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直近の決算発表予定

2012年9月10日月曜日

さくら投資顧問(9/10)

●相場概況 - 週末終値(前週末比)

日経平均 8871.65(+31.74)
NYダウ 13306.64(+215.80)
米ドル/円 78.23(±0)
ユーロ/円 100.24(+1.80)
ユーロ/米ドル 1.2809(+0.0227)
米国債(10年) 1.666%(+0.118)
米国債(30年) 2.820%(+0.149)
WTI原油先物 96.42(-0.05)
NY金 1740.50(+52.90)
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今週の注目指標
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●9/11(火)

7月貿易収支(米)21:30
前回 → -429億USD
●9/12(水)

8月失業率(英)17:30
前回 → 4.9%

8月失業保険申請件数(英)17:30
前回 → -0.59万件

7月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)18:00
前回 → -0.6%
●9/13(木)

RBNZオフィシャル・キャッシュレート(NZ)6:00
前回 → 2.50%

ECB月例報告(ユーロ)17:00

8月生産者物価指数 [前月比](米)21:30
前回 → +0.3%

8月生産者物価指数 [コア:前月比](米)21:30
前回 → +0.4%

8月生産者物価指数 [前年比](米)21:30
前回 → +0.5%

8月生産者物価指数 [コア:前年比](米)21:30
前回 → +2.5%

新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 36.5万件

FOMC政策金利発表(米)25:30
前回 → 0.00-0.25%
●9/14(金)

8月消費者物価指数 [前月比] (米)21:30
前回 → 0.0%

8月消費者物価指数 [コア:前月比](米)21:30
前回 → +0.1%

8月消費者物価指数 [前年比](米)21:30
前回 → +1.4%

8月消費者物価指数 [コア:前年比](米)21:30
前回 → +2.1%

8月小売売上高 [前月比](米)21:30
前回 → +0.8%

8月小売売上高 [前月比:除自動車](米)21:30
前回 → +0.8%

8月鉱工業生産 [前月比](米)22:15
前回 → +0.6%

9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)22:55
前回 → 74.3
◆──────────────────────────────────
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)
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■ 米雇用統計はどんでん返しw
本日のタイトルは「米雇用統計はどんでん返し」ですが、
それは先週の週レポフォロー(会員様限定)でこんなことを
書いたからなのですが・・・。

───週レポフォロー(会員様限定)より──────

また、大統領選挙の要素も今回の指標には絡んでくると思います。

オバマ大統領としては米指標の好調をアピールしたいと同時に
ドル安も進めたいでしょうから、米雇用統計は場合によっては
どんでん返しとなるかもしれないですね。


────────────────引用ここまで───
ということで、前日の米重要指標好調アピールからの裏切り(笑)。


すでに結果をご存じの方が大半だと思いますが、
米雇用統計の結果は、失業率が8.3%から8.1%で0.2%改善され、
非農業部門雇用者数が+9.6万人と予想を大きく下回り、
前回も+16.3万人から+14.1万人に下方修正されました。

これを受けて前日の米重要指標の好調や、
欧州中銀金融政策発表により円安で推移していたUSD/JPYは、
79円付近からイッキに78円前半に逆戻りとなりました。


※会員向け配信(9/7)では、
USD/JPYをショートエントリー(78.85円)
→ 最大78.00円付近まで下落
米雇用統計の結果を受けてクロス円も一時円高に動くも、
USD/JPYとは違いその後は戻しました。

EUR/USDやGBP/USDは引き続き上昇し、
つまりドル安が継続され、全体的に「ドル安」となったのが
今回の米雇用統計です。

フォロー配信(会員向け)にて、
米雇用統計前にフォローを出しておきました。

シナリオは(1)と(2)ですが、今回は(2)となりました。

(1)雇用統計が良い結果

この場合、昨日のユーロ圏での動きも踏まえて
円安に振れる可能性が高いでしょう。

追加金融緩和の可能性は低下します。

(2)雇用統計が悪い結果

この場合、USD/JPYは円高に振れそうですが、
ユーロは逆に上昇して円安に動く可能性が高いでしょう。

追加金融緩和の可能性は上昇します。

見ていただくと、ほぼ想定した動きになっています。

USD/JPYは円高に振れましたし、
ユーロ等は一時円高に振れましたが戻っております。

雇用統計前の米重要指標の好調と雇用統計の結果で
バランスを取ったみたいな感じになりましたが、
やはり米国の狙いは「ドル安」ということがハッキリしましたね。

たぶん、このやり方は今後もしばらく続きそうです。

好調をアピールして悪い結果もチョコチョコ織り交ぜていく戦法を…。

それでは、米国の追加緩和に関する
直近の動きを振り返っておきましょう。

●8/15

〜FOMC議事録(米)〜

(前回)
・追加刺激策が必要になってくると主張(数名のメンバー)
・追加購入は適切であると主張(2名のメンバー)
・雇用関連の下振れリスク次第(数名のメンバー)
・金融緩和によるインフレリスクを指摘(数名のメンバー)
・失業と経済成長に「これまでにはない不透明感」
・中国経済は著しく減速する可能性がある
・金融緩和策の新たな手段も検討すべきとの意見
(今回)
・持続的な成長なければ早期に追加緩和が必要と判断(大半のメンバー)
・新たな大規模資産購入は有効であると期待を表明(大半のメンバー)
・資産購入が市場に与える影響を懸念(一部のメンバー)
・2014年の終わりまで政策金利見通しの長期化を支持(多くのメンバー)
追加の金融緩和にやや前向き→米国は「ドル安狙い」
●8/31

