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2012年10月11日木曜日

欧州市場サマリー(10日)


1344GMT 9日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.2876 1.2884

ドル/円<JPY=> 78.300 78.230

ユーロ/円<EURJPY=> 100.85 100.80

<p />10日終値 前営業日終値

株 FT100 5776.71(‐33.54) 5810.25

クセトラDAX 7205.23(‐29.30) 7234.53

金 現物午後値決め 1761.25 1774.00

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.81 (+0.00) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.68 (+0.00) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 125.66 (+0.07) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 141.46 (+0.08) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 131.96 (+0.28) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.045 (0.039) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.526 (0.531) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.480 (1.472) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.317 (2.319) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロがドルに対してほぼ変わらずとなった。

債務を抱えるスペインがいつ財政支援を要請するのかが注目されている。

ドル指数<.DXY>は一時、9月11日以来約1カ月ぶりの高水準となる80.186をつけた。

<株式> ロンドン株式市場は続落した。

世界経済の成長をめぐる不安が広がった。

エアバスの親会社EADS<EAD.PA>と英防衛大手BAEシステムズ<BAES.L>の合併交渉決裂も重しとなった。

BAEは1.4%安となった。

これまでは米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が景気減速への対応策を表明して、市場を下支えしてきた。

しかし、投資心理の押し上げ効果は特にユーロ圏を中心に弱まっている。

国際通貨基金(IMF)は9日、世界金融システムへの信頼回復に向けて、欧州の政策決定者が一定の切迫感を持って取り組みを強化するよう求めた。

ガーディアン・ストックブローカーの株・デリバティブ(金融派生商品)取引担当者、アティフ・ラティフ氏は「リスクオンが続いた主因の一つが、(各国中銀による追加)国債買い入れだったことは間違いない」と分析。


その上で「さえない経済指標が出ており、短期的には相場に対して強気になれる理由が無い」と話した。

米アルミ大手アルコア<AA.N>は、中国の需要が弱含むとして、今年の世界アルミ消費見通しを引き下げた。

また米石油大手シェブロン<CVX.N>は、第3・四半期の利益が前四半期を「かなり下回る」との見通しを示した。

これらがロンドン市場で鉱山株<.FTNMX1770>や石油関連株<.FTNMX0530>の重しとなった。

欧州株式市場は3日続落。

米決算シーズンがさえないスタートとなったことを受け、欧州の企業決算に対しても弱気の見通しが広がった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.92ポイント(0.54%)安の1090.03。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は15.69ポイント(0.63%)安の2456.54。

エアバスの親会社EADS<EAD.PA>と英防衛大手BAEシステムズ<BAES.L>が合併交渉を打ち切ったことが大きな材料となり、EADSは5.3%上昇、BAEは1.4%下落した。


デンマークのオーディオ機器メーカー、バング&オルフセン<BO.CO>は商いを伴って3.8%下落。

高級品への需要後退が響き、四半期決算が予想を大幅に上回る赤字となったことを嫌気した。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)傘下キャピタルIQの欧州担当首席ストラテジスト、ロバート・クイン氏は「決算シーズンは大きく失望する結果になるだろう」と述べ、「マクロ経済要因が依然ネガティブで、政策面でも大きな弾みは期待できないことから、(最近の株価上昇が)反転する可能性もある」との見方を示した。


<ユーロ圏債券> スペインが全面支援要請に踏み切る時期をめぐる不透明感を背景に薄商いとなり、スペイン国債と独連邦債の利回りが小幅なレンジで推移した。

スペインをめぐる根強い不透明感から質への逃避が再び強まる中、ドイツがこの日実施した31億ユーロの5年債入札は堅調な需要を集めた。

ただ、スペインが全面支援を要請すれば、欧州中央銀行(ECB)が制限を設けない新たな債券買い入れに踏み切ることが予想されるため、投資家はスペイン国債やイタリア国債に売り圧力を掛ける動きにも消極的だ。


RBCキャピタル・マーケッツの欧州金利戦略部門責任者ピーター・シャフリク氏は「中期的には(スペインが)支援要請に踏み切り、ECBが利回り上昇を抑制するはず」とし、「(スペイン国債の)利回りが大きく上昇すれば買いのチャンスだ」との見方を示した。


スペイン10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の5.83%。

市場では、ラホイ首相の地元ガリシア州で21日に予定される地方選以降、政府が支援要請に踏み切る可能性が高まるとの見方も一部で出ている。

ある市場筋は「持久戦の状態で、少なくとも(10月下旬の)最初の地方選までは現在のレンジにとどまるだろう」と話した。

イタリア10年債利回りは5.11%で変わらず。

イタリア財務省は11日、最大60億ユーロの2015─25年償還債入札を実施する。

財務省の債務管理責任者は9日、今年の借入所要額が当初予定を上回ったことを明らかにしている。

10日に実施されたイタリア1年債入札は利回りが1.94%と、8月中旬以来の高水準となった。

ただ、6月中旬の入札で記録した4%弱の水準は大きく下回っている。

ドイツの5年債入札は応札倍率が2.2倍となり、今年の平均である1.9倍を上回った。

流通市場で5年物独連邦債利回りはほぼ横ばいの0.54%。

10年物利回りは2.2b上昇の1.50%となった。

独連邦債先物は15ティック安の141.23。

[東京 11日 ロイター]

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