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2012年10月16日火曜日

欧州市場サマリー(15日)


1236GMT 12日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.2966 1.2950

ドル/円<JPY=> 78.830 78.420

ユーロ/円<EURJPY=> 102.22 101.58

<p />15日終値 前営業日終値

株 FT100 5805.61(+12.29) 5793.32

クセトラDAX 7261.25(+28.76) 7232.49

金 現物午後値決め 1736.00 1766.75

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (‐0.01) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.67 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 125.67 (‐0.11) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 141.48 (‐0.22) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 131.76 (‐0.82) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.054 (0.047) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.522 (0.497) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.479 (1.453) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.330 (2.287) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロが対ドルで小幅高で推移している。

ただユーロは、スペインの全面支援要請をめぐる状況が明確になるまで、最近の取引レンジを抜ける可能性は低いとみられる。

ユーロは対ドルで一時1.2889ドルまで下げた後、ソブリン投資家や企業による買いを受け上昇に転じたという。

13日に発表された9月の中国貿易統計で黒字が拡大したことからリスク選好が高まり、豪ドルなどの資源通貨が上昇。

豪ドルは対ドルで0.1%高の1.0241米ドルとなった。

ドルは対円で上昇している。

<株式> ロンドン株式市場は反発。

銀行株が上昇を主導した。

スペインが財政支援要請に近づいているとの期待で上昇した欧州銀行株に追随した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は最近の狭い取引レンジ内にとどまり、独・仏の主要株価指数をアンダーパフォームした。

ノーザンランド・キャピタル・パートナーズの株式取引主任、ゼグ・ショードリー氏は「商いは非常に薄い。

強い買い意欲は見られない」と述べた。

英銀行株<.FTNMX8350>は1.3%高。

スペインが11月にも金融支援を要請する可能性があるとのニュースに支援された。

HSBC<HSBA.L>が0.9%高となったほか、バークレイズ<BARC.L>やロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>も高い。

半面、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は1%安。

スペインの銀行サンタンデール<SAN.MC>が12日、合意していたRBSの英国内支店取得を撤回すると発表したことが悪材料となった。

欧州株式市場はスペインが11月にもユーロ圏に対する支援申請に踏み切るとのロイターの報道を受け、反発して終了した。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は5.03ポイント(0.46%)高の1098.36。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.03ポイント(0.65%)高の2485.12で取引を終えた。

ロイターは、複数のユーロ圏高官の話として、スペインが11月にもユーロ圏に金融支援を要請する可能性があると報道。

これを受け、ユーロ圏国債に直接エクスポージャーを抱える銀行に買いが入った。

ギリシャが今週の欧州連合(EU)首脳会議で新たな緊縮財政措置で合意する意向を示したとの報道も株価上昇の要因となった。

バーダー銀行の株式戦略部門責任者、ゲルハルト・シュワルツ氏は「欧州で建設的なムードが高まっているように見える。

市場はこれを待っていた」と述べた。

市場関係者は、この日発表の9月の米小売売上高が予想を上回る結果となったことも、相場の押し上げ要因となったとしている。

仏自動車大手ルノー<RENA.PA>は4.3%高。

同社が日産自動車<7201.T>との提携関係の強化を計画しているとのロイターの報道を受け、商いを伴って上昇した。

<ユーロ圏債券> ギリシャ国債の利回りが2011年8月以来の水準に低下した。

同国がユーロ圏を離脱するとの観測が後退した。

ユーロ圏がギリシャ債務の削減に向け新たな方策を模索するなか、2023年2月償還債の利回りは0.5%ポイント超低下した。

利回りは3月の債務再編直後の水準を下回っている。

新たな緊縮策をめぐる観測でさらに低下する可能性もある。

市場参加者は、利回り低下の背景として、ギリシャのユーロ圏離脱をも迫ったこれまでの強硬姿勢が弱まったことを示すメルケル首相らドイツ当局者の発言を挙げる。

エキゾティックスのエコノミスト、ガブリエル・スターン氏は「メルケル首相は、ギリシャは離脱すべきでないとの見方にようやくたどり着いた。

市場もそのことに気付き、向こう2─3カ月間、ギリシャの離脱はないとの期待が広がっている」と指摘。

「離脱案はあまりにも高くつくという見方に皆がようやくたどり着いた」と話した。

ギリシャの10年債利回りは55ベーシスポイント(bp)低下し17.51%。

スペイン国債やドイツ連邦債は狭いレンジでの取引となった。

スペインの金融支援要請に関する材料待ちとなった。

スペイン10年債利回りは13bp上昇し5.78%。

ムーディーズが同国の格付けを引き下げる恐れなどが重荷となっている。

ドイツ連邦債先物の清算値は15ティック下落して141.55。

[東京 16日 ロイター]

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