為替ニュース

直近の決算発表予定

2013年10月7日月曜日

証券ディーラー「プロの視点」(10/7)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■先週末の米国市場は反発するも週明け早朝の為替相場で円高推移を確認、株価指数は下値模索となるなど、軟調展開が続いた本日の株式相場ですが、幅広い銘柄に見切り売りが広がる一方でディーリング対象には資金流入が確認されるなど、値動き重視の物色が主導しています。日経平均株価は続落。前営業日に攻防の見られた大台14000円、75日移動平均線(14036.46円)を割り込んできました。連日で上値、下値を切り下げる動きが続いています。先週末の米国市場では米雇用統計の発表延期も財政協議進展期待で見直し買いが入ったものの、ユーロ下落や週明け早朝の為替相場でもドル下落を確認。再び財政協議問題が再燃し、時間外取引の米指数先物下落とともに売り圧力が広がりました。この調整可能性を想定して、9月25日引け後に配信した恒例企画『厳選5銘柄付きレポート』の空売りテーマ「歴史的暴落多発の10月相場接近! 秋相場に仕掛ける【空売り戦略】」を配信。本日では提供銘柄の日本高周波鋼業<5476>が配信から10%下落率の目標株価を達成するなど、すでに返金条件クリアを果たしていたTYK(東京窯業)<5363>に続き、配信から実質8営業日で2銘柄目の目標株価達成となっています。ただ、前述の通り時間外取引の米指数先物下落に準じての調整でもあり、今晩の米国市場下落を先回りしている面もあります。すでにダウ平均では150ドル前後の下落が見込まれていますが、明日の寄り付き前には東京時間帯での推移と今晩の取引結果とを見極めましょう。一方、物色傾向としては、ソフトバンク<9984>、コロプラ<3668>、アドウェイズ<2489>、ペプチドリーム<4587>らが全市場の売買代金上位で賑わいを見せる場面があるなど、個別物色が確認されています。直近でも紹介していたように、ソフトバンク<9984>、コロプラ<3668>は7月23日配信の引け後に配信した恒例企画『厳選5銘柄付きレポート』「2013年夏の決算シーズン到来 【決算暴騰株】を先回り買い!」の注目銘柄ですが、アドウェイズ<2489>も同レポートで提供実績があります。さらにペプチドリーム<4587>も9月10日配信の引け後に配信した恒例企画『厳選5銘柄付きレポート』「仕手系・低位・バイオ ハイリターン投資に適した【大化け候補!】[2013]」の注目銘柄として提供していました。前営業日配信版では「難地合いだからと取引を敬遠することなく活躍銘柄を選び抜け!」と題していましたが、地合いを問わず、市場で循環している資金シフトを見極めれば活躍銘柄を先取りすることもできます。明日販売締め切りの厳選5銘柄付き市況分析レポート「今回だけ1000円! アナリストが選ぶ【倍返し株!】において、新たな市況分析、銘柄アプローチをまとめていますので、ぜひ確認してみてください。■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■先週末の米国市場は反発。財政協議難航もデフォルト回避に向けて進展期待が高まり、見直し買いを集めています。ベイナー下院議長は「米国をデフォルトさせるわけにはいかない」と表明。下院共和党は予算協議の行き詰まり解消に向けて会合を開くなど、難航している財政協議もデフォルト回避に向けて進展期待が高まり、見直し買いを集めました。政府機関閉鎖の影響で、この日予定されていた雇用統計の発表は延期となったものの、売り材料視する向きは限られています。ダウ平均株価は、前営業日比76.10ドル高の15,072.58ドル。ナスダック総合指数は33.41ポイント高の3,807.75ポイントで取引を終えました。為替相場では、米国時間帯で財政協議問題進展期待のドル買いが優勢となったものの、週明け早朝の東京時間帯で円高推移が確認されており、1ドル97円台前半、1ユーロ131円台後半の水準で取引されています。東京株式市場では、米国市場反発も東京時間帯からの円買い圧力で売り買い交錯。日経平均株価は14057円の反発スタートに。寄り付き後は、見直し買いも限定的となり、為替相場の円高推移ととも日経平均株価の大台14000円、75日移動平均線との攻防に。節目を割り込むと見切り売り圧力が強まり、下値模索の動きとなりました。昼休みを挟んで円買い圧力は和らいでいるものの、買い気は高まりにくい局面。日経平均株価は前場安値圏からの戻り売りと見直し買いが交錯し、安値もみあいで推移しています。日経平均株価終値は、170.99円安の13,853.32円。東証1部の売買代金は概算で1兆8119億円。東証1部の売買高は概算で23億3149万株。値上がり銘柄は249(14%)に対し値下がりは1449(82%)、変わらずは54(3%)となりました。■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■指数続落でトヨタ<7203>、ソニー<6758>の国際優良株、三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>のメガバンクなど中核銘柄も続落。値動きの良いマツダ<7261>、富士重工業<7270>、証券の野村ホールディングス<8604>も売られています。日経平均株価構成比率上位ではソフトバンク<9984>が切り返すもファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>が安く、指数を押し下げる格好。指数レバレッジETFの日経レバレッジETF<1570>も下落しました。売買代金上位ではソフトバンク<9984>の活躍が目立ち、コロプラ<3668>、アドウェイズ<2489>ら新興軽量級、ペプチドリーム<4587>のバイオ関連などディーリング対象が賑わったものの、利益確定売りも出ています。セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がりがソフトバンク<9984>、NTT<9432>の情報通信、日本航空<9201>の空運の2業種に限られました。一方、値下がり上位には、東京電力<9501>、関西電力<9503>の電気ガス、オリックス<8591>、日本取引所グループ<8697>のその他金融、野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券が並んでいます。また、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>の不動産、国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業、所属全銘柄が下落した保険、コマツ<6301>、日立建機<6305>の機械株も続きました。個別では、決算銘柄のユニオンツール<6278>、目標株価引き上げのシチズンホールディングス<7762>、ヤマハ<7951>、好業績観測のビックカメラ<3048>などが材料物色を集めています。新興市場では、全市場の売買代金上位にも進出したコロプラ<3668>が下落した半面、アドウェイズ<2489>が好調。バイオ関連のペプチドリーム<4587>、材料性のモブキャスト<3664>、ネットイヤーグループ<3622>、アイル<3854>などが個別で買われました。■■ 〜 本日の注目銘柄シューティング! 〜 ■■<9984>ソフトバンク 7,480円 前日比+210円(+2.89%)反発。9月の携帯電話契約純増数が明らかとなり、同社が21カ月連続で首位となり、対するNTTドコモ<9437>が9月過去最大の純減となるなど、同社の好調ぶりが評価要因となっているようだ。チャート上でも連日で下値を切り上げる動きが続いており、前営業日反落からの押し目買いも入っている。<3668>コロプラ 2,755円 前日比−250円(−8.32%)買い先行も反落。スマートフォン専用クイズ&カードバトルRPG『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』のダウンロード好調や1社提供のミニ番組の放送開始が継続視されていた。連日の上場来高値更新と難地合いのなか新値追いに着目した買い上がりが見られているものの、買い一巡後は短期過熱感から利益確定売りも出ており、伸び悩んでいる。<2489>アドウェイズ 1,045円 前日比+150円(+16.76%)大幅反発。とくに材料性は確認されていないものの、LINE関連やツイッター関連として上場接近企業との関係性から活躍期待が高まったようだ。全市場の売買代金上位にも進出するなど、値動きの軽さから値幅取りに着目した買いも入っている。◇…

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