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2013年5月16日木曜日

欧州市場サマリー(15日)

1258GMT 14日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2874 1.2918
ドル/円<JPY=> 102.42 102.35
ユーロ/円<EURJPY=> 131.89 132.30
<p />15日終値 前営業日終値
株 FT100 6693.55(+7.49) 6686.06
クセトラDAX 8362.42(+23.31) 8339.11
金 現物午後値決め 1410.00 1433.75
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.80 (+0.02) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.74 (+0.03) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.35 (‐0.01) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 144.64 (‐0.10) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 133.52 (‐0.52) <FGBXM3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.016 (0.029) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.416 (0.392) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.377 (1.370) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.303 (2.287) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルに対して下落、一時先月4日以来の安値となる1.2842ドルをつけた。

第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が6四半期連続のマイナス成長で、統計が始まった1995年以降で最長となったことで、欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和に踏み切る可能性が高まったとの見方が広がり、ユーロが売られた。
直近では0.3%安の1.2878ドル。

ロイターのトレーディング・プラットフォームによると、ドル/円も一時、2008年10月以来の高値となる102.76円をつけた。
米景気回復の兆しから、連邦準備理事会(FRB)が資産買い入れプログラムを年末までに縮小させるとの期待が広がり、米国債利回りが上昇、ドル/円も値を上げた。

ただ、5月のニューヨーク州製造業業況指数が4カ月ぶりのマイナスとなったほか、4月の米卸売物価指数も3年ぶりの大幅な下げ幅を記録、今度はFRBが超金融緩和を続けるとの見方が広がった。
直近は0.2%安の102.20円。

<株式> ロンドン株式市場は10営業日続伸、終値で5年半ぶり高値を更新した。
格安航空イージージェット<EZJ.L>などの好決算が追い風となった。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は7.49ポイント(0.11%)高の6693.55で、2007年10月以来の高値で引けた。

イージージェットやロンドン証券取引所(LSE)<LSE.L>が8.3%、5.3%それぞれ上昇、予想を上回る好決算を受けて買われた。

市場関係者によると、第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は6四半期連続のマイナス成長となったが、好決算が特に材料視されたという。

テクニカルアナリストらは、引き続き相場を楽観視している。

FT100種総合株価指数は過去1カ月間で7.5%上昇、米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など世界の中銀が金融刺激策を続ける方針を打ち出しており、投資家のリスク資産に対する選好度が高まっている。

テクニカル指標は同指数が買われ過ぎの水準にあることを示しているが、より高い利益を求めて債券よりも株式に投資資金が流入し続け、一段高の余地もあるとの見方が市場では出ている。

石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L><RDSb.L>など配当落ちの銘柄が、指数を9.59ポイント押し下げた。

欧州株式市場は続伸。
主要株価指数が5年ぶりの高値を更新した。
スイスフラン安を受け、スイスの銘柄に買いが入った。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.04ポイント(0.73%)高の1245.66。
2008年半ば以来の高値をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は13.95ポイント(0.50%)高の2809.58。

UBSのアナリストらは、欧州株が6月までに後退する可能性もあると指摘するが、市場では、後退したとしても一時的となる見通しで、年末にかけて上昇基調が続くとの見方が多くなっている。

スイスフランがユーロなどに対して一段安となるなか、輸出関連株中心にスイスの銘柄が買われた。
平均株価指数(SMI)<.SSMI>は1.5%高。
医薬品のノバルティス<NOVN.VX>は2%、ロシュ<ROG.VX>は1.6%、食品のネスレ<NESN.VX>は1.2%値上がりした。

クレアインベストのファンドマネジャー、イオンマーク・バラフ氏は、現時点で相場が全般的に値下がりする状況は想定しにくいと指摘。
中銀が世界的に利下げや流動性供給を行うなかで、資金が株式市場に流れ込んでいると話した。

<ユーロ圏債券> 前日に格付け会社フィッチ・レーティングスがギリシャの格付けを「CCC」から「Bマイナス」に1段階引き上げたことを受け、ギリシャ国債利回りが約3年ぶりの水準に低下した。

ギリシャ10年債利回りは一時8.21%と、同国が国際支援受けた1カ月後となる2010年6月以来の水準に低下した。
終盤の取引では、前日比52ベーシスポイント(bp)低下の8.84%。

スイス・インベストメント・マネジャーズの最高投資責任者(CIO)、アサナシオス・ラドポウロス氏は、「ギリシャで主要な問題が解決されたわけではないが、市場で全般的に見られていた高揚感がギリシャにも広まった」と述べた。

イタリア国債利回りは、新発30年債発行を控え上昇。
10年債利回りは2.1bp上昇の4.02%、30年債利回りは6bp上昇の4.84%となった。

イタリア政府による30年債発行は2009年9月以来。
シンジケート団引き受け方式で発行される。

市場では、スロベニア、ポルトガル、スペインの国債発行が順調にこなされたことから、イタリアの新発債にも堅調な需要が見られるとの見方が出ている。

スペイン10年債利回りは4.34%と、安定的に推移した。

市場関係者は「ユーロ圏中核国の利回りがなお非常に低い水準にあるため、スペインやイタリア国債をキャリー取引のために保有する動きが出る」とし、市場は今後再び収束に向かうとの見方を示した。

独連邦債先物は10ティック安の144.64で清算。
イングランド銀行(英中央銀行)が四半期インフレ報告で成長見通しをやや引き上げるとともにインフレ予想を引き下げたことを受け、英国債が下げ幅を拡大。
これに伴い、独連邦債も下落した。

[東京 16日 ロイター]

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