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2012年9月17日月曜日

欧州市場サマリー(14日)


1522GMT 13日終盤



ユーロ/ドル<EUR=> 1.3143 1.2988



ドル/円<JPY=> 78.190 77.48



ユーロ/円<EURJPY=> 102.81 100.64



<p />14日終値 前営業日終値



株 FT100 5915.55(+95.63) 5819.92



クセトラDAX 7412.13(+101.81) 7310.32



金 現物午後値決め 1775.50 1733.25



<p />先物 現物利回り



3カ月物ユーロ(12月限) 99.765 (‐0.010) 0.005(-0.077)



独連邦債2年物 0.103(0.069)



独連邦債10年物(12月限) 138.78 (‐1.51) 1.710(1.569)



独連邦債30年物 2.536(2.401)



<為替> ドルが全面安。
米連邦準備理事会(FRB)が前日、量的緩和第3弾(QE3)に踏み切ったことを受け、ユーロ/ドルは一時5月初旬以来の高値となる1.3168ドルをつけた。


オーストラリアドルやカナダドルなどの資源国通貨も対ドルで上昇し、主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数<.DXY>は一時、約4カ月ぶりの低水準となる78.601まで低下した。


一方、ドルは対円では上昇。
日本当局による介入警戒感が高まっている。
また、FRBのQE3実施を受け、日銀が来週の金融政策決定会合で追加緩和に動くとの見方も円を圧迫しているとトレーダーは指摘した。


ドル/円は1%超上昇し、78.30円。


<株式> ロンドン株式市場は続伸し、FT100指数は6カ月ぶりの高値をつけた。
米連邦準備理事会(FRB)が前日に量的緩和第3弾(QE3)の実施を発表したことが追い風となった。


米追加緩和を受けて金属需要が拡大するとの期待が高まり、鉱山株<.FTNMX1770>に買いが入った。


サクデン・フィナンシャルのストラテジスト、ジャック・ポラード氏は、QE3で規模が定められなかったことなどを材料に株価が上昇していると指摘し、短期的に金融株がアウトパフォームするほか、商品相場が上昇して資源株が買われるとの見方を示した。


FT100種総合株価指数<.FTSE>は95.63ポイント(1.64%)高の5915.55と、3月以来の高値で終了した。
取引時間中には5932.62まで上昇する場面もあった。
5873─5876近辺にあった抵抗線を突破したことで、節目の6000に向けて一段と上昇するとの期待が高まっている。


個別銘柄では建材販売のウルズリー<WOS.L>が5.3%高。
クレディ・スイスは、配当利回りの高い企業や住宅建設関連銘柄がQE3の恩恵を最も大きく受けるとの見方を示し、ウルズリーなどを推奨銘柄に選んだ。


欧州株式市場は反発し、FTSEユーロファースト300種指数は14カ月ぶりの高値を更新した。
米連邦準備理事会(FRB)が前日、量的緩和第3弾(QE3)の実施に踏み切ったことを受けリスク選好度が高まるなか、資源・自動車・銀行株など、景気循環株の買いが膨らんだ。


FRBは13日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明でQE3の実施を発表。
住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル買い入れ、インフレが抑制されている限り、労働市場の見通しが大幅に改善するまで資産買い入れを継続する方針を示した。


FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は13.88ポイント(1.25%)高の1120.15。
2011年7月以来の高値となった。


商いは活況で、出来高は90日平均の153%となった。


DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は51.34ポイント(2.02%)高の2594.56。
チャートは同指数が一段高になることを示している。


EUROSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は10%超低下し、2カ月ぶり低水準に迫り、リスク選好の動き高まりが示された。


JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル市場ストラテジスト、ダン・モリス氏は「金融システムに供給される流動性に伴う恩恵やインフレヘッジ性から、景気循環株は好調となるはずだ。
原材料・エネルギー株が上昇するだろう」との見通しを示した。


鉱山株の上昇が目立ち、STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は6.1%上昇。
1日の上昇としては約9カ月ぶりの高さとなった。
カザキミス<KAZ.L>は13.7%高、ENRCは10.9%高。


自動車株<.SXAP>は3.8%、建設株<.SXOP>は3.7%、銀行株は2.7%それぞれ上昇した。


<ユーロ圏債券> 独連邦債価格が急落、利回りは11週間ぶりの水準に上昇した。
米連邦準備理事会(FRB)が前日、量的緩和第3弾(QE3)を含む新たな対策を発表したことで投資家の間でリスク選好が拡大した。


FRBは13日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明でQE3の実施を発表。
住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル買い入れ、インフレが抑制されている限り、労働市場の見通しが大幅に改善するまで資産買い入れを継続する方針を示した。
また異例の低金利を維持する時間軸を2015年半ばまでとし、従来の2014年終盤から延長した。


10年物のイタリア国債利回りは一時、5月以降で初めて5%を下回った。


大和キャピタルマーケッツのクリス・シクルナ経済調査部長は、FRBの決定も大きいが、ECBの新たな国債買い入れプログラム(OMT)など前週からの欧州の動きも下支えになっていると指摘した。


10年物の独連邦債利回りは15ベーシスポイント(bp)上昇し1.68%。
独連邦債先物は155ティック安の138.74と、4月上旬以来の安値となった。


こうしたなかスペイン国債は、来週行われる入札を前に利食い売りが出た。
10年物利回りは18bp上昇し5.85%。

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