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2012年10月11日木曜日

NY株、続落〔米株式〕(10日午前)


【ニューヨーク時事】10日午前の米株式市場は、米企業決算への警戒感や根強い欧州債務問題を背景に続落している。

午前10時20分現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比38.31ドル安の1万3435.22ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が1.03ポイント安の3063.99。


アルミ最大手のアルコアが前日発表した2012年7~9月期の純損益は1億4300万ドルと2四半期連続の赤字となった。

特殊要因を除けば1株当たりの損益は0.03ドルの黒字で、市場予想(ロイター調べ)の0.00ドルを上回ったが、同社は業績の先行きに慎重な見方を示した。

同社は米産業界の動向を代表する企業とみなされているため、今後の米企業決算発表への警戒感が強まり、米株価は軟調に推移している。

また、ギリシャやスペインの先行き不透明感を背景に欧州株価が軟調に推移していることも米株価の圧迫材料。

さらに米連邦準備制度理事会(FRB)が午後に発表する地区連銀景況報告(ベージュブック)を控え、市場の様子見姿勢も強い。

個別銘柄では、アルコア(3.18%安)のほかキャタピラーも(1.75%安)など景気敏感銘柄の下げが目立つ。

業績見通しを下方修正したシェブロンは3.08%安となっている。

一方で、「ケンタッキー・フライド・チキン」などを展開するヤム・ブランズは好調な決算を受け、6.93%高。

マクドナルド(1.15%高)やウォールマート(1.75%高)も堅調。



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