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直近の決算発表予定

2013年4月25日木曜日

証券ディーラー「プロの視点」(4/25)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■外部要因に大きな変化のないなか、連日で買い優勢の流れとなった本日の株式相場ですが、指数続伸も売買代金最上位にはディーリング妙味の強いガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が進出。
日程面を意識した展開となったほか、決算絡みの材料株物色も目立つなど、決算相場入りを感じさせます。

日経平均株価は続伸。
前場で前営業日上伸からの利益確定売りをこなすと、後場からは節目13900円に乗せてきました。
上値を目指しながら、大台14000円に迫る動きを見せています。

さて、前営業日配信版では「日程面、イベントを考慮 今は短期視点で取り組むのが無難」と題していました。

本日も先行き期待から買い優勢の流れとなりましたが、前述の通りに売買代金上位にはガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>のほか、タカラバイオ<4974>、ユーグレナ<2931>らマザーズ所属銘柄も上位に進出。
決算銘柄のキヤノン<7751>、任天堂<7974>らネガティブな反応も見られており、値動き重視のディーリング対象や決算絡みの材料株が賑わっています。

前営業日にも紹介したように、明日開催の日銀金融政策決定会合では午後に伝わる政策声明、そして週末三連休からの大型連休入りと日程面では落ち着いて手掛けにくい状況。
金融政策確認後に材料浸透や手仕舞いなどで売り直されると、そのまま相場は調整局面入りした昨年の経緯もあるだけに、まずは政策結果確認後の市場の反応を確認していきたいところ。

来週も米国でFOMC、米雇用統計、週央の3営業日立ち会いから週末4連休と外部要因の変動リスクを抱えるなかでは、リスクポジションの調整など大型連休への備えも怠らないようにしましょう。

一方で「目先にイベントや大型連休が控えるなかでは、このまま短期物色が相場の主導権を握りそう」との見方から、需給妙味の強い銘柄や材料株の短期ディーリングを手掛けていくスタンスを紹介していました。

3月12日配信の銘柄付きレポート「5回連続パーフェクト! 20万円以下で買える株【2013】」の提供銘柄・夢真ホールディングス<2362>がストップ高となり、目標株価達成を果たしましたが、レポートテーマとしていた低位妙味や一部報道での中計上方修正期待が材料視されるなど、短期資金流入が確認されています。

明日も引き続きディーリング対象の活躍が見込まれますが、金融政策結果を確認した後場の反応が注目され、そして週末三連休への手仕舞いも警戒されるなかでは、なるべく保有期間を短くすることを心がけてください。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は高安まちまち。
企業決算を受けて個別物色主導の流れとなっています。

ダウ構成銘柄では、決算が予想を上回ったボーイングが買われた一方で予想未達のP&G、AT&Tが売られるなど、企業決算を中心とした個別物色が強まりました。

また、10年ぶりの減益決算となったアップルが安く、米商務省が発表した3月の製造業耐久財受注額は前月比で5.7%減少となったことも相場の重しとなっています。

ダウ平均株価は、前営業日比43.16ドル安の14,676.30ドル。
ナスダック総合指数は0.32ポイント高の3,269.65ポイントで取引を終えました。

為替相場では、欧米時間帯で方向感なく水準を探る動き。
東京時間帯早朝では、1ドル99円台半ば、1ユーロ129円台半ばの水準で取引されています。

東京株式市場では、外部要因に大きな変化のないなか、ひとまず買い先行の立ち上がり。
日経平均株価は13887円の反発スタートに。

寄り付き後は、日経平均株価が節目13900円に乗せる場面もありましたが、前営業日に300円超の上昇を見せていたことから、利益確定売りが上値の重しとなりました。

昼休みを挟んで円売りも出ており、後場からは買い気の強まる格好に。
日経平均株価は前場高値を上抜き、節目13900円乗せ。
大台14000円に迫る動きとなっています。

日経平均株価終値は、82.62円高の13,926.08円。
東証1部の売買代金は概算で3兆566億円。
東証1部の売買高は概算で43億5967万株。
値上がり銘柄は1056(61%)に対し値下がりは541(31%)、変わらずは113(6%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■指数続伸でトヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの国際優良株、三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>のメガバンクなど中核銘柄物色が見られたものの、決算売りに押されたキヤノン<7751>、前営業日の上伸から売られた三菱自動車<7211>など、決算発表を確認した銘柄の反応も見られています。

全市場の売買代金上位には、新興軽量級のガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が進出。
連日のストップ高、上場来高値更新となるなど、値動きの良い同社株にディーリング資金が集中しており、連結対象としているソフトバンク<9984>も続伸しました。

同時期に物色を集めた値動きの軽いSBIホールディングス<8473>、低位金融のアイフル<8515>は利益確定売りに押される格好。
代わってバイオ関連のタカラバイオ<4974>、ユーグレナ<2931>らマザーズ所属銘柄が活躍しています。

セクターでは、日本製紙<3863>、王子ホールディングス<3861>の紙パルプ、三井倉庫<9302>、住友倉庫<9303>の倉庫運輸、三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>の銀行が業種別株価指数騰落の値上がり上位となりました。

JXホールディングス<5020>、出光興産<5019>の石油製品、東レ<3402>、シキボウ<3109>の繊維製品、旭硝子<5201>、日本電気硝子<5214>のガラス土石など素材系業種も続いています。

一方、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運、任天堂<7974>擁するその他製品、アイフル<8515>、オリコ<8585>のその他金融などが値下がり上位に入りました。

個別では、決算銘柄のオービック<4684>、増額の日本航空電子工業<6807>、好業績観測のKDDI<9433>、新規カバレッジの三井倉庫<9302>、住友倉庫<9303>、格上げの日本電産<6594>などが材料物色を集めています。

新興市場では、全市場の売買代金上位に入ったガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、タカラバイオ<4974>、ユーグレナ<2931>が活況高。
カジノ関連のユニバーサル<6425>、バイオ関連のカイオム・バイオサイエンス<4583>、UMNファーマ<4585>、デ・ウエスタン<4576>、そーせいグループ<4565>なども賑わいました。

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