安値となった。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>も55.81ポイント(2.14%)安の2553.49と、昨年11月28日(終値2546.8)以来の安値で引けた。
一時2547付近にある200日単純移動平均を下抜け、テクニカル・トレーダーの間では、短期的に一段安になる可能性があるとの声が聞かれた。

国際通貨基金(IMF)が16日に公表した最新の経済見通しで、世界経済の成長見通しを引き下げ市場心理が冷え込んでいたところに、これまで底堅さを見せていたドイツ経済も弱くなる可能性があるとの見方が広がり、市場心理が一段と悪化した。

個別銘柄ではタロー・オイル<TLW.L>が9%安となり、トタル<TOTF.PA>(2.6%安)など他のエネルギー株を圧迫した。
タロー・オイルは、フランス領ギニア沖の油田について大規模な炭化水素を発見できていないことを明らかにした。

EADS<EAD.PA>は逆行高となり4.9%上昇した。
最大4300万株の自社株買いの計画を明らかにした。
ダイムラー<DAIGn.DE>が、保有していたEADS株を全て売却し、出資を解消したことも好感された。

ダイムラーは1.9%安。

<ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが低下した。
独連銀のバイトマン総裁が、経済指標により正当化されれば欧州中央銀行(ECB)は追加利下げを行う可能性があるとの見解を示したことが背景。

独連邦債先物は146.33と0.5ポイントを超えて上昇、前年6月に付けた過去最高値に迫った。
独連邦2年債利回りは2ベーシスポイント(bp)低下し0.005%となり、0%に近づいている。

コメルツ銀行(ニューヨーク)のストラテジスト、デイビッド・シュナウツ氏は「独連邦債は短期債から長期債にわたるまで底堅く推移しており、特に短期債のパフォーマンスが良好だ。
バイトマン独連銀総裁のコメントにより、ECBの利下げ観測が引き続き裏付けられている」と述べた。

日銀が着手した異次元緩和により日本の国債利回りがさらに低下し、これによりより高い利回りを求めて海外の債券に資金が向かうのではないかとの観測が出ていることで、ユーロ圏債券はこのところ上昇基調にある。

この日は、イタリア10年債利回りは6bp低下の4.25%、スペイン10年債利回りも約6bp低下し4.69%となった。

ICAPのストラテジスト、フィリップ・タイソン氏は「日銀の量的緩和(QE)により供給されている流動性は、イタリアの政局や経済に対する基調的な懸念を補って上回るものがある」と述べた。

この日はドイツが10年債の入札(追加発行)を実施し、33億4900万ユーロを調達。
利回りが低水準にあるにもかかわらず、ECBの利下げ観測を背景に堅調な需要を集めた。

独10年債利回りは1.23%近辺で推移しており、0.605%付近にある日本の10年債利回りと比べると魅力的な水準にある。

国際支援要請が懸念されているスロベニアがこの日、18カ月物短期証券(Tビル)入札を実施し、目標の倍を超える11億ユーロを調達したことも市場の注目を集めた。

[東京 18日 ロイター]

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