〜バーナンキ議長 ジャクソンホール講演〜

「より強い経済回復と労働市場のより持続的な改善を促すために、
必要な追加緩和策を取る用意がある」と発言。

注目のQE3に関しては、除外しないとしつつも
さらに踏み込んだコメントはなし。

これにより、9月のFOMCにて何らかの追加金融緩和に
動くのではないか?という見方が広がる
→米雇用統計など9月始めの米重要指標に注目
●9/3〜7

〜9月始めの米重要指標〜

8月ISM製造業景況指数
前回 → 49.8
結果 → 49.6

8月ADP全国雇用者数
前回 → +16.3万人(修正 +17.3万人)
結果 → +20.1万人

新規失業保険申請件数
前回 → 37.4万件(修正 37.7万件)
結果 → 36.5万件

8月ISM非製造業景況指数
前回 → 52.6
結果 → 53.7
ここまでは好調をアピール。

予想を上回る結果となり追加金融緩和は後退ムード。

8月非農業部門雇用者数
前回 → +16.3万人(修正 +14.1万人)
結果 → +9.6万人

8月失業率
前回 → 8.3%
結果 → 8.1%
非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る。

追加金融緩和への期待はやや高まる。

米雇用統計の結果により追加金融緩和への期待は
若干高まったものの、今のところ可能性としては、
私はまだまだ低いと思っています。
特にQE3は。

(追加金融緩和をする準備は完了しているでしょうが…)
次に、各国の金利政策を見ておきましょう。

RBAキャッシュターゲット(豪)
前回 → 3.50%
結果 → 3.50%

加中銀政策金利発表(加)
前回 → 1.00%
結果 → 1.00%

BOE政策金利発表(英)
前回 → 0.50%
結果 → 0.50%

欧州中銀金融政策発表(ユーロ)
前回 → 0.75%
結果 → 0.75%
ポイントとなったのは、RBAキャッシュターゲットと
欧州中銀金融政策発表だと思います。

まず、利下げの可能性もあったRBAキャッシュターゲットですが、
結果は据え置きとなり豪ドル売りは一時止まりましたが、
発表の翌日には80円を下回ってしまいました。


その後は欧州中銀金融政策発表の内容もあって
全体的に円安となり、週末は80円前半で閉じました。

そして欧州中銀金融政策発表ですが、
こちらも金利は据え置きでした。


金利が据え置かれたことでユーロは上昇し、
後はドラギECB総裁の会見待ちでした。


そのドラギECB総裁の会見では「ECBの無制限の国債購入」の
発言からユーロはさらに上昇し、EUR/JPYは99円後半まで円安が進み、
翌日100円を更新し、週末は100.20円付近で閉じました。

金利政策面では、やはりECBが無制限の国債購入
に踏み切ったのが一番相場を動かしましたね。

ユーロは順調に戻しつつありますが、
この後注意が必要なのは国債利回りです。


利回りが上昇してくると、
いつもの「ユーロクラッシュ」となりそうです。

◆──────────────────────────────────
先週の注目指標(結果)
──────────────────────────────────◆
●9/3(月)

7月小売売上高 [前月比](豪)10:30
前回 → +1.0%(修正 +1.2%)
結果 → -0.8%

8月PMI製造業(英)17:30
前回 → 45.4(修正 45.2)
結果 → 49.5
●9/4(火)

RBAキャッシュターゲット(豪)13:30
前回 → 3.50%
結果 → 3.50%

8月PMI建設業(英)17:30
前回 → 50.9
結果 → 49.0

8月ISM製造業景況指数(米)23:00
前回 → 49.8
結果 → 49.6

8月PMIサービス業(英)23:57
前回 → 51.0
結果 → 53.7
●9/5(水)

第2四半期GDP [前期比](豪)10:30
前回 → +1.3%(修正 +1.4%)
結果 → +0.6%

第2四半期GDP [前年比](豪)10:30
前回 → +4.3%(+4.4%)
結果 → +3.7%

7月小売売上高 [前月比](ユーロ)18:00
前回 → +0.1%(修正 +0.2%)
結果 → -0.2%

7月小売売上高 [前年比](ユーロ)18:00
前回 → -1.2%(修正 -0.9%)
結果 → -1.7%

加中銀政策金利発表(加)22:00
前回 → 1.00%
結果 → 1.00%
●9/6(木)

8月新規雇用者数(豪)10:30
前回 → +1.40万人(修正 +1.17万人)
結果 → -0.88万人

8月失業率(豪)10:30
前回 → 5.2%
結果 → 5.1%

BOE政策金利発表(英)20:00
前回 → 0.50%
結果 → 0.50%

欧州中銀金融政策発表(ユーロ)20:45
前回 → 0.75%
結果 → 0.75%

8月ADP全国雇用者数(米)21:15
前回 → +16.3万人(修正 +17.3万人)
結果 → +20.1万人

新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 37.4万件(修正 37.7万件)
結果 → 36.5万件

8月ISM非製造業景況指数(米)23:00
前回 → 52.6
結果 → 53.7
●9/7(金)

7月貿易収支(豪)10:30
前回 → +0.09億AUD(修正 -2.27億AUD)
結果 → -5.56億AUD

7月鉱工業生産 [前月比](英)17:30
前回 → -2.5%(修正 -2.4%)
結果 → +2.9%

7月鉱工業生産 [前月比](独)19:00
前回 → -0.9%
結果 → +1.3%

8月非農業部門雇用者数(米)21:30
前回 → +16.3万人(修正 +14.1万人)
結果 → +9.6万人

8月失業率(米)21:30
前回 → 8.3%
結果 → 8.1%

8月失業率(加)21:30
前回 → 7.3%
結果 → 7.3%

8月雇用ネット変化(加)21:30
前回 → -3.04万人
結果 → +3.43万人

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