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2013年5月14日火曜日

欧州市場サマリー(13日)

1258GMT 10日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2978 1.2992
ドル/円<JPY=> 101.81 101.58
ユーロ/円<EURJPY=> 132.12 132.04
<p />13日終値 前営業日終値
株 FT100 6631.76(+6.78) 6624.98
クセトラDAX 8279.29(+0.70) 8278.59
金 現物午後値決め 1430.75 1426.50
<p />先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.79 (+0.00) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.72 (+0.04) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.39 (+0.14) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 144.89 (+0.23) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 134.18 (+0.20) <FGBXM3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.030 (0.044) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.390 (0.409) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.359 (1.374) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.284 (2.288) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ドルが対円で上昇。
米商務省が発表した4月の小売売上高が市場予想に反して伸び、景気懸念が和らいだ。

直近では0.1%高の101.64円。

先週末の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、円安が容認されたとの見方が広がり、ロイター・データによるとアジアの取引時間で一時、2008年10月以来の高値となる102.14ドルをつけた。

ニューヨーク市場でユーロ/ドルは0.1%安の1.2982ドル。
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁が、マイナス預金金利の可能性に言及したことでユーロが売られた。

ユーロは対円では小動き。

<株式> ロンドン株式市場は8営業日続伸、5年半ぶりの高値を更新した。
銀行部門が急落していたが、利益率が高いディフェンシブ銘柄が堅調だったことや、4月の米小売売上高が予想外に増加し景気の底堅さが示されたことで切り返した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は6.78ポイント(0.10%)高の6631.76。

市場関係者によると、このところの安値拾いの買いのトレンドが続いているという。

生活必需品や公益事業、ヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄が相場を押し上げた。

一方で金融株はさえない。
英銀大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>は1.9%下落した。
空売り投資家のカーソン・ブロック氏が率いる米調査会社マディー・ウォーターズが、スタンチャートのローンの質「悪化」を理由に、同社をショートにしたことを明らかにしたことなどで売られた。

市場関係者によると、欧州中央銀行(ECB)などの金融緩和が続くとの期待も追い風となって、株式相場は数年来の高値水準を維持しているという。

欧州株式市場は小反落。
銀行が抱える問題があらためて意識され、このところ底堅く推移していた銀行株は利食い売りが優勢となった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.44ポイント(0.20%)安の1231.05。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.85ポイント(0.28%)安の2777.39。

大幅なディスカウント水準で近く株主割当増資(ライツイシュー)を実施するとの材料を手掛かりに、独コメルツ銀行<CBKGk.DE>は4.7%急落。

空売り投資家のカーソン・ブロック氏が率いる米調査会社マディー・ウォーターズが、ローンの質「悪化」を理由に、スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行<STAN.L>をショートにしたことを明らかにしたことで、同行も1.9%値を下げた。

STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は1.3%安となった。
ただ利食い売りが出る一方で、安値では押し目買いも入り、全般的に売りが広がる展開にはならなかった。

トムソン・ロイター・スターマインによると、DJユーロSTOXX50種指数の株価収益率(PER)は15.5倍と、米ダウ工業株30種<.DJI>の16.4倍、日経平均<.N225>の24.5倍と比べ割安感がある。
だがユーロ圏は過去10年の平均と比較すると主要3市場で唯一割高となっており、バリュエーションの面ではまちまちの状況となっている。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが上昇した。
同日実施された一連の国債入札が堅調だったものの、最近の価格上昇を受けて利益を確定する動きが出た。
アナリストの間では、新たなトレンドの始まりというよりも調整との見方が出ている。

イタリア政府はこの日、3本建ての入札を実施。
目標の上限である総額80億ユーロを調達した。
期間3年の新発国債入札では利回りが2%を割り込み、1月以来の低水準となった。

堅調な入札結果にも関わらず、イタリア国債10年物利回りは上昇し、終盤までに前営業日比7.9ベーシスポイント(bp)上昇の3.98%となった。
同国債利回りは4月に70bp超低下した。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は、この日の動きについて調整であり新たなトレンドが始まったのではないと指摘。
「(イタリア)10年債利回りは1カ月で100bp程度と大幅に低下し、何らかの調整や少なくともある程度の値固めがみられるのは理にかなっている」と話した。

スペイン国債10年物利回りも8bp上昇し4.29%となった。

スタメンコビッチ氏は、イタリア10年債利回りが4%を超えれば、またスペイン10年債利回りが4.40―4.50%に達すれば、恐らく買いが戻るとの見方を示した。

独連邦債先物は23ティック高の144.89。

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビスコ・イタリア中銀総裁が、ECBは中銀預金金利を現在のゼロ%からマイナスに引き下げる可能性があるとの見解を示し、一連の欧州経済指標の改善で広がっていた追加利下げ先送りの観測が後退した。

[東京 14日 ロイター]

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