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2013年10月16日水曜日

証券ディーラー「プロの視点」(10/16)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■米国株安も取引時間後の財政協議進展報道が伝わり、売り買いが交錯した本日の株式相場ですが、株価指数はもみあいに終始。物色傾向は前営業日に引き続き、需給妙味の強い銘柄への短期売買が主導しています。日経平均株価は小幅続伸。ほぼ前営業日終値を挟んでのもみあいに終始、日中値幅は76円に限られました。25日移動平均線(14386.80円)上を保ち、下方の5日移動平均線(14309.19円)とのゴールデンクロス形成が待たれる局面となっています。さて、前営業日配信版では「まだ財政協議問題燻る そろそろ決算相場の準備を」と題していました。前営業日の指数伸び悩みに関して、前営業日配信版にて「財政協議問題は未だ決着せず。今後の波乱発生に備えた利益確定売りも出ているのではないでしょうか」と指摘。昨晩の米国市場も財政協議に進展が見られず、警戒売りが優勢に。取引終了後に伝わった債務上限引き上げの合意が近いとの報道が時間外取引の米指数先物上昇、ドル上昇を誘い、東京市場は底堅い展開となりましたが、日中の市況ニュースでも財政協議問題の進展は伝わらず、方向感を欠く展開となっています。さて、今晩の米国市場は時間外先物取引推移から一定レベルの反発が期待されますが、やはり財政協議問題の行方が注目される局面に変わりません。17日に迫る債務上限の期限に向けて、今晩の米国市場結果や報道内容なども確認していきましょう。物色傾向では、外部要因に左右されにくく、需給妙味の強い銘柄が活躍。前回レポート銘柄で配信翌営業日に目標株価達成、返金条件クリアを果たしたエナリス<6079>、8月27日配信のレポート銘柄として提供していたガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>に材料物色が確認されました。とくに全市場の売買代金上位に進出しているアドウェイズ<2489>は、前回決算シーズン前のレポートとなる7月23日配信の「2013年夏の決算シーズン到来 【決算暴騰株】を先回り買い!」の提供銘柄として採用。配信翌営業日に目標株価達成、返金条件クリアを果たした「決算先回り買い」に適した対象であり、上場来高値を更新しながら配信時から2倍高を記録しています。前営業日にも「月末の決算シーズンを踏まえて、決算発表を取引機会とするスタンスも準備していきたいところです」とも締めていましたが、足元では、米財政協議問題が注視されているものの、外部要因進展が確認されれば、決算シーズンを意識する流れとなるでしょう。今後は調査機関の投資判断や目標株価修正だけでなく、集計業績の増額、減額発表も出やすくなり、短期志向の売買は決算絡みの個別材料に着目した物色にシフトしていくのではないでしょうか。株価材料を先んじる意味でも、現時点では注目企業の業績確認を進めていきましょう。■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は反落。17日に迫る債務上限の期限を控えて財政協議問題に進展はなく、警戒売りが優勢となっています。米上院指導部が超党派の交渉を見合わせたことが伝わり、17日に迫る債務上限の期限を控えて警戒売りを強める流れに。取引終盤まで売り圧力が続きました。ダウ構成銘柄の上昇はジョンソン&ジョンソン、マイクロソフトの2銘柄のみ。1%超の下落銘柄も9銘柄となっています。ダウ平均株価は、前営業日比133.25ドル安の15,168.01ドル。ナスダック総合指数は21.26ポイント安の3,794.01ポイントで取引を終えました。為替相場では、米国時間帯で株安の流れとともにドルが売られる格好。ただ、取引時間後に債務上限引き上げの合意が近いとの報道が伝わり、時間外先物が上昇。ドルも急速に買い直されており、東京時間帯早朝では、1ドル98円台半ば、1ユーロ133円台前半の水準で取引されています。東京株式市場では、米国市場は下落するも取引時間後に債務上限引き上げの合意が近いとの報道が伝わり、時間外先物とドルが上昇。強弱材料が揃い、売り買い交錯の立ち上がり。日経平均株価は14433円の小反落スタートに。寄り付き後の日経平均株価は前営業日終値近辺から底堅い動きに。ただ、未だ債務上限引き上げ、政府機関再開が伝わらず、警戒売りを誘いながらもみあいに終始しました。昼休みを挟んでも進展はなく、指数は引き続きもみあい。日経平均株価の値幅は76円に留まり、方向感を欠く状況となっています。日経平均株価終値は、25.60円高の14,467.14円。東証1部の売買代金は概算で1兆3802億円。東証1部の売買高は概算で17億7794万株。値上がり銘柄は628(35%)に対し値下がりは974(55%)、変わらずは149(8%)となりました。■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■株価指数がもみあいに終始し、トヨタ<7203>、ソニー<6758>の国際優良株、三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>のメガバンクも小動きに。大型ディフェンシブのKDDI<9433>、武田薬品<4502>などは底堅く推移しています。売買代金上位には、連日で値動きの軽いアドウェイズ<2489>が進出。ただ、取引終盤で換金売りに押される場面もあるなど、激しい値動きとなりました。材料性の伝わったガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、ソフトバンク<9984>が好調。公募受け渡し期日到来でシャープ<6753>、直近IPOのエナリス<6079>も活況となっています。Eコマースのヤフー<4689>、楽天<4755>、コンテンツ関連のブロッコリー<2706>なども物色を集めました。セクターでは、所属全銘柄が上昇した保険、JXホールディングス<5020>の石油製品、日本製紙<3863>、大王製紙<3880>の紙パルプ、日本航空<9201>の空運などが業種別株価指数騰落の値上がり上位となっています。一方、値下がり上位には、オリックス<8591>のその他金融、中部電力<9502>、関西電力<9503>の電気ガス、国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業などが並びました。個別では、自社株買いのヤマダ電機<9831>、増額のノジマ<7419>、江守商事<9963>などが個別で物色されています。新興市場では、全市場の売買代金上位にも進出したアドウェイズ<2489>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、エナリス<6079>、楽天<4755>、ブロッコリー<2706>らがしっかり。リバーエレテック<6666>、ジーエヌアイグループ<2160>なども物色されました。■■ 〜 本日の注目銘柄シューティング! 〜 ■■<3765>ガンホー・オンライン・エンターテイメント 81,900円 前日比+11,000円(+15.51%)大幅高。ソフトバンク<9984>と共同でフィンランドのモバイルゲーム会社スーパーセルを買収すると発表したことが好感されている。配信アプリが米アップル向けで売り上げ世界最高にもなったことのあるコンテンツメーカーの買収で世界展開にも弾みがつくとの期待も高まったようだ。<2489>アドウェイズ 2,030円 前日比−32円(−1.55%)往って来い。連日で全市場の売買代金上位に進出している。米財政協議問題が相場の重しとなるなか、値動きの軽さに着目した短期資金が集中しており、上場来高値を更新する場面もあった。ただ、取引終盤には換金売りに押される場面もあり、激しい値動きとなっている。<6079>エナリス 1,310円 前日比+255円(+24.17%)連騰。この日もストップ高まで上昇する場面もあった。外部要因に進展なく株価指数がもみあいに終始するなか、直近IPO銘柄として値動きに着目した短期資金を取り込んでいる。連日で上場来高値を更新しており、買いが買いを呼ぶ展開となっているようだ。◇…

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